ちなみに、そのネスカフェのCMソングは「やさしく歌って / Killing Me Softly with His Song」と同じく、マデリン・ベルが歌っているヴァージョンとクレアー・トーリーという人が歌っているヴァージョンがあるようだ。しかしながら、それはあくまでも自分が確認できた範囲での話なので、もしかしたらそれ以外のヴァージョンがあるという可能性も無きにしも非ずといったところではある。
■ 追憶 / バーブラ・ストライサンド (The Way We Were / Barbra Streisand)
米ビルボードチャートでは1位を記録し、1974年の年間ランキングでも1位となる大ヒットとなったこの曲は、1973年公開のアメリカ映画「追憶」(原題は"The Way We Were")の主題歌で、アカデミー主題歌賞も受賞している。自分はと言えば、当時はこの曲が映画の主題歌だということすら知らなかったのだが、更には、まさかバーブラ・ストライサンドが映画自体にもロバート・レッドフォードと共に主役として出演していたなんてことも今の今まで知らず、こうして記事として取り上げたことで初めて知ったという。
出だしの「Do you know」が印象的なこの曲、当時は曲名が分からず、自分の中ではずっとその「ドゥ・ユー・ノウ」を勝手にタイトルとしていたのだった。と、そういった経緯もあり、曲名を知った後も「マホガニーのテーマ」もしくは「テーマ・フロム・マホガニー」だと何かイメージが合致しなくて今一つピンと来ないところがあって、実を言うと、今でも「ドゥ・ユー・ノウ」の方がなんだかしっくりくるんだよね。一応、サブタイトルにはその「Do you know」が含まれており、まんざら間違いでもないんで、自分の中に於いてのタイトルは、もう、このまま一生「ドゥ・ユー・ノウ」でいいんじゃないかとも思っている(笑)。
▼ Diana Ross - Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To)
■ マホガニーのテーマ / ダイアナ・ロス (Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To) / Diana Ross)
しかしながら、その後の1978年には、イギリス人シンガーのエルキー・ブルックスと、アメリカ人シンガーソングライターのメリサ・マンチェスターが時を同じくして"Don't Cry Out Loud"のタイトルでカヴァーし、エルキー・ブルックスのヴァージョンは1978年12月に英12位を記録。そして、メリサ・マンチェスターのヴァージョンの方は翌年の1979年3月に米ビルボードチャートで10位となるヒットとなった。
TRACKLIST
[Disc 1]
1. Love Me Do /
2. Please Please Me /
3. From Me To You /
4. She Loves You /
5. I Want To Hold Your Hand /
6. All My Loving /
7. Can't Buy Me Love /
8. A Hard Day's Night /
9. And I Love Her /
10. Eight Days A Week /
11. I Feel Fine /
12. Ticket To Ride /
13. Yesterday
[Disc 2]
1. Help! /
2. You've Got To Hide Your Love Away /
3. We Can Work It Out /
4. Day Tripper /
5. Drive My Car /
6. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) /
7. Nowhere Man /
8. Michelle /
9. In My Life /
10. Girl /
11. Paperback Writer /
12. Eleanor Rigby /
13. Yellow Submarine
実は、最近見つけて聴き(観)入っているのが、今回取り上げる"The Petersens"によるカントリー系の音楽を中心とした様々な曲のカヴァーで、興味を持つきっかけとなったのは、記事のタイトルにも記しているように、オリビア・ニュートン・ジョンのカヴァーでも知られる"Take Me Home, Country Roads"と"Jolene"の2曲。
"Take Me Home, Country Roads"は、1971年にリリースされ、米ビルボードチャートで2位のヒットとなったジョン・デンバーの曲。
オリビア・ニュートン・ジョンによる"Take Me Home, Country Roads"のカヴァー・ヴァージョンは、日本では「カントリーロード(故郷へ帰りたい)」のタイトルでリリースされ、オリジナル以上のヒットを記録(オリコンの総合チャートでは最高6位、洋楽チャートで1976年11月29日付から15週連続1位を記録)。なお、イギリスに於いては1973年に15位を記録している。
オリビア・ニュートン・ジョンによる"Jolene"のカヴァー・ヴァージョンは、1976年リリースのアルバム"Come on Over"(邦題:水のなかの妖精)に収録。アメリカ及びイギリスではシングルカットされなかったものの、オーストラリアと日本ではシングル(邦題:ジョリーン)としてもリリースされ、中でも、日本では、オリコンの総合チャートで11位を記録するヒットとなるなど、日本のファンにも人気の高い曲となっている。
一応、補足しておくと、日本で最も売れたオリビア・ニュートン・ジョンのシングルは、「Have You Never Been Mellow / そよ風の誘惑」でも「Xanadu / ザナドゥ」でも「Physical / フィジカル」でもなく、47万枚を売り上げたこの「Jolene / ジョリーン」なのだ。そして、次いで多く売り上げたのが44万枚を売り上げた先の「Take Me Home, Country Roads / カントリーロード(故郷へ帰りたい)」。