2020/08/05

HIROKO NAKAMURA PLAYS CHOPIN FAVORITES 「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集」 / HIROKO NAKAMURA (1984)

Album Cover (front): Hiroko Nakamura Plays Chopin Favorites 「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集」 / Hiroko Nakamura  CD Case (back cover): Hiroko Nakamura Plays Chopin Favorites 「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集」 / Hiroko Nakamura  CD Case (inside): Hiroko Nakamura Plays Chopin Favorites 「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集」 / Hiroko Nakamura

実を言うと、1984年にリリースされたこの「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集 / Hiroko Nakamura Plays Chopin Favorites」は自分が持ってるCDの中ではリリース年が最も古いCDになる。でも、これ、自分で買ったものではなく、頂き物なんだけどね。

1984年と言えば、一般的にはまだCDが普及していなくて(世界で初めてCDが販売されたのは1982年で、その後、CDがレコードのシェアを追い抜いたのは5年後の1987年)、そのCDを聴くためのCDプレイヤーを持ってる人もそう多くはなかった時代。それに加えて、CDが販売開始されてからまだ2年ということで、まだまだCD化されていないアルバムも多く、価格もLPレコードより幾分高かったし、ジャケットがLPレコードに比べて小さいということもあり、まだまだLPレコードを買う人の方が多かった。

ちなみに、1982年10月1日に世界で初めて発売されたCDカタログの中に含まれていた中村紘子さんのアルバム「<新> ショパン名曲集 / Hiroko Nakamura Chopin Album」(品番:38DC 15)とは別物。

 

※ 補足(世界初のCD)

1982年10月1日、CDプレーヤーの発売にあわせて、「CBS・ソニー」と「EPIC・ソニー」から50タイトル、「日本コロムビア」から10タイトルのCDソフトが世界で初めて発売された。

そして、このカタログの中で最初に生産されたのがビリー・ジョエルの「52nd Street / ニューヨーク52番街」(品番:35DP 1 / 日本盤)だったことから、日本で生産・発売されたこのアルバムが世界初のCDと言われている。

ただし、CDの販売は上記の日本より2週間ほど遅れた(同年10月15日)ものの、生産が開始されたのは日本より早かったことから(西ドイツのポリグラムの工場で同年8月17日から生産が開始された)、世界で最初に生産されたCDはアバの「TheVisitors / ザ・ヴィジターズ」(品番:800 011-2 / 西ドイツ盤)とされている。と、こういった状況から「世界初のCD」という表現に於いては、しばしば誤解されることもあるようだ。

なお、1982年当時は日本と西ドイツにしかCDを製造できる工場がなく、世界最大の音楽市場であるアメリカに於いて国内製造のCDが発売開始されたのは翌年の1983年3月2日からだった。

 

本題である「“幻想即興曲” 中村紘子ショパン名曲集」については、収録されている曲はショパンを代表する曲ばかりで、しかも、1曲1曲もさほど長くないということもあり、自分のようなクラシックにさほど詳しくない者にも取っ付きやすい構成になっている。

個人的には3曲目の「ノクターン第2番変ホ長調作品9-2 / Nocturne E-Flat Major Op.9-2」と、5曲目の「エチュード ホ長調作品10-3「別れの曲」 / Etude E Major Op.10-3」が特に好きで、この2曲は今でも時折、自分の"iTunes"のプレイカウント・トップ 40に入ってくるほど。

▼ こちらは同時発売されたLPレコードのジャケット写真
Hiroko Nakamura – Plays Chopin Favorites (Discogs)

 

▼ 中村紘子 - ノクターン第2番変ホ長調(ショパン)

https://www.youtube.com/watch?v=AciBoBYTZYk

 

▼ 中村紘子 - エチュード ホ長調作品10-3「別れの曲」(ショパン)

https://www.youtube.com/watch?v=hk7Ruym8HRQ

 

▼ Hiroko Nakamura - Chopin: Fantaisie Impromptu 「幻想即興曲」(1985年 福島市音楽堂)

https://www.youtube.com/watch?v=5qC9Q69KawE

 

■ 一応、中村紘子さんについて簡単に紹介しておくと(ウィキペディアより引用)
中村紘子 - ウィキペディア

• 3歳半からピアノを習う。
• 1965年の第7回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人として2人目の入賞者(第4位入賞と最年少者賞を併せて受賞)。
• 夫は小説家の庄司薫氏。
• 2016年7月26日、大腸がんのため永眠。72歳没。

▼ ピアニスト中村紘子さん偲ぶ会 芸術・政財界から参列者
https://www.youtube.com/watch?v=4lxM6_FiAQo

 

■ ラジオ番組「わが心の人」(これも中々興味深い話が聞けるので、興味のある方はどうぞ)

▼ 1/3 深夜便アーカイブス「わが心の人」 (2019/08/20) - ピアニスト・中村 紘子さんとの思い出/刈部 直(東京大学教授)NHK ラジオ深夜便 (2017/11/17)
https://www.youtube.com/watch?v=7UfHC5_4Sp8

▼ 2/3 深夜便アーカイブス「わが心の人」 (2019/08/20) - ピアニスト・中村 紘子さんとの思い出/刈部 直(東京大学教授)NHK ラジオ深夜便 (2017/11/17)
https://www.youtube.com/watch?v=fxLc7UJyGFU

▼ 3/3 深夜便アーカイブス「わが心の人」 (2019/08/20) - ピアニスト・中村 紘子さんとの思い出/刈部 直(東京大学教授)NHK ラジオ深夜便 (2017/11/17)
https://www.youtube.com/watch?v=hDodRFA2uzs

 

TRACKLIST
01. ワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2 / Waltz No.7 C-Sharp Minor Op.64-2
02. エチュード変ト長調作品10-5「黒鍵」 / Etude G-Flat Major Op.10-5 "Black Keys"
03. ノクターン第2番変ホ長調作品9-2 / Nocturne E-Flat Major Op.9-2
04. エチュード ハ短調作品10-12「革命」 / Etude C Minor Op.10-12 "Revolutionary"
05. エチュード ホ長調作品10-3「別れの曲」 / Etude E Major Op.10-3
06. ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」 / Polonaise A-Flat Major Op.53 "Heroique"
07. 幻想即興曲第4番嬰ハ短調作品66「幻想即興曲」 / Fantaisie Impromptu C-Sharp Minor, Op.66
08. ワルツ第3番イ短調作品34-2「華麗なるワルツ」 / Waltz No.3 A Minor Op.34-2
09. ノクターン第5番嬰ヘ長調作品15-2 / Nocturne No.5 F-Sharp Major Op.15-2
10. ワルツ第6番変ニ長調作品64-1「小犬のワルツ」 / Waltz No.6 D-Flat Major Op.64-1
11. ノクターン嬰ハ短調遺作 / Nocturne C-Sharp Minor Op. Poth
12. ワルツ第1番変ホ長調作品18「華麗なる大ワルツ」 / Waltz No.1 E-Flat Major "Grand Waltz Brillante"

• 石橋メモリアル・ホール - 1976年11月 (1, 2, 3, 4, 7, 8, 10, 11, 12)
• 石橋メモリアル・ホール - 1978年3月 (5, 6, 9)

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• レーベル: CBS/SONY
• 発売日:1984/7/21
• 品番:35DC-192
• 解説付

 

 

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