2013/04/20

TRIBUTE 「トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ」 / OZZY OSBOURNE - RANDY RHOADS (1987)

CDの帯(初回プレス盤):トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ / オジー・オズボーンAlbum Cover (front): Tribute / Ozzy Osbourne-Randy Rhoads   Album Cover (back): Tribute / Ozzy Osbourne-Randy Rhoads

こちらは、ランディ・ローズ亡き後に発表されたオジー・オズボーンのライヴ・アルバム「Tribute / トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ」。

飛行機事故により25歳という若さで帰らぬ人となってしまったギタリスト、ランディ・ローズの貴重なライヴ音源が収録されたこのアルバムは、「ランディの死を売り物にしたくない」とのオジーの強い意向もあり、彼の死から5年を経て、ファンのためにとリリースされたものだった。ちなみに、現在においてもランディ・ローズの演奏が収録された公式ライヴ・アルバムはこの"Tribute"のみ。

なお、アルバムの最後には1stアルバムの"Blizzard of Ozz"に収録されていたアコースティックギターによるインストゥルメンタル曲"Dee"のスタジオ・アウトテイクスがランディ・ローズの肉声入りで収録されている。

ところで、このCD、ジャケットの上部には「2 RECORD SET ON 1 COMPACT DISC」と、2枚のレコードを1枚のCDにしたことが記されているのだが、しかしながら、だから価格も4,200円ですよというのは、当時、ちょっと納得いかなかったことを覚えている。何となく価格を正当化させるための表記だったようにも思えるのだが、2枚組のレコードを1枚のCDにしたから価格も2枚組相当の4,200円だなんて商売は今では考えられないよね(笑)。ただ、そうは言っても、仮にあの時の価格が5,000円だったとしても恐らくは買っていただろうし、はたまた2,000円だったとしても、今現在自分の財布の中にお金が2,200円多く入っているわけではないだろうから、まぁ、今はコレはコレで思い出のひとつにもなっている。

ということで、価格については、今はもうどうでもいいことなんだけど、残念なのは、何故か、7曲目の"Steal Away (The Night) ~ Drum Solo"の後のMCと、その後に続く8曲目の"Suicide Solution ~ Guitar Solo"のイントロ部分が重複していること。解りやすく言うと、"Steal Away (The Night) ~ Drum Solo"が終わって、オジーのMCが入り、"Suicide Solution"が始まるものの、イントロ部分でフェードアウトして、再び前のMCが繰り返されて"Suicide Solution"が再び始まるといった流れになっているのだ。

この点については、2枚組のLPレコードだと、丁度、1枚目と2枚目の分かれ目に当たる部分なので、レコードではそういう編集になっていたのかもしれないが、1枚のCDにするのであれば、できれば、違和感無くきちんと編集してほしかったところ。と、まぁ、そんなこともあり、当時は何だよコレと思ったりもしたのだが、今となってはコレもまた思い出のひとつになっている感じ。ただし、現在リリースされているものは、その部分の修正はされているようだ。

アルバムの内容とサウンドについては、私ごときがアレコレ語るのもおこがましいので止めておくが、ただひとつ言えるのは、ファンにとっては唯一無二の最高のアルバムだということ。そして、ランディは勿論のこと、こうして愛情を持ってアルバムを制作し、届けてくれたオジーにも感謝。ありがとう。

 

▼ なお、初回盤にはアルバムカヴァーと同じデザインのステッカーが付いていた。

CD & Sticker: Tribute / Ozzy Osbourne-Randy Rhoads   Sticker: Tribute / Ozzy Osbourne-Randy Rhoads

 

Booklet: Tribute / Ozzy Osbourne-Randy RhoadsTRACKLIST
1. I Don't Know / 2. Crazy Train / 3. Believer / 4. Mr. Crowley / 5. Flying High Again / 6. Revelation (Mother Earth) / 7. Steal Away (The Night) - Drum Solo / 8. Suicide Solution - Guitar Solo / 9. Iron Man / 10. Children Of The Grave / 11. Paranoid / 12. Goodbye To Romance / 13. No Bone Movies / 14. Dee (Randy Rhoads Studio Out-Takes)

MEMBERS
• Ozzy Osbourne (Vocals)
• Randy Rhoads (Guitar)
• Rudy Sarzo (Bass)
• Tommy Aldridge (Drums)

NOTES
• ジャケットの裏には次の一文が記されている。
DEDICATED WITH MUCH LOVE AND RESPECT TO DELORES RHOADS.

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞付(対訳無し)

• US 6位 (2x Platinum / RIAA-1997) / UK 13位

 

■ アルバムからは"Crazy Train (Live)"がシングルカットされ、新たにミュージックビデオも制作された

▼ OZZY OSBOURNE - "Crazy Train (Live)" (Official Video)

 

■ [追記] 面白いビデオが投稿されていたので加えてご紹介

▼ Crazy Train (A Tribute to Randy Rhoads) feat. Steve Stevens

 

■ [更に追記] こちらは女性クラシックギタリストのクリスティーナ・サンドセンゲンによる"Dee"のカヴァー動画

▼ Crazy Train (A Tribute to Randy Rhoads) feat. Steve Stevens

 

 

[関連記事]

Bark At The Moon 「月に吠える」 (1983) / Ozzy Osbourne

The Ultimate Sin (1986) / Ozzy Osbourne

Bark At The Moon [VHS] (1984)  & The Ultimate Ozzy [VHS] (1986) / Ozzy Osbourne

面白動画 - Jake E. Lee (オジー・オズボーンの元ギタリスト) / Ozzy Osbourne

0 件のコメント:

コメントを投稿