2013/12/24

いろいろな目の錯覚と面白い視覚効果

今日はクリスマス・イヴということで、何か楽しいものをと思い、これまでに自分が見た中で面白いと思った目の錯覚を利用した画像や動画、それに、面白い視覚効果等を集めてみました。

 

■ まず最初は、見つめていると色が消えて真っ白になってしまう絵。

中央付近に焦点を当てて、なるべく瞬きをせずに暫く見つめてみてください。

LolSnaps

▼ Look At The Center Of The Picture And It Will Disappear - LolSnaps
http://lolsnaps.com/news/9652

 


 

■ 続いては、白黒の写真がカラー写真に変わるというもの。

まず最初に、下にある画像の上にマウスポインタを移動させて、画像が白黒に変わることを確認してください。

画像が白黒に変わることを確認できたら、マウスポインタを離して元の画像を表示させてください。

30秒ほど中央のドットを見つめたら、そのままドットから視線を動かさずに、再びマウスポインタを画像の上に移動させて白黒の写真を表示させてください。白黒の写真がカラーに見えます。

※ 閲覧者側のブラウザーで"JavaScript"をサポートしていない場合や、任意で"JavaScript"の動作を止めている場合は、画像の切り替えができません。

Spanish Castle

▼ johnsadowski.com
http://www.johnsadowski.com/big_spanish_castle.php

 


 

■ そしてこちらはというと・・・。
どうなるかはやってみてください。動画のサイズはそのままで構いません。

画面の真ん中をしばらく(30秒程度)見続けた後に、動画の外に視線をそらして周囲のテキスト等を見ると・・・。

▼ Natural Hallucinogen (音楽が流れますのでヴォリュームにご注意を)

http://www.youtube.com/watch?v=vzSRVgF501M

 


 

■ 更に続いて、上半分を切って左右を入れ替えると何故か人数が変わる不思議なGIFアニメーション。

上半分の左右が入れ替わると12人が13人に。

Are there 12 or 13 people?

▼ Are there 12 or 13 people?
http://www.lumental.com/howmanypeoplesolution.html

 


 

■ こちらは、静止画が躍動的な動画に・・・

下にあるリンク先のページを開いたら、右側にある縦線の黒い部分をクリックして、ゆっくりと左にドラッグしてみてください。

▼ Grab the stripes image to the right and slowly drag it over the other stripes layer below it...
http://blogoscoped.com/files/stripes.html

 


 

■ 最後は、どの角度から見ても、こちらに視線を向けているように見える不思議なドラゴン。

▼ Amazing Dragon Illusion! (音楽が流れますのでヴォリュームにご注意を)

http://www.youtube.com/watch?v=2K39Q9zvQoE

 

この不思議なドラゴン、実は目の錯覚を利用したペーパークラフトで、マジシャンのジェリー・アンドラス(Jerry Andrus)氏が、数学者であるマーティン・ガードナー(Martin Gardner)氏の偉業を称えて考案し、作成したものだそうです。

なお、このペーパークラフトの展開図は、下にあるリンク先にありますので、誰でも作ることが出来ます。作り方は比較的簡単で、これをプリンターで印刷したら、後はハサミで切り取り、折って、貼るだけです。

クリスマスだけでなく、幸運を呼ぶドラゴンとして、ちょっとしたお正月の飾り物用に作ってみるのも面白そうですね。特に小さい子供には喜ばれそうです。

▼ Paper Dragon by Jerry Andrus
http://www.jclahr.com/science/Illusions/3d/paper_dragon.html

 

又、以下のサイトには、ブルードラゴン、グリーンドラゴン、レッドドラゴンと3色揃っています。
文中に「Green Dragon, Blue Dragon, Red Dragon」とあるので、そこをクリックしてください。画像ファイルの形式は「JPEG」です。

▼ Gathering for Gardner Paper Dragon
http://pontomidia.com.br/ricardo/greatweb/gathering_for_gardner_paper_dragon.html

 

そして、こちらの展開図は「PDF」ファイル形式です。
文中に「You can download the GREEN DRAGON, download the RED DRAGON or download the BLUE DRAGON.」の文字があるので、そこをクリックしてください。

▼ grand-illusions.com
http://www.grand-illusions.com/opticalillusions/three_dragons/

展開図の画像にも図入りで記してあるように、「MOUNTAIN FOLD」の山折りと、「VALLEY FOLD」の谷折りさえ間違えなければ、簡単に作れると思いますが、以下に記したサイトには作り方が日本語で分かり易く記してあります。

▼ どこから見ても見つめる不思議な首振りドラゴン・ペーパークラフト
http://blog.livedoor.jp/altair_8800/archives/51998008.html

 

それでは皆様、楽しいクリスマス・イヴを!

 

 

関連記事

面白い目の錯覚とトリック・アート

世界の面白動画いろいろ

2013/12/20

子どもが描いた絵を立体化したら・・・

子供たちの描いた絵がぬいぐるみになったらこうなります。

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

子供達が描いた絵を、そのままぬいぐるみにしてくれる「Child's Own Studio」というメーカーがあるそうです。元々が大人の発想では真似できないようなユニークな子供達の絵だったこともあり、既製品では有り得ないような個性的なフォルムで存在感がありますね。

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

▼ Children's Drawings Become Stuffed Toys (18 pics)
http://izismile.com/2011/09/27/childrens_drawings_become_stuffed_toys_18_pics.html

 


 

こちらも同じく、「Child's Own Studio」というメーカーで制作されたオーダーメイド作品。

 

子供が描いた平面的な絵を立体化するのは結構大変だと思うのですが、けっこうクオリティーの高い仕上がりで、見ているだけで欲しくなりそうなものがいくつもあります。特に中段にある黄色いロバのような動物と白黒の犬には惹かれます。

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

Children's Drawings Become Stuffed Toys / Child's Own Studio

 

▼ If children's drawings were made into toys
http://imgur.com/3COaH

これらのぬいぐるみは、先に記したように「Child's Own Studio」というメーカーで作っているそうですが、けっこう人気があるらしく、かなりの順番待ちになっているみたいですね。

▼ Child's Own Studio
http://www.childsown.com/

 


 

そして、最後は、子供たちの描いた絵がモデリングされて、3Dプリンターで出力されたらどうなるかというと・・・。

 

Crayon Creatures

 

筆遣いもそのままに、全く同じフォルムのフィギュアが完成。

こちらは"Crayon Creatures"というメーカーがオーダーメイドで制作しているもので、子供が描いた絵の画像データを送信すると、形と色はそのままに3Dプリンターで立体化してくれるそうです。

 

Crayon Creatures

 

Crayon Creatures

 

Crayon Creatures

 

Crayon Creatures

 

Crayon Creatures

 

▼ Crayon Creatures
http://crayoncreatures.com/

※ "Crayon Creatures"のウェブサイトは英語表記ですが、ページの下にある日本の国旗をクリックすると日本語表記になります。

 

 

関連記事

子供が描いた絵をアクセサリーやジュエリーにしたら・・・ - (2017年8月10日)

パーキンソン病と診断された人が絵を描きたいという衝動に駆られて描いた絵画作品 - (2016年12月28日)

子どもが描いた絵を大人がブラッシュアップしたら・・・ - (2013年12月18日)

世界を驚かせた自閉症の3歳の少女が描いた絵画 - (2013年7月3日)

2013/12/18

子どもが描いた絵を大人がブラッシュアップしたら・・・

子どもが描いた絵をプロが仕上げるとこうなります。

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

子どもが描いたモンスターの絵をブラッシュアップして作品に仕上げるアーティスト活動を行っているのが、アメリカ人のデイブ・デブリーズ(Dave DeVries)さんで、2005年からこの手法でアート作品の制作を続けているそうです。

元々はプロのイラストレーターとして活動していたというデイブさん。姪っ子がスケッチブックに落書きのような絵を沢山書いているのをたまたま見て触発されたことが、これらの作品を制作するきっかけだったとのこと。

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

Monster Engine / Dave DeVries

 

▼ Monster Engine brings children's drawings to life (12 Photos)
http://thechive.com/2010/04/06/moster-engine-brings-childrens-drawings-to-life-11-photos/

▼ Children's Drawings with a Professional Retouch (20 pics)
http://izismile.com/2011/12/16/childrens_drawings_with_a_professional_retouch_20_pics.html

▼ printpop.com
http://www.printpop.com/?gallery_id=100007&page=1

▼ The Monsterengine.com
http://themonsterengine.com/artwork

 


 

続いては、子供が描いた絵にお父さんが色を付けて完成させた作品。

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

"Tatsputin"さんが、掲示板サイト"REDDIT"に投稿しているこちらのユニークな絵は、子供が描いた線画に"Tatsputin"さんが色を付けて仕上たものたそうです。子供の自由で無垢な構図の絵に何かしら感じるものがあったんでしょうかね。

一見して素人の彩色には見えないのですが、もしかしたら、こちらもそういった関係のお仕事をされている方だったりするのかも。

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

Coloring my kids art / Tatsputin

 

▼ Coloring my kids art
http://imgur.com/a/WD4uy

▼ reddit.com
http://www.reddit.com/r/pics/comments/1ri9im/just_coloring_my_kids_drawings_nothing_fancy/

 

 

関連記事

子供が描いた絵をアクセサリーやジュエリーにしたら・・・ - (2017年8月10日)

パーキンソン病と診断された人が絵を描きたいという衝動に駆られて描いた絵画作品 - (2016年12月28日)

子どもが描いた絵を立体化したら・・・ - (2013年12月20日)

世界を驚かせた自閉症の3歳の少女が描いた絵画 - (2013年7月3日)

2013/12/12

SHE CAME HOME FOR CHRISTMAS / MEW (2003)

CDの帯:シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス / MewAlbum Cover: She Came Home for Christmas / Mew今、個人的に最も嵌っているのが、こちらの「Mew / ミュー」のミニ・アルバム「She Came Home for Christmas / シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス」。ちなみに、この"Mew"は、1994年に結成されたデンマーク出身のバンド。

実は、先月、聴きたい曲があって、レンタルショップでクリスマス曲を集めたコンピレーション・アルバムを借りたのだが、その中で一際異彩を放っていた曲が、この"She Came Home for Christmas"だった。お馴染みのスタンダードナンバーやトラディッショナルな曲が大半を占める中、この曲だけはどこか切なく悲しげでもあったが、そのサウンドは紛れも無くロックだったのだ。へヴィーなギターサウンド(そこがまた良い)ながらも北欧系のバンドらしい透明感のある旋律が美しいドラマティックなバラードに心惹かれたんだよなぁ。

それから、この曲が気になって調べたところ、この曲が収録されている2003年にリリースされたアルム"Frengers"以外にも、ここで取り上げている"She Came Home for Christmas"という曲名がそのままタイトルになったシングルのようなミニ・アルバムが日本だけでリリースされたことを知ったものの、時遅しで、既に廃盤。

それでも、このミニ・アルバムは、5曲の収録曲の内、タイトル曲を除く4曲がアルバム未収録で、しかも"She Came Home for Christmas"のアコースティック・ヴァージョンはこのミニ・アルバムにしか収録されていないという代物だったので、やはり、折角ならアコースティック・ヴァージョンの方も聴いてみたいとなと・・・。

と、そういった経緯から、どこかで新品が買えないかと探してみたものの、残念ながら見つからず。それでも、中古だと思ったよりもそう高くない値段で売られていたので、迷った末にそちらを購入。

何故、購入を迷ったかといえば、自分はこれまで中古のCDを買った経験が無かったからなんだが、結果的には、初めて購入した中古のCDということで思い出のCDということにもなった。ということで、ここに紹介しているのも、その中古で購入したCDの画像なのだが、実を言うと、中古で販売されているCDがどの程度の品質なのか分からなかったので念のため2枚購入したのだった(笑)。でも、両方とも思ったよりも綺麗だったけどね。

実は2003年にリリースされたこの"She Came Home for Christmas"は、インディーズ時代の音源を収録した1997年リリースのアルバム"Triumph for Man"に収録されていたものをリメイクした再録音ヴァージョンで、歌詞も一部変えられている。ちなみに、オリジナルの方は1997年にイギリスのシングルチャートで55位を記録している。

それから更に調べてみたら、この"Mew"、アルバム"Frengers"と、このミニ・アルバムがリリースされた2003年、それに今年の2013年には日本での音楽イベント「サマーソニック」にも出演していたのだった。

それにしても、このスケール感とダイナミズム、どこか退廃的でもあり、なおかつ繊細で美しいサウンド。多分、ロックが好きな人にはこの曲が持つ美しさを感じ取ってもらえると思う。特にメロディックな旋律と対比するようなノイジーで図太いギターサウンドが素晴らしいのだ。冒頭でも述べたように、クリスマス・ソングにしては、どこか悲しげでもあるのだが、それもまた胸に染み入る要素の一つかと。

それと、他の収録曲がこれまた素晴らしいんだよね。2曲目の"King Christian"と、3曲目の"Mica"は共にアップテンポな曲だが、何よりもメロディ自体が良くて、これらの曲がアルバム未収録とは何とももったいない気もする。

そして、4曲目に"Watch This Space"のような曲が入っているのもこのミニ・アルバムのまた良いところ。ミニ・アルバムとはいえ、このゼンマイ仕掛けのような淡々とした一風変わった曲があることで、流れが生まれ、最後の曲"She Came Home for Christmas (Acoustic Version)"も、より生きてくるといった印象。

ということで、その最後の曲"She Came Home for Christmas (Acoustic Version)"は、文字通りタイトル曲のアコースティック・ヴァージョン。実は、聴くまではバッキングトラックを差し替えただけなんだろうと思っていたのだが、出だしから歌メロが多少違うんだよね。ちなみに帯の裏側には「日本のファンだけのためにレコーディングされたアコースティック・ヴァージョン」と記されている。タイトルトラックとは多少趣が違って、こちらのヴァージョンもまた良い雰囲気。更には、これらの楽曲の他に"She Came Home for Christmas"のミュージックビデオがCDエクストラとして別途収録されており、自分にとっては、10年遅れで届いた、正に素敵なクリスマス・プレゼントといったところ。

ちなみに、2曲目の"King Christian"と、3曲目の"Mica"も、"She Came Home for Christmas"同様に、メジャーデビュー前のインディーズ時代の曲を再録音したもので、4曲目の"Watch This Space"はインディーズ時代の曲とのこと。なお、デンマークは英語が公用語ではないが、歌詞はタイトル曲の"She Came Home for Christmas"を含めて全曲が英語となっている。

アルバムのカヴァーは6ページのブックレットになっているが、解説や写真等は無く、曲目と歌詞、それに日本語訳といったものがが記されている。ただ、CDの裏側に回りこんだ帯の部分には1曲ごとの簡単な解説が記されている。

 

CD Case (inside): She Came Home for Christmas / Mew  CD Case (front) with Obi: She Came Home for Christmas / Mew  CD: She Came Home for Christmas / Mew

 

TRACKLIST (Japanese Mini Album CD [EP])
1. She Came Home for Christmas / 2. King Christian / 3. Mica / 4. Watch This Space / 5. She Came Home for Christmas (Acoustic Version)

1. シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス / 2. キング・クリスチャン / 3. ミカ / 4. ウォッチ・ディス・スペース / 5. シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス (アコースティック・ヴァージョン)

CD Extra
She Came Home for Christmas (Video)

NOTES
• Tracks 2, 3, 4, 5:(アルバム未収録曲)
• Tracks 5:(日本だけのリリース曲)
• 歌詞・対訳付

 

▼ Mew - She Came Home For Christmas (Music Video)

 

▼ Mew - King Christian (Animation)

 

▼ Mew - Mica (Music Video)

 

▼ Mew - She Came Home For Christmas ~ Pink Monster (Live)

 

と、一応、"TouTube"の動画を紹介しているが、機会があれば、是非とも、コレとは別に、できるだけ高音質で、なおかつ(許される範囲内で)可能な限り大きな音量で聴いて、この曲のスケール感を堪能していただきたい。

なお、この"She Came Home for Christmas"が収録されたフルレンスアルバム"Frengers"については、下の「関連記事」にある「FRENGERS / MEW (2003)」をご覧ください。

 

 

関連記事

Frengers 「フレンジャーズ」 (2003) / Mew

その他のクリスマス関連記事

Last Christmas 「ラスト・クリスマス」 [7-inch & 12-inch Singles] (1984) / Wham!

Last Christmas 「ラスト・クリスマス」 [Maxi Single CD] (1984) / Wham!

Christmas Time 「クリスマス・タイム」 [Japanese 7 inch Vinyl Single] (1985) / Bryan Adams

All-Star Christmas 「オールスター・クリスマス」 / Various Artists (2000)

My Favorite Christmas Songs

Rock & Roll Christmas Songs

エンヤからのクリスマス・プレゼント - Christmas Secrets (2019) / Enya

歌姫達によるラスト・クリスマス(ワム!)のカヴァー

Christmas EP (2019) / Bryan Adams

2013/12/07

間違えやすい漢字と、言葉の意味、使い分け

これまで、海産物の総称として「魚貝類」という漢字を何の疑いも無く使っていたのだが、先日、それが間違いであることを初めて知った。正しくは「魚介類」なんだね。「魚介類」は、魚、貝だけでなく、エビ・カニなどの甲殻類、イカ・タコなどの軟体動物の総称だが、「魚貝類」は、文字通り、魚と貝しか意味しないとのこと。全く疑う余地も無く正しいと思い込んでいたので、これまでずっと間違いであることに気付かないままだったわけだ。恥ずかしや。

実は、これまでにも似たような経験が他にもあって、たしか二十歳頃までは「台風一過」を「台風一家」と勘違いしていたんだよね。脳内では、勝手に、まるで一つの家族であるかのように大小の台風が集中して来ることだという意味付けをしていたのだった。又、同様に、二十歳頃までは、どこどこの国が今年何度目の「臨界前核実験」を行ったというニュースを聞いては、これまた勝手に「隣海前核実験」と脳内で漢字変換して、海の近くで行う核実験だと思い込んでいたし、ニュース関連では良く使われる「有識者」も「有志記者」と勘違いしていた。

他にも、数年前までは、ひとまとめにすることを意味する「一緒くた」を「一色たん」だと思っていたし、じっくりと思い出してみれば、多分、他にも色々と出てきそう。

 

と、そんなこともあって、物のついでに色々と調べてみたら、間違って使いそうな漢字がゾロゾロと出てくるではありませんか(笑)。

 

× 頭に乗る
○ 図に乗る

× ~の影に隠れる
○ ~の陰に隠れる

× 無しのつぶて
○ 梨のつぶて

× 掻き入れ時
○ 書き入れ時

× 一同に会する
○ 一堂に会する

× 上げ足を取る
○ 揚げ足を取る

× 自我自賛
○ 自画自賛

× 原価償却
○ 減価償却

× 感違い
○ 勘違い

× 価値感
○ 価値観

× 気転を利かせる
○ 機転を利かせる

× 心気一転
○ 心機一転

× 絶対絶命
○ 絶体絶命

 

その他、使い分けできていたかどうかあやふやなもの。

 

• 街頭でチラシを「配布」する・・・不特定多数に広く配る場合は「配布」
• 会議で資料を「配付」する・・・特定の人に配る場合は「配付」

• 伯父(おじ)・・・父母の兄
• 叔父(おじ)・・・父母の弟

だから、こちらも当然こうなります。

• 伯母(おば)・・・父母の姉
• 叔母(おば)・・・父母の妹

で、なぜこれを記事にしようかと思ったかといえば、なるほどと思っただけではきっと忘れるから(笑)。こうやって記事にする作業を行うことで少しは記憶として定着すればいいのだけれど。

 

それと調べている中で見つけたのが、漢字に点がいるかいらないかで悩んだときに知っておくと便利な法則。

ポイントは音読みで、点が付くのは「は行」と「ば行」の漢字。音読みにして「は行」と「ば行」になる漢字には点が付き、ならなければ点が付かないと覚えておけば迷わずに済むとのこと。

簡単な漢字でも、ふとした拍子に疑問に感じ始めたらドンドンと深みにはまり込み、何か違うように感じるときがあったりするのだが、少なくともこれを知っておけば、点がいるかいらないかで悩むことはなさそう。

いや~こんな法則があるなんて全然知らなかったなぁ。なお、点が付く漢字と、付かない漢字の判別法については以下のサイトに詳しく記してあります。

▼ 漢字の点の有無、判別できる?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1305/07/news001.html