2015/04/22

iMac で CD や DVD が取り出せなくなったときは

iMac - CD/DVD Driveということで、先日、そういう事態になってしまいました(笑)。

CDを挿入するときに多少重い感じがしたものの、そのまま押し込んだら、ディスクを感知しない状態で取り出せなくなったんですよね。

ディスクを感知してないので、キーボードにあるイジェクト・キーを押してもうんともすんとも言わないし、ファインダーから「取り出す」をクリックするという操作もできない状態。

仕方がないので、挿入口に爪楊枝を差し込み、少しずつ手前に引き出して取り出そうとしたけど、ディスクが傷だらけになりそうな感じだったので止め。

もしかして、別のディスクを半分程度入れたら、元のディスクも一緒に感知して取り出せるようになるのではないかと思ってやりかけたものの、何だか更に状況が悪化しそうな感じだったので、これも途中で止めました。

一応、ググったら、"iMac"の電源を切って、マウスを左クリックしたまま起動させると、ディスクを吐き出すという方法がいくつかのサイトに記されていたものの、内部で詰まっているというか、挟まっているよう感じだったので、パソコンの操作で取り出せるような状態ではないように思えたんですよね。

これはもうディスクに傷が付くことを覚悟で強引に取り出すか、パネルを外して分解しない限りは無理なんじゃないかと思いつつも、とりあえずは"iMac"の電源を切って、起動と同時にマウスを左クリック。

あまり期待していなかったものの、ドライブが動く音がしたので、一瞬おっ!と思うも何も起こらず・・・。やっぱりダメかと思いつつも、とりあえずは立ち上がるまで押し続けてみようと、そのまま押し続けていたら、何とニョキニョキとCDが排出されました。

ほとんど諦めかけていだけに、これにはビックリ。いやぁ、物理的手段で強引に取り出そうとしなくて良かった。

その後、ググってみたら、キーボードの右上にあるイジェクトボタンを押しっぱなしで起動するという方法もあるみたいで、これでダメなら、キーボードのイジェクトボタン押しっぱなし+マウスの左クリック押しっぱなしといった複合技もあるようです。皆さん、色々と試して解決法を見つけられているんですね。

 

 

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iMac のドライブに CD や DVD のディスクが入らないときは - (2015年8月21日)

 

 




 

2015/04/17

SPIRIT 「スピリット」 [初回限定盤 / CD+DVD] / KAORI KOBAYASHI 「小林香織」 (2014)

CDの帯:スピリット / 小林香織Album Cover (front): Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)  Album Cover (back): Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)  CD Case (Back Cover): Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)

こちらはサックス奏者の小林香織さん9枚目のアルバム「Spirit / スピリット」。今回は全曲彼女のオリジナル作品となっており、全体的にポップで親しみ易いアルバムといった印象。

アルバムは日本の音楽をテーマに制作されたそうで、彼女曰く、小さい頃に良く聴いていた日本のメロディーといったものを念頭に曲作りを行ったとのこと。

と、そういった趣旨で制作されたアルバムということもあり、5曲目の「安土桃山 / AZUCHI-MOMOYAMA」と、6曲目の「江戸前 / EDO-MAE」では、ゲストに津軽三味線奏者の浅野祥さんを迎えたコラボレーションも披露されている。

アジア諸国で活動うんぬんといったキャッチコピーが使われることが多い彼女だが、このように自身の原点を見据えた音楽的方向性を示すことも良いのではないかと個人的には思うところ。

ただ、音楽の方向性としては、彼女自身も言っているように、日本の音楽がテーマとはいっても、どちらかといえばポップスやロック寄りといった雰囲気があるので、サックスに於いても、意図的にそういった点を意識したような奏法になっている印象がある。まぁ、私自身、その辺りについては詳しいわけではないので、あくまでも素人目に感じるという部分での話しにはなるのだが。

アルバムは勿論、全曲インストゥルメンタル曲という構成ではあるのだが、押しの強い曲が多いので、中だるみといったこともなく、最後まで飽きることなく聴けるアルバムではないかと思う。前半のアップテンポの曲も然ることながら、後半の充実度が光るアルバムで、サックス奏者としてだけではなく、コンポーザーとしての力量も発揮されたアルバムといった感じ。

 

▼ 左から、CD、販売店特典のポストカード、初回限定盤付属のDVD

CD: Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)   Post Card: Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)   DVD: Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)

 

初回限定盤に付属のDVDにはインドネシアのジャカルタで行なわれた"Java Jazz Fsstival"でのライヴ映像が収録されているのだが、残念ながら、このDVD、自分の環境では"Mac"でも"Windows"でもパソコンでの再生ができないのだ。外付けのドライブでも試したけどダメだった。勿論、DVDプレーヤーでは再生できるのだが、こういう仕様なら、DVDじゃなく、音声だけを収録したCDの方が良かったなぁと。

 

CD Case (inside): Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)   CD + Post Card: Spirit / Kaori Kobayashi (小林香織)

 

個人的には9曲目の「流れ星 / Shooting Star」が一番好きで、この曲は昨年からずっと繰り返し聴いている。日本の伝統楽器である津軽三味線を採り入れた「安土桃山 / AZUCHI-MOMOYAMA」と、「江戸前 / EDO-MAE」については、当初は普通にギターでもよかったんじゃないかとか思うようなところもあったのだが、何回か聴いていくうちに、幾分理解できるというか、慣れてきた感じはする。曲のテーマからしても、必然性があってのことだろうからね。

他には、ドラムの音がもっとエッジの効いた歯切れの良い固めの音だったら良かったのになぁとか思うところはあるのだが、でも、まぁ、この辺りは個人の好みの部分だからね。

それにしても、ライヴで映えそうな曲が多いこと。ライヴの最後を締める曲はやっぱり「エンディング / See You」なんだろうか。

 

▼ 小林香織 - 流れ星 (Kaori Kobayashi - Shooting Star)

 

TRACKLIST (初回限定盤 / CD+DVD)
Disc 1 (CD)
1. ハイ・フライヤー / 2. ザ・ファイター / 3. 太陽のオレンジ / 4. 光と影 / 5. 安土桃山 / 6. 江戸前 / 7. いつか見た夢 / 8. キミがいた場所 / 9. 流れ星 / 10. 涙のあとに / 11. エンディング / 12. 陽だまり

1. High Flyer / 2. The Fighter / 3. Sunny Orange / 4. Light and Shadow / 5. AZUCHI-MOMOYAMA / 6. EDO-MAE / 7. Dream / 8. Now and Forever / 9. Shooting Star / 10. Looking Forward / 11. See You / 12. Place In The Sun

Disc 2 (DVD) - Kaori Kobayashi Live at the Jakarta International Java Jazz Fsstival 2013
1. England Funk / 2. ONE! / 3. Lovin’ You / 4. Nothing’s Gonna Change My Love for You / 5. Great India / 6. City Lights

NOTES
• ゲスト:浅野祥(津軽三味線)

 

 

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2015/04/09

日米両国で行われた戦後70年の日米関係に関する世論調査結果(2015年調査)

アメリカの世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが、戦後70年の日米関係に関する意識調査をアメリカと日本の両国で行い、お互いが相手国に対してどのような印象を持っているかといった調査報告書を発表しました。

• 調査実施期間:2015年2月12日~15日
• 調査対象:18歳以上の日米それぞれ1,000人
• 調査方法:電話による聞き取り調査

調査項目が多いので、ここではその中から抜粋した調査結果を記載しています。調査項目の全文については、ページ下にピュー・リサーチ・センターの調査結果(英文)が記されたアドレスを記載していますので、そちらをご参照ください。

調査報告書の一番上には大きく"Americans, Japanese: Mutual Respect 70 Years After the End of WWII"と記されているように、全体の総括としては、戦後70年、アメリカ人と日本人はお互いにリスペクトし合っているという結論になったようです。

 


 

日米関係に関する世論調査■ アメリカ人と日本人は、お互いを信頼、中国を警戒、日本の軍事的役割では認識が異なる

アメリカ人の68%、日本人の75%が互いを信頼しており良好な関係だとした。

中国を「信頼する」と答えた人は、アメリカで30%、日本は7%と、それぞれ数値的には低い割合ながらも、認識には多少の違いがあることが浮き彫りになる結果に。

日本の軍事的役割については、アメリカでは47%が、「より積極的な軍事的役割を果たすべきだ」と答えたのに対し、日本では「より積極的な軍事的役割を果たすべきだ」と答えたのは23%と、こちらも両国民の認識に差がある結果に。

 


 

日米関係に関する世論調査■ アメリカ人と日本人は、お互いをどう見ているか

アメリカ人が見る日本人
• Hardworking / 勤勉 (94%)
• Inventive / 独創的 (75%)
• Honest / 正直 (71%)
• Intolerant / 偏狭的 (36%)
• Aggressive / 攻撃的 (31%)
• Selfish / 利己的 (19%)

日本人が見るアメリカ人
• Hardworking / 勤勉 (25%)
• Inventive / 独創的 (67%)
• Honest / 正直 (37%)
• Intolerant / 偏狭的 (29%)
• Aggressive / 攻撃的 (50%)
• Selfish / 利己的 (47%)

※「Aggressive」については、「Aggressive War / 侵略戦争」、「Aggressive Weapons / 攻撃用兵器」 といった使われ方をとって、「攻撃的」という日本語表記にしたものの、"Aggressive"という言葉には、「侵略的」、「攻撃的」という意味合いの他に、「押しの強い」とか、「積極的」、「意欲的」、「活動的」といったプラスの意味で使われることもあります。ただし、「積極的」、「意欲的」、「活動的」といった意味では"Active"という言葉を使うのが一般的なようです。

 


 

▼ 下の表は「そうは思わない」という回答を含めた回答結果

日米関係に関する世論調査   日米関係に関する世論調査

 


 

日米関係に関する世論調査■ 日米間の重大な出来事は

アメリカ人
• 2011年東日本大震災 (31%)
• 第二次世界大戦 (31%)
• 第二次大戦後の日米安保条約 (23%)
• 1980年代から1990年代初期に起こった日米貿易摩擦問題 (8%)

日本人
• 2011年東日本大震災 (20%)
• 第二次世界大戦 (17%)
• 第二次大戦後の日米安保条約 (36%)
• 1980年代から1990年代初期に起こった日米貿易摩擦問題 (14%)

 


 

日米関係に関する世論調査■ 広島、長崎への原爆投下の是非について

アメリカ人
• 正当化できる (56%)
• 正当化できない (34%)

日本人
• 正当化できる (14%)
• 正当化できない (79%)

今回の調査の中では、この問いが日米の認識の差が一番大きい回答結果となっており、アメリカでは原爆投下が正当化できると考える人、日本では正当化できないと考える人の割合が高い結果となっています。ただし、アメリカでも正当化できないと考える人が34%(約3人に1人)、日本でも正当化できると考える人が14%(約10人に1人)いる点にも注目。

なお、こちらのグラフには記載されていないものの、アメリカ人に対する調査結果からは「正当化できる」と答えた人は高齢者層、共和党支持者、男性、白人に多い傾向があるようです。

 


 

日米関係に関する世論調査■ 第二次世界大戦の謝罪

アメリカ人
• 日本は十分に謝罪した (37%)
• 日本は十分に謝罪していない (29%)
• 謝罪する必要はない (24%)

日本人
• 日本は十分に謝罪した (48%)
• 日本は十分に謝罪していない (28%)
• 謝罪する必要はない (15%)

「十分に謝罪した」と「謝罪する必要はない」の合計がアメリカで61%、日本で63%と、共に「十分に謝罪していない」を大きく上回る結果に。又、アメリカでは、そもそも謝罪すら必要ないとする「謝罪する必要はない」との回答が24%と、「十分に謝罪していない」の29%に近い数値を示しているところも注目点かと。

なお、調査では、ドイツの場合はどうかと同様の質問がされているのですが、そこでは、日本は「十分に謝罪した」、「謝罪する必要はない」と答えたアメリカ人の合計が61%だったのに対し、ドイツは「十分に謝罪した」、「謝罪する必要はない」と答えたアメリカ人の合計は54%、そして「十分に謝罪していない」が37%と、日本に比べると、やや謝罪が足りないと考える割合が高い結果になっています(ドイツが「十分に謝罪していない」との認識は、日本に対しての回答同様に高齢者層に多い傾向があるようです)。

 


 

日米関係に関する世論調査■ アメリカにとって日本と中国のどちらと経済関係を強化するのが良いか

アメリカ人の回答
• トータル: 日本 (36%) / 中国 (43%)
• 白人: 日本 (40%) / 中国 (38%)
• 白人以外: 日本 (28%) / 中国 (52%)
• 18-29才: 日本 (23%) / 中国 (61%)
• 30-49才: 日本 (36%) / 中国 (44%)
• 50-64才: 日本 (39%) / 中国 (38%)
• 65才以上: 日本 (46%) / 中国 (28%)
• 共和党支持者: 日本 (45%) / 中国 (37%)
• 民主党支持者: 日本 (33%) / 中国 (50%)
• 支持政党なし: 日本 (34%) / 中国 (44%)

若年層では中国と答えた割合が高いのが目立ちます。又、第二次世界大戦については「日本は十分に謝罪していない」、原爆投下は「正当化できる」と答えた割合が高かった高齢者層が、この問いでは日本と答えた割合が他の世代より高いのも特徴。

 


 

■ 中国の台頭による日米の関係及び、アジアにおける日本の軍事的役割

日米関係に関する世論調査

軍事や経済力などの中国の台頭による日米関係

アメリカ人の回答
• さらに重要になる (60%)
• 重要性は減った (6%)
• 変わらない (29%)

アジア太平洋地域の平和と安定を維持するために、日本はより積極的な軍事的役割を果たすべきであるという意見と、歴史を考えれば、日本は地域情勢での軍事的役割を制限する必要があるという意見のどちらが自分の考えに近いか。

アメリカ人の回答
• 日本はより積極的な軍事的役割を果たすべき (47%)
• 日本は軍事的役割を制限する必要がある (43%)

ちなみに、日本人の回答結果は以下の通り。(この表には記載されていません)

日本人の回答
• 日本はより積極的な軍事的役割を果たすべき (23%)
• 日本は軍事的役割を制限する必要がある (68%)

冒頭でもピックアップされていたように、両国民の認識に差がある結果に。

 


 

■ あなたが日本を考えるとき最初に頭に浮かぶ事は何ですか?

日米関係に関する世論調査

こちらはアメリカだけでの調査

なお、この問いの回答結果にある数値は、パーセンテージではなく、回答者の数として記載されています。

あなたが日本を考えるとき最初に頭に浮かぶ事は何ですか?

• Sushi, Food (98)
• Cars (52)
• WWII (51)
• Technology (49)
• Relatives, Friends (42)
• Tsunami, Fukushima (35)
• Crowded, Lots of people (33)
• Good, Positive (33)
• Culture (32)
• Other personal characteristics (32)
• Tokyo (26)
• Manufacturing, Industry (25)
• Want to visit, Visited (23)
• Other business (21)
• Beautiful, Pretty (18)
• Other geography (17)
• Electronics (16)
• Japanese people (16)
• Island (15)
• Pearl Harbor (15)

 


 

日米関係に関する世論調査■ アジアの主要課題に関するアメリカ人の意識の格差

あなたはどの程度聞いたことがあるか

以下はアメリカ人の回答

北朝鮮の核開発計画について
• 良く聞く (39%)
• 少し聞いたことがある (42%)
• 全く聞いたことがない (18%)

中国と近隣諸国間の領土紛争について
• 良く聞く (16%)
• 少し聞いたことがある (44%)
• 全く聞いたことがない (39%)

第二次世界大戦における「慰安婦」に対する日本と韓国の間の緊張について
• 良く聞く (10%)
• 少し聞いたことがある (31%)
• 全く聞いたことがない (57%)

 


 

■ 参照・引用:Pew Research Center / ピュー・リサーチ・センター

▼ Pew Research Center - Full Report (April 7, 2015)
http://www.pewglobal.org/2015/04/07/americans-japanese-mutual-respect-70-years-after-the-end-of-wwii/

▼ 2015 Pew Research Center Survey - Report Infographics(全17ページ)
http://www.pewglobal.org/2015/04/07/americans-japanese-mutual-respect-70-years-after-the-end-of-wwii/pg_us-japan_timeline_history_6-6in/

▼ Pew Research Center - Complete Report PDF
http://www.pewglobal.org/files/2015/04/Pew-Research-Center-Sasakawa-US-Japan-Report-FINAL-April-7-20151.pdf

▼ Pew Research Center - Topline Results PDF (数値だけを要約したページ)
http://www.pewglobal.org/files/2015/04/Pew-Research-Center-Sasakawa-US-Japan-TOPLINE-April-7-2015.pdf

 

 

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2015/04/04

GRAVITAS 「グラヴィタス~荘厳なる刻(とき)」 / ASIA (2014)

CDの帯:グラヴィタス~荘厳なる刻(とき) / エイジアAlbum Cover (front): Gravitas / Asia2012年の結成30周年を記念するジャパン・ツアーの後にギタリストのスティーヴ・ハウがバンドを脱退したことから、新メンバーとして若手ギタリストのサム・コールソンを迎えてのアルバムとなったのが、この「Gravitas / グラヴィタス~荘厳なる刻(とき)」。

新加入のサム・コールソンについては、1987年生まれということで、エイジアのファースト・アルバム「Asia / 詠時感~時へのロマン」がリリースされた1982年には生まれてすらいなかったわけだが、アルバムを聴いた限りでは結構馴染んでいる印象。

実を言うと、私自身は、2008年にリリースされたオリジナル・メンバーでの復活アルバム「Phoenix / フェニックス」と、それに続く2010年リリースのアルバム「Omega / オメガ」は購入したものの、2012年にリリースされた前作「XXX / XXX~ロマンへの回帰」はリリースされたことを大分後に知ったこともあるのだが、何となく食指も動かずスルーしていたのだった。

では、何故、前作はスルーしたのに、このアルバムは購入したのかといえば、それは、この「荘厳なる刻」なる邦題に惹かれたから(笑)。しかも、1曲目のタイトルは「Valkyrie / ワルキューレ」だし、何かしら感じるものがあったのだ。自分自身は、"Phoenix"も"Omega"も、それぞれに好きな曲はあるし、悪くはないと思うのだが、自分の好みとしては、もっと壮大な方がいいなと思っていた部分もあったので、この邦題を最初に見たときから結構期待していたんだよね。なんたって「荘厳」なのだから(笑)。

ということで、前作については、購入していないばかりか、"Youtube"等でも一切観たり聴いたりしていないので、このアルバムを前作と比較することはできないのだが、"Phoenix"や"Omega"と比較すると、ミディアム・スローの楽曲が比較的多いこともあってか、印象としては確かにそれらのアルバムよりは荘厳な雰囲気はある。

アルバム自体は。全9曲で47分の作品+ボーナストラック1曲というLPレコード時代のような構成だが、個人的には別に物足りなさは感じない。というか、アレコレと詰め込みすぎるよりも、これくらいが散漫にならず、まとまりがあっていいんじゃないかと思っている。更に言うなら、ボーナストラックとして収録されている"Russian Dolls"のアコースティック・ヴァージョンも、オリジナル・ヴァージョン自体がアコースティックな雰囲気があるので、別に無いなら無いでもいいかなといった感じ。

収録曲についていえば、やはり1曲目の"Valkyrie"が一番印象的で、この曲はチェロとピアノの音色に近いキーボードが良い雰囲気を醸し出しているように感じる。又、荘厳という意味では、スローな曲がらもスケール感に満ちた"The Closer I Get You"も個人的には割と好きな曲。それ以外では、タイトル・トラックでもある2部構成の"Gravitas (i). Lento (ii). Gravitas"と、3部構成の"Heaven Help Me Now (i). Wings of Angels (ii). Prelude (iii). Heaven Help Me Now"といったプログレを彷彿とするような組曲が収録されているのもこのアルバムの特徴かなと。

 

▼ Asia - Valkyrie

 

ちょっと意外だったのは、8曲目の"Joe DiMaggio's Glove"。ジョー・ディマジオといえば米メジャーリーグの歴史にその名を残す野球選手だが、イギリス人のジョン・ウェットンが、イギリスではどちらかといえばマイナーなスポーツである野球の選手を題材にするとは少々不思議な感じではあった。ただ、この辺りは、もしかしたらアメリカのファンへのサービスという部分があったのかも?とは思うところ。過去には"Voice Of America"という曲もあったしね。曲自体は何処かノスタルジックな雰囲気があって良い曲だと思う。

 

Album Cover (inside): Gravitas / Asia  CD: Gravitas / Asia

 

なお、日本盤の初回リリース分については、ブックレットのタイトル表記に不備があったらしく、ウェブサイトの方で交換の告知がされています。

▼ エイジア『グラヴィタス~荘厳なる刻』日本語ブックレットに関してのお知らせ
http://wardrecords.com/hpgen/HPB/entries/26.html

 

TRACKLIST
01. Valkyrie / 02. Gravitas (i). Lento (ii). Gravitas / 03. The Closer I Get You / 04. Nictophobia / 05. Russian Dolls / 06. Heaven Help Me Now (i). Wings of Angels (ii). Prelude (iii). Heaven Help Me Now / 07. I Would Die For You / 08. Joe DiMaggio's Glove / 09. Till We Meet Again / 10. Russian Dolls (Acoustic) [Japanese CD issue bonus track]

1. ワルキューレ / 2. グラヴィタス / 3. ザ・クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー / 4. ニクトフォビア / 5. ロシアン・ドールズ / 6. へヴン・ヘルプ・ミー・ナウ / 7. アイ・ウッド・ダイ・フォー・ユー / 8. ジョー・ディマジオズ・グローブ / 9. ティル・ウィ・ミート・アゲイン / 10. ロシアン・ドールズ(アコースティック・ヴァージョン) [日本盤限定ボーナス・トラック]

 

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 日本先行発売 / 日本盤限定ボーナストラック収録 / 日本語解説封入 / 歌詞・対訳付

 

ASIA - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover)
• John Wetton (ジョン・ウェットン) - Lead Vocal, Bass and Acoustic Guitars
• Carl Palmer (カール・パーマー) - Drums
• Geoff Downes (ジェフ・ダウンズ) - Keyboards
• Sam Coulson (サム・コールソン) - Guitars

 

 

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Symfonia - Live in Bulgaria 2013 「シンフォニア~ライヴ・イン・ブルガリア 2013」 (2017) / Asia

エイジア結成以前にジョン・ウェットンが在籍していたバンド
Night After Night 「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」 (1979) / UK

ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した楽曲"We Move as One"を収録
Eyes Of A Woman (1985) / Agnetha Fältskog [ex-Abba]