これは経済協力開発機構(OECD)が、国際成人力調査(PIAAC)の調査結果を先月の10月8日に発表したもので、日本は調査対象の24の国と地域のうち「読解力」と「数的思考力」でトップ。そして「ITを活用した問題解決能力」が10位という結果だったことが文部科学省のウェブサイトで報告されています。
【調査期間】 平成23年8月~平成24年2月
【調査対象】 24カ国・地域の約15万7千人
国際成人力調査(PIAAC)の概要
● これはOECDが実施する国際調査で、今回が初めての実施となる。
● 16歳から65歳の成人を対象として、社会生活において成人に求められる能力のうち、「読解力」、「数的思考力」、「ITを活用した問題解決能力」の3分野のスキルの習熟度を測定。
以下はそれぞれの項目の上位10カ国
■ 読解力
1. 日本 / 2. フィンランド / 3. オランダ / 4. オーストラリア / 5. スウェーデン / 6. ノルウェー / 7. エストニア / 8. ベルギー / 9. チェコ / 10. スロバキア
■ 数的思考力
1. 日本 / 2. フィンランド / 3. ベルギー / 4. オランダ / 5. スウェーデン / 6. ノルウェー / 7. デンマーク / 8. スロバキア / 9. チェコ / 10. オーストリア
■ ITを活用した問題解決能力
1. スウェーデン / 2. フィンランド / 3. オランダ / 4. ノルウェー / 5. デンマーク / 6. オーストラリア / 7. カナダ / 8. ドイツ / 9. イギリス / 10. 日本
▼ 各国の項目別平均得点 (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)
スキルと年齢の関係(背景調査とのクロス分析)
日本は、いずれのスキルに関しても、ほとんどの年齢で、OECD平均を上回り、他国に比べ、高い水準を維持しています。
▼ 読解力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)
▼ 数的思考力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)
▼ ITを活用した問題解決能力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)
詳細は以下に記した文部科学省のウェブサイトに掲載されています。
▼ 文部科学省 - 国際成人力調査(PIAAC:ピアック)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/1287165.htm
▼ 文部科学省 - OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要 (PDF)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/__icsFiles/afieldfile/2013/11/07/1287165_1.pdf
関連記事
▶ 2023年度の名目GDPと1人当たり名目GDPの国別ランキング - (2024年12月9日)
▶ 35か国を対象に行われたロシアへの好感度調査 (2024年 - 米調査機関) - (2024年7月13日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査 (2024年 - 米ギャラップ調査) - (2024年3月24日)
▶ G7各国の賃金の推移~日本は過去30年間ほとんど変わらず - (2024年3月2日)
▶ 国家ブランド指数(2023年版)で日本が史上初の1位に - (2024年1月24日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査(2023年 - 米ギャラップ調査) - (2023年3月23日)
▶ 2021年度の名目GDPと1人当たり名目GDPの国別ランキング+今後の世界経済見通し(IMF / 国際通貨基金) - (2022年6月8日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査(2022年 - 米ギャラップ調査) - (2022年3月20日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査(2021年 - 米ギャラップ調査) - (2021年3月17日)
▶ 国連分担金の多い国トップ10(2018~2020年) - (2021年1月8日)
▶ 国連に対する好感度が最も低かった国は日本(2020年 - 米調査機関) - (2020年12月26日)
▶ 80年後(2100年)の世界の人口と各国のGDPの予測~日本は?(2020年 - 米大学研究者調査) - (2020年10月29日)
▶ 14か国を対象に行われた中国に対する好感度調査(2020年 - 米調査機関) - (2020年10月12日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査(2020年 - 米ギャラップ調査) - (2020年3月14日)
▶ 世界国別評判ランキング(2019年) - 世界で最も評判の良い国は? - (2019年10月19日)
▶ 欧州5か国における対日世論調査(2019年) - (2019年10月4日)
▶ 世界で最も評判の良い企業(責任ある企業活動において) - 2019年 - (2019年9月30日)
▶ アメリカにおける対日世論調査(2019年) - (2019年9月19日)
▶ 世界国別評判ランキング(2018年) - 世界で評判の良い国は? - (2018年7月3日)
▶ ASEAN10か国における対日世論調査(2017年) - (2017年11月15日)
▶ 世界国別評判ランキング(2017年) - 主要8か国の国民に評判の良い国は? - (2017年9月14日)
▶ 英BBC世界世論調査 2017 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本は3位 - (2017年8月21日)
▶ 世界で最も評判が高い製造国ランキング 2017 - (2017年6月18日)
▶ 世界各国の名目GDP - 国別ランキング(2016年) - (2017年4月25日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査(2017年 - 米ギャラップ調査) - (2017年2月22日)
▶ 世界国別評判ランキング(2016年) - 主要先進国の国民に評判の良い国は? - (2016年10月6日)
▶ 欧州5ヵ国における対日世論調査 (2015年調査) - (2016年7月4日)
▶ アメリカで行われた国別好感度調査 (2016年調査) - (2016年4月20日)
▶ 2016年度の各国の国連分担金比較 - (2016年1月28日)
▶ 英BBC世界世論調査「世界に良い影響を与えている国」 2006-2014 全調査記録一覧 - (2015年12月26日)
▶ 国連分担金の多い国トップ10(2013~2015年) - (2015年9月24日)
▶ アメリカで行われた各国に対する好感度調査 (2015年調査) - (2015年6月4日)
▶ 日米両国で行われた戦後70年の日米関係に関する世論調査結果(2015年調査) - (2015年4月9日)
▶ 中南米地域5か国における対日世論調査(2014年 - 2015年) - (2015年3月18日)
▶ 国別ブランドランキング2014-15で日本が1位 - 米企業調査 - (2014年11月18日)
▶ 英BBC世界世論調査 2014 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本は5位 - (2014年6月18日)
▶ ASEAN地域7カ国における対日世論調査結果(2014年) - (2014年4月24日)
▶ アメリカにおける対日世論調査 (2013年度調査) - (2014年1月19日)
▶ 英BBC世界世論調査 2013 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本は4位 - (2013年5月27日)
▶ 英BBC世界世論調査 2012 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本が1位 - (2012年5月16日)
0 件のコメント:
コメントを投稿