2020/03/14

アメリカで行われた国別好感度調査(2020年 - 米ギャラップ調査)

世論調査の先駆け的存在でもあるアメリカの世論調査会社ギャラップがアメリカ国民を対象に毎年行っている国別好感度調査が今年も2月に行われており、その調査結果が3月に発表されています。

今回の調査結果のタイトルは「Iran, North Korea Liked Least by Americans」(イラン、北朝鮮はアメリカ人にとても好感を持たれていない)で、その両国に対する否定的な回答を数値で見ると、イラン (88%)、北朝鮮 (86%)といった結果になっています。とは言え、「好感が持てる」とする肯定的な回答もそれぞれに10%を超えている辺りは多民族国家ならではといったところなんでしょうか? (10%と言えば10人に1人ですからね)。

一方、好感度の高い国に目を通すと、今回の調査でアメリカ人が好感が持てるとした国のトップとなったのは例年通りカナダ(93%)で、続いて、イギリス(90%)、ドイツ(85%)、フランス(84%)、日本(83%)、といった結果になっています。(カッコ内の数字は好感が持てるとした割合)

なお、今年の調査の評価対象とされた国は以下に記した20か国で、今回も近隣諸国並びに、良し悪しに関わらず、国の動向がアメリカに影響を及ぼしそうな国が選ばれているようです。

 

▼ 各国への評価割合
回答項目(好感が持てる / 好感が持てない)

アメリカで行われた国別好感度調査(2020年調査) - 各国への評価割合

93% カナダ
90% イギリス
85% ドイツ
84% フランス
83% 日本
75% インド
74% イスラエル
67% メキシコ
63% エジプト
57% ウクライナ
47% キューバ
44% トルコ
34% サウジアラビア
33% 中国
28% ロシア
23% パレスチナ自治政府
19% イラク
18% アフガニスタン
12% 北朝鮮
11% イラン

※ パレスチナ自治政府
パレスチナについては、2016年3月の時点で、136の国連加盟国が国家として承認していますが、アメリカや日本はパレスチナを国家として承認をしていないため、アメリカや日本での表記は「The Palestinian Authority / パレスチナ自治政府」となります。

 

▼ 日本に対する年度別評価割合(1989年~2020年)
回答項目(とても好感が持てる / 概ね好感が持てる / 概ね好感が持てない / とても好感が持てない / どちらとも言えない)

アメリカで行われた国別好感度調査(2020年調査) - 日本に対する年度別評価割合

※ 2001 - ^ Asked of a half sample

 

■ 参照・引用・出典

iran, North Korea Liked Least by Americans (March 3, 2020) - GALLUP (英語)
Country Ratings - GALLUP(英語)

 

 

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