"DuckDuckGo"(ダックダックゴー)というインターネット検索エンジンがあります。
プライバシーの保護に特化した検索エンジンで、運営本社はアメリカにある(2008年設立)。
▼ DuckDuckGo
https://duckduckgo.com/
この検索エンジンの特徴は、ユーザーの検索履歴が一切"DuckDuckGo"に残らないという点。
設立者のガブリエル・ワインバーグは「DuckDuckGoは個人情報を収集することも共有することもしない。当社のプライバシーポリシーをかいつまんで言えばこういうことだ」と述べている。
▼ DuckDuckGo(ウィキペディア) 以下、ウィキペディアの「DuckDuckGo」より抜粋 [歴史] [機能] ワインバーグは1日平均4000もの記事を雇用したフリーランスライターに書かせているデマンド・メディア(英語版)によるeHowのような企業によるコンテンツミルズと信じるものを削除することで検索結果の品質を洗練しており、「Googleの検索インデックスで上位にランクインしたいだけで作成されている低クオリティなコンテンツもある」と発言している。DuckDuckGoはまた事実上の広告にすぎないページのフィルタリングも行なっている。 [評価] まだ簡素だった初期の Google によく似たものを感じる。In-N-Out にラテやらアジアンサラダやらサンデーやらスクランブルエッグやらが無いように、DuckDuckGoはニュースやらブログやら書籍やら画像検索やらに手を出そうとはしない。自動補完もなければ検索結果のインスタント表示もない。それはウェブ検索の核となるものだけを表示する - 主には「10個の青いリンク」方式で、批評家連中がなんと言おうと、いまだにとても役に立つ。...その質については、ワインバーグがGoogleの強大な検索チームよりも関連性の高い結果を返す方法を編み出したと言うつもりはない。しかしDuckDuckGoは...十分に役立つサイトを返してくれる。DuckDuckGoは充実していて、真っ正直で、無駄なものがない...。 OSNewsで検索エンジンの批評をしたトム・ホルワーダはプライバシー機能や特定のサイト検索へのショートカットをGoogleに対する「ユーザーの行動を全部追跡している」ことがアメリカ政府による召喚状に使用される情報になる危険性に繋がっているという批判と合わせて称賛している。 2012年、独占的なシェアを持つGoogleがDuckDuckGoを競争相手と認識しだしたことに応え、ワインバーグは「喜びと楽しさを感じる」と述べたと伝えられている。 |
実を言うと、この記事を書くきっかけとなったのは、ここ最近の自分のブログに於いて、"Google"経由でのアクセスが以前に比べると減って、代わりに、"Bing"と、この"DuckDuckGo"経由でのアクセスが増えたような印象があったからなんだよね。ただ、数としてはまだまだ"Google"及び"Yahoo!"("Yahoo!"の検索エンジンは"Google"のアルゴリズムを使用している)経由でのアクセスが圧倒的に多いことに変わりはないんだけどね。
それと、気になっていたことがもうひとつ。これは、あくまでも自分のブログ名で検索した結果での話ではあるのだが、検索結果に於いても"Bing"と"DuckDuckGo"の方がスパムサイトがヒットする割合が低いように見受けられるということ。これに対し"Google"の方は、見るからにスパムと分かるようなサイト(自分のブログの記事の一部を勝手にコピペして生成されたサイト)が数多くヒットするんだよなぁ(笑)。
ということで、少なくとも、自分のブログ名で検索した結果に限って言えば、スパムサイトを検索結果から除外するという点に於いては"Bing"と"DuckDuckGo"の方が長けているような感じではある。
[関連資料]
▼ アップルは検索エンジン「DuckDuckGo」を買収すべき、有力筋が提案(Forbes JAPAN - 2020/06/10)
https://forbesjapan.com/articles/detail/35088
上記のフォーブスの記事の中で著者の"John Koetsier"は「検索エンジンのDuckDuckGoの米国における市場シェアは、グーグルやBing、ヤフーに次いで4位となっている。プライバシー意識の高いユーザーに愛されるDuckDuckGoを傘下に収めることは、アップルに多くの潜在的メリットをもたらすだろう。」と述べています。しかしながら、文末では「アップルがグーグルに戦いを挑んでも、失うものが大きいのはアップルだ。」と締めくくられています。
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