2012/09/27

SOME SUMMER DAYS / SUSANNA HOFFS (2012)

Some Summer Days / Susanna Hoffs全5曲のミニ・アルバム(EP盤)とも言える形態で配信されているこの"Some Summer Days"は、先頃リリースされた新作"Someday"に収録されている3曲の別ヴァージョンと、"Someday"未収録の2曲で構成されており、"Susanna Hoffs"のオフィシャルサイトから無料でダウンロードできる。

それにしても、"Someday"に収録されている3曲の別ヴァージョンはもとより、このミニ・アルバムでしか聴けない2曲も"Someday"に収録されている楽曲同様に独特の空気感があって良いね。当初は、無料でダウンロードできるということで、さほど期待していなかったのだが、全5曲共に"Someday"に収録されていないのがもったいないくらいで、中でも"Petite Chanson"で感じられる雰囲気が心地良くて気に入っている。又、"Someday"に収録されている3曲の別バージョンも、リミックスとかいったものではなく、アルバム・ヴァージョンとは別にレコーディングされているトラックのようで、こちらで聴けるこれらのトラックも"Someday"収録のヴァージョンと甲乙付けがたい程に魅力的。なお、配信は"192kbps"の"MP3"形式でされている。

 

TRACKLIST
1. Petite Chanson / 2. Raining (Ragtag Version) / 3. One Day (Ragtag Version) / 4. Always Enough (Ragtag Version) / 5. Summer Daze

 

▼ 「Susanna Hoffs」 オフィシャルサイト
http://www.susannahoffs.com/

ダウンロードはオフィシャルサイトの右側にある「Free Sampler」内の「email」と「postal code」の欄に自分の「Eメール」と「郵便番号」を入力して「next」をクリックすればOKで、後は入力したアドレス宛にこれらの楽曲を配信している「noisetrade.com」からダウンロードのコードとアドレスが記されたメールが届くようになっている。なお、その後には「noreply@noisetrade.com」から楽曲配信のニュースレターが届くようになるが、必要なければ送られてきたニュースレターの下にある「opt out using TrueRemove®.」の「opt out」をクリックすればその後の配信を解除できる。

※ 追記(2013年)
現在はオフィシャルサイトからの無料配信は終了しているが、"iTunes"や"Amazon"等で購入(ダウンロード限定)することができるようだ。

 

▼ Susanna Hoffs - Petite Chanson

https://www.youtube.com/watch?v=5fWJbtO9UBk

 

 

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2012/09/22

AT THE BBC / QUEEN (1995)

Album Cover: At The BBC / Queen1995年にアメリカでリリースされたこの"At The BBC"は、1989年に"At The Beeb"というタイトルでイギリスに於いてリリースされていたアルバム(日本では1990年に女王凱旋!~戦慄のライヴ・クイーン~という邦題でリリース)と同一内容のアルバムになる。

アメリカでのリリースに際して、タイトルが"At The BBC"に変更された理由は、"BBC"のイギリスでの俗称である"Beeb"がアメリカでは一般的に浸透しておらず、馴染みが薄いと判断されたからだそうだ。

ということで、この"At The BBC"は、タイトルの変更に伴い、ジャケットの写真も併せて変更されているのだが、レコーディングされた時期については、前半の4曲がファースト・アルバムのレコーディング中、そして、後半の4曲がファースト・アルバムのリリース直後ということで、"At The Beeb"で使用されているモノクロ写真よりも、こちらのファースト・フォトセッションで撮られたケバい写真のイメージの方が時期的に似合っているようにも思う。

なお、レコーディングされた日付については、1曲目から4曲目までが"5th February 1973"、5曲目から8曲目までが"3rd December 1973"と、アルバムのジャケットにクレジットされている。ちなみに、レコーディング場所はどちらもロンドンにある"Langham 1 Studio"だとのこと。

収録曲についていえば、翌年の1974年にリリースされるセカンド・アルバムの"Queen II"に収録されることになる"Ogre Battle"を除いて、全てがファースト・アルバム収録曲となっている。

目立った曲をピックアップすると、'73年2月に収録された前半の4曲では、間奏の後のパートをロジャーがヴォーカルをとっている"Doin' Alright"。そして、全体的にオーヴァーダブも少なく比較的ライヴ・テイクに近いサウンドになっている'73年12月に収録された後半の4曲の中では、"サード・アルバムの"Sheer Heart Attack"に収録される"Brighton Rock"に於ける"Brian May"のギターソロ・パートの原形ともいえるフレーズが入っている"Son And Daughter"といったところかと。

Booklet: At The BBC / Queen   CD: At The BBC / Queen

実のところ、自分自身は日本盤が発売された当時からこのアルバムの存在を知っていたにもかかわらず、長い間このアルバムをスルーし続けていたんだよね。というのも、日本盤のタイトルが「女王凱旋!~戦慄のライブ・クイーン~」で、しかも、1曲目が"My Fairy King" だったことから、初期のライヴ音源を寄せ集めた継ぎ接ぎのライヴ・アルバムという印象があって、どうも買う気にならなかったのだ。収録曲数も8曲と少なかったしね。それに、いつもと違うレーベルから唐突にリリースされたこともあってか、何となく微妙な印象があった。ちなみに、ブックレットにクレジットされているリリース元は"BBC Enterprises Ltd"となっている。

が、しかし、結果的に、自分は長いこと日本盤のタイトルにある「ライヴ」という言葉にある意味騙されていたのだ(笑)。というのも、このアルバムの収録曲は全て"BBC"での放送用にスタジオでレコーディングされたものであり、観客の前で演奏されているわけではないので、当然のことながら歓声なども入っていなくて、普通に考えて、これを「ライヴ」と言うのもちょっと変な話なのだ。それに、パッケージの何処を探しても英文での「Live」という文字は入っていないからね。加えて、当時は「Beeb」が「BBC」の俗称であるなんてことも知らずにいたし。

ということで、ヨーロッパを中心とした英語圏だと、"BBC"での放送用にレコーディングされたこれらの音源は、一般的に「BBC Session」と呼ばれているのだが、会場ではなくスタジオを使ってレコーディングされていることもあり、ある意味では、これもまたスタジオ・アルバムの一種と言えるのではないかとも思う。オリジナル・アルバムほど緻密ではないものの、スタジオ・アルバム同様に多重録音もされているしね。しかも、ファースト・アルバムとレコーディング時期が重なっているということもあり、一部にはファースト・アルバムでの音源とも思えるような楽器のパートがあったりもするのだ。

結局は、このアルバムに興味を持ったときには、既に日本盤は廃盤になっていた為、このアメリカ盤の"At The BBC"を購入したわけなのだが、それにしても、デビュー直後の音源をこうして比較的良い音で聴けるのはありがたいよね。日本盤のタイトルが「BBC スタジオ・セッション」とかだったらもっと早く買ってたのに(笑)。

■ 追記
なんと、この"BBC Session"のコンプリート盤「On Air - The Complete BBC Radio Sessions」が2016年にリリースされることに。

 

TRACKLIST
1. My Fairy King / 2. Keep Yourself Alive / 3. Doin' Alright / 4. Liar / 5. Ogre Battle / 6. Great King Rat / 7. Modern Times Rock 'N' Rock / 8. Son And Daughter

• Tracks 1-4: Recorded 5th February 1973 (Langham 1 Studio)
• Tracks 5-8: Recorded 3rd December 1973 (Langham 1 Studio)

 

 

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2012/09/17

A DAY WITHOUT RAIN 「ア・デイ・ウィズアウト・レイン」 / ENYA (2000)

CDの帯(初回プレス盤):A Day Without Rain / EnyaAlbum Cover (front): A Day Without Rain / Enya   Album Cover (back): A Day Without Rain / Enya   CD Case (back cover): A Day Without Rain / Enya

新曲を含むベスト・アルバムの"Paint the Sky with Stars"が1997年にリリースされたとはいえ、前作の"Memory of Trees"からは実に5年ぶりとなったエンヤのスタジオ・アルバムがこの「A Day Without Rain / ア・デイ・ウィズアウト・レイン」。

収められた楽曲は正に粒ぞろいといった感じで、各楽曲にはそれぞれの趣があり、時間と手間をかけて紡ぎ出されたエンヤならではとも言える旋律は、それこそ5年間待った甲斐があったと思えるようなアルバム。

ファンには周知の事実だと思うが、エンヤは、シンガーとしてだけでなく、作曲と殆んどの楽器を一人で演奏するマルチな才能の持ち主で、独特な雰囲気を持つその歌声は彼女の声を数十回から数百回と多重録音して深めのエコーを加えて出来るのだそうだ。癒し系というジャンルで括られることが多い彼女の音楽だが、丹念に音を積み重ねて音楽を作り上げるその手法は、かつての"Queen"を彷彿させられる感じで、そういった意味に於いてはポップスというよりも、むしろスタジオ・ワークに重きを置くロック・バンドの手法に近いと思う。

個人的には、雨のない日 (A Day Without Rain) というよりも、むしろ雨の日が似合うサウンドといったイメージがこのアルバムにはあるのだが、それでも、晴れた日 (Sunny Day) ではなく、「雨のない日」というタイトルからして、もしかしたら「雨の時期」といった情景がテーマとしてあるのかもしれない("A Day Without Rain"というフレーズは普通に日常会話でも使われるようで、例えば、雨の多い季節などは、雨のない一日を「今日は久しぶりに"A Day Without Rain"だね」というような使われ方をするようだ)。まぁ、どちらにせよ、このアルバムで表現されている世界観にはただただ感服するするばかり。

それと、エンヤのアルバム全てに言えることなのだが、このアルバム"A Day Without Rain"も又、ジャケットの出来がとても素晴らしく、それはあたかも一枚の絵画でもあるかのよう。ロゴのカラーや配置も完璧に計算された構成で見事。加えて、マットな厚手の紙が使われた質感のあるブックレットも雰囲気があっていい感じ(再発盤はどうなっているか分からないが)。

ちなみに、この"A Day Without Rain"は、リリースされた国によって11曲目の収録曲が異なるようで、日本盤には"Isobella"が収録されている。

なお、アルバムは、US(2位)、UK(6位)を記録し、アメリカでは2005年に"RIAA"より正式に"7x Multi Platinum"(700万枚のセールス)が認定されている。又、そのアメリカではビルボードの年間チャートに於いて2001年が8位、そして2002年が18位と2年に渡る大ヒットを記録している。

 

CD: A Day Without Rain / EnyaTRACKLIST (Japan Edition)
1. A Day Without Rain / 2. Wild Child / 3. Only Time / 4. Tempus Vernum / 5. Deora Ar Mo Chroi / 6. Flora's Secret / 7. Fallen Embers / 8. Silver Inches / 9. Pilgrim / 10. One By One / 11. Isobella [Japan Edition Only] / 12. Lazy Days

1. ア・デイ・ウィズアウト・レイン / 2. ワイルド・チャイルド / 3. オンリー・タイム / 4. テンパス・ウェルヌム / 5. ドーラ・エル・モ・フリー / 6. フローラズ・シークレット / 7. フォーレン・エンバーズ / 8. シルヴァー・インチズ / 9. ピルグリム / 10. ワン・バイ・ワン / 11. イゾベラ(日本盤スペシャル・トラック) / 12. レイジー・デイズ

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: UK 6位 (2x Platinum) / US 2位 (7x Platinum / 2005-RIAA)
• Singles:
1. Only Time - UK 32位 / US 10位 / Germany 1位 / Swiss 1位 / Austria 2位
2. Wild Child - UK 72位

 

▼ Enya - Only Time

https://www.youtube.com/watch?v=7wfYIMyS_dI

 

▼ Enya - Wild Child

https://www.youtube.com/watch?v=_wM7A6Eht7s

 

[Official Audio]

▼ Enya - Flora's Secret
https://www.youtube.com/watch?v=gObUqHsxc5A

▼ Enya - Pilgrim
https://www.youtube.com/watch?v=aVhPBr3qtzc

▼ Enya - One by One
https://www.youtube.com/watch?v=hXDEtkwyiV0

 

 

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2012/09/14

(続) A NIGHT AT THE OPERA 「オペラ座の夜」 / QUEEN (1975)

CDの帯(初CD化盤):オペラ座の夜 / クイーンAlbum Cover (front): A Night at the Opera / Queenこのクイーン4作目のアルバム「 Night at the Opera / オペラ座の夜」は、言わずと知れたロック史上に燦然と輝く名盤中の名盤。

全体像としては、前作で打ち出されたコンテンポラリーな方向性をより増幅させた感じで、曲によってはブライアンが琴やハープ、ウクレレと言った楽器を弾いていたりといったことからも、このアルバムの多様性が伺い知れるところなのではないかと。

又、アルバム全体がひとつの作品としてコンセプト化されているため、曲間が異常に短かかったり、メドレー化されていたりするところも特徴のひとつである。

なお、ジャケット中央に描かれたロゴのオリジナルデザインは、フレディがメンバー4人の誕生サインとなる星座のキャラクターを組み合わせ考案したもの。

収録曲について言えば、"Seaside Rendezvous"や"Good Company"といったフックとなるような曲のアレンジもよく練りこまれており、クラシック的エッセンスを感じさせる名曲"Love of My Life"や、ブライアンの牧歌的なヴォーカルとアコースティックギターが印象的な"39"、ロジャーのパワフルで伸びのあるヴォーカルが魅力的な"I'm in Love With My Car"、ジョンのソングライティング力が光るポップな"You're My Best Friend"、大作"The Prophet's Song"、コミカルな"Lazing on a Sunday Afternoon"など、実にバラエティー豊かな楽曲が何の違和感もなくひとつにまとめられており、それらの楽曲があってこそ"Bohemian Rhapsody"の存在意義もあることが感じさせられるかのようでもある。

 

Album Cover (back): A Night at the Opera / Queenちなみに、自分が持っているこの"A Night at the Opera"のCDは、'80年代後半にクイーンのアルバムが初めてCD化された際に購入したものなのだが、初CD化された初版ということもあって、トラック割りにミスがあるんだよね。例えば、"Death on Two Legs"から"I'm in Love With My Car"まで間髪空けずに曲が続くところは、曲の最後がちょっぴり欠ける所為で、次の曲の頭には前の曲の終わりがちょっぴり入るし、"Good Company"に至っては、エンディングのヒュルルルル・・・という部分が丸々切れているので、次の"Bohemian Rhapsody"はそのヒュルルルル・・・の音から曲が始まるのだ。アルバムを通して聴く分には問題ないのだが、曲単位で聴く場合は困りもので、パソコンやデジタルデバイスなどに取り込んで聴く場合は、音楽編集ソフトを使って編集し直さないといけないという代物。

ということで、先にも述べたように、自分が持っているクイーンのアルバムでは、この"A Night at the Opera"を含めて、"Sheer Heart Attack"から"Hot Space"までのCDが、'80年代後半に初めてCD化された際に購入した、俗に言う「初版」というもの。勿論、リマスターなどされているわけでもなく、現在リリースされている再発版に比べると音質的にはしょぼいのだが、それでも、マスターテープからそのまま落とされただけの音が何となくレコード盤に近い感じがして親しみがあるんだよね。

 

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: Bohemian Rhapsody / Queenラジオで聴いた一大組曲"Bohemian Rhapsody"に衝撃を受け、それがクイーンの曲だとは知りつつも、曲名を憶えていなかったので、確か「ママ~」とか「ガリレオ」とか言ってたよなという記憶を頼りにレコード店で歌詞カードを見ながら探して買ったこのシングル盤。多分、これが自分のお金で買った最初のレコードだったと記憶している。でも、家に帰ってレコードに針を落とすまでは本当にこれなのか不安だったんだよなぁ。そして、その後、お小遣いを貯めて買ったアルバムは、あまりにも曲間が短いため、不良品なんじゃないかと一時期真剣に思ったりもしていた。

ちなみに、大ヒットを記録したこの曲のB面にはロジャー作の"I'm in Love With My Car"が収められているのだが、シングル盤の場合、B面に収められた楽曲のコンポーザーにもA面のコンポーザーと同等の印税が入ってくるらしいね。ロジャー丸儲け(笑)。

 

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: Bohemian Rhapsody (A-side) / Queen   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: I'm in Love With My Car (B-side) / Queen

 

TRACKLIST
01. Death On Two Legs (Dedicated To...) / デス・オン・トゥー・レッグス
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
02. Lazing On A Sunday Afternoon / うつろな日曜日
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
03. I'm In Love With My Car / アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
(Writer: R. Taylor / Lead Vocal: R. Taylor)
04. You're Best Friend / マイ・ベスト・フレンド
(Writer: J. Deacon / Lead Vocal: F. Mercury / Electric Piano: J. Deacon)
05. '39 / '39
(Writer: B. May / Lead Vocal: B. May)
06. Sweet Lady / スウィート・レディ
(Writer: B. May / Lead Vocal: F. Mercury)
07. Seaside Rendezous / シーサイド・ランデヴー
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
08. The Prophet's Song / 預言者の歌
(Writer: B. May / Lead Vocal: F. Mercury / Toy Koto: B. May)
09. Love Of My Life / ラヴ・オブ・マイ・ライフ
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury / Harp: B. May)
10. Good Company / グッド・カンパニー
(Writer: B. May / Lead Vocal: B. May / Ukelele: B. May)
11. Bohemian Rhapsody / ボヘミアン・ラプソディ
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury / Operatic Vocals: F. Mercury, B. May, R. Taylor)
12. God Save The Queen / ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
(Trad. Arr.May)

 

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 


 

■ 追記
こちらは、40周年を記念して2011年にリリースされた2枚組の"40th Anniversary Limited Edition" (2011 Digital Remaster)。

上の初CD化版に比べると、ジャケット中央部にある絵柄の大きさがLPレコードに近い比率になっている。

A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen

TRACKLIST
Disc 1: A Night At The Opera

Disc 2: A Night At The Opera - Bonus EP
1. Keep Yourself Alive [Long-Lost Retake, June 1975]
2. Bohemian Rhapsody [Operatic Section A Cappella Mix 2011]
3. You're My Best Friend [Backing Track Mix 2011]
4. I'm In Love With My Car [Guitar & Vocal Mix 2011]
5. '39 [Live at Earl's Court, June 1977]
6. Love Of My Life [South American Live Single, June 1979]

※ "Bonus EP"の1曲目に収録されている"Keep Yourself Alive [Long-Lost Retake, June 1975]"はデモやリミックスといったものではなく、1975年に再録音されたもの。元々はアメリカでの再発シングル用としてレコーディングされていたものの、権利関係で英米の発売元が争ってる間にマスターテープが紛失し、長い間行方知れずとなっていた音源ということらしい。

ということで、この"Keep Yourself Alive"の再録音ヴァージョンについては、"A Night At The Opera"がリリースされた年と同じ1975年にレコーディングされていたことから、ファースト・アルバムではなく、この"A Night At The Opera"の"Bonus EP"に収録されたようだ。

A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Night at the Opera (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen

 

▼ Queen - Bohemian Rhapsody (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=fJ9rUzIMcZQ

 

▼ Queen - You're My Best Friend (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=HaZpZQG2z10

 

 

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ブログデビュー + A Night At The Opera 「オペラ座の夜」 / Queen (1975)

2012/09/11

DESTROYER - RESURRECTED / KISS (2012)

Album Cover: Destroyer - Resurrected / KISS   CD Case (inside): Destroyer - Resurrected / KISS

1976年にリリースされた"KISS"5枚目のアルバム"Destroyer"を当時のプロデューサーだった"Bob Ezrin"がオリジナル・マスターテープから改めてリミックスを行った"Destroyer - Resurrected"がついにリリースされた。ジャケットのアートワークは以前のコスチュームで描かれていた当初(未発表)のものが使われている。

それにしても、サウンドが随分とゴージャスになってるね。各楽器のバランスも細かく再調整されている印象で、今まで見過ごしていた効果音や楽器の音を再発見できたりと、当初から随分と凝ったレコーディングがされていたアルバムであったことを再認識させられた。

Promotional Sticker: Destroyer - Resurrected / KISS   CD Case (front): Destroyer - Resurrected / KISS

ただ、ファイナルミックスの段階でカットされていたヴォーカルが復元され再編集されているということで期待していた"Beth"では、「えっ、ヴォーカルってこれ?」と肩透かしを食らったりもしたが、それでも、これまで殆んど聴こえなかったアコースティックギターの音がより際立っている所為でかなり新鮮に感じる。又、バックのオーケストラも低音部がオリジナルに比べてよりダイナミックになったようで、よりサウンドに深みが増した印象があり、個人的にはけっこう気に入っている。実際、"Beth"はこちのヴァージョンを聴いた後にオリジナルのヴァージョンを聴くと、違いは明らかで、オリジナルのサウンドがやけに貧相に聴こえる。

他にも、"God Of Thunder"は子供の声が増幅されて、より不気味さを増しているし、"Sweet Pain"は新たに見つかったエースのギター・ソロに差し替えられたヴァージョンになっているなど、オリジナルとの違いを楽しめる。なお、オリジナルの"Destroyer"に収録されているギター・ソロのヴァージョンの方はボーナストラックとしてアルバムの最後に収録されているが、これがオリジナルのアルバムに収録されていたヴァージョンかというと、実は、そうではなくて、こちらもまたリミックスが施されている(大きな違いは、曲後半のバッキング・ヴォーカルが繰り返す部分でのリード・ギターがカットされてる点)。

Booklet: Destroyer - Resurrected / KISS   Booklet (back): Destroyer - Resurrected / KISS   Booklet: Destroyer - Resurrected / KISS

思った以上に質感と鮮やかさが増した印象のあるこの"Destroyer - Resurrected"だが、ただ、マスターテープに問題があったのか、"Flaming Youth"のイントロ部分で音が飛んでいるのはいただけないところ。それと、間奏とギターソロの部分にバッキング・ヴォーカルが加わり"Double Platinum"でのヴァージョンのようになった"Detroit Rock City"もちょっと残念な気がします。でも、もしかしたら、こちらがオリジナルで、元々はこのようにバッキング・ヴォーカルが加えられていたもののファイナルミックスの段階でカットされていたのかも?

米アマゾンのカスタマーレヴューには既に200件を超えるコメントが投稿されており、このアルバムに対する関心の高さがうかがえる。しかも、熱心なファンが多いのか、ひとつひとつコメントがやけに長い(笑)。皆さん1曲1曲を細かくチェックされているようだが、評価は概ね良好のようだね。

CD (front): Destroyer - Resurrected / KISS   CD (back): Destroyer - Resurrected / KISS   CD (front): Destroyer - Resurrected / KISS

CDはジュエルケース・タイプで、ジャケットは20ページのブックレットになっている。ただ、ジャケット部分の表紙と裏表紙の紙は薄くてペラペラしているのでプラケースから取り出しにくいし、無理に取り出そうとすると直ぐにしわが寄ってしまう感じ。一方、ディスクの方はレコード盤を模した仕様になっており、レコード盤にある細かい溝も付いている。ちなみに裏面も全面ブラックとなっている。

Destroyer - Resurrected & Destroyer - Original / KISSなお、ジャケット裏面に表記されている曲目の部分は、オリジナルの"Destroyer"では"Do You Love Me"となっていたが、この"Destroyer - Resurrected"では"Do You Love Me?"とクエスチョンマークが加えられた表記になっている。

 

TRACKLIST
1. Detroit Rock City / 2. King Of The Night Time World / 3. God Of Thunder / 4. Great Expectations / 5. Flaming Youth / 6. Sweet Pain / 7. Shout It Out Loud / 8. Beth / 9. Do You Love Me? / 10. Sweet Pain (Original Guitar Solo) [Bonus Track]

 

 

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2012/09/05

パソコンを使ったデスクワークの合間に使っているリラクゼーショングッズ (Part 2)

せなかんボー不思議なことに、自分は長いこと肩こりとは無縁の生活を送っていたのだが、パソコンに向かう時間が多くなってきた所為か、数年前から首や肩付近の張りを感じるようになってきた。

で、昨年から使っているのがこの「せなかんボー」。値段は1,000円ちょっとと、お手頃な価格の品ながらも、これが結構良いんだよね。こういったものって、最初だけ使って、いつの間にやら何処かに仕舞い込んでいるといったことが多いのだが、これは作業中の合間に手軽に使えるということもあって、買った後もずっと使い続けている。

いつもは、直ぐに使えるように、黄色い部分を支点にして机にぶら下げているのだが、一応は、立てて置くことも可能と説明書には記してある。ただ、見てのとおり、立てた場合の形状はけっして安定感があるものではないので、実際、立てて置いておくということはしていない。

ということで、この「せなかんボー」、自分の場合は、それほど酷い肩こりじゃないこともあってか、ちょっと力を入れると痛いくらいに効くので、普段は弱めに押して使っているのだが、適度な重さとしなり具合が良いので、押し加減が調整しやすく、思ったところをピンポイントでグイグイとやれるのが気に入っているところ。

他にも、持ち手のグリップ部分や曲線の部分を背にして叩くといった使い方もできるのだが、作りが頑丈なので、今のところ壊れる気配も全く無く、このまま一生使えるのではないかといった感じ。ちなみに、カラーはブルーとグリーンの2色が用意されている。

 

せなかんボー   せなかんボー

 

 

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