

こちらは'80年代ロックのトレンドとも言えるハイ・トーン・ヴォイスと鉄壁のコーラス・ハーモニーを有するカナダのロック・バンド、ラビット(Wrabit)のデビュー・アルバム「Wrough & Wready / ラフ・アンド・レディ」
実際、ヴォーカルとコーラス・ハーモニーは当時のボストンや、ジャーニー、スティクスに匹敵すると断言できるクオリティーを誇っており、そういった意味に於いてはもっと売れてもおかしくないサウンドだったとも思えるのだが、バンドは3枚のアルバムを残して活動に終止符を打った。
※ 補足:ラビット(Wrabit)
このデビュー・アルバムの時点では6人編成のバンドであった。ちなみに、'70年代に結成され、後にプログレッシブ・ロック・バンドのイエスに加入したトレヴァー・ラビンと、リードヴォーカリストであるレスリー・マッコーエンの後任としてベイ・シティ・ローラーズに加入したダンカン・フォールが在籍していた南アフリカのロックバンド、ラビット(Rabbitt)とは別バンド。一説ではこのバンドの存在があったことからバンド名のスペルが変えられたと言われている。なお、現時点ではラビット(Wrabit)についてのウィキペディアのページは存在しない。

で、このラビットのデビュー・アルバム"Wrough & Wready、米ビルボードチャートでは最高位で157位という結果だったものの、一部でマニアックな人気を博していたこともあり、中古市場でも入手困難な故に高値が付いていたのだが、昨年(2022年)、限定生産で日本盤が再リリースされた(日本に於いては1993年に世界で初めてCD化されて以来の再発)。
自分はと言えば、当時は何となく1曲目だけのような気がして(これといった根拠は無いものの、何か予感めいたものがあった)、アルバムを買うには至らなかったのだが、その1曲目の「Anyway, Anytime / エニーウェイ・エニータイム」はかなり気に入っており、年代的にも近い時期にリリースされた曲で、曲調や曲名が似ていることもあって、自分の中ではジャーニーの「Any Way You Want It / お気に召すまま」と双璧をなす曲として位置付けていたようなところがあった(表の"Any Way You Want It"、裏の"Anyway, Anytime"といった感じ)。ちなみに、ジャーニーの"Any Way You Want It"は前年の1980年にリリースされた曲。
と、そんな理由もあって、アルバムは何となくパスしていたものの、実を言うと、シングル盤だけは買おうとしていたことをこれを書きながら思い出した。しかしながら、デビューしたてのマイナーなバンドのシングル盤ということもあってか、レコード店で探してもそのシングルは見つけられず、結局はこのアルバムが再発されて購入する日まで縁のないまま時が過ぎていたのだった。
▼ 日本盤シングルのジャケット写真 (Discogs)
エニーウェイ・エニータイム / ラビット
実のところ、思い出の曲でもあるので、入手できるのであれば"Anyway, Anytime"だけでも別に構わないという思いで購入したアルバムではあったのだが、アルバムを通して聴いてみた感想としては、流石に"Anyway, Anytime"に匹敵するような曲は見当たらなかったものの、それでも、思っていた以上に全体のクオリティーが高いアルバムだったというのが第一印象で感じたことだった。ということで、当時抱いていた1曲目だけという根拠の無い予感は当たっていたようで当たっていなかったということを時を経て確認できたのだった。
ちなみに、曲順は自分好みに並び替えてプレイリストに登録している(記事下部の"TRACKLIST"に [自分垂涎の曲順] として記載)。
▼ WRABIT - Anyway, Anytime
▼ WRABIT - Just Go Away
カナダのバンドと言えば、ラッシュ(Rush)と、トライアンフ(Triumph)が双璧だと思うのだが、この両バンドを知る人にとっては意外とカナダ繋がりということでラビットの存在を知る人も少なくないのかもしれない。そして、世界的に名を馳せるカナダのミュージシャンは案外多い。
※ 補足:日本でもよく知られるカナダのバンド及びミュージシャン
ラッシュ (Rush) / トライアンフ (Triumph) / ラヴァーボーイ (Loverboy) / ジョニ・ミッチェル (Joni Mitchell) / ニール・ヤング (Neil Young) / ブライアン・アダムス (Bryan Adams) / セリーヌ・ディオン (Celine Dion) / アラニス・モリセット (Alanis Morissette) / ジャスティン・ビーバー (Justin Bieber) / アヴリル・ラヴィーン (Avril Lavigne) / シャナイア・トゥエイン (Shania Twain) / カーリー・レイ・ジェプセン (Carly Rae Jepsen)

TRACKLIST
1. Anyway, Anytime /
2. Pushin On /
3. Can't Be Wrong /
4. Back Home /
5. Too Many Years /
6. Just Go Away /
7. Tell Me What To Do /
8. How Does She Do It /
9. Here I'll Stay /
10. Don't Say Goodnight To Rock And Roll
1. エニーウェイ・エニータイム / 2. プッシン・オン / 3. キャント・ビー・ロング / 4. バック・ホーム / 5. トゥー・メニー・イヤーズ / 6. ジャスト・ゴー・アウェイ / 7. テル・ミー・ホワット・トゥ・ドゥ / 8. ハウ・ダズ・シー・ドゥ・イット / 9. ヒア・アイル・ステイ / 10. 朝までロックン・ロール
[自分垂涎の曲順]
1, 7, 3, 4, 6, 5, 8, 2, 9, 10
NOTES
• 生産限定盤(ユニバーサル企画シリーズ:入手困難盤復活!! HR/HM VOL.4 ★北米編★)
• マスター:1993年
• CD発売日:2022年1月26日
• 品番:UICY-79840
• 解説・歌詞付(対訳無し)
WRABIT - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover)
• David Aplin - Guitar
• Les Paulhus - Keyboards & Vocals
• Lou Nadeau – Lead Vocals
• Chris Brockway – Bass Guitar & Vocals
• Scott Jefferson Steck – Drums
• John Albani – Guitar & Vocals

こちらは、「Robby Valentine / ロビー・ヴァレンタイン」(1991年)、「The Magic Infinity / マジック・インフィニティ」(1993年)に続くロビー・ヴァレンタインの3作目となるアルバム。ただし、前2作は個人名義の"Robby Valentine"でリリースされたアルバムだったので、"Valentine"というバンド名義では初のアルバムということになる。





パッケージの外装には「輸入盤限定発売」と書かれたシールが貼ってあるのだが、ボックスセット自体が生産限定なのか、来日に合わせたこの激安価格での発売が限定ということなのかはよく分からない。
実のところ、注文して届くまでは、輸入盤だし、価格も価格なだけに、ボックスは勿論のこと、紙ジャケットもペラペラの紙袋のようなチープなものなんだろうと思っていたのだが、現物は思いのほか良いものだった。ボックスは割としっかりとした作りだし、紙ジャケットもペラペラの紙ではなく、一応は厚紙が使用されており、印刷もけっこう綺麗。ボックスから取り出し、それぞれのアルバムを手にとって眺めていると、LPレコードを購入していた時代の思い出が甦ってくるかのようで意外とワクワク感もある。しかも、CDのラベルは"Warner Brothers"からリリースされていた当時のLPレコード盤のラベルを模したデザインになっている。ちなみに、このボックスセットの発売元も"Warner Music"。




クリスマスソングも意外とつまらない曲が多かったりするのだが、この"Last Christmas"はクリスマスソングの中ではダントツにイイ曲だなと思って、当時は知らない人に聴かせたりもしていた。でも、思い起こしてみると、その当時は、まさかこれほどまでにクリスマスの定番ソングになるとは思っていなかったように思う。


時はまさにディスコブームであった'78年。ラジオから聴こえて来るのは踊りに適したダンスミュージックばかりで、ロックなんて聴いてようものなら、「未だそんなの聴いているの?」と、オールドレッテルを貼られたような扱いを受けていた中、鮮烈なギターサウンドと共にシーンに登場したヴァン・ヘイレンは正にロックファンにとって救世主のような存在だった。
こちらは、オリビア・ニュートン・ジョンとジーン・ケリー主演の映画「Xanadu / ザナドゥ」のサウンドトラック盤で、1~4曲目が"E.L.O."、5曲目が"E.L.O."とオリビアのコラボレーション、そして、6~10曲目がオリビアというアルバム構成になっている。ただし、これは日本盤の曲順で、英米ではオリビア・サイドの"Magic"から曲がスタートする構成になっている。
当時はどちらかと言うと、映画そのものよりも、"Discovery"が世界的に大ヒットして飛ぶ鳥を落とす勢いだった"E.L.O."と、映画「グリース」で女優としても大成功を収めたオリビアによる夢の共演となったサウンドトラック盤の方に話題が集まったといった感じだった。
アルバムは、ビルボードチャートで最高4位。シングルは、"I'm Alive"(米16位 / 英20位)、"Don't Walk Away"(英21位)、"All Over the World"(米13位 / 英11位)、"Xanadu"(米8位 / 英1位)、"Magic"(米1位 / 英32位)、"Suddenly"(米20位 / 英15位)をそれぞれ記録しているが、個人的にはシングルカットはされなかったものの、2曲目の"The Fall"が特に好きだった。なお、日本ではオリビアの"Suspended in Time"(邦題:春風の誘惑)が独自にシングルカットされた。