2015/07/22

心ばかり - COCORO BAKARI / KOKIA (2012)

CDの帯:心ばかり / KOKIAAlbum Cover (front):心ばかり / KOKIA  CD Case (back cover):心ばかり / KOKIA

こちらは"KOKIA"さんの特別詰め合わせアルバム「心ばかり」で、過去10年間に渡るシングル・カップリング曲や、配信限定でリリースされた曲などのアルバム未収録楽曲がひとつにまとめられた2枚組アルバムになっており、アルバムの紹介文には、「色とりどりのお菓子を集めて詰め合わせたような、心ばかりの音楽の贈り物を、どうぞご賞味下さい。」と記されている。

「おくちに合う事を願って、少しずつ、心をこめて作った“心ばかり”の贈り物。」と、彼女自身が執筆したライナーノーツから抜粋された言葉がアルバムの帯にも記されているように、パッケージのデザインは勿論のこと、ブックレットの紙質やテクスチャー、文字のフォントといったものにもその思いが伝わるようなアルバムになっており、パッケージ盤ならではの楽しさを感じさせてくれるアルバムでもある。

Album Cover (front):心ばかり / KOKIAなお、その「和」のおもてなしの心が表現されたジャケットのアートワークは、"KOKIA"さん自身が手がけられており、写真にある素材選びと撮影までもがKOKIA"さん自身の手によるものだそうだ。

又、自身でも語られているように、「10年という時の詰め合わせ」というものを感じることができる2008年のメモリアルブックより抜粋加筆された本人手記のライナーノーツも読み応えがあり、アルバム内の曲が生まれた背景などを知ることにより、それぞれの曲をより深く味わえる手助けになっている感じもある。加えて、収録曲それぞれのオリジナルジャケット写真も併せて掲載されているのも嬉しいところ。

1枚目のCDには2001年~2006年にかけて発表された4~14thシングルのカップリング曲が収録されており、2枚目のCDは2009年~現在まで配信限定だった曲を中心に収録と、1枚目から2枚目にわたって収録曲は年代順に並べられており、約10年に渡る足跡と変化を感じることができる構成になっている。

シングルを購入することがほとんど無いような自分には、シングルでしか聴くことができなかった曲や、購入して聴くことが難しくなった曲をこうしたかたちでまとめてリリースしてもらうのは嬉しいところ。実際多くの曲が初めて聴く曲だったし。

 

▼ 収録曲の詳細 / 心ばかり

[DISC 1]
01. Yes I know - (4th CD シングル 「tomoni」 のカップリング曲 / 2001年5月23日リリース)
02. もくじ - (5th CD シングル「Say Hi!!」のカップリング曲 / 2001年8月22日リリース)
03. Whisper - (6th CD シングル「天使」のカップリング曲 / 2001年11月21日リリース)
04. もう愛せない - (7th CD シングル「人間ってそんなものね」のカップリング曲 / 2002年1月23日リリース)
05. tell tell 坊主 - (8th CD シングル「かわらないこと ~ since 1976」のカップリング曲 / 2003年5月21日リリース)
06. i してる - (10th CD シングル「so much love for you」のカップリング曲 / 2004年4月21日リリース)
07. 人魚の夢 - (11th CD シングル「夢がチカラ」のカップリング曲 / 2004年6月23日リリース)
08. 僕の気持ち - (12th CD シングル「dandelion」のカップリング曲 / 2005年2月23日リリース)
09. time to say goodbye (duet "KOKIA & PIANO") - (13th CD シングル「time to say goodbye」のカップリング曲 / 2005年7月21日リリース)
10. 愛のメロディー (soundtrack ver.) - (14th CD シングル「愛のメロディ / 調和 oto~with reflection~」のカップリング曲 / 2006年1月1日リリース)

[DISC 2]
01. last love song - (配信限定シングル「君をさがして / last love song」収録曲 / 「Life Trilogy ~ いのちの歌 3部作 ~」の第一章 / 2009年8月5日リリース)
02. クルマレテ - (配信限定シングル「君をさがして / last love song」のカップリング曲 / 2009年8月5日リリース)
03. クリスマスの響き - (配信限定シングル「single mother / クリスマスの響き」収録曲 / 「Life Trilogy ~ いのちの歌 3部作 ~」の第二章 / 2009年11月18日リリース)
04. 白い犬と踊る夜 - (配信限定シングル「single mother / クリスマスの響き」のカップリング曲 / 2009年11月18日リリース)
05. ありがとう… (the Coquillage edition) - (アルバム「Coquillage - The Best Collection II」の初回限定盤(ボーナス・ディスク)収録曲 / 2009年12月2日リリース)
06. Candle in the Heart - (アルバム「Coquillage - The Best Collection II」の初回限定盤(ボーナス・ディスク)収録曲 / 2009年12月2日リリース)
07. あの日の私に - (配信限定シングル「孤独な生きもの / あの日の私に」収録曲 / 「Life Trilogy ~ いのちの歌 3部作 ~」の第三章」 / 2010年3月17日リリース)
08. 心の季節 - (配信限定シングル「孤独な生きもの / あの日の私に」のカップリング曲 / 2010年3月17日リリース)
09. 大人のオオカミ (The 5th season consert version) - (配信限定ライヴ・シングル / DVD 「The 5th season consert」収録曲 / 2011年9月14日リリース)
10. moment~今を生きる~ (The 5th season consert version) - (配信限定ライヴ・シングル / DVD 「The 5th season consert」収録曲 / 2011年9月14日リリース)
11. 世界を包む Ribbon in our heart - (配信限定シングル / 2011年11月23日リリース)

 

CD-1:心ばかり / KOKIA  CD-2:心ばかり / KOKIA  Sticker:心ばかり / KOKIA

 

Booklet:心ばかり / KOKIATRACKLIST (おしながき)
DISC 1
1. Yes I know / 2. もくじ / 3. Whisper / 4. もう愛せない / 5. tell tell 坊主 / 6. i してる / 7. 人魚の夢 / 8. 僕の気持ち / 9. time to say goodbye (duet "KOKIA & PIANO") / 10. 愛のメロディー (soundtrack ver.) 

DISC 2
1. last love song / 2. クルマレテ / 3. クリスマスの響き / 4. 白い犬と踊る夜 / 5. ありがとう… (the Coquillage edition) / 6. Candle in the Heart / 7. あの日の私に / 8. 心の季節 / 9. 大人のオオカミ (The 5th season concert version) / 10. moment ~今を生きる~ (The 5th season concert version) / 11. 世界を包む Ribbon in our heart

NOTES
• ブックレット内容
1p:おしながき / 2-3p:ごあいさつ (KOKIA) / 4-12p:ライナーノーツ (KOKIA) デビュー10周年メモリアルブックより引用&追記あり / 12-13p:「心ばかり」収録曲の各オリジナル・ジャケット / 14-28p:収録曲歌詞

 

▼ KOKIA - 「5th season concert」ダイジェストmovie

https://www.youtube.com/watch?v=LG_sSmyc8xE

 

▼ KOKIA 2014 Orchestra concert "Falling in Love with the Orchestra" trailer

https://www.youtube.com/watch?v=qht-KmkHKcc

 

[Official Audio]

▼ KOKIA - Yes I know
https://www.youtube.com/watch?v=XKAgKvH3lGw

▼ KOKIA - もくじ
https://www.youtube.com/watch?v=QNej2_PJKkY

▼ KOKIA - tell tell 坊主
https://www.youtube.com/watch?v=wAllOIKc_6U

▼ KOKIA - 人魚の夢
https://www.youtube.com/watch?v=n0N9K_Td7mA

▼ KOKIA - 白い犬と踊る夜
https://www.youtube.com/watch?v=DWukXRHBXXk

 

▼ 「心ばかり」の関連記事

CDJournal KOKIA インタビュー インタビュー:KOKIAがカップリング曲&配信限定曲を集めた特別詰め合わせアルバム『心ばかり』を発表! - CDJournal 2012/03/06掲載
http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/kokia/1000000719

KOKIA、10年分のアルバム未収録曲を集めた「心ばかり」(2012年2月16日)
http://natalie.mu/music/news/64552

インタビュー:KOKIA、配信限定シングル3部作の第1弾 “いのち”をテーマに歌われる、ポジティヴなメッセージ - CDJournal 2009/08/06掲載
http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/kokia/1000000309

 

 

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2015/07/12

EYES OF A WOMAN / AGNETHA FÄLTSKOG [ex-ABBA] (1985)

Album Cover (front): Eyes Of A Woman / Agnetha Fältskog   CD Case (Back Cover): Eyes Of A Woman / Agnetha Fältskog   CD: Eyes Of A Woman / Agnetha Fältskog

どことなくな企画盤といった感じのジャケットデザインだが、この"Eyes Of A Woman"は、"ABBA"のメンバーであったアグネタ・フォルツコグが"ABBA"解散後にリリースした2枚目のソロアルバムで、自分が購入したこちらのアルバムはボーナストラック5曲が加えられた2005年の再発盤。

ボーナストラックといえば、アルバムとは無関係の取って付けたような曲が収録されていたりことも意外と多く、アルバムの趣旨や雰囲気を損なうように感じる場合もあるのだが、この再発盤に収録されているボーナストラックはアルバムに沿った選曲がされているのが良い点。しかも、もの珍しさから最初に何回か聴くものの、その後に聴き続けるような曲は少なかったりするデモやらアウトテイクといった類のものではなく、この時期にシングルのみでリリースされた曲であり、現在では入手困難になっていた曲というのもファンにとっては嬉しいところで、こういったボーナストラックなら大歓迎といったところ。

 

ということで、ボーナストラックとして加えられているのがこちらの5曲。

• ボーナストラック1曲目 / You're There
この曲はこのアルバムからのシングル曲"I Won't Let You Go"のB面にのみ収録されていた曲。

• ボーナストラック2曲目 / Turn the World Around
この曲もこのアルバムからのシングル曲"One Way Love"のB面にのみ収録されていた曲。

• ボーナストラック3曲目 / I Won't Let You Go (Extended Version)
こちらは12インチシングルとしてリリースされたヴァージョン。

• ボーナストラック4曲目 / The Way You Are (Duet with Ola Håkansson)
このアルバム"Eyes Of A Woman"がリリースされた翌年の1986年にシングルのみでリリースされたオーラ・ハカンソンとのデュエット曲で、スウェーデンではNo.1ヒットを記録した曲でもある。なお、ここに収録されているのは"Edited Alternate Mix"。

• ボーナストラック5曲目 / Fly Like the Eagle (Duet with Ola Håkansson)
こちらもオーラ・ハカンソンとのデュエット曲で、"The Way You Are"のB面に収録されていた曲。

 

このアルバムを買ったのは、このアルバムからのファースト・シングル曲"I Won't Let You Go"に惹かれたからというのが一番の理由なのだが、その他にも、"E.L.O."のジェフ・リンや、"ASIA"のジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した楽曲が収録されているという点でも興味があったアルバムだった。

又、その他にも、アルバムにはムーディーブルースのジャスティン・ヘイワードが提供した"The Angels Cry"といった曲も収録されており、そのジャスティン・ヘイワードはギターでレコーディングにも参加している。

アルバムでは、やはりアグネタとプロデューサーのエリック・スチュワート(元10cc)が共作した"I Won't Let You Go"が一際華やいでいる印象で、"ABBA"でいうところの"That's Me"のようなワクワクポップといった雰囲気が自分としては好きなところでもある。それに、この"I Won't Let You Go"は、ジェフ・リンが提供したオープニング曲"One Way Love"以上にどこか"E.L.O."っぽい雰囲気が感じられる曲でもあるのだ。この曲を聴くとザナドゥの時期辺りの"E.L.O."と"ABBA"のコラボなんてものも聴いてみたかったなぁという思いがよぎったりもする。

個人的な好みで言えば、そのシングル曲"I Won't Let You Go"のB面に収録されていた曲で、このアルバムのボーナストラック1曲目にあたる"You're There"(こちらもアグネタとエリック・スチュワートの共作曲)と、"ASIA"のジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した曲で、編曲やアレンジまでも"ASIA"風といった感じの"We Move As One"も結構好きな曲。

 

Booklet: Eyes Of A Woman / Agnetha Fältskogブックレットもやっつけ仕事ではない丁寧な作りがされており、ボーナストラックを含む全曲の歌詞と共に、アルバムからのシングル盤(オランダだけでリリースされたシングル盤"Just One Heart"と"The Angels Cry"を含む)と、ボーナストラックに含まれているシングル盤のジャケット写真といったものも掲載されている。ボーナストラックについてもどういった曲なのかが簡単にクレジットされているのも良いところ。

日本では発売元との契約が無かったのか、現在に至るまで日本盤のリリースはされていないアルバムのようだが、比較的安い価格で輸入盤が買えるので、"ABBA"が好きな人は入手困難になる前に買っておいてもいい1枚かも。

ただひとつ残念なのは曲順がどうもしっくりこないこと。でも、まぁ、この辺りは個人的な好みの問題でもあり、自分の好きなように変えれば済むことだとは思うんだけどね。

ちなみに、自分の場合は、"Just One Heart"、"Click Track"、"Save Me (Why Don't Ya)"の3曲は外して、1. One Way Love / 2. The Angels Cry / 3. I Won't Let You Go / 4. I Won't Be Leaving You / 5. We Should Be Together / 6. You're There / 7. Turn The World Around / 8. We Move As One / 9. Eyes Of A Woman / 10. I Keep Turning Off Lights / 11. The Way You Are [Duet with Ola Håkansson] / 12. Fly Like the Eagle [Duet with Ola Håkansson] / 13. I Won't Let You Go [Extended Version]、といった曲順に変えて聴いている。

 

▼ Agnetha Fältskog - I Won't Let You Go

https://www.youtube.com/watch?v=LM-xjy-sNl4

 

▼ Agnetha Fältskog - You're There

https://www.youtube.com/watch?v=-FxjQZoycmU

 

▼ Agnetha Fältskog - We Move As One
https://www.youtube.com/watch?v=_hH2EdtZCFo

▼ Agnetha Fältskog - One Way Love
https://www.youtube.com/watch?v=o0MFdpib9Hs

▼ Agnetha Fältskog (Duet with Ola Håkansson) - The Way You Are
https://www.youtube.com/watch?v=LUu9lWhdLjk

 

TRACKLIST (2005 Reissued / 5 Bonus Tracks)
1. One Way Love / 2. Eyes of a Woman / 3. Just One Heart / 4. I Won't Let You Go / 5. The Angels Cry / 6. Click Track / 7. We Should Be Together / 8. I Won't Be Leaving You / 9. Save Me (Why Don't Ya) / 10. I Keep Turning Off Lights / 11. We Move as One
[2005 Reissued Bonus Tracks]
12. You're There / 13. Turn the World Around / 14. I Won't Let You Go [Extended Version] / 15. The Way You Are [Duet with Ola Håkansson] / 16. Fly Like the Eagle [Duet with Ola Håkansson]

 

NOTES
• Label: Polar Music / Universal Music
• Made in the EU
• 歌詞付

• 2005 Reissued Bonus Tracks:
1. "You're There" - B-side of "I Won't Let You Go" single
2. "Turn the World Around" - B-side of "One Way Love" single
3. "I Won't Let You Go" [Extended Version] - 12" single
4. "The Way You Are" [Duet with Ola Håkansson] - Single only 1986
5. "Fly Like the Eagle" [Duet with Ola Håkansson] - B-side of "The Way You Are" single

• "The Way You Are" is not the full 7" version but an edit (Edited Alternate Mix)

• Album: Sweden 2位 / UK 38位
• Singles:
"I Won't Let You Go" - Sweden 6位 / UK 84位 / Belgium 7位 / Poland 10位 / Netherlands 17位 / Germany 24位
"One Way Love" - Germany 37位
"The Way You Are" [Duet with Ola Håkansson] (Bonus Track) - Sweden 1位

 


 

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CRUEL TO BE KIND 「恋するふたり」 / NICK LOWE (1979)

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (front): Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe  Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (back): Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe  Japanese 7-inch Vinyl Single - Disc: Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe

このニック・ロウのシングル盤「Cruel To Be Kind / 恋するふたり」を買った動機というか切っ掛けは、たまたまこの曲をラジオで聴いて一発で惹かれたからなのだが、実を言うと、自分はそれまでニック・ロウというミュージシャンの存在すら知らなかったんだよね。もしも、あの時ラジオを聴いていなかったら、もしかしたら、今も知らずにいた曲だったりするのかもしれない。

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (back): Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe

ということで、今は、偶然の出会いに感謝といった気持ち。ちなみに、個人的には、こういう弾むようなメロディー展開のパワーポップって結構好きで、自分ではこの手の曲を親しみを込めてワクワクポップと呼んでいる(笑)。

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (front): Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe

Japanese 7-inch Vinyl Single - Label: Cruel To Be Kind 「恋するふたり」 / Nick Lowe

 

TRACKLIST
Side 1: Cruel To Be Kind (恋するふたり)
Side 2: Endless Grey Ribbon (エンドレス・グレイ・リボン)

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付(対訳無し)

• UK 12位 / US 12位

 

▼ Nick Lowe - Cruel To Be Kind (Top of The Pops 1979)

https://www.youtube.com/watch?v=YWdJdrSti2g

 

個人的には、レコードを買って聴いていたということもあってか、レコード盤がグルグル回っているという映像を観ながらレコードの音を聴くというのも心地良くて何かいい感じ。

▼ Nick Lowe - Cruel To Be Kind (Vinyl Play)
https://www.youtube.com/watch?v=qa-LnsGiOi0

 

そして、実は、なんとこの"Cruel To Be Kind"にはオリジナルのヴァージョンがあったのだった。レコードを買った当時は知る由もなかったのだが、再発されたファースト・アルバムの"Jesus of Cool"にボーナストラックとしてこのオリジナル・ヴァージョンが収録されている。ちなみに、ここで取り上げている「Cruel To Be Kind / 恋するふたり」はセカンド・アルバム"Labour of Lust"の収録曲。

▼ Nick Lowe - Cruel To Be Kind (Original Version)
https://www.youtube.com/watch?v=C5whvY0Oolo

2015/07/03

LOVE KILLS 「メトロポリス」 / FREDDIE MERCURY (1984)

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (front): Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury  Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (back): Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury  Japanese 7-inch Vinyl Single - Lyric Sheet: Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury

この「Love Kills / メトロポリス(ラヴ・キルズ)」は、フレディ・マーキュリー名義でリリースされた初のソロ曲で、ジョルジョ・モロダーが1984年に復刻した、SF映画の原点とも言われる1927年の無声映画「メトロポリス」のサウンドトラックに収録されていた。

※ 補足
クイーンとしてデビューする前には、「Larry Lurex / ラリー・ルレックス」名義でのシングル"I Can Hear Music / Goin' Back"がリリースされている。

ということで、こちらはその当時に買ったシングルレコード盤。通常のシングルレコードのジャケットといえば大抵は裏側に歌詞が記載された1枚の紙が封入されているだけというものだったが、このシングルは珍しく袋型ジャケットになっている。

 

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (back): Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury

 

▼ Freddie Mercury - Love Kills

https://www.youtube.com/watch?v=FhBkrlUiE7U

 

なお、B面の「Rotwang's Party (Robot Dance) / ロボット・ダンス」は、フレディとは関係のないジョルジオ・モロダーの曲だが、アルバム(サウンドトラック)には収録されていない曲で、このシングルにのみ収録されている。

▼ Giorgio Moroder - Rotwang's Party (Robot Dance)
https://www.youtube.com/watch?v=NZNEnm-Hgio

 

Japanese 7-inch Vinyl Single - Disc: Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury  Japanese 7-inch Vinyl Single - Label: Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie Mercury

 

フレディの死後、様々なリミックスヴァージョンが出回ったこの"Love Kills"だが、改めて聴くと、やはり、このオリジナルヴァージョンがベストのように感じる。とは言うものの、当時はこのピコピコしたシンセサウンドに今ひとつ馴染めないようなところもあったのだけれど。

この曲のカヴァーでは、オリジナル曲のイメージを踏襲したリトル・ブーツのヴァージョンが個人的には結構好きで、そのカヴァー目的でEPを買った程。と言うのも、オリジナルに忠実なメロディー展開のカヴァーなので、次にどんな音が来るのかオリジナルのままに頭の中で描くことができる安心感みたいなものがあるんだよね。オリジナル曲に対する敬意のようなものが感じられて、好感が持てるカヴァーだと思う。

▼ Little Boots - Love Kills
https://www.youtube.com/watch?v=s9xc8ZY1d2g

そして、この曲は昨年の2014年にリリースされたクイーンのコンピレーション・アルバム「Queen Forever / クイーン・フォーエヴァー」にもブライアン・メイとロジャー・テイラーのパートを新たに加えてバラード曲にアレンジされたヴァージョン「Love Kills - the ballad / ラヴ・キルズ(バラード)」がクイーンの新曲として収録されている。

▼ Queen - Love Kills - the ballad - (Official Montage Video) 
https://www.youtube.com/watch?v=xTPdU_07YZY

 

TRACKLIST
Side A: Love Kills / メトロポリス [Freddie Mercury]
Side B: Rotwang's Party (Robot Dance) / ロボット・ダンス [Giorgio Moroder]

 

Japanese 7-inch Vinyl Single - Sleeve (front): Love Kills 「メトロポリス」 / Freddie MercuryNOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• from the album "Metropolis" (Original Motion Picture Soundtrack)
• UK 10位 / US 69位

• B面の"Rotwang's Party (Robot Dance)"はアルバム未収録曲
• 三方背の袋型ジャケット
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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