2013/11/27

LIMELIGHT - THE BEST OF VOL. 2 / THE ALAN PARSONS PROJECT (1987)

CDの帯:ライムライト - ベスト・オブ・アラン・パーソンズ・プロジェクト Vol. 2 / アラン・パーソンズ・プロジェクトAlbum Cover (front): Limelight - The Best of Vol. 2 / The Alan Parsons Projectこちらは、"Gaudi"リリース後の1987年にリリースされたアラン・パーソンズ・プロジェクトのベスト・アルバム第二弾。ただ、このアルバムはアメリカ及びカナダの北米盤とヨーロッパ盤では収録曲の半数以上に違いがあり、アルバムのタイトルも北米盤では"The Best of The Alan Parsons Project Vol. 2"、そしてヨーロッパ盤では"Limelight - The Best Of Vol. 2"と、ジャケットの表記に違いが見られる。

なお、ここで取り上げている手持ちの日本盤は、収録曲、曲順共にヨーロッパ盤に準じたかたちでリリースされたもの。収録曲の違いを簡単に言えば、北米盤がシングルカット曲を中心とした構成なのに対し、ヨーロッパ盤はシングルカットされていないもののファンに人気の高い楽曲で構成されているといった感じかと。

前回のベスト・アルバム"The Best of the Alan Parsons Project"は、"Eye In The Sky"リリース後の1983年にリリースされたものだったが、こちらの"VOL. 2"は、その後にリリースされた"Ammonia Avenue" (1984)、"Vulture Culture" (1985)、"Stereotomy" (1986)、"Gaudi" (1987)からの楽曲と、前回のベストから漏れた楽曲を加えた形で構成されている。ただし、ヨーロッパ盤及び日本盤に於いては最新アルバムの"Gaudi"からは1曲も選曲されていない。

そして、このアルバムの6年後にリリースされた新作では、"The Alan Parsons Project"の名義から"Project"が外れ、個人名の"Alan Parsons"に変わったことから、"The Alan Parsons Project"名義のアルバムとしては、これが最後のアルバムということになったのだった。

 

Album Cover (back): Limelight - The Best of Vol. 2 / The Alan Parsons ProjectTRACKLIST (Japan Edition)
1. Limelight / 2. The Same Old Sun / 3. Ammonia Avenue / 4. Mammagamma / 5. Since The Last Goodbye / 6. I Robot / 7. Prime Time / 8. Hawkeye / 9. The Turn Of A Friendly Card / 10. Silence And I

1. ライムライト / 2. それでも陽は昇る / 3. アンモニア・アヴェニュー / 4. ママガンマ / 5. ラスト・グッバイ / 6. アイ・ロボット / 7. プライム・タイム / 8. ホークアイ / 9. 運命の切り札 / 10. 静寂と私

 

NOTES
• 収録アルバム
I Robot - 1977 (6) / The Turn Of A Friendly Card - 1980 (9) / Eye In The Sky - 1982 (4, 10) / Ammonia Avenue - 1984 (3, 5, 7) / Vulture Culture - 1984 (2, 8) / Stereotomy - 1985 (1)

• Lead Vocals: Gary Brooker (1) / Eric Woolfson (2, 3, 7, 10) / Chris Rainbow (5, 9)
• Instrumental (4, 6, 8)

• 解説・歌詞・対訳付

 

ちなみに北米盤の収録曲は以下の通り。

TRACKLIST (USA and Canada Edition)
1. Prime Time [Single Version] / 2. Let's Talk About Me [Single Version] / 3. Standing On Higher Ground [Single Version] / 4. Stereotomy [Single Version] / 5. Don't Answer Me / 6. Limelight / 7. I Robot / 8. What Goes Up... / 9. Days Are Numbers (The Traveller) [Single Version] / 10. Ammonia Avenue / 11. The Turn Of A Friendly Card (Part II)

 

▼ The Alan Parsons Project - Limelight

https://www.youtube.com/watch?v=p3WBZQjD-p0

 

 

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2013/11/21

AEROSMITH'S GREATEST HITS / AEROSMITH (1980)

CDの帯:グレイテスト・ヒッツ / エアロスミスAlbum Cover (front): Aerosmith's Greatest Hits / Aerosmith   Album Cover (back): Aerosmith's Greatest Hits / Aerosmith

エアロスミスにとって初のベスト・アルバムとなったのが、1980年にリリースされたこちらの"Aerosmith's Greatest Hits"だった。

リリースされた当時はレコード盤だったこともあり、収録曲は全10曲で、当初のCDもレコード盤と同じ仕様だったが、現在は収録曲を7曲追加して2004年にリリースされた"Aerosmith's Greatest Hits 1973-1988"という改訂版に取って代わられている。ただ、追加された曲についていえば、グレイテスト・ヒッツの収録曲としては、いささか微妙な選曲になっている。

ちなみに、オリジナル盤の収録曲は1973年のファースト・アルバムから1979年の"Night in the Ruts"までの楽曲で構成されており、ここで取り上げている手持ちのCDも全10曲のオリジナル盤となる。収録曲に関しては各アルバムから1曲から2曲とほぼ均等に選曲されており、曲順は年代順になっている。

CD Case (back cover): Aerosmith's Greatest Hits / Aerosmithアルバムの特徴としては2点あるかと思う。まず1点目は、オリジナルのアルバムには未収録で、1978年のサウンドトラック盤"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"に収録されていたビートルズのカヴァー曲"Come Together"が収録されていること。なお、この"Come Together"はシングルとしてもリリースされ、ビルボードチャートでは23位を記録している。

そして、2点目が、アルバムには表記されていないものの、"Same Old Song and Dance"、"Sweet Emotion"、"Kings and Queens"の3曲はシングル・ヴァージョンが収録されているということ。

で、これらのシングル・ヴァージョン、基本的には3曲共にラジオでのオンエアーを考慮してか、オリジナルよりも短くコンパクトに編集されたヴァージョンになっているのだが、個人的なことを言えば、イントロ部分が丸ごとカットされている"Sweet Emotion"は今一つ馴染めないものの、Same Old Song and Dance"はオリジナルよりも先にこちらのヴァージョンを聴いたこともあってか、結構好きなヴァージョン。なお、"Kings and Queens"は、イントロと間奏、それにエンディングの部分が短く編集されており、音の定位も全体的に中央寄りになっている。

アルバムはビルボードチャートで53位止まりだったものの、売り上げでは1,000万枚のセールスを示す"Diamond"に認定されるほどのビッグセラーアルバムとなっており、2007年には「11x Platinum」に認定されている。

ビルボードチャートでのチャートアクションに関しては、1980年に53位を記録した後も、1987年に154位、2012年に193位をそれぞれ記録。そして今年2013年には、なんと43位を記録し、最高位を更新するなど、チャート上でもロングセラーを続けているアルバムであることを示している。

 

TRACKLIST (Original Version)
1. Dream On / 2. Same Old Song And Dance / 3. Sweet Emotion / 4. Walk This Way / 5. Last Child / 6. Back In The Saddle / 7. Draw The Line / 8. Kings And Queens / 9. Come Together / 10. Remember (Walking In The Sand)

1. ドリーム・オン / 2. セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス / 3. スウィート・エモーション / 4. ウォーク・ディス・ウェイ / 5. ラスト・チャイルド / 6. バック・イン・ザ・サドル / 7. ドロー・ザ・ライン / 8. キングズ・アンド・クィーンズ / 9. カム・トゥゲザー / 10. リメンバー

NOTES
• 解説・歌詞・対訳付
• CD発売日:1986年10月22日

[収録アルバム]
• Tracks 1: Aerosmith 「野獣生誕」 (1973)
• Tracks 2: Get Your Wings 「飛べ!エアロスミス」 (1974)
• Tracks 3, 4: Toys in the Attic 「闇夜のヘヴィ・ロック」 (1975)
• Tracks 5, 6: Rocks 「ロックス」 (1976)
• Tracks 7, 8: Draw the Line 「ドロー・ザ・ライン」 (1977)
• Tracks 9: Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Soundtrack) 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(サウンドトラック)」 (1978)
• Tracks 10: Night in the Ruts 「ナイト・イン・ザ・ラッツ」 (1979)

• The album reached #53 on the Billboard 200 (1980)
• The album reached #43 on the Billboard 200 (2013)
• 11x Platinum (Diamond) / 2007-RIAA

 

 

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2013/11/16

BALLADS - THE GREATEST HITS / HEART (1996)

CDの帯(初回プレス盤):バラッズ - ザ・グレイテスト・ヒッツ / ハートAlbum Cover (front): Ballads - The Greatest Hits / Heart   Album Cover (back): Ballads - The Greatest Hits / Heart

こちらはハートのバラード曲を集めた日本だけのコンピレーション・アルバム「Ballads - The Greatest Hits / バラッズ - ザ・グレイテスト・ヒッツ」。ただし、そこはハート、バラードとは言ってもパワフルでダイナミックな曲が多いのが特徴。

収録されているのは、エピックからキャピトルへ移籍した第二期黄金時代とも言える1985年以降の楽曲が中心で、それ以前の曲は、ニルソンやマライア・キャリーのカヴァーでも有名なバッド・フィンガーのカヴァー曲である"Without You"の1曲だけとなっている。

バラッズとは言いつつも、"Never"(米4位)や、"All I Wanna Do Is Make Love To You"(米2位)といったアップテンポの曲が収録されていたりもするのだが、この辺りは是非とも入れておきたいヒット曲だからということなんだろうか。

その他では、"Brigade"の日本盤スペシャルエディションに付属の8センチCDにのみ収録されていた隠れた名曲とも言える"Never Stop Loving You"が収録されているのも特徴。

個人的には、"Bad Animals"からの4thシングル"I Want You So Bad"(米49位)や、"Brigade"からの4thシングル"Secret"(米64位)といったここに収録されている楽曲に引けを取らないクオリティーを持ったバラード曲が抜けているのがちょっぴり残念なところではあるが、この2曲は、それほどチャートの上位にランクしなかったということもあり、まぁ、仕方ないかなとは思うところ。

それにしても、改めて聴いて思うのは、やはりアン・ウィルソンはロック界屈指の女性ヴォーカリストだということ。彼女の後に続く女性ヴォーカリストが今のところロック界に見当たらないのは寂しいところだが、裏を返せば、それだけ彼女が類まれな卓越したヴォーカリストだという証なのかもしれない。

なお、現在は廃盤になっているため、どうしても欲しいという場合は中古での購入ということになると思うが、2003年に再発されたものは"CCCD"仕様なので、購入される場合はご確認を。

 

CD: Ballads - The Greatest Hits / HeartTRACKLIST
1. Alone / 2. What About Love / 3. All I Wanna Do Is Make Love To You / 4. Without You / 5. Never / 6. Never Stop Loving You / 7. I Didn't Want To Need You / 8. These Dreams / 9. The Woman In Me / 10. Stranded / 11. Strangers Of The Heart / 12. All I Wanna Do Is Make Love To You (Live)

1. アローン / 2. ホワット・アバウト・ラヴ / 3. 愛していたい / 4. ウィズアウト・ユー / 5. ネヴァー / 6. ネヴァー・ストップ・ラヴィング・ユー / 7. 恋におちる / 8. ジーズ・ドリームス / 9. ザ・ウーマン・イン・ミー / 10. ストランデッド / 11. ストレンジャーズ・オブ・ザ・ハート / 12. 愛していたい(ライヴ)

 

NOTES
• 収録アルバム
Magazine (1978) - Track 4
Heart (1985) - Tracks 2, 5, 8
Bad Animals (1987) - Tracks 1, 11
Brigade (1990) - Tracks 3, 7, 10
Brigade [Japan Special Edition] (1990) - Track 6
Desire Walks On (1993) - Track 9
The Road Home (1995) - Track 12

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• Released in Japan Only

 

▼ Heart - All I Wanna Do Is Make Love to You (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=iuPwc8xgBDI

 

 

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2013/11/11

OECD調査 - 大人の学力(成人のスキル)で、日本は3項目中2項目で世界一

これは経済協力開発機構(OECD)が、国際成人力調査(PIAAC)の調査結果を先月の10月8日に発表したもので、日本は調査対象の24の国と地域のうち「読解力」と「数的思考力」でトップ。そして「ITを活用した問題解決能力」が10位という結果だったことが文部科学省のウェブサイトで報告されています。

【調査期間】 平成23年8月~平成24年2月
【調査対象】 24カ国・地域の約15万7千人

国際成人力調査(PIAAC)の概要
● これはOECDが実施する国際調査で、今回が初めての実施となる。
● 16歳から65歳の成人を対象として、社会生活において成人に求められる能力のうち、「読解力」、「数的思考力」、「ITを活用した問題解決能力」の3分野のスキルの習熟度を測定。

 

以下はそれぞれの項目の上位10カ国

■ 読解力
1. 日本 / 2. フィンランド / 3. オランダ / 4. オーストラリア / 5. スウェーデン / 6. ノルウェー / 7. エストニア / 8. ベルギー / 9. チェコ / 10. スロバキア

■ 数的思考力
1. 日本 / 2. フィンランド / 3. ベルギー / 4. オランダ / 5. スウェーデン / 6. ノルウェー / 7. デンマーク / 8. スロバキア / 9. チェコ / 10. オーストリア

■ ITを活用した問題解決能力
1. スウェーデン / 2. フィンランド / 3. オランダ / 4. ノルウェー / 5. デンマーク / 6. オーストラリア / 7. カナダ / 8. ドイツ / 9. イギリス / 10. 日本

 

▼ 各国の項目別平均得点 (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)

OECD - PIAACの分野別結果の各国比較

 

スキルと年齢の関係(背景調査とのクロス分析)

日本は、いずれのスキルに関しても、ほとんどの年齢で、OECD平均を上回り、他国に比べ、高い水準を維持しています。

 

▼ 読解力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)

読解力と年齢の関係 (OECD平均と日本の比較)

 

▼ 数的思考力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)

数的思考力と年齢の関係 (OECD平均と日本の比較)

 

▼ ITを活用した問題解決能力グラフ (※文部科学省 / OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要より)

ITを活用した問題解決能力と年齢の関係 (OECD平均と日本の比較)

 

詳細は以下に記した文部科学省のウェブサイトに掲載されています。

▼ 文部科学省 - 国際成人力調査(PIAAC:ピアック)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/1287165.htm

▼ 文部科学省 - OECD 国際成人力調査 - 調査結果の概要 (PDF)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/__icsFiles/afieldfile/2013/11/07/1287165_1.pdf

 

 

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2013/11/03

CORPORATE AMERICA 「コーポレイト・アメリカ」 / BOSTON (2002)

CDの帯(初回プレス盤):コーポレイト・アメリカ / ボストン Album Cover (front): Corporate America / Boston   CD Case (back over): Corporate America / Boston

1997年に"Greatest Hits"がリリースされたとはいえ、ボストンのスタジオ・アルバムとしては、前作の"Walk On"から実に8年ぶりとなったのが、2002年にリリースされた、この「Corporate America / コーポレイト・アメリカ」。

当時は、前作でグループを離れたオリジナル・ヴォーカリストのブラッド・デルプが復帰したということもあり、けっこう楽しみにしていたアルバムで、実際、アルバム1曲目の"I Had a Good Time"を聴いた時は、ブラッドの復帰と共に、これぞボストンといったサウンドに喜んだのだが、アルバムを聴き進めていくうちにテンションは徐々に下降していき、結局は次に盛り上がったのは最後の曲で、前作に収録されていた"Livin' for You"のライヴ・ヴァージョンだったという、多少寂しいアルバムでもあった。

それに、ブラッド・デルプが復帰したとは言っても、ブラッドが全曲でヴォーカルをとっているという訳ではなく、フラン・コスモと、新たに加わった女性メンバーのキンバリー・ダームの3人でリード・ヴォーカルを担当している形になっているんだよね。

別に、2人のヴォーカルが良くないということではなく、悪くはないと思うのだが、ただ、ブラッド・デルプが居なかった前作とは違って、今回はブラッドのヴォーカル曲があるだけに、他の2人がヴォーカルをとる曲では、多少異質に感じる部分が無きにしも非ずといったところ。特にリードヴォーカルは勿論のこと、コーラスやハーモニーから女性の声が聴こえてくるというのがどうも違和感がある。

勿論、ボストンに不変性を望んでいるという訳ではなく、自分としては様々なチャレンジも歓迎しているのだが、ただ、そうであれば、例えばキンバリーのリードヴォーカル曲を例に挙げると、女性の声を生かしたもっと魅力的な楽曲とアレンジで披露して欲しかったなぁと。

正直、トム・ショルツが8年間の大半をこのアルバムの制作に費やしていたとは到底思えず、過去の楽曲が見え隠れするような使い回しの感があるメロディーが所々で顔を出すのもどうかなぁといった印象。かつてのロック少年を夢中にさせた"Don't Look Back"や"A Man I'll Never Be"に匹敵するような曲をついつい期待してしまうのがいけないんだろか・・・。

CD Case (inside): Corporate America / Bostonこのアルバムでコンポーザーとしてトム・ショルツの名前が単独で表記されている曲は5曲で、共作で表記されている曲が1曲、そして他のメンバーがコンポーザーとして表記されている曲が4曲と、以前に比べたら、他のメンバーの貢献度も上がり、よりバンドらしくはなってはいるのだが、ただ、肝心の楽曲がつまらないのであれば意味が無いような。やはり、このアルバムは全体的に楽曲そのものの魅力が乏しいことが不評だった第一の要因であったようにも思う。

ちなみに、現在では本国のアメリカでもこの"Corporate America"は廃盤扱いされているようで、ボストンのアルバムで唯一廃盤にになっているのが最新アルバムというシャレにならないような結果にもなっている。しかも、そのことにより、このアルバムの中古市場での価格が上昇しているという皮肉な結果に。

と、まぁ、なんだか愚痴ばかりになってしまったが、それもこれも、全ては、時が流れてもボストンが自分にとっては特別な存在であり、それだけ期待していたからなのだ。

残念ながら、アルバムを通して聴くということは殆んど無く、大抵は"I Had a Good Time"と"Livin' for You (Live)"の2曲だけ聴くというシングル盤のような聴き方をしているのだが、それでも、この2曲のために買ったと思えば、そう残念がることもないかと今は思う。実際、ブラッド亡き今となっては"I Had a Good Time"という名曲を残してくれたことに感謝しているし、この1曲のためだけにでも買った価値はあったと思う。

 

▼ Boston - I Had a Good Time

https://www.youtube.com/watch?v=wkKTfqKRh_A

 

BOSTON - BAND MEMBERS
• Tom Scholz - Guitar, Bass, Keyboards, Drums, Vocals
• Brad Delp - Vocals
• Fran Cosmo - Vocals
• Gary Pihl - Guitar, Keyboards
• Anthony Cosmo - Guitar, Vocals
• Kimberley Dahme - Guitar, Vocals

 

CDの帯:Corporate America / Boston

 

TRACKLIST
1. I Had A Good Time / 2. Stare Out Your Window / 3. Corporate America / 4. With You / 5. Someone / 6. Turn It Off / 7. Cryin' / 8. Didn't Mean To Fall In Love / 9. You Gave Up On Love / 10. Livin' For You (Live)

1. アイ・ハド・ア・グッド・タイム / 2. ステア・アウト・ユア・ウインドウ / 3. コーポレイト・アメリカ / 4. ウィズ・ユー / 5. サムワン / 6. ターン・イット・オフ / 7. クライン / 8. ディドゥント・ミーン・トゥ・フォール・イン・ラヴ / 9. ユー・ゲイヴ・アップ・オン・ラヴ / 10. リヴィン・フォー・ユー(ライヴ)

 

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• US 42位

 


 

Life, Love & Hope / Bostonそして、ついに11年振りのニューアルバムが今年12月にリリース予定!

アルバムタイトルは、「Life Love & Hope (ライフ、ラヴ & ホープ)」

■ Life Love & Hope 「ライフ、ラヴ & ホープ」 日本盤
参考価格 ¥2,800 (アマゾン価格 ¥2,571) 発売予定日は2013年12月18日
■ Life Love & Hope 「ライフ、ラヴ & ホープ」 [Limited Edition, SHM-CD] 日本盤(初回限定盤)
参考価格 ¥3,000 (アマゾン価格 ¥2,857) 発売予定日は2013年12月18日
■ Life Love & Hope [Import]
¥1,362 発売予定日は2013年12月2日(アマゾン)

日本盤の価格は輸入盤の約2倍か。どうしようかなぁ。

インフォメーションによれば、今は亡きオリジナル・シンガー、「ブラッド・デルプ」がヴォーカルをとる楽曲も含まれているようで、日本盤にはボーナス・トラック1曲が収録されるとのこと。

ワクワク!

既にトラックリストも公開されている。

■ LIFE, LOVE & HOPE
1. Heaven on Earth
2. Didn't Mean to Fall in Love (remastered version from Corporate America)
3. Last Day of School (Instrumental)
4. Sail Away
5. Life Love and Hope
6. If You Were in Love
7. Someday
8. Love Got Away
9. Someone (2.0) (rerecorded/rearrangement)
10. You Gave Up on Love (2.0) (rerecorded/rearrangement)
11. The Way You Look Tonight

むむっ、"Corporate America"に収録されていた楽曲が3曲も含まれているではないか。コンピレーション・アルバムならまだしも、ニューアルバムでこういうのってなんかテンションが下がるなぁ。しかも、2曲目は単なるリマスターヴァージョンのよう。11年振りのアルバムだというのに、前作を引きずる意味があるのだろうか?

なお、各曲のクレジットと、トム・ショルツによる曲毎のコメントが以下のサイトに記してある。

▼ ボストン 11年ぶりの新作『Life, Love & Hope』、各曲のクレジットが明らかに
http://amass.jp/30191

Life, Love & Hope / Boston

 

 

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