2012/12/19

ACCESS ALL AREAS - LIVE IN AUSTRALIA / E.L.O. PART 2 (2003)

DVDの帯:アクセス・オール・エリアズ - ライブ・イン・オーストラリア / エレクトリック・ライト・オーケストラ・パート 2DVD Cover: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2

これは1995年にオーストラリアのシドニーで行われた"E.L.O. Part 2"のライヴが収録されたDVD。ただ、ライヴとはいっても、収録されているのは全9曲(最後の1曲はミュージックビデオ)と少なく、どちらかといえばシドニーでのライヴ映像を中心にしたドキュメンタリーといった内容。

それでも、ライヴ映像が少ない点を除けば、内容自体は決して悪くはないと思う。そもそも"E.L.O. Part 2"の映像自体が貴重でもあるしね。

ということで、曲間にはメンバーへのインタビューやリハーサル風景が挟まれおり、オリジナルメンバーのベヴによって語られる"The Move"から"E.L.O."の時代、そして"E.L.O. Part 2"が始動するに至るまでの経緯もファンにとっては興味深いところ。

 

DVD: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2元々は1997年にVHSビデオでリリースされたものが、2003年にDVD化されて再発されたこの「Access All Areas - Live in Australia」、私自身はVHSビデオのことは知らず、DVDの存在もリリースされてから随分と後に知ったのだが、まさか日本語の字幕付きで、こうして国内盤がリリースされていたことにはちょっと驚いた。ただ、残念ながら現在は廃盤になっているようだ。

ちなみに、このときのオーストラリア公演はライヴ・アルバムとしてもリリーされており、自分もこのDVDより先にそのライヴ・アルバムのCDを購入していたのだが、ただ、そのCDについては、自分が購入した2枚組の他にも、1枚に集約されたものがあったり、はたまた、1枚もの、2枚組、それぞれに、レーベルの違いや、ジャケットの違いといったものも多々あって、幾分ややこしい状況になっている。

 

▼ こちらはDVDの中に封入されていた告知広告の一部。

AD: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2

 

Liner Notes: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2ELO PART 2 - BAND MEMBERS
• Bev Bevan - Drums
• Mik Kaminski - Violin
• Louis Clark - Keyboards
• Kelly Groucutt - Bass, Vocals
• Eric Troyer - Keyboards, Vocals
• Phil Bates - Guitar, Vocals

• (Guest) Australian Rock Orchestra

 

TRACKLIST
1. Standing in the Rain / 2. Showdown / 3. Eldorado Overture / 4. Turn to Stone / 5. Do Ya / 6. Don't Wanna / 7. Ain't Necessarily So / 8. Don't Bring Me Down / 9. All Fall Down [Music Video]

• Recorded at: The Entertainment Centre, Sydney Australia, 18-19/3/1995

• Running time: 54 minutes

 

▼ Electric Light orchestra Part 2 - All Fall Down (Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=YVFLEkocfpI

 

 

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2012/12/14

CAPTURED 「ライブ・エナジー」 / JOURNEY (1981)

レコードの帯:ライブ・エナジー / ジャーニーAlbum Cover (front): Captured / Journey  Album Cover (back): Captured / Journey  Japanese 12-inch Double Vinyl LP + Obi: Captured / Journey

1980年の"Departure Tour"が収録された、この"Journey"初のライヴアルバム「Captured / ライブ・エナジー」は、その中の3会場4公演から抜粋された音源で構成されている。

内訳は、1曲目の"Majestic"から4曲目の"Line Of Fire"までが"Forum in Montreal, Quebec, Canada on August 8, 1980"、5曲目の"Lights"と6曲目の"Stay Awhile"が"Koseinenkin Hall, Shinjyuku, Tokyo, Japan on October 13, 1980"、そして7曲目の"Too Late"からラストの"Any Way You Want It"までが、"Cobo Hall in Detroit, Michigan on August 4 & 5th 1980"となっている。

そして、アルバムには未発表曲の"Dixie Highway"(ライヴ・ヴァージョン)と、スタジオ録音の新曲、"The Party's Over (Hopelessly In Love)"(邦題はブルースカイ・パーティ)が収録されている。そういえば、アルバムを買った当時は、初披露となるこの2曲を聴けることも楽しみのひとつだったなぁ。なお、"The Party's Over (Hopelessly In Love)"は、アメリカ同様に、日本でもシングルカットされ、ラジオでも良く流れていた記憶がある。

 

見開きジャケット内側:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey

 

1981年に2枚組レコード盤としてリリースされたこのライヴ・アルバム、スタジオ盤ではお馴染みの楽曲の数々が、ライヴ・ヴァージョンで聴けるということで、当時は結構ワクワクしてこのアルバムを買った記憶がある。ライヴ・アルバムということで言えば、曲間、曲中を問わず、歓声が比較的大きな音で収録されているので、ライヴの雰囲気が存分に楽しめるといった感じ。加えて、演奏も然ることながら、スタジオ・アルバムと比べても全く遜色が無いスティーヴ・ペリーのヴォーカルは圧巻。

なお、アルバムは米9位を記録。又、1994年には"RIAA"よりダブルプラチナムの認定も受けている。

 

レコードの内袋:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey  レコード盤のピクチャーラベル:Captured / Journey

 

Captured (Gregg Rolie) / Journey残念ながら、長期のツアー生活に疲れたキーボードのグレッグ・ローリーが、今後はゆっくりと過ごしたいという理由から、このアルバムを最後にバンドを去ることになった。実は、メンバーの中ではグレッグ・ローリーのファンだった私は、後に知らされたこのニュースに一旦は落胆してしまったのだが、後任のジョナサン・ケインはグレッグ・ローリーが推薦した人物だということで、多少はショックも和らぎ、それならば応援するぜと、少年だった当時の私の気分も多少前向きになっていたことを覚えている。グレッグ・ローリーって、当時の自分が想像するミュージシャンのイメージと風貌がぴったりだったんだよね。グレッグが弾くオルガンもどことなくプログレッシブで、いぶし銀的なイメージがあって好きだったし、スティーヴ・ペリー加入後のアルバムでも1~2曲は収録されていたグレッグのリードヴォーカルが聴ける曲はどれも好きな曲だった。ちなみに、このアルバムでも、"Just The Same Way"、"Feeling That Way"、"Anytime"の3曲でグレッグのヴォーカルが聴ける。

 

Album & Poster: Captured / Journey  Poster: Captured / Journey

 

JOURNEY - BAND MEMBERS
• Steve Perry - Lead Vocals 
• Neal Schon - Guitar, Vocals 
• Gregg Rolie - Keyboards, Vocals
• Ross Valory - Bass, Vocals 
• Steve Smith - Drums, Percussion

 

TRACKLIST (2枚組LPレコード)
[Disc 1]
Side A: 1. Majestic / 2. Where Were You / 3. Just The Same Way / 4. Line Of Fire / 5. Lights / 6. Stay Awhile
Side B: 7. Too Late / 8. Dixie Highway / 9. Feeling That Way / 10. Anytime
[Disc 2]
Side A: 1. Do You Recall / 2. Walks Like A Lady / 3. La Do Da
Side B: 4. Lovin', Touchin', Squeezin' / 5. Wheel In The Sky / 6. Any Way You Want It / 7. The Party's Over (Hopelessly In Love) [Studio Recording]

 

▼ Journey - The Party Is Over (Hopelessly In Love) [Live in Tokyo 1981]

https://www.youtube.com/watch?v=QoP1AKcnfr8

 


 

■ 追記
こちらは、2013年に発売された初版LPを復刻した紙ジャケット仕様のCD

Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (front): Captured / Journey  Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (back): Captured / Journey  Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (inside): Captured / Journey

CAPTURED / ライヴ・エナジー (1981)

● 2枚組LPを復刻した見開きジャケット
● 日本初版帯復刻
● US盤LP復刻ラベル
● 最新US盤CDのオールカラー16Pブックレット封入
● US盤LP復刻内袋付(2枚)
● LPに封入されていた6つ折りのカラーポスター復刻
● 解説・歌詞・対訳付 ● 2006年最新デジタルリマスター ● Blu-spec CD2 仕様

 

▼ ブックレットの表と裏

Booklet (front): Captured / Journey  Booklet (back): Captured / Journey

▼ 6つ折りのポスターとCD

Poster: Captured / Journey  CD: Captured / Journey

▼ CDはまとめて1枚に収録されているが、LPは2枚組だったこともあり、CDを入れる内袋も2つ付いている

Inner Sleeve: Captured / Journey

 

CDの帯(下部):ライヴ・エナジー / ジャーニー実を言うと、LPレコードで聴いていた時は全く気付かずにいたのだが、生演奏と区別する意図があったのか、オープニングで流れる"Majestic"だけはモノラルになっていたんだね。

ということで、右の写真にあるように、帯の下側には「STEREO/MONO」との表記がされている。

 

TRACKLIST
1. Majestic / 2. Where Were You / 3. Just The Same Way / 4. Line Of Fire / 5. Lights / 6. Stay Awhile / 7. Too Late / 8. Dixie Highway / 9. Feeling That Way / 10. Anytime / 11. Do You Recall / 12. Walks Like A Lady / 13. La Do Da / 14. Lovin', Touchin', Squeezin' / 15. Wheel In the Sky / 16. Any Way You Want It / 17. The Party's Over (Hopelessly In Love)

1. マジェスティック(オープニング) / 2. 消えたあの娘 / 3. ジャスト・ザ・セイム・ウェイ / 4. バイバイ、スージー / 5. ライツ / 6. 僕のそばに… / 7. トゥー・レイト / 8. ディキシー・ハイウェイ / 9. フィーリング・ザット・ウェイ / 10. エニタイム / 11. ドゥ・ユー・リコール / 12. ウォーク・ライク・ア・レディ / 13. ラ・ドゥ・ダ / 14. ラヴィン、タッチン、スクウィージン / 15. ホイール・イン・ザ・スカイ / 16. お気に召すまま / 17. ブルー・スカイ・パーティ

NOTES
• Track 8 の"Dixie Highway"は未発表曲
• Track 17 の"The Party's Over (Hopelessly In Love)"はスタジオ録音の新曲

• Album: US 9位 (2x Platinum / 1994-RIAA)
• Single: "The Party's Over (Hopelessly in Love)" US 34位

 

 

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面白動画 - Journey (ミュージックビデオのモノマネ動画)

2012/12/09

CHRISTMAS TIME 「クリスマス・タイム」 / BRYAN ADAMS (1985)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Christmas Time / Bryan Adams  Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Christmas Time / Bryan Adams  Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Inner sleeve: Christmas Time / Bryan Adams

これは、カナダ出身のシンガーソングライター、ブライアン・アダムスのシングル・レコード盤で「Christmas Time / クリスマス・タイム」。オリジナル・アルバムには未収録のこの"Christmas Time"、調べてみると、元々はファンクラブ限定で発売されたらしく、正式にシングル盤としてリリースされたのは日本だけだったようだ。

ということで、この"Christmas Time"はチャート上での記録は無いのだが、前年の1984年にリリースされたアルバム"Reckless"が大ヒットを記録したことから、この曲も正式にリリースされていたら、きっとヒットしていたんだろうね、とても良い曲だし。ちなみに、その"Reckless"は、ビルボードチャートでは1位となり、500万枚の売り上げを記録している。又、このアルバムからは6曲もがシングルカットされ、その中の"Heaven"はシングルでも1位を記録。なお、シングルカットされたその他の曲も、"Run to You"(6位)、"Somebody"(11位)、"Summer of '69"(5位)、"One Night Love Affair"(13位)、"It's Only Love"(15位)と、軒並みヒットを記録している。

歌詞カード上部:Christmas Time / Bryan Adams

当時は日本でも頻繁にブライアン・アダムスの曲がラジオから流れていた記憶があるのだが、実のところ、自分はブライアン・アダムスのLPレコードを買ったことはないんだよね。というのも、当時はバンドという形態が好きで、ソロシンガーには中々興味が持てなかったのだ。もしかしたら、それに加えて、流行りモノに乗るというのが嫌だというヒネクレ心も多少あったのかもしれないが、それでも、この"Christmas Time"のシングル盤は何故か買っていたのだった。

というわけで、当時はこの曲がアルバム未収録曲なんてことも全く知らなかったのだが、クリスマスの曲を集めたオリジナルのカセットテープを作る際は、ワムの"Last Christmas"と共に、この"Christmas Time"は必ず入れていた記憶がある。

レコード盤ラベル:Christmas Time / Bryan Adams  レコード盤ラベル:Christmas Time / Bryan Adams

 

レコード盤の内袋:Christmas Time / Bryan Adamsその後の1994年には、これ又、日本でのみシングルCD(8cm Maxi Single)がリリースされたようだが、残念ながら現在は既に廃盤となっている。思い出のある曲でもあるし、中古でも買おうかなと思ったのだが、いやいや思ったよりも随分と高額になっているんだね、これ。ということで、CDを買うのは断念して、今もこのレコード盤から取り込んだちょっぴりノスタルジックな雰囲気の音を思い出と共に楽しんでいる。

なお、通常のシングル・レコード盤といえば、一般的にはジャケットとなる1枚の紙が封入されているだけといったものが多いのだが、このシングルはジャケットの紙が二つ折りになっており、曲の歌詞と日本語訳が内側に記載されている。又、その歌詞と日本語訳の上部にはブライアン・アダムスのクリスマス・メッセージとサインが印刷されており、ファンにとってはこういうのも案外嬉しいところではないかと思う。

 

TRACKLIST
Side A: Christmas Time (クリスマス・タイム) / Side B: Reggae Christmas (レゲエ・クリスマス)

NOTES
• 日本盤7インチ・シングル・レコード
• 歌詞・対訳付

 

※ 追記
なんとなんと、ついにこの"Christmas Time"がCD化されることに!
発売日は2019年12月6日で、新作のクリスマス・ミニアルバム「Christmas EP」(輸入盤)に収録。収録曲は新録の2曲を含む全5曲で、嬉しいことに収録曲には"Christmas Time"のB面に収録されていた"Reggae Christmas"(こちらもオリジナルアルバム未収録曲)も含まれている。

収録曲
1. Joe and Mary
2. Must Be Santa
3. Christmas Time
4. Reggae Christmas
5. Merry Christmas

 

■ "Christmas EP"のリリースに併せて"Christmas Time"のオフィシャル・ビデオも公開された。

▼ Bryan Adams - Christmas Time

https://www.youtube.com/watch?v=amk7AiEI43I

 

▼ Bryan Adams - Reggae Christmas

https://www.youtube.com/watch?v=s4_4DOEvQ4E

 

 

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