2014/08/27

「肩関節周囲炎」を発症中

実は、昨年の末頃に「肩関節周囲炎」(俗に言う四十肩、五十肩)を発症して、それ以来ずっと、肩というか上腕部に鈍い痛みを感じながら過ごしています。

ということで、デスクにはサロンパス怒涛の140枚入り(笑)。

 

サロンパスAe  サロンパスAe

 

ただし、これは、パッケージに記されているサイズ「4.2cm x 6.5cm」を見ても分かるように、通常の湿布に比べると、やや小さめのタイプです(表記はレギュラーサイズ)。大きなサイズのものだと体を動かしてるうちにシワが寄ったりして端がめくれたりすることもあるのですが、これはその心配が少ないです。小さい分、肩から腕にかけてといったように、曲がっている箇所にも比較的ピタッと貼れるのが良いところ。

とは言っても、これは匂いを抑えたタイプではないので、湿布臭がけっこう強いです(個人的にはけっこう好きな匂いで、この香りがしないと効いてる感じがしないんだけどね)。ということで、自分は良くても、湿布臭を周りに撒き散らすことは本意ではないので、湿布を貼るのは極力自宅にいるときだけにしています。それに、湿布慣れするのもどうかと思うところもありますし、やはり多少辛くても素の痛みも把握しておきたいというところもあります。

 

サロンパスAe  サロンパスAe

 

で、この「肩関節周囲炎」、大抵は1年程度で自然治癒するらしいので、さほど深刻にも考えず、我慢の日々が続いているのですが、日によってはけっこう辛い時もありますし、寝ている時などは無意識な寝返りで激痛が起こり目覚めることも。

1年程度で自然治癒するとしても、あと4ヶ月は我慢しないといけない計算なんですが、本当に4ヶ月程度で直るんだろうか・・・。いや、この調子だと、どうも直らない気がする(笑)。

それでも、以前にも、かかとにズキンズキンと痛みが走る「足底筋膜炎」を発症し、自然治癒に3年を費やした経験があるので、多少の痛みは我慢して耐え抜けると自分に言い聞かせている感じでいます(笑)。

ただ、そうは言っても、やはり痛みが辛い日は少しでも痛みを和らげたいので、時折このサロンパスのお世話になっているというわけです。痛みを緩和する医薬品なので治療にはならないんだけどね。

でも、実を言うと、当初は別に貼っても痛みが緩和されているのかどうか、あまりよく分からない感じでした。何故かというと、普通の肩こりのような感じで筋肉の部分に貼っていたからなんだよね。考えれば分かることなのですが、関節の痛みなので、関節がある部分に貼らないとダメじゃないのかと暫くしてから気付いたのだった(笑)。

まぁ、そんな失敗を経て、その後は関節と骨の部分に沿って貼るようにしたら、多少は痛みが緩和されているように感じてきました。

ちなみに、この「肩関節周囲炎」(四十肩・五十肩)とは、肩関節の周囲に起こる炎症のことだそうで、発症する原因は明らかにされていないとのこと。素人目には、何となく肩こりの延長線上にある症状のように感じますが、肩こりが筋肉疲労なのに対し、この「肩関節周囲炎」は関節の炎症なので、症状としては全くの別物だそうです。つまりは、肩こりは首~肩の筋肉の問題で、四十肩・五十肩は肩関節の問題ということらしいです。

 

サロンパスAe

 

先に述べたように、幸い、四十肩、五十肩の多くは、放っておいても半年から1年で自然に治るとのことですが、ただ、肩の痛みをかばうことで、長期間にわたって肩関節を動かさないと、関節拘縮(関節包の癒着)が生じることもあるので、自然治癒するからと、何もせずに放っておくのもあまり良くないらしいですし、かといって、腕が上がらなくなっては大変と、無理に動かし過ぎるのも、逆に悪化させる恐れもあるとのことなので、注意が必要みたいです。まぁ、場合によってはフローズン・ショルダー(凍結肩)といって、肩関節がほとんど動かなくなることも稀にあるそうなので、無理の無い適度な運動は必要みたいですね。

ということで、私自身は気が向いたときに肩を回す運動をしてる程度ですが、肩を動かす動作自体は日常生活での方が辛い動きが多い感じですね。特に、シャツの袖に腕を通す動きは毎回辛いですし、油断するとズキンと痛みが走ります。

それでも、これもひとつの試練と捉えて、無理やり楽しんでいる感じです。勿論、楽しくはないのですが(笑)、これを乗り越えれば、何かしら糧となるものがあるのではないかと・・・。

なお、調べてみたところ、この四十肩、五十肩は突然起こるのでなく、肩に違和感やしびれ感があるなどの前兆があるらしいですね。これを見逃さずに、前兆らしきものが起こったら肩関節を適度に動かしたり温めることで、症状の進行を抑えることができるとのこと。そういえば、確かに前兆らしきものがあった覚えがあります。肩こりの一種と思って気にせず見逃してました(笑)。ということで、四十肩、五十肩とは無関係という人でも、この前兆があるということを頭の片隅にでも置いておけば、万が一のときは見逃さずに、きちんと対処できて良いのではないかと思います。

 

「肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)」と「肩の痛み」に関するお役立ちリンク

四十肩・五十肩チェック(大正健康ナビ)

3つの時期によって異なる五十肩の症状と対処法(NHK健康チャンネル)

【まとめ】肩の痛み、あなたの原因は?~お悩み別解消法~(NHK健康チャンネル)

五十肩の痛みを和らげる(総合南東北病院)

五十肩の痛みを取る方法は?(兵庫県医師会)

肩関節周囲炎(医療法人社団紺整会 船橋整形外科市川クリニック)

五十肩(肩関節周囲炎)| 慢性痛治療の専門医による痛みと身体のQ&A

放置すると後遺症も!四十肩・五十肩のケアと予防法(eo健康)

肩こり度チェック(大正健康ナビ)

肩・腰のこりと痛み度チェック(大正健康ナビ)

体のゆがみ危険度チェック(大正健康ナビ)

背骨のゆがみ度チェック(大正健康ナビ)

 

ちなみに、こちらは市販の歯ブラシを電動歯ブラシにするアタッチメントについて書いた記事。四十肩や五十肩等で腕を動かすのが辛いと感じる人などにとってはこういった製品も良いほう助になるかもしれません。

市販の歯ブラシを電動歯ブラシにするアタッチメントを使い始めて1か月(2020年7月21日)

 

 

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2014/08/20

REMIXES / FREDDIE MERCURY (1993)

CDの帯:フレディ・マーキュリー・スペシャル・ミニ・アルバム - リヴィング・オン・マイ・オウン / フレディ・マーキュリーAlbum Cover (front): Remixes / Freddie Mercuryこれは全6曲が収録されたフレディ・マーキュリーのミニ・アルバムで、タイトルの"Remixes"が示すとおり、リミックスされたフレディ・マーキュリーのソロ作品が収録されている。

リリースされた背景としては、ここにも収録されている「Living on My Own / リヴィング・オン・マイ・オウン」のリミックス・ヴァージョンが本国のイギリスをはじめ、ヨーロッパ各国で大ヒットを記録したことが直接の要因としてあるのだと思う。

補足しておくと、この"Living on My Own"は、イギリスの他、フランス、ノルウェー、イタリア、スウェーデン、アイルランドといった国で1位を記録。又、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイスでも2位を記録している。ちなみに、1985年にリリースの「Mr. Bad Guy / Mr.バッド・ガイ」からシングルカットされたオリジナル・ヴァージョンは英50位止まりだった。

全6曲共に、オリジナル・ヴァージョンとの違いが一目瞭然といったリミックスが施されており、好みが分かれるところだと思うが、個人的には、その"Living on My Own"と"The Great Pretender"のミックスは割と好き。その他は・・・。

 

一応、どういったミックスかを簡単に説明しておくと。

1. Living on My Own (No More Brothers extended mix)
ユーロビートっぽい雰囲気のミックス

2. Time (Nile Rodgers 1992 remix)
前年にリリースされたアルバム"The Freddie Mercury Album"にも収録されていたヴァージョン。

3. Love Kills (Wolf Euro mix)
オリジナルではピコピコシンセポップといった雰囲気だったが、ここではバッキングが全編ギターサウンドに変更されている。

4. The Great Pretender (Malouf mix)
アルペジオっぽいギターフレーズから始まるレトロ感漂うミックス。個人的にはけっこう好きで、ギターとピアノがいい感じ。

5. My Love Is Dangerous (Jeff Lord-Alge mix)
ハードなギターとバッキングヴォーカルが加えられており、"Love Kills"同様にロックスタイルのサウンドへと変貌している。

6. Living on My Own (Roger S mix)
ハウスミックスといった雰囲気。

 

Album Cover (back): Remixes / Freddie Mercury   CD inside: Remixes / Freddie Mercury

 

TRACKLIST
1. Living on My Own (No More Brothers extended mix) / 2. Time (Nile Rodgers 1992 remix) / 3. Love Kills (Wolf Euro mix) / 4. The Great Pretender (Malouf mix) / 5. My Love Is Dangerous (Jeff Lord-Alge mix) / 6. Living on My Own (Roger S mix)

1. リヴィング・オン・マイ・オウン(ノー・モア・ブラザース・エクステンデッド・ミックス) / 2. タイム(ナイル・ロジャース・1992・ミックス) / 3. ラヴ・キルズ(ウルフ・ユーロ・ミックス) / 4. ザ・グレート・プリテンダー(マルーフ・ミックス) / 5. マイ・ラヴ・イズ・デンジャラス(ジェフ・ロード‐アルジェ・ミックス) / 6. リヴィング・オン・マイ・オウン(ロジャー・S・ミックス)

NOTES
• Living on My Own (No More Brothers extended mix) [Single]:
No. 1 - UK (Gold - 400,000), France, Norway, Italy, Sweden, Ireland
No. 2 - Austria, Germany, Netherlands, Switzerland

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ Living on My Own (No More Brothers mix)

https://www.youtube.com/watch?v=NEyABL7Yevs

 

 

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THE FREDDIE MERCURY ALBUM / FREDDIE MERCURY (1992)

CDの帯:ザ・フレディ・マーキュリー・アルバム / フレディ・マーキュリーAlbum Cover (front): The Freddie Mercury Album / Freddie Mercury   Album Cover (back): The Freddie Mercury Album / Freddie Mercury

この「The Freddie Mercury Album / ザ・フレディ・マーキュリー・アルバム」は、フレディのソロ作品を集めたコンピレーション・アルバム。

アルバムには、フレディのソロアルバム「Mr. Bad Guy / Mr.バッド・ガイ」から5曲と、「Barcelona / バルセロナ」からタイトルトラック曲、それに、サウンドトラック等のコンピレーションアルバムに収録されていた曲や、シングルのみでリリースされた曲が収録されている。

ということで、「The Great Pretender / ザ・グレート・プリテンダー」、「Time / タイム」「Exercises In Free Love / エクササイズ・イン・フリー・ラヴ」、「In My Defence / イン・マイ・ディフェンス」、「Love Kills / ラヴ・キルズ」といったフレディのオリジナル・アルバムには未収録のこれらの曲がまとめて収録されている点がファンには嬉しいところ。又、そういった点がファンの興味を引くひとつの要因でもあったのか、ヨーロッパではベストセラーを記録している。

しかも、アルバム"Mr. Bad Guy"からの5曲は全てリミックスされているのだ。まぁ、個人的には、後から原曲をいじられるのはあまり好きではないのだが、ここに収録されている曲は概ね好感が持てるミックスだと思う。ただ、5曲共に一聴してオリジナルとの違いが分かるミックスなので、好き嫌いは分かれるところかもしれない。

ちなみに、"Exercises In Free Love"は、シングル"The Great Pretender"のB面にのみ収録されていた曲で、アルバム"Barcelona"に収録されている「Ensueño / エンスエニョ」をフレディひとりがスキャットで歌うヴァージョン。

Booklet: The Freddie Mercury Album / Freddie Mercury   CD Case (inside): The Freddie Mercury Album / Freddie Mercury

なお、このコンピレーション・アルバムがリリースされた年はバルセロナ・オリンピック開催年ということもあり、"Barcelona"が再度シングルとしてリリースされ、本国のイギリスでは2位を記録した他、このアルバムと連動してなのか、翌年には"In My Defence"が同じくシングルとしてリリースされて、8位(英)を記録。又、同年には"The Great Pretender" も再リリースされ、29位(英)を記録している。

 

▼ Freddie Mercury - Time (Original Version)

https://www.youtube.com/watch?v=IA1kFkEOEqo

 

▼ Freddie Mercury - In My Defence

https://www.youtube.com/watch?v=GB4ZwPZByhQ 

 

▼ Freddie Mercury - The Great Pretender

https://www.youtube.com/watch?v=mLRjFWDGs1g

 

TRACKLIST
1. The Great Pretender / 2. Foolin' Around / 3. Time / 4. Your Kind Of Lover / 5. Exercises In Free Love / 6. In My Defence / 7. Mr. Bad Guy / 8. Let's Turn It On / 9. Living On My Own / 10. Love Kills / 11. Barcelona

1. ザ・グレート・プリテンダー / 2. フーリン・アラウンド / 3. タイム / 4. ユア・カインド・オブ・ラヴァー / 5. エクササイズ・イン・フリー・ラヴ / 6. イン・マイ・ディフェンス / 7. Mr. バッド・ガイ / 8. レッツ・ターン・イット・オン / 9. リヴィング・オン・マイ・オウン / 10. ラヴ・キルズ / 11. バルセロナ

NOTES
• Foolin' Around - Additional Production and Rimix by Steve Brown
• Time - Rimix Production by Nile Rodgers
• Your Kind Of Lover - Additional Production and Rimix by Steve Brown
• In My Defence - Rimix Production by Ron Nevison
• Mr. Bad Guy - Additional Production by Julian Raymond, Mixed by Brian Malouf
• Let's Turn It On - Additional Production by Julian Raymond, Mixed by Jeff Lord-Alge
• Living On My Own - Additional Production by Julian Raymond

• UK 4位 (2x Platinum 600,000 - BPI)、France 6位 (2x Platinum 600,000 - SNEP)、 Germany 3位 (Platinum 500,000 - BVMI)

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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BARCELONA 「バルセロナ」 / FREDDIE MERCURY & MONTSERRAT CABALLE (1988)

CDの帯:バルセロナ / フレディー・マーキュリーAlbum Cover (front): Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat Caballé   Album Cover (back): Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat Caballé

クイーンのヴォーカリストであるフレディ・マーキュリーにとって2枚目のソロアルバムとなるのが、フレディが敬愛するスペインの世界的オペラ歌手モンセラート・カバリエと共演した、この「Barcelona / バルセロナ」。

実はこのアルバム、レコードからCDへの転換期ということもあってか、リリースからそれほど時も経っていないにもかかわらず廃盤になっていたのだが、バルセロナ・オリンピックが開催される1992年に再リリースされ(ジャケットも変更)、リリース時を上回るヒットを記録したのだった。ということで、自分が持っているアルバムも、その再リリースされたときに買ったもの。当時は買いそびれて悔やんでいたので、この再リリースは、ほんと嬉しかったなぁ。

残念ながら、その再リリース時には、既にフレディは故人となっており、タイトルトラックの「Barcelona / バルセロナ」は、閉会式でサラ・ブライトマンと、ホセ・カレーラス(バルセロナ生まれの著名なテノール歌手)が歌った"Amigos Para Siempre (Friends for Life)"と共にバルセロナ・オリンピックのテーマ曲のひとつとして選ばれていたものの、モンセラート・カバリエは、フレディ以外の人と"Barcelona"は歌わないとオープニング・セレモニーでの歌唱を断ったため、この曲が開会式で歌われることはなかった(後のインタビューでモンセラート・カバリエは、開会式での歌唱を辞退した理由として「フレディの代わりは誰もいないから」と答えている)。ただし、バルセロナ・オリンピックのオープニング・セレモニーにはモンセラート・カバリエは出演しており、共演者と共に他の曲を披露している。

ちなみに、1992年のオリンピック開幕に併せてリリースされたアルバム"Barcelona Gold"(ビルボード・チャートで32位を記録)では、幻のオープニング・セレモニー曲となった"Barcelona"が1曲目に収録されており、アルバムの最後には閉会式で歌われた"Amigos Para Siempre (Friends for Life)"が収録されている。

▼ Barcelona Gold (Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Barcelona_Gold

本来なら、そのバルセロナ・オリンピックでは、フレディとモンセラート・カバリエが歌うはずだった"Barcelona"だが、この曲が誕生した背景については、フレディの自宅にカバリエが招待されて会食した際に、カバリエが彼女の故郷であるバルセロナについて曲を書いて欲しいとフレディに頼んだことから生まれた曲だとライナーノーツには書かれている。

また、2曲目の「La Japonaise / ラ・ジャポネーゼ」では歌詞に日本語が使用されており、「How Can I Go On / ハウ・キャン・アイ・ゴー・オン」ではジョン・ディーコンがベース・ギターで参加しているといったところもファンにとっては興味深いところ。まぁ、ジョンのベースについては、言われなければ全く分からないんだけどね。

CD inside: Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat Caballé   Booklet: Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat Caballé

実を言うと、この記事を書くまで、「モンセラート・カバリエ」の「カバリエ」を「ガバリエ」と勘違いしていた。これまでずっと勘違いし続けてたのは、ジャケットにある"Caballé"の文字が、ローマン体(明朝体のように文字のストロークの端に小さな飾りのある英文書体)のフォントだったことから、"Caballé"の頭文字である「C」を「G」と見間違っていたことが理由のひとつとしてあるのだが、試しに"Montserrat Gaballé"とネットで検索してみたところ、沢山のサイトが国内、海外を問わずヒットしたので、この勘違いは自分だけというわけではないようです(笑)。

ただひとつ残念なのは、この手持ちの日本盤に対訳が付いていないこと。フレディが万感の思いで創り上げたアルバムなのだから、日本のファンの為にも和訳は付けて欲しかったところ。"La Japonaise"と題された、日本語が含まれる曲もあるしね。

 

下の動画はバルセロナでのパフォーマンス(La Nit festival at Montjurich Castle in Barcelona on 8th October 1988)。

 

▼ アルバムのオープニングを飾るタイトルトラックのバルセロナ

Barcelona - Freddie Mercury & Montserrat Caballé

https://www.youtube.com/watch?v=hkskujG0UYc

 

▼ 個人的にはアルバムの中で最も好きな曲のひとつ

How Can I Go On - Freddie Mercury & Montserrat Caballé

http://www.youtube.com/watch?v=akdAvg8SO1A

 

▼ タイトルトラックのバルセロナに続きシングルとなった曲

The Golden Boy - Freddie Mercury & Montserrat Caballé

http://www.youtube.com/watch?v=OPizyP4x30I

 

▼ なお、この"Barcelona"に関しては、以下の記事が中々興味深い内容で面白いですよ。

フレディ・マーキュリーとモンセラ・カバリエ、驚異のデュエット「BARCELONA」(1987年)
http://diamond.jp/articles/-/34232

 

CD Case (back cover): Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat CaballéTRACKLIST
1. Barcelona / 2. La Japonaise / 3. The Fallen Priest / 4. Ensueño / 5. The Golden Boy / 6. Guide Me Home / 7. How Can I Go On / 8. Overture Piccante

1. バルセロナ / 2. ラ・ジャポネーゼ / 3. フォールン・プリースト / 4. エンスエニョ / 5. ゴールデン・ボーイ / 6. ガイド・ミー・ホーム / 7. ハウ・キャン・アイ・ゴー・オン / 8. オーヴァーチュアー・ピカンテ

NOTES
• John Deacon - Bass Guitar on "How Can I Go On"

• Album: 25位 (UK) - [1988] / 15位 (UK) - [1992 reissue]、6位 (US) - [1992 reissue]
• Singles: "Barcelona" 8位 (UK) - [1987] / 2位 (UK) - [1992 reissue]、"The Golden Boy" 83位 (UK) - [1988]、"How Can I Go On" 85位 (UK) - [1989] / 95位 (UK) - [1992 reissue]

• CD発売日(再発盤):1992年08月01日
• 解説・歌詞付(対訳無し)

 

 

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