2012/12/19

ACCESS ALL AREAS - LIVE IN AUSTRALIA / E.L.O. PART 2 (2003)

DVDの帯:アクセス・オール・エリアズ - ライブ・イン・オーストラリア / エレクトリック・ライト・オーケストラ・パート 2DVD Cover: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2

これは1995年にオーストラリアのシドニーで行われた"E.L.O. Part 2"のライヴが収録されたDVD。ただ、ライヴとはいっても、収録されているのは全9曲(最後の1曲はミュージックビデオ)と少なく、どちらかといえばシドニーでのライヴ映像を中心にしたドキュメンタリーといった内容。

それでも、ライヴ映像が少ない点を除けば、内容自体は決して悪くはないと思う。そもそも"E.L.O. Part 2"の映像自体が貴重でもあるしね。

ということで、曲間にはメンバーへのインタビューやリハーサル風景が挟まれおり、オリジナルメンバーのベヴによって語られる"The Move"から"E.L.O."の時代、そして"E.L.O. Part 2"が始動するに至るまでの経緯もファンにとっては興味深いところ。

 

DVD: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2元々は1997年にVHSビデオでリリースされたものが、2003年にDVD化されて再発されたこの「Access All Areas - Live in Australia」、私自身はVHSビデオのことは知らず、DVDの存在もリリースされてから随分と後に知ったのだが、まさか日本語の字幕付きで、こうして国内盤がリリースされていたことにはちょっと驚いた。ただ、残念ながら現在は廃盤になっているようだ。

ちなみに、このときのオーストラリア公演はライヴ・アルバムとしてもリリーされており、自分もこのDVDより先にそのライヴ・アルバムのCDを購入していたのだが、ただ、そのCDについては、自分が購入した2枚組の他にも、1枚に集約されたものがあったり、はたまた、1枚もの、2枚組、それぞれに、レーベルの違いや、ジャケットの違いといったものも多々あって、幾分ややこしい状況になっている。

 

▼ こちらはDVDの中に封入されていた告知広告の一部。

AD: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2

 

Liner Notes: Access All Areas - Live in Australia / Electric Light Orchestra Part 2ELO PART 2 - BAND MEMBERS
• Bev Bevan - Drums
• Mik Kaminski - Violin
• Louis Clark - Keyboards
• Kelly Groucutt - Bass, Vocals
• Eric Troyer - Keyboards, Vocals
• Phil Bates - Guitar, Vocals

• (Guest) Australian Rock Orchestra

 

TRACKLIST
1. Standing in the Rain / 2. Showdown / 3. Eldorado Overture / 4. Turn to Stone / 5. Do Ya / 6. Don't Wanna / 7. Ain't Necessarily So / 8. Don't Bring Me Down / 9. All Fall Down [Music Video]

• Recorded at: The Entertainment Centre, Sydney Australia, 18-19/3/1995

• Running time: 54 minutes

 

▼ Electric Light orchestra Part 2 - All Fall Down (Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=YVFLEkocfpI

 

 

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2012/12/14

CAPTURED 「ライブ・エナジー」 / JOURNEY (1981)

レコードの帯:ライブ・エナジー / ジャーニーAlbum Cover (front): Captured / Journey  Album Cover (back): Captured / Journey  Japanese 12-inch Double Vinyl LP + Obi: Captured / Journey

1980年の"Departure Tour"が収録された、この"Journey"初のライヴアルバム「Captured / ライブ・エナジー」は、その中の3会場4公演から抜粋された音源で構成されている。

内訳は、1曲目の"Majestic"から4曲目の"Line Of Fire"までが"Forum in Montreal, Quebec, Canada on August 8, 1980"、5曲目の"Lights"と6曲目の"Stay Awhile"が"Koseinenkin Hall, Shinjyuku, Tokyo, Japan on October 13, 1980"、そして7曲目の"Too Late"からラストの"Any Way You Want It"までが、"Cobo Hall in Detroit, Michigan on August 4 & 5th 1980"となっている。

そして、アルバムには未発表曲の"Dixie Highway"(ライヴ・ヴァージョン)と、スタジオ録音の新曲、"The Party's Over (Hopelessly In Love)"(邦題はブルースカイ・パーティ)が収録されている。そういえば、アルバムを買った当時は、初披露となるこの2曲を聴けることも楽しみのひとつだったなぁ。なお、"The Party's Over (Hopelessly In Love)"は、アメリカ同様に、日本でもシングルカットされ、ラジオでも良く流れていた記憶がある。

 

見開きジャケット内側:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey

 

1981年に2枚組レコード盤としてリリースされたこのライヴ・アルバム、スタジオ盤ではお馴染みの楽曲の数々が、ライヴ・ヴァージョンで聴けるということで、当時は結構ワクワクしてこのアルバムを買った記憶がある。ライヴ・アルバムということで言えば、曲間、曲中を問わず、歓声が比較的大きな音で収録されているので、ライヴの雰囲気が存分に楽しめるといった感じ。加えて、演奏も然ることながら、スタジオ・アルバムと比べても全く遜色が無いスティーヴ・ペリーのヴォーカルは圧巻。

なお、アルバムは米9位を記録。又、1994年には"RIAA"よりダブルプラチナムの認定も受けている。

 

レコードの内袋:Captured / Journey  レコードの内袋:Captured / Journey  レコード盤のピクチャーラベル:Captured / Journey

 

Captured (Gregg Rolie) / Journey残念ながら、長期のツアー生活に疲れたキーボードのグレッグ・ローリーが、今後はゆっくりと過ごしたいという理由から、このアルバムを最後にバンドを去ることになった。実は、メンバーの中ではグレッグ・ローリーのファンだった私は、後に知らされたこのニュースに一旦は落胆してしまったのだが、後任のジョナサン・ケインはグレッグ・ローリーが推薦した人物だということで、多少はショックも和らぎ、それならば応援するぜと、少年だった当時の私の気分も多少前向きになっていたことを覚えている。グレッグ・ローリーって、当時の自分が想像するミュージシャンのイメージと風貌がぴったりだったんだよね。グレッグが弾くオルガンもどことなくプログレッシブで、いぶし銀的なイメージがあって好きだったし、スティーヴ・ペリー加入後のアルバムでも1~2曲は収録されていたグレッグのリードヴォーカルが聴ける曲はどれも好きな曲だった。ちなみに、このアルバムでも、"Just The Same Way"、"Feeling That Way"、"Anytime"の3曲でグレッグのヴォーカルが聴ける。

 

Album & Poster: Captured / Journey  Poster: Captured / Journey

 

JOURNEY - BAND MEMBERS
• Steve Perry - Lead Vocals 
• Neal Schon - Guitar, Vocals 
• Gregg Rolie - Keyboards, Vocals
• Ross Valory - Bass, Vocals 
• Steve Smith - Drums, Percussion

 

TRACKLIST (2枚組LPレコード)
[Disc 1]
Side A: 1. Majestic / 2. Where Were You / 3. Just The Same Way / 4. Line Of Fire / 5. Lights / 6. Stay Awhile
Side B: 7. Too Late / 8. Dixie Highway / 9. Feeling That Way / 10. Anytime
[Disc 2]
Side A: 1. Do You Recall / 2. Walks Like A Lady / 3. La Do Da
Side B: 4. Lovin', Touchin', Squeezin' / 5. Wheel In The Sky / 6. Any Way You Want It / 7. The Party's Over (Hopelessly In Love) [Studio Recording]

 

▼ Journey - The Party Is Over (Hopelessly In Love) [Live in Tokyo 1981]

https://www.youtube.com/watch?v=QoP1AKcnfr8

 


 

■ 追記
こちらは、2013年に発売された初版LPを復刻した紙ジャケット仕様のCD

Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (front): Captured / Journey  Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (back): Captured / Journey  Japanese Cardboard Sleeve Mini LP Replica CD (inside): Captured / Journey

CAPTURED / ライヴ・エナジー (1981)

● 2枚組LPを復刻した見開きジャケット
● 日本初版帯復刻
● US盤LP復刻ラベル
● 最新US盤CDのオールカラー16Pブックレット封入
● US盤LP復刻内袋付(2枚)
● LPに封入されていた6つ折りのカラーポスター復刻
● 解説・歌詞・対訳付 ● 2006年最新デジタルリマスター ● Blu-spec CD2 仕様

 

▼ ブックレットの表と裏

Booklet (front): Captured / Journey  Booklet (back): Captured / Journey

▼ 6つ折りのポスターとCD

Poster: Captured / Journey  CD: Captured / Journey

▼ CDはまとめて1枚に収録されているが、LPは2枚組だったこともあり、CDを入れる内袋も2つ付いている

Inner Sleeve: Captured / Journey

 

CDの帯(下部):ライヴ・エナジー / ジャーニー実を言うと、LPレコードで聴いていた時は全く気付かずにいたのだが、生演奏と区別する意図があったのか、オープニングで流れる"Majestic"だけはモノラルになっていたんだね。

ということで、右の写真にあるように、帯の下側には「STEREO/MONO」との表記がされている。

 

TRACKLIST
1. Majestic / 2. Where Were You / 3. Just The Same Way / 4. Line Of Fire / 5. Lights / 6. Stay Awhile / 7. Too Late / 8. Dixie Highway / 9. Feeling That Way / 10. Anytime / 11. Do You Recall / 12. Walks Like A Lady / 13. La Do Da / 14. Lovin', Touchin', Squeezin' / 15. Wheel In the Sky / 16. Any Way You Want It / 17. The Party's Over (Hopelessly In Love)

1. マジェスティック(オープニング) / 2. 消えたあの娘 / 3. ジャスト・ザ・セイム・ウェイ / 4. バイバイ、スージー / 5. ライツ / 6. 僕のそばに… / 7. トゥー・レイト / 8. ディキシー・ハイウェイ / 9. フィーリング・ザット・ウェイ / 10. エニタイム / 11. ドゥ・ユー・リコール / 12. ウォーク・ライク・ア・レディ / 13. ラ・ドゥ・ダ / 14. ラヴィン、タッチン、スクウィージン / 15. ホイール・イン・ザ・スカイ / 16. お気に召すまま / 17. ブルー・スカイ・パーティ

NOTES
• Track 8 の"Dixie Highway"は未発表曲
• Track 17 の"The Party's Over (Hopelessly In Love)"はスタジオ録音の新曲

• Album: US 9位 (2x Platinum / 1994-RIAA)
• Single: "The Party's Over (Hopelessly in Love)" US 34位

 

 

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2012/12/09

CHRISTMAS TIME 「クリスマス・タイム」 / BRYAN ADAMS (1985)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Christmas Time / Bryan Adams  Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Christmas Time / Bryan Adams  Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Inner sleeve: Christmas Time / Bryan Adams

これは、カナダ出身のシンガーソングライター、ブライアン・アダムスのシングル・レコード盤で「Christmas Time / クリスマス・タイム」。オリジナル・アルバムには未収録のこの"Christmas Time"、調べてみると、元々はファンクラブ限定で発売されたらしく、正式にシングル盤としてリリースされたのは日本だけだったようだ。

ということで、この"Christmas Time"はチャート上での記録は無いのだが、前年の1984年にリリースされたアルバム"Reckless"が大ヒットを記録したことから、この曲も正式にリリースされていたら、きっとヒットしていたんだろうね、とても良い曲だし。ちなみに、その"Reckless"は、ビルボードチャートでは1位となり、500万枚の売り上げを記録している。又、このアルバムからは6曲もがシングルカットされ、その中の"Heaven"はシングルでも1位を記録。なお、シングルカットされたその他の曲も、"Run to You"(6位)、"Somebody"(11位)、"Summer of '69"(5位)、"One Night Love Affair"(13位)、"It's Only Love"(15位)と、軒並みヒットを記録している。

歌詞カード上部:Christmas Time / Bryan Adams

当時は日本でも頻繁にブライアン・アダムスの曲がラジオから流れていた記憶があるのだが、実のところ、自分はブライアン・アダムスのLPレコードを買ったことはないんだよね。というのも、当時はバンドという形態が好きで、ソロシンガーには中々興味が持てなかったのだ。もしかしたら、それに加えて、流行りモノに乗るというのが嫌だというヒネクレ心も多少あったのかもしれないが、それでも、この"Christmas Time"のシングル盤は何故か買っていたのだった。

というわけで、当時はこの曲がアルバム未収録曲なんてことも全く知らなかったのだが、クリスマスの曲を集めたオリジナルのカセットテープを作る際は、ワムの"Last Christmas"と共に、この"Christmas Time"は必ず入れていた記憶がある。

レコード盤ラベル:Christmas Time / Bryan Adams  レコード盤ラベル:Christmas Time / Bryan Adams

 

レコード盤の内袋:Christmas Time / Bryan Adamsその後の1994年には、これ又、日本でのみシングルCD(8cm Maxi Single)がリリースされたようだが、残念ながら現在は既に廃盤となっている。思い出のある曲でもあるし、中古でも買おうかなと思ったのだが、いやいや思ったよりも随分と高額になっているんだね、これ。ということで、CDを買うのは断念して、今もこのレコード盤から取り込んだちょっぴりノスタルジックな雰囲気の音を思い出と共に楽しんでいる。

なお、通常のシングル・レコード盤といえば、一般的にはジャケットとなる1枚の紙が封入されているだけといったものが多いのだが、このシングルはジャケットの紙が二つ折りになっており、曲の歌詞と日本語訳が内側に記載されている。又、その歌詞と日本語訳の上部にはブライアン・アダムスのクリスマス・メッセージとサインが印刷されており、ファンにとってはこういうのも案外嬉しいところではないかと思う。

 

TRACKLIST
Side A: Christmas Time (クリスマス・タイム) / Side B: Reggae Christmas (レゲエ・クリスマス)

NOTES
• 日本盤7インチ・シングル・レコード
• 歌詞・対訳付

 

※ 追記
なんとなんと、ついにこの"Christmas Time"がCD化されることに!
発売日は2019年12月6日で、新作のクリスマス・ミニアルバム「Christmas EP」(輸入盤)に収録。収録曲は新録の2曲を含む全5曲で、嬉しいことに収録曲には"Christmas Time"のB面に収録されていた"Reggae Christmas"(こちらもオリジナルアルバム未収録曲)も含まれている。

収録曲
1. Joe and Mary
2. Must Be Santa
3. Christmas Time
4. Reggae Christmas
5. Merry Christmas

 

■ "Christmas EP"のリリースに併せて"Christmas Time"のオフィシャル・ビデオも公開された。

▼ Bryan Adams - Christmas Time

https://www.youtube.com/watch?v=amk7AiEI43I

 

▼ Bryan Adams - Reggae Christmas

https://www.youtube.com/watch?v=s4_4DOEvQ4E

 

 

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Christmas EP (2019) / Bryan Adams

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2012/11/26

Queen のピアノ・カヴァー曲 (Part 1)

"YouTube"にアップされている"Queen"のピアノ・カヴァー曲の中から、個人的に気に入っている演奏をいくつかご紹介。いや、ほんと、クイーンへの愛情が伝わってくるような素晴らしい演奏なんだよね、これが。

 

まずは、デモヴァージョンでしか残されていない未発表曲の「I Guess We're Falling Out」。

▼ I guess we're falling out (Queen) piano version, Claudio Gyuris - piano.wmv

https://www.youtube.com/watch?v=D8eNmqel9_8

 

続いては、3rdアルバムの"Sheer Heart Attack"に収録されている「Lily Of The Valley / 谷間のゆり」。

▼ Queen - Lily of the Valley (Piano cover)

https://www.youtube.com/watch?v=fNOV7u8h9vY

 

こちらは、フレディが生前に残した最後のアルバム"Innuendo"から「The Show Must Go On / ショウ・マスト・ゴー・オン 」。

▼ Queen - The Show Must Go On - piano cover [HD]

https://www.youtube.com/watch?v=f6OvgZHmc7M

 

そして、フレディの死から約4年の歳月を経てリリースされたアルバム"Made in Heaven"から「A Winter's Tale / ウィンターズ・テイル」。

▼ A Winter's Tale - Queen

https://www.youtube.com/watch?v=FY8JzAwd4jY

 

 

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2012/11/24

GREATEST KISS / KISS (1996-JAPAN / 1997-USA)

CDの帯(初回プレス盤):グレイテスト KISS リマスター / KISSAlbum Cover (front): GREATEST KISS / KISS   CD Case (back cover): GREATEST KISS / KISS

'88年にリリースされたベスト・アルバム"Smashes, Thrashes & Hits"(邦題は「グレイテスト・キッス」)の邦題がそのままオリジナル・タイトルとなってリリースされたこのベスト・アルバムは本国のアメリカよりも先に日本やヨーロッパで先行リリースされた。恐らくは、日本やヨーロッパでのツアーに合わせて一足早くリリースされたと思うのだが、収録曲に関しては、アメリカ、日本、ヨーロッパと若干の違いがある。

日本では来日記念盤としてリリースされたこの"GREATEST KISS"、初回盤にはエンボス・ステッカーがおまけとして付いていた。ちなみに、ジャパン・ツアーは、1997年1月18日(東京ドーム)、20日(名古屋レインボーホール)、21日・22日(大阪城ホール)、24日(福岡国際センター)、25日(広島サンプラザホール)と計6公演が行われている。

Album Cover (back): GREATEST KISS / KISS付属のライナーノーツにも記されているように、1曲目の"Detroit Rock City"の次が"Black Diamond"という曲順に関してはどうも違和感があるのだが、まぁ、曲順は自分の好みで変えれば済むことだし、メイク時代の楽曲を中心に目一杯ともいえる全20曲が詰め込まれているので、新たにファンになった人にとっては入門編として最適なアルバムなのかもしれない。

ただし、"KISS"のベストアルバムということでいえば、1978年の"Double Platinum"や、1982年の"KISS Killers" (アメリカ未発売)、それに1988年の"Smashes, Thrashes & Hits"のように、「このアルバムでしか聴けない」という新曲、もしくはリミックス・ヴァージョン等が多く含まれているわけではない分、既に"KISS"のアルバムを多数所有しているというファンにとってはやや存在意義が薄いアルバムのようにも思う。

ただ、そうは言っても、一応、12曲目の"Shout It Out Loud"だけは'96年に行われたデトロイトでのリユニオンツアーのライヴ映像を元に制作されたミュージックビデオの音源を使用したライヴ・ヴァージョンが収録されているので、この1曲だけはこのアルバムでしか聴けない曲ということにはなるが、まぁ、後は、全曲がリマスターされているという点をどう捉えるかだとは思う。

CD: GREATEST KISS / KISS   エンボス・ロゴ・ステッカー(表) / KISS   エンボス・ロゴ・ステッカー(裏) / KISS

 

TRACKLIST (Japanese Edition)
1. Detroit Rock City [Double Platinum Version] / 2. Black Diamond / 3. Hard Luck Woman / 4. Sure Know Something / 5. Love Gun / 6. Deuce / 7. Goin' Blind / 8. Shock Me / 9. Do You Love Me / 10. She / 11. I Was Made For Loving You / 12. Shout It Out Loud [New VIdeo Version - Live in Detroit '96] / 13. God Of Thunder / 14. Calling Dr. Love / 15. Beth / 16. Strutter / 17. Rock And Roll All Nite / 18. C'mon And Love Me / 19. Rock Bottom / 20. God Gave Rock N' Roll To You

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ KISS - Shout It Out Loud (Live From Tiger Stadium, Detroit '96)

https://www.youtube.com/watch?v=sohB922c2uQ

 

 

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2012/11/20

SMASHES, THRASHES & HITS / KISS (1988)

CDの帯:グレイテスト・キッス / キッスAlbum Cover (front): Smashes, Thrashes & Hits / KISS1978年の"Double Platinum"、1982年の"KISS Killers" (アメリカ未発売)に続くキッスのベスト・アルバムがこの"Smashes, Thrashes & Hits"(邦題はグレイテスト・キッス)。

その後の1997年にオリジナル・タイトルが"Greatest KISS"という名のベスト・アルバムがリリース(日本では1996年に先行発売)されたので紛らわしいのだが、そちらの邦題は「グレイテスト KISS リマスター」となっている。ということで、この2枚のベスト・アルバムは同じような邦題になってはいるもののアルバムとしては全くの別物ということになる。

どちらかと言うと、比較的地味な印象のあるベスト・アルバムだが、アメリカでは200万枚のセールスを記録し、"RIAA"からダブルプラチナムの認定を受けている(米21位、英62位)。

アルバムの目玉は1曲目と2曲目に収録されている2曲の新曲と、エリック・カーがリードヴォーカルをとる"Beth"が収録されているということになると思うのだが、でも、当時はまさかこういう形でエリック・カー初のリードヴォーカル曲を聴くことになるとは思ってもみなかったので、驚かされると同時に、ちょっぴり複雑な心境でもあった。

新曲として収録されている"Let's Put The X In Sex"と"(You Make Me) Rock Hard"の2曲については、どちらもシングル向きといったキャッチーな曲で、実際に"Let's Put The X In Sex"はシングルカットもされている(米97位)。

ということで、ベスト・アルバムとはいっても、2曲の新曲とエリック・カーがヴォーカルをとる"Beth"は他のアルバムには収録されておらず、今のところはこのアルバムでしか聴けないというところにこのアルバムの存在意義もあるのだが、実はこのアルバムならではの魅力が他にもある。

それは、過去の楽曲の多くがリミックスされており、このアルバムでしか聴けないヴァージョンが数多く含まれているという点。しかも、どれもが好感が持てるリミックスで、けっこう良いヴァージョンも含まれているのだ。

まずは、新曲の後に続く"Love Gun"。この曲はオリジナルとの違いが分かり易く、大きな違いは後半にギターソロのパートが加わったこと。とは言っても、実際はオリジナルのヴァージョンにあるヴォーカル及びバッキングヴォーカルのパートが取り除かれたことによりギターソロのパートが加わったかのような構成になっているわけなのだが、それでもライヴ・ヴァージョンに近い雰囲気があり、個人的にはけっこう気に入っている。又、ドラムの音も聴いて直ぐに分かるくらいに抜けが良くなっているし、ギターの音もけっこう手が加えられており、マシンガンのように連打する部分なども迫力が増している。

続く"Detroit Rock City"は、どちらかといえば"Double Platinum"に収録されているヴァージョンに近いのだが、それでも"Double Platinum"でのヴァージョンのようにヴォーカルが加工されたり、ギターソロの部分にバッキングヴォーカルが加えられたりしていない分、こちらのヴァージョンの方が好感が持てる。分かりやすく言えば、オリジナル・ヴァージョンから効果音だけをカットしたような雰囲気。

"Deuce"と"Strutter"は、これ又、一聴して直ぐに分かる程ドラムの音の抜けが良くなっており、かなり新鮮なイメージがする。更に"Deuce"の方は、エンディング部分のギターソロも長くなっており、カッコ良さ倍増。

"Calling Dr. Love"は、イントロ部分に"Double Platinum"のヴァージョンのようなギュイーンというギターの音が加えられている以外にはオリジナルとの違いはあまり感じられない。

"Rock And Roll All Nite"も一聴して直ぐに分かる程にドラムの音の抜けが良くなっている為、こちらも又"Deuce"や"Strutter"と同様にけっこう新鮮に聴こえるし、随分と音が良くなった印象がする。様々な年代の楽曲と混ぜて聴く場合などは、こちらのヴァージョンの方が時代と音質による違和感が軽減されていいかも。又、フェードアウトして終わる最後の部分にはオリジナルには無い細かい演出も加えられている(もしかしたら元々あった部分で、オリジナル・ヴァージョンではカットされていたのかも?)。

そして、ラストの"Shout It Out Loud"だが、こちらはオリジナルとは全く違ったエンディングになっており、"Shout It"のコーラスで曲が終わる編集がされている。その他では、後半のコーラス部分が拡張されているので、オリジナルと比べて曲の時間が多少長くなっている点が特徴。又、この曲もドラムの音の抜けが良くなっている為、とても新鮮な印象がする。

あと、"I Love It Loud"は、"Creatures of the Night"のリミックス盤に収録されていたもの(軽めのサウンド)と同一のヴァージョンだと思う。

 

Album Cover (back): Smashes, Thrashes & Hits / KISSTRACKLIST
1. Let's Put The X In Sex (新曲) / 2. (You Make Me) Rock Hard (新曲) / 3. Love Gun [Remix] / 4. Detroit Rock City [Remix] / 5. I Love It Loud [Remix] / 6. Deuce [Remix] / 7. Lick It Up / 8. Heaven's On Fire / 9. Calling Dr. Love [Remix] / 10. Strutter [Remix] / 11. Beth [with Eric Carr Vocal] / 12. Tears Are Falling / 13. I Was Made For Lovin' You / 14. Rock And Roll All Nite [Remix] / 15. Shout It Out Loud [Remix]

NOTES
• CD発売日:1991年12月15日(再発盤 / Japanese 2nd Pressing)
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ KISS - Love Gun (Smashes, Thrashes & Hits Version)

https://www.youtube.com/watch?v=d2W7k-mBw5U

 

▼ KISS - Beth (with Eric Carr Vocal) (Smashes, Thrashes & Hits Version)

https://www.youtube.com/watch?v=4w6lMjc-VFU

 

 

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2012/11/15

軍用機のミニチュアモデルがおまけに付いた缶コーヒー

UCCコーヒー最速の翼コレクション全8種   UCCコーヒー最速の翼コレクション全8種

コンビニで缶コーヒーを買おうとしたら軍用機のミニチュアモデルが付いたものを発見!

ということで、その後は、コンビニをハシゴして全8種8本を買って帰ることに(笑)。

 

▼ UCCコーヒー「日米共演!最速の翼コレクション」

UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-2」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-4EJ」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「RF-4EJ」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-15」
UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-14」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-16」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-22」  UCCコーヒー最速の翼コレクション「F-117」

■ 航空自衛隊機4種とアメリカ軍機4種の全8種

・F-2戦闘機(航空自衛隊)
・F-4EJ戦闘機(航空自衛隊)
・RF-4EJ偵察機(航空自衛隊)
・F-15戦闘機(飛行教導隊)(航空自衛隊)
・F-14戦闘機(アメリカ海軍)
・F-16戦闘機(アメリカ空軍)
・F-22ステルス戦闘機(アメリカ空軍)
・F-117ステルス攻撃機(アメリカ空軍)

 

 

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