2011/09/25

PSYCHO CIRCUS 「サイコ・サーカス」 / KISS (1998)

Album Cover (front): Psycho Circus / KISSついにというか、来るべき時が来たというか、'96年に再びメイクを施したオリジナルメンバーでファンの前に帰ってきた"KISS"。勿論、"KISS"はデビューから一度も解散することなく、何度かのメンバーチェンジはありながらも、ずっと活動を続けていたわけだが、'83年にリリースされた"Lick It Up"で初めて素顔を公表してからは、メイクを封印して素顔でバンド活動を行っていた。

最大の売りとも言えるメイク無しで活動することについては疑問視するというか、バンドの存続さえ危ぶむ声も一部にはあったようだが、そんな否定的な声をよそに、その後にリリースされたアルバムも常にチャートの上位にランクするといったように、ノーメイク時代も安定した人気を誇っていた。更にはメイク時代と違い、それまで振るわなかったイギリスでのチャートでも上位にランクするようになっていたことから、裏を返せば、最大の特徴であるあのメイクを逆に敬遠していた人々がイギリスには意外と多かったのかもしれない。

そんなことから、メイクを取ったおかげで、純粋にサウンドを評価されるようになったとも言えるのだが、それは"KISS"が音楽的にも魅力のあるバンドであったという証でもあったのではないだろうか。まぁ、肝心の音楽がつまらなければ、これだけ長きに渡ってトップクラスのバンドとして君臨し続けることなんて不可能だろうからね。

 

一応、ノーメイクで活動していた時代にリリースされたアルバムのチャート記録を記しておくと。

• Lick It Up (1983) - 米 24位 / 英 7位
• Animalize (1984) - 米 19位 / 英 11位
• Asylum (1985) - 米 20位 / 英 12位
• Crazy Nights (1987) - 米 18位 / 英 4位
• Hot In The Shade (1989) - 米 29位 / 英 35位
• Revenge (1992) - 米 6位 / 英 10位
• Alive III (1993) - 米 9位 / 英 24位

 

そして、シングルでは、アルバム"Crazy Nights"に収録の"Crazy Crazy Nights"(英 4位)、アルバム"Hot In The Shade"収録の"Forever"(米 8位) 、アルバム"Revenge"に収録の"God Gave Rock And Roll To You II"(英 4位)、といったトップ10に入るヒット曲も生まれている。

ちなみに、この「Psycho Circus / サイコ・サーカス」はといえば(米 3位 / 英 47位)を記録している。再び'70年代のようにアメリカとイギリスではチャート成績に開きがあるが、それでもイギリスでのライヴは大成功だったようなので、以前とは捉えられ方も多少違ってきたのではないかと思う。なお、その他の国々では、オーストラリア(1位)、スウェーデン(1位)、カナダ(2位)、ノルウェー(4位)、ドイツ(5位)をそれぞれ記録している。

 

Paper CD Case (front): Psycho Circus / KISS   CD: Psycho Circus / KISS   Paper CD Case (back): Psycho Circus / KISS

 

さて、この"Psycho Circus"、相当な意気込みを持って制作されたであろうことは想像に難くないのだが、実際、一聴すれば入念に制作されたことが分かるアルバムだと思う。特にジーンが作った"Within"(元々は"Carnival of Souls"用に書き始められた曲だったようだが)や"Journey of 1,000 Years"といった曲は、'70年代の"Love Gun"や、'80年代の"Animalize"にあった、片手間というか、惰性で作ったような印象のある曲に比べれば格段に素晴らしいし、ソングライター、ジーン・シモンズとしての面目躍如といった感じでもある。

アルバム全体を通した印象としては、タイトルトラックの"Psycho Circus"や"Raise Your Glasses"といったポールが書いた曲、それに先に述べたジーンの2曲といった具合に核となる楽曲が要所を締めている所為で、'70年代の代表作である"Destroyer"のような大作感がある。実際、ポール自身も'90年代版"Destroyer"と語ってたしね。個人的には、オープニングの"Psycho Circus"に続く2曲目の"Within"を聴いて、このアルバムがオーソドックスなハードロック一辺倒のアルバムではないことを予見すると同時に、このアルバムの多様性とクオリティーの高さを確信したようなところがあった。

欲を言えば、折角オリジナルメンバーが揃ったのだから、エースとピーターの曲が2曲ずつくらいあってもよかったのではという気もするが、それでも、アルバムには"KISS"の特徴ともいえるメンバー全員のヴォーカル曲が収録されているし、おまけに4人が交互にヴォーカルとる曲もあったりと、オリジナルラインナップならではの魅力というか魔力みたいなものはある。いや、ほんと、様々な出し物が飛び出してくるサーカスのようなアルバムだと思う。個人的にはエースのトリビュートアルバムに収録されていたエースの曲"Take Me to the City"も再録音で収録されていたら嬉しかったんだけどね。

 

Album Cover (back): Psycho Circus / KISS   日本盤のカヴァー:サイコ・サーカス / KISS

 

実は意外と面白いのが収録曲の歌詞で、"KISS"というバンドと自分達自身のことを題材にして作られたものが多くを占めており、けっこう興味深い内容となっている。正直"KISS"の曲といえば、以前は歌詞なんてどうでもいいような感じで捉えていたし、歌詞に興味を持つなんてことも殆んどなかったからね。

このアルバム"Psycho Circus"がリリースされた当時は久しぶりに"KISS"のアルバムを繰り返し聴くという日々が続いたのだが、残念ながらオリジナルメンバーによる再結成を果たした後に、この4人名義で制作されたアルバムは、結局この1枚だけとなってしまった。

アメリカでは見る角度を変えると図柄が変化するという3D仕様のジャケットでリリースされていたが、日本では観音開きのジャケットを開ければ実際に飛び出たピエロが顔を出すという独自の3D仕様でリリースされた。しかも"KISS"のロゴ部分にはエンボス加工が施され、更にはジャケットの表と裏の全面を覆うカヴァーが帯の代わりに付けられていたりと、けっこう凝った作りとなっている。ただ、コレ、通常のCDプラケースより一回り大きいサイズなので、普通のCDラックでは縦幅が足りず入らないんだよね。それならばとDVDラックに入れようとしたら今度は奥行きが足らずと、収納するのにはちょっと厄介な代物ではある。

ちなみに、CDには"CD-Extra"として、"KISS"のスクリーン・セイバーが収録されている。

 

日本盤のカヴァー:サイコ・サーカス / KISS   3Dジャケット+CDケース+ブックレット:Psycho Circus / KISS   初回限定、日本盤のみのスペシャル・パッケージ!:Psycho Circus / KISS

 

▼ こちらはフェアウェルツアーでのお土産に買った缶バッチ

缶バッチ:Psycho Circus / KISS

 

KISS - BAND MEMBERS (Listed in Booklet)
• Ace Frehley (エース・フレーリー) - Vocals, Lead & Rhytthm Guitar
• Paul Stanley (ポール・スタンレー) - Vocals, Lead & Rhytthm Guitar
• Peter Criss (ピーター・クリス) - Vocals, Drums
• Gene Simmons (ジーン・シモンズ) - Vocals, Bass

 

TRACKLIST (Japanese Edition)
1. Psycho Circus / 2. Within / 3. I Pledge Allegiance To The State Of Rock & Roll / 4. Into The Void / 5. We Are One / 6. You Wanted The Best / 7. Raise Your Glasses / 8. I Finally Found My Way / 9. Dreamin' / 10. Journey Of 1,000 Years / 11. In Your Face [Japan Only Bonus Track]

1. サイコ・サーカス / 2. ウィズイン / 3. ザ・ステイト・オブ・ロックン・ロール / 4. イントゥ・ザ・ヴォイド / 5. ウィ・アー・ワン / 6. ユー・ウォンテッド・ザ・ベスト / 7. ライズ・ユアー・グラセス / 8. アイ・ファイナリー・ファウンド・マイ・ウェイ / 9. ドリーミン / 10. ジャーニー・オブ・1,000イヤーズ / 11. イン・ユア・フェイス(日本盤のみのエクストラ・トラック)

[Extra]: CD-ROM Data

 

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初回限定スペシャル・パッケージ) [Japanese First Pressing CD / Limited Edition]
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ KISS - Psycho Circus (Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=BWIW6Ti0PbE

 

▼ KISS - Within

https://www.youtube.com/watch?v=qwLKcc6PO84

 

▼ KISS - Journey Of 1,000 Years

https://www.youtube.com/watch?v=F-nqBKEJz6o

 

 

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2011/09/22

KOKIAさんの自筆サインが到着

自筆サイン入りミニ色紙 / KOKIA

"KOKIA"さんのオフィシャル通販サイト「コキア印」の立ち上がりキャンペーンとして、9月1日から30日までの1ヶ月間の間に商品を購入すると"KOKIA"さん自筆のサインが入ったCDケースサイズのミニ色紙がもらえます。購入者全員だから"KOKIA"さんもさぞかし大変でしょうが、自筆のサインは何よりも嬉しいよね。しかも、希望者には名前も入れて頂けるなんて!

何せ、ひとつひとつ手書きされるわけなので、名前入れを希望した場合は発送までに多少時間がかかるそうですが、自分は無記名で申し込んだ所為か思ったよりも早く到着した。

商品は姪っ子にプレゼントして、サインは自分のものにしようかなとも思ったのだが、でも、折角の機会だし、やっぱり姪っ子の名前が入ったサイン色紙も一緒に添えて渡したかったので、先日、サインには姪っ子の名前入れを希望して追加で商品を注文。

更には、自分の名前が入ったサインも別途に欲しくなって、またもや追加注文。なんだか"KOKIA"さんの仕事を増やしてしまっているようで多少心苦しくもあったのだが、地方に住んでいると、自筆のサインを頂ける機会もそうあるものではないからね。で、最後にもうひとつ何か注文しようかなと・・・(笑)。

 

 

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2011/09/17

携帯電話を機種変更

docomo F-10C

自分の場合、携帯電話は通話にしか使用していないので、これといった拘りもなく、簡単に外観のデザインだけでこの「F-10C」を選んだのだが、最近の携帯の機能と進化にはちょっとビックリ。

カメラは1,220万画素って、手持ちのデジタルカメラよりも高画質。おまけにフルハイビジョンムービーの撮影も可能だなんて。

それに加えて、温度計と湿度計、更には歩数計や方位磁石、そして"GPS"の機能まで付いているとは。しかも防水対応なので、水でジャブジャブと洗ったりするこもできるんだね。

更には"Bluetooth"の機能まで備わっているから"Mac"と無線でリンクできるなんて有り難いなぁ。なんてことを思っていたら、FMトランスミッターまで搭載されていた。つまりは、携帯にダウンロードした音楽や音声をFM波で室内や車のFMラジオに飛ばして聴けるということ。素晴らしい。

ということで、機能については何も考えずに選んだわりには使えそうな機能が豊富でよかったのだが、おかげで、ひとつひとつの機能を理解して設定をカスタマイズするだけでもけっこう大変だった。ただ、個人的には"GPS"や指紋センサー等のハイテクな機能うんぬんよりも、意外と温度計や湿度計、それに簡易ライトといったわりとオーソドックスな機能の方が日常では重宝しそうだ。

docomo F-10C  docomo F-10C

そして、この携帯には通常のカメラとは別に、インカメラも搭載されているので、自分をディスプレイに写し出して鏡のように使うことができるのだ。ちなみに、この機能の名称は「ビューティーミラー」なんだと。又、外側のカメラには、美肌モード、ひとみ強調モード、小顔モードなど、写りがきれいに見える機能が豊富に用意されているって、男の自分はあまり使う機会もなさそうだけど、やけに機能はもとより、女性向けに付けられたような機能名が多いなと思っていたら、なんとこの「F-10C」は30代女性をメインターゲットとして開発された機種で「女子力UP携帯」なんだと(笑)。でも、カラーはブラックを選んだので、別に違和感はないと思う。多分。

そうか、温度計と湿度計はスキンケア対策で、防水対応は風呂場や洗面所で使う機会が多いであろう女性のことを考えた機能なのかと後になって気付いた。消費カロリーや脂肪燃焼量も併せてチェックできる歩数計も中高年男性のメタボ対策という趣旨ではなかったんだね(笑)。

そして、色々と機能を見ていたら、「高橋尚子のウォーキングクリニック」と「高橋尚子のランニングクリニック」という二つのアプリケーションも発見。なんでもこのアプリは、歩くか走るかすると、携帯のモーションセンサーによりウォーキングやランニングのフォームが測定されて、時間ごとにそのフォームデータが記録されるというもので、後から速度や消費カロリーといったデータはもとより、自分のフォームがチェックできるそうだ。しかも、嬉しいことにオフラインで使用できるので、通信料もかからず無料で使用できるらしい。素晴らしい。

docomo F-10C:高橋尚子のウォーキングクリニック  docomo F-10C:高橋尚子のランニングクリニック

2011/09/13

ウーパールーパーは商品名 / フランスの戦車のプラモデル「ナポレオン」もプラモデルのメーカーが勝手に付けた名称

何日か前にたまたま知ったことなのだが、「ウーパールーパー」は日本人が勝手につけた商品名で、正式名称は「メキシコサラマンダー」なんだと。いや~、これまで全く知らなかったなぁ。

ということで、グーグルで「ウーパールーパー」を検索してみたところ、案の定、ウィキペディアでは「メキシコサラマンダー」がヒットした。

そういえば、子供の頃に買ったフランスの戦車のプラモデル「ナポレオン」もプラモデルのメーカーが勝手に付けた名称だったことを数年前に知ったのだが、これにもまんまとやられたのかもしれない。と言うのも、この戦車の正式名称は「AMX-30」なのだが、これでは売れないと判断したメーカーがフランスらしいということで考えた名称が「ナポレオン」だったそうだ。

戦車といえば、直線的なフォルムで質実剛健的イメージのあるものが多かった中、流線形の流麗なフォルムに子供ながらに惹かれて買った思い出があるのだが、それでも、やっぱり「ナポレオン」という名称とシンクロしたイメージに惹かれて買った部分が多分にあったように思う。「AMX-30」という名称で販売されていたら買っていたかどうか。

一応、この戦車は数年前に買った食玩のミニチュアモデルを2つ持っているのだが、それにしても、この戦車が箱の中から出てきたときは懐かしかったなぁ~。

フランスの戦車:AMX-30 (ナポレオン)

 

 

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2011/09/10

昨日の夢日記

親に特売に出ている新巻鮭を買ってきてくれと頼まれ、そんなもの自分で買いに行けよと言ったものの、納得できないような理由を聞かされしぶしぶ買いに行く。

何故か特売品で買ったその新巻鮭は全長が1メートルを超える特大のものだった。

その大きさに疑問を持つこともなく、その新巻鮭を脇に抱えて帰り道をテクテクと歩いていると、前方に外国人のグループが道端で談笑している姿が見えた。

先にその外国人のグループの前をサーフボードを抱えた若者が通り過ぎると、何やらあれはどこどこのメーカーの板だとか話している様子だった。

その後を自分が通るという4コマ漫画みたいな状況・・・。

きっとウケルんだろうな・・・、嫌だな~、とか思いながら外国人達の横を歩いていると、彼らはその様子をビデオで撮影していた。

"YouTube"に投稿なんてするなよと思いながら通り過ぎる。

ふと後ろを振り返ると、ゾロゾロと猫が列を成してついて来ていた。

2011/09/09

音楽CDの入れ替え用ケース30枚セットを追加購入

DVD・CDケース30枚セット

 

DVD・CDケース30枚セット

 

前回購入した音楽CDの入れ替え用ケース(ブラック)を追加購入。2枚組ケースの方はちょっといただけない部分があったものの、この1枚収納タイプは市販の音楽CDに使われているケースと殆んどと言うか、全くと言っていい位に同じ構造なので(実際、CDをセットするトレイ部分だけは元からあったものをセットして使うということができます)、今度は30枚セットを購入しました。

なお、前回の記事でも書いたように、ブックレット及び背ラベルと一体の裏ジャケットもきちんと問題なく収まります。ちなみに、商品名は「サンワサプライ DVD・CDケース FCD-N30BK」で、購入価格は30枚で1,000円ちょっとといったところです。

 

※ 追記(2019年8月)
現在は「FCD-PN30BK」が後継商品となっているようです。

 

 

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2011/09/07

CDケースの正しい開け方などというものがあったとは

実は、片手で開けるように設計されているなんて、これまで全く知らなかったなぁ。というか、そんなことを調べようとすることすら思いつかなかった。

▼ いまさら聞けない!? CDケース本当の開け方! [ホームシアター] All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/51141/

ただ、ここには「親指と中指でフタの右端の上下を挟み」と書いてあるのだが、個人的には親指と薬指+小指を使った方が開けやすい感じがした。まぁ、この点は人によって手の大きさや関節の開き具合も違うので、色々と試して使いやすい指を探してみてもいいのではないかと。

そして、勿論、ディスクの正しい取り出し方なるものもあったのだった。

CDケースによっては中にある爪が固くて中々取り外せないようなものもあり、ディスクが割れそうなくらい反らせて、半ば強引に取り出しまうようなこともあったのですが、これからはそんな無茶をしないで済みますね。それにしても、まさかケースの方を反らせるとは・・・。

▼ 続・今さら聞けない! CD「本当」の取り出し方! [ホームシアター] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/51142/

CDが登場してから約30年、ずっとこのことを知らずにいたのだが、意外と身の回りにはコレと似たようなことが多くあるのかもしれない。

 

 

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2011/09/05

市販のCDアルバムと同サイズのプラケースを買う

手持ちのCDの中にはケースの傷や汚れが気になるものや、中の爪が緩くなっているものがいくつかあったので、市販のCDアルバムと同サイズのプラケース(ジュエルケース)を買って入れ替えてみました。

買ったのは厚さが10mmのタイプで、特殊なものでなければ通常のCDケース同様にブックレットと背ラベルと一体になった裏側のジャケットもきちんと収まります。

CD・DVDケース(ブラック)   CD・DVDケース(クリアー)

以前のCDアルバムといえば、ケースの左側にあるヒンジ部分は大抵が黒か白だったのですが、最近のCDアルバムはヒンジ部分も透明なタイプが多いので、黒と透明(共に10枚セット)の2種類を購入。製品名は、「SANWA SUPPLY FCD-N10BK CD・DVDケース(ブラック)」と、「SANWA SUPPLY FCD-N10C CD・DVDケース(クリア)」です。

 

※ 追記
現在、この製品は製造中止になっており、「FCD-PN10BK」(ブラック)と「FCD-PN10C」(クリア)が後継商品となっているようです。
(続)市販のCDアルバムと同サイズのプラケースを買う(2020年7月16日)

 

輸入版の中には最初からCDをホールドする爪が緩くて、ケース内で簡単に外れるものもあり、CDを取り出すときにポロッと落ちそうになることも時々あったのですが、これでそんなヒヤッとすることもなくなりそうです。

それにしてもケースがピカピカだと中のジャケットも映えて、CDも新品になったようで気持ちがいいですね。1枚あたり40円程度の出費でこの満足感はなかなかのもの。おかげでブラックの方はあっという間に使い果たしましたので、こちらは更にお得な30枚セットを追加で買おうと思います。

ところで、CDケースといえばA4の紙1枚で簡単に作る方法があんですね。作り方を示した動画が"youtube"にアップされてましたので下記にアドレスを記しておきますが、親しい人にデータを渡す場合にはこういうのも味わいがあっていいですよね。

▼ How to make a handy paper CD case
http://www.youtube.com/watch?v=u5x3bWgNGlA

 

 

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2011/09/02

GREATEST HITS LIVE / NEW ENGLAND (2003)

CDの帯:グレイテスト・ヒッツ・ライヴ / ニュー・イングランドAlbum Cover: Greatest Hits Live / New England解散から20年の歳月を経てリリースされた"New England"初のライヴ・アルバムがこの「Greatest Hits Live / グレイテスト・ヒッツ・ライヴ」。ただ、"New England"唯一のライヴ・アルバムということで、貴重であることは確かなのだが、正直言うとやや期待ハズレといった感じだった。とは言っても、これはあくまでもリリースする側の問題なのだが。

取り上げておいて、のっけから愚痴を言うのも何なのだが、これまで"New England"のライヴ音源は聴いたことがなかったので、結構期待していたものの、いかんせん音がよろしくないのだ。

ほとんど編集がされていない生のサウンドと言えば聞こえはいいのだが、裏を返せば、編集にお金と手間をかけていないということで、例えば"Shall I Run Away"のようなバラードだと静かな部分ではノイズがけっこう目立つし、他の曲でも所々で定位が乱れたり、音が波打つところがあったりする。特に5曲目の"Encore"以降は音のうねりが酷く、オフィシャルでリリースするにはクオリティーに難有りといった印象。マスターテープ自体の状態があまり良くないにしても、手間をかけてマスタリングすれば、ある程度は改善できるはずだと思うのだが、結局はどちらかといえばマニア向け商品である所為か、コストカットで手っ取り早くリリースされてしまったというのが実情のように感じる。

ということで、音質という点では有名どころのバンドがリリースするライヴ・アルバムに比べるとクオリティーの差は否めない感じ。ファンとしては、やはり商品としてリリースするからにはできる限り最良の状態でリリースして欲しいところではある。

ただ、そうは言っても、演奏自体は決して悪くはなく、一応はラインで録音されているようだし、ノイズや音像の乱れという部分を除けばそこそこの音質なので、ブートレッグと思って聴けば、それなりに楽しめなくもないかなと。

結局はオフィシャルでリリースされるということで、相応のクオリティーを期待したが為に、落胆する部分があったのだが、考えようによっては、これ以上の音質のブートレッグも滅多に無いだろうし、"New England"のライヴサウンドを体感できたというだけでも買って良かったのかなとも思う。ただ、このライヴ音源に限って言えば、スタジオ盤の曲の方が楽しめるというのが正直な感想だね。

 

ちなみに、以下の動画は、このアルバムとは関係のないリユニオン時のライヴなのだが、これがとても素晴らしいんだよね。このクオリティーでのライヴ・アルバムだったら印象も大分違ったかも。

▼ New England - Alone Tonight (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=X9it3OMtkG0

 

なお、アルバムでは10曲目からラストの13曲目までは音の雰囲気がガラリと変わるので、もしかしたら本編とは別の会場で録音されたものかもしれない。

 

CD Case (back): Greatest Hits Live / New EnglandTRACKLIST
1. Alone Tonight / 2. Shoot / 3. Hello Hello Hello / 4. The Last Show / 5. Encore / 6. Hey You're On the Run / 7. Shall I Run Away / 8. Nothing To Fear / 9. Don't Ever Wanna Lose Ya / 10. Explorer Suite / 11. P.U.N.K. / 12. You'll Be Born Again

1. アローン・トゥナイト / 2. シュート / 3. ハロー・ハロー・ハロー / 4. ザ・ラスト・ショウ / 5. アンコール / 6. ヘイ・ユアー・オン・ザ・ラン / 7. シャル・アイ・ラン・アウェイ / 8. ナッシング・トゥ・フィアー / 9. ドント・エヴァー・ウォナ・ルーズ・ヤ / 10. エクスプローラー・スイート / 11. P.U.N.K. / 12. ユール・ビー・ボーン・アゲイン

 

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

NEW ENGLAND - BAND MEMBERS
• John Fannon (ジョン・ファノン) - Vocals, Guitar
• Hirsh Gardner (ハーシュ・ガードナー) - Drums, Vocals
• Gary Shea (ゲイリー・シェア) - Bass
• Jimmy Waldo (ジミー・ウォルドー) - Keyboards, Vocals

 

 

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