2017/10/27

CARPENTERS 40/40 THE BEST SELECTION / CARPENTERS (2009)

CDの帯:カーペンターズ 40/40 ~ ベスト・セレクション / カーペンターズAlbum Cover (front): Carpenters 40/40 The Best Selection / Carpenters Album Cover (back): Carpenters 40/40 The Best Selection / Carpenters CD Case (back cover): Carpenters 40/40 The Best Selection / Carpenters

この「Carpenters 40/40 The Best Selection / カーペンターズ 40/40 ~ ベスト・セレクション」は、日本のファンの投票による上位40曲が収録されたカーペンターズの2枚組ベスト・アルバム。

カーペンターズがメジャー契約して40年目となる2009年に、結成40周年を記念して企画されたアルバムだが、当初は日本だけでリリースされる予定だったものの、日本での好調なセールスもあってか、その後、世界各国でリリースされることになったようだ。

ということで、これまでのベスト・アルバムといったものには収録されることがなかったような曲も意外と多く含まれており、実際、自分自身も「Love Is Surrender / ラヴ・イズ・サレンダー」、「Maybe It's You / メイビー・イッツ・ユー」、「Reason To Believe / リーズン・トゥ・ビリーヴ」、「One More Time / ワン・モア・タイム」、「Crystal Lullaby / クリスタル・ララバイ」、「I Believe You / アイ・ビリーヴ・ユー」、「Now / ナウ」、「Ordinary Fool / オーディナリー・フール」、「When You've Got What It Takes / すばらしき人生」、「Your Baby Doesn't Love You Anymore / ユア・ベイビー」、「Baby, It's You / ベイビー・イッツ・ユー」、「Let Me Be The One / あなたの影になりたい」、「Leave Yesterday Behind / リーヴ・イエスタデイ・ビハインド」、「When It's Gone (It's Just Gone) / 涙の色は」といったシングルにはならなった曲、もしくはシングルとして大きなヒットにはならなかった曲はこのアルバムを買って初めて聴いた曲でもあった。まぁ、そこがこのアルバムを購入した理由でもあったのだが。

又、収録曲は全てリチャード・カーペンター自身による最新リマスターというのもファンには嬉しいところではないかと。

個人的には、'80年代に入ってからの曲である「Touch Me When We're Dancing / タッチ・ミー」、「"(Want You) Back In My Life Again / バック・イン・マイ・ライフ」、「Make Believe It's Your First Time / 遠い初恋」といった曲も好きなのだが、ファンの人の多くは'70年代の曲に、より思い入れがあるようで、残念ながらこのアルバムには収録されていない。それと、代表曲のひとつだと思っていた「There's a Kind of Hush / 見つめあう恋」が選出されていないのもちょっと意外だった。

 

ちなみに、ファン投票で選ばれた上位10曲は以下の通り。

  1. Yesterday Once More / イエスタデイ・ワンス・モア (from the Album "Now & Then")
  2. I Need To Be In Love / 青春の輝き (from the Album "A Kind Of Hush")
  3. Top Of The World / トップ・オブ・ザ・ワールド (from the Album "A Song For You")
  4. (They Long To Be) Close To You / 遙かなる影 (from the Album "Close To You")
  5. Only Yesteday / オンリー・イエスタデイ (from the Album "Horizon")
  6. Rainy Days And Mondays / 雨の日と月曜日は (from the Album "Carpenters")
  7. A Song For You / ア・ソング・フォー・ユー (from the Album "A Song For You")
  8. Superstar / スーパースター (from the Album "Carpenters")
  9. Please Mr Postman / プリーズ・ミスター・ポストマン (from the Album "Horizon")
  10. We've Only Just Begun / 愛のプレリュード (from the Album "Close To You")

 

CD Case (inside): Carpenters 40/40 The Best Selection / Carpenters  CDの帯:カーペンターズ 40/40 ~ ベスト・セレクション / カーペンターズ

 

「カーペンターズのCD2枚組のセット40/40が、企画元である日本での素晴らしい成功に続いて、世界中でリリースされることを知り、非常に嬉しく思っています。日本のファンの40年間にわたる揺るぎないサポートに感謝します。」──リチャード・カーペンター

 

TRACKLIST

[Disc 1]
1. Yesterday Once More / 2. Superstar / 3. Rainy Days And Mondays / 4. Top Of The World / 5. Ticket To Ride / 6. Love Is Surrender / 7. Maybe It's You / 8. Reason To Believe / 9. Where Do I Go From Here? / 10. This Masquerade / 11. It's Going To Take Some Time / 12. One More Time / 13. Those Good Old Dreams / 14. For All We Know / 15. Crystal Lullaby / 16. I Believe You / 17. (They Long To Be) Close To You / 18. Bless The Beasts And Children / 19. All You Get From Love Is A Love Song / 20. Calling Occupants Of Interplanetary Craft

1. イエスタデイ・ワンス・モア / 2. スーパースター / 3. 雨の日と月曜日は / 4. トップ・オブ・ザ・ワールド / 5. 涙の乗車券 / 6. ラヴ・イズ・サレンダー / 7. メイビー・イッツ・ユー / 8. リーズン・トゥ・ビリーヴ / 9. 愛のゆくえ / 10. マスカレード / 11. 小さな愛の願い / 12. ワン・モア・タイム / 13. 遠い想い出 / 14. ふたりの誓い / 15. クリスタル・ララバイ / 16. アイ・ビリーヴ・ユー / 17. 遙かなる影 / 18. 動物と子供達の詩 / 19. ふたりのラヴ・ソング / 20. 星空に愛を(コーリング・オキュパンツ)

[Disc 2]
1. I Need To Be In Love / 2. Now / 3. Solitaire / 4. Please Mr. Postman / 5. Hurting Each Other / 6. I Won't Last A Day Without You / 7. Sweet, Sweet Smile / 8. A Song For You / 9. Ordinary Fool / 10. When You've Got What It Takes / 11. Goodbye To Love / 12. Your Baby Doesn't Love You Anymore / 13. Sing / 14. Baby, It's You / 15. Let Me Be The One / 16. Only Yesterday / 17. Jambalaya / 18. Leave Yesterday Behind / 19. We've Only Just Begun / 20. When It's Gone (It's Just Gone)

1. 青春の輝き / 2. ナウ / 3. ソリテアー / 4. プリーズ・ミスター・ポストマン / 5. ハーティング・イーチ・アザー / 6. 愛は夢の中に / 7. スウィート・スマイル / 8. ア・ソング・フォー・ユー / 9. オーディナリー・フール / 10. すばらしき人生 / 11. 愛にさよならを / 12. ユア・ベイビー / 13. シング / 14. ベイビー・イッツ・ユー / 15. あなたの影になりたい / 16. オンリー・イエスタデイ / 17. ジャンバラヤ / 18. リーヴ・イエスタデイ・ビハインド / 19. 愛のプレリュード / 20. 涙の色は

 

NOTES

• 発売日:2009年04月22日
• SHM-CD
• 最新リマスター
• 解説・歌詞・対訳付

• Oversized jewel case with 8 page colour booklet, large wraparound obi strip (with Japanese track listing) and additional 60 page booklet with liner notes in Japanese and lyrics in both English and Japanese.

 

▼ Carpenters - I Need To Be In Love

https://www.youtube.com/watch?v=mTVpNXG7iBk

 

▼ Carpenters - Superstar

https://www.youtube.com/watch?v=SJmmaIGiGBg

 

▼ Carpenters - (They Long To Be) Close To You

https://www.youtube.com/watch?v=6inwzOooXRU

 

▼ Carpenters - Sing (Japanese Version) (Live at Budokan 1974)

https://www.youtube.com/watch?v=by_84JQM0CU

 

▼ Carpenters - Yesterday Once More (Live at Budokan 1974)

https://www.youtube.com/watch?v=ywB8vjMnoEw

 

 

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LIVE IN JAPAN 「ライヴ・イン・ジャパン」 / THE RUNAWAYS (1977)

CDの帯:ライヴ・イン・ジャパン / ザ・ランナウェイズAlbum Cover (front and back): Live in Japan / The RunawaysAlbum Cover (front): Live in Japan / The Runaways  Album Cover (back): Live in Japan / The Runaways

活動期間は短かったものの、デビュー時の日本ではキッスやクイーンといった当時の人気バンドと肩を並べるほどの旋風を引き起こしたザ・ランナウェイズの初来日公演を収録したアルバムが、ザ・ランナウェイズ唯一の公式ライヴ・アルバムでもあるこの「Live in Japan / ライヴ・イン・ジャパン」。

収録は東京厚生年金会館と渋谷公会堂で行われており、日本ではアルバムセールスが10万枚を超え、ゴールドにも認定されている。

ただし、この"Live in Japan"、当時は、本国のアメリカやイギリスといった主要なマーケットではリリースされておらず、日本の他、カナダやオーストラリア、そして一部のヨーロッパの国でリリースされただけだった。

で、このザ・ランナウェイズ、以外にも、日本ではファンの多くがティーンの女の子で、そのことは、このライヴ・アルバムに収録されている歓声を聴いても分かる。

当時の自分はといえば、このザ・ランナウェイズには特に興味があったわけでもなく、ラジオでも頻繁にかかっていた"Cherry Bomb"だけ知ってるといった程度だったが、当時、ビッグ3と言われていたキッス、クイーン、エアロスミスを筆頭に、レッド・ツェッペリンやレインボーといったひとつ上の世代のバンドも依然として人気があったことから、一般的にも、それらのバンドのファンや男性のロックファンから見ると、このザ・ランナウェイズは10代の女性だけのバンドということで、何となくガキっぽいというか、チャラい印象があったのかもしれない。

ところが、この"Live in Japan"を聴いてみると、結構パワフルで骨太なサウンドだし、思ったよりもエネルギッシュかつヘヴィーで、これが中々良いんだよね。アルバムを通して勢いといったものも感じられるし。

まぁ、ギターの二人が、後にソロでも活躍するジョーン・ジェットとリタ・フォードなんで、今から振り返ると納得できるところではあるのだが、シェリー・カーリーのヴォーカルもギターの二人に負けず中々のもの。いや、ほんと、会場の熱気と人気ぶりが伝わってくる良いライヴ・アルバムだと思う。

ステージ・アクションや衣装も自分たちで考えたものだとシェリー・カーリーが語っていたように、意外と自由奔放に自分たちのスタイルを構築していたのではないかと思えるのだが、仮に、もし、大手のプロダクションに所属していたとしたら、良し悪しは別にして、もっと違うものになっていた可能性もあるのではないかと思ったりもする。

残念ながら、メンバーの脱退も重なり、活動期間は短かったものの、日本に於ける'70年代の洋楽を語る上では、間違いなくひとつの時代を築いたバンドとして名を刻む存在だと思う。

ちなみに、ベースのジャッキー・フォックスは、その後、弁護士になっている。又、ドラムスのサンディ・ウェストは11年前の今日、2006年10月21日に肺がんにより死去されている(享年47歳)。

 

Album Cover (inside): Live in Japan / The Runaways  CD Case (back cover): Live in Japan / The Runaways

 

THE RUNAWAYS - BAND MEMBERS
• Cherie Currie (シェリー・カーリー) - Lead Vocals
• Joan Jett (ジョーン・ジェット) - Rhythm Guitar, Vocals
• Lita Ford (リタ・フォード) - Lead Guitar, Vocals
• Jackie Fox (ジャッキー・フォックス) - Bass, Vocals
• Sandy West (サンディ・ウェスト) - Drums, Vocals

 

CDの帯(裏面側):ライヴ・イン・ジャパン / ザ・ランナウェイズTRACKLIST
1. Queens Of Noise / 2. California Paradise / 3. All Right You Guys / 4. Wild Thing / 5. Gettin' Hot / 6. Rock-N-Roll / 7. You Drive Me Wild / 8. Neon Angels On The Road To Ruin / 9. I Wanna Be Where The Boys Are / 10. Cherry Bomb / 11. American Nights / 12. C'mon

1. クイーン・オブ・ノイズ / 2. カリフォルニア・パラダイス / 3. オールナイトでぶっ飛ばせ / 4. ワイルド・シング / 5. ゲッティン・ホット / 6. ロック・アンド・ロール / 7. ユー・ドライヴ・ミー・ワイルド / 8. ネオン・エンジェル / 9. ホエア・ザ・ボーイズ / 10. チェリー・ボンブ / 11. アメリカン・ナイツ / 12. カモン

Lead Vocals: 1. Cherie Currie, Joan Jett / 2. Cherie Currie / 3. Cherie Currie (Joan Jett Harmony Vocals) / 4. Sandy West / 5. Cherie Currie / 6. Cherie Currie / 7. Joan Jett / 8. Cherie Currie / 9. Joan Jett / 10. Cherie Currie / 11. Cherie Currie / 12. Cherie Currie

 

NOTES
• Recorded at the Tokyo Koseinenkin Kaikan and the Shibuya Kokaido 5th, 6th, & 12th June 1977

• CD発売日:2015/3/18(再発盤)
• 2006年24bitリマスター
• ジャケットはLPレコードと同様に縦開きになっています
• 解説・歌詞・対訳付(歌詞・対訳は曲間のMCを含む)

 

▼ The Runaways - Queens Of Noise (Japan TV Show 1977)

https://www.youtube.com/watch?v=ElqU3ZGXoXo

 

▼ The Runaways - Cherry Bomb (Japan TV Show 1977)

https://www.youtube.com/watch?v=pMDn6V7ZLhE

 

▼ The Runaways - Wild Thing (Live in Japan 1977)

https://www.youtube.com/watch?v=AyUFXFRAoFk

 

[Official Audio]

▼ The Runaways - California Paradise (Live In Tokyo Japan, 1977)
https://www.youtube.com/watch?v=pMcTJak1dsk

▼ The Runaways - Gettin' Hot (Live In Tokyo Japan, 1977)
https://www.youtube.com/watch?v=EhyjzPWMCls

▼ The Runaways - Cherry Bomb (Live In Tokyo Japan, 1977)
https://www.youtube.com/watch?v=aVQHiW7Fub8

 

 

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2017/10/17

ストリーミングを加算したイギリスの歴代シングル・セールス・ランキング

イギリスに於いては、ストリーミングを加算したセールスで100万を超えた曲は現在までに300曲ちょっとあるそうで、イギリスの音楽セールス調査会社"Official UK Charts Company"がそのフルリストを公開しています。

3位にランクされたエド・シーランの"Shape Of You"をはじめ、比較的新しい最近の曲はストリーミングの比率が高いのが特徴(それでも、その"Shape Of You"も含めて上位にランクされている曲は実売のセールスでも概ね50万枚以上を記録している)。

 

TITLE ARTIST PEAK YEAR SALES STREAMING EQUIVALENT SALES TOTAL COMBINED SALES
1 SOMETHING ABOUT THE WAY YOU LOOK TONIGHT/CANDLE IN THE WIND 97 ELTON JOHN 1 1997 4,935,426 15,472 4,950,898
2 DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS? BAND AID 1 1984 3,802,066 140,993 3,943,060
3 SHAPE OF YOU ED SHEERAN 1 2017 754,754 2,121,706 2,876,460
4 BOHEMIAN RHAPSODY QUEEN 1 1975 2,540,604 254,430 2,795,034
5 UPTOWN FUNK MARK RONSON FT BRUNO MARS 1 2014 1,647,310 1,076,160 2,723,470
6 HAPPY PHARRELL WILLIAMS 1 2013 1,921,805 707,851 2,629,657
7 THINKING OUT LOUD ED SHEERAN 1 2014 1,219,184 1,302,119 2,521,302
8 ONE DANCE DRAKE FT WIZKID & KYLA 1 2016 553,973 1,791,007 2,344,981
9 RATHER BE CLEAN BANDIT FT JESS GLYNNE 1 2014 1,283,122 935,575 2,218,697
10 SORRY JUSTIN BIEBER 1 2015 724,188 1,443,719 2,167,907
11 ALL OF ME JOHN LEGEND 2 2014 1,259,708 896,418 2,156,126
12 YOU'RE THE ONE THAT I WANT JOHN TRAVOLTA & OLIVIA NEWTON-JOHN 1 1978 2,072,035 82,897 2,154,932
13 RELAX FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD 1 1983 2,066,230 82,092 2,148,322
14 MULL OF KINTYRE/GIRLS' SCHOOL WINGS 1 1977 2,086,183 1,066 2,087,249
15 LAST CHRISTMAS/EVERYTHING SHE WANTS WHAM! 2 1984 1,825,115 246,581 2,071,696
16 LOVE YOURSELF JUSTIN BIEBER 1 2015 718,549 1,340,666 2,059,215
17 RIVERS OF BABYLON/BROWN GIRL IN THE RING BONEY M 1 1978 2,032,656 6,164 2,038,820
18 SOMEONE LIKE YOU ADELE 1 2011 1,644,597 351,772 1,996,369
19 WONDERWALL OASIS 2 1995 1,502,270 493,671 1,995,940
20 MARY'S BOY CHILD/OH MY LORD BONEY M 1 1978 1,885,274 91,725 1,976,999

 

■ Official Charts Company のランキング記事はこちら

▼ The UK's Official Chart 'millionaires' revealed (19 September 2017)
(The full list of just over 300 songs that have passed 1 million, when streams and sales are combined. )
https://www.officialcharts.com/chart-news/the-uks-official-chart-millionaires-revealed__20459/

 

 

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2017/10/15

GLORIA 「グロリア」 / LAURA BRANIGAN (1982)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan  Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan  Japanese Vinyl Single Record: Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan

アメリカでは100万枚を超えるミリオンセラー・シングルとなったこの「Gloria / グロリア」は、アメリカ以外の多くの国でもトップ10ヒットを記録したローラ・ブラニガンの大ヒット曲。

ちなみに、この"Gloria"は、イタリア人シンガーソングライター"Umberto Tozzi"(ウンベルト・トッツィ)が1979年にリリースした曲のカヴァーで(この"Gloria"にもソングライターのひとりとしとして"Umberto Tozzi"の名がクレジットされている)、こちらのオリジナル・ヴァージョンもまた世界各国でトップ10ヒットを記録している。

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan

私自身はといえば、映画「フラッシュダンス」の中でこの"Gloria"使われていたことが、この曲を知るきっかけであり、そして、自分がこのシングル盤を買った理由というのも、当時買ったその「フラッシュダンス」のサウンドトラックには映画の中で印象的だったこの"Gloria"が収録されていなかったからだった。

ということで、当時はその「フラッシュダンス」のサウンドトラックに、別途購入したアイリーン・キャラの「Flashdance... What a Feeling / フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」の12インチシングルと、マイケル・センベロの「Maniac / マニアック」の12インチシングル、そして、この"Gloria"を加えて録音したカセット・テープを「これこそ正に完璧なサウンドトラックだ」とひとり悦に入って聴いていたのだった(笑)。

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan

Japanese Vinyl Single Record (Label): Gloria 「グロリア」 / Laura Branigan

 

TRACKLIST
Side 1: Gloria (グロリア) / Side 2: Living A Lie (リヴィング・ア・ライ)

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付
• Released in Japan

• US 2位 - Platinum (1995-RIAA) / UK 6位

 

▼ Laura Branigan - Gloria

https://www.youtube.com/watch?v=fxf2y8Tl9Ts

 

▼ Gloria - Flashdance (映画「フラッシュダンス」でのシーン)

https://www.youtube.com/watch?v=v_rCu1-HbTo

 

▼ Umberto Tozzi - Gloria (Live) (ウンベルト・トッツィのライヴ・ヴァージョン)

https://www.youtube.com/watch?v=zHBbJ_pKi5c

 

残念ながら、ローラ・ブラニガンは2004に脳動脈瘤により47歳の若さで亡くなられています。

▼ Laura Branigan - Forever Young (Live in Chile 1996)

https://www.youtube.com/watch?v=axjxa5gNKLQ

2017/10/10

WHERE TO GO MY LOVE? (初回限定盤) / KOKIA (2013)

CDの帯:Where to go my love? / KOKIAAlbum Cover (front): Where to go my love? / KOKIA  CD: Where to go my love? / KOKIA

この「Where to go my love?」は、KOKIAのデビュー15周年記念ともなったアルバムで、そのことは「~ 15th aniversary Original Album ~」と、CDの帯にも記されている。

自分が買ったのはスペシャル・トラックの「One by one, Day by day (The 5th season concert ver.)」が収録された初回限定盤で、それに加えてポストカードが販売店のオリジナル特典として付いていた。

ここ最近のアルバムに見られるサウンドの方向性は、自分の趣味や好みとはちょっと違うものの、音楽性が多少変わろうとも、KOKIAは変わらず好きなミュージシャンのひとりなのだ。

とは言いつつも、実のところ、未だに"trip trip"で展開された音の世界と想いを引きずってはいるのだけれど、それでも、このアルバム「Where to go my love?」の中では「liar liar ~ ロマンティックワルツ」と「夢の途中」の2曲は割と好きで、特に「夢の途中」は、ここ最近の曲でも突出して魅力的な曲だと個人的には思っている。

 

▼ アルバム + ポストカード

販売店特典のポストカード:Where to go my love? / KOKIA  Where to go my love? / KOKIA

ジャケットは二つ折りになっており、広げるとジャケット写真を大きくしたポスターになる9面折りのブックレットが中に挟むかたちで封入されている。

Where to go my love? / KOKIA  CD Case (front): Where to go my love? / KOKIA

 

TRACKLIST (初回限定盤)
1. Dance with the wind / 2. 愛はこだまする / 3. you are not alone / 4. liar liar ~ ロマンティックワルツ / 5. something blue & something red / 6. ヒトの中にあるもの / 7. 微笑みを忘れないように / 8. 夢の途中 / 9. 映画のような恋でした / 10. Where to go my love (Piano ver.)
[初回盤限定 Special Track]
11. One by one, Day by day (The 5th season concert ver.)

 

▼ KOKIA - 夢の途中(LIVE)

https://www.youtube.com/watch?v=V7_dhjzq7Ks

 

 

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2017/10/05

LOVE GUN 「ラヴ・ガン」 / KISS (1977)

CDの帯:ラヴ・ガン / KISSAlbum Cover (front): Love Gun / KISSキッス通算7作目(ライヴ・アルバムの「KISS Alive! / 地獄の狂獣」を含む)のアルバムであるこの「Love Gun / ラヴ・ガン」は、予約だけで100万枚のオーダーを超え、リリース前から既にプラチナムが確定していたという正に絶頂期と言える時期のアルバム。

アルバムの内容に関しては、前作の「Rock and Roll Over / 地獄のロック・ファイアー」からわずか7か月後にリリースされたことからも分かるように、勢いそのままに余裕で作り上げたアルバムといった雰囲気があり、ビルボード・チャートでは過去最高位となる4位を記録するなど、前作を上回る成果を収めてはいるものの、収録曲のクオリティーには幾分バラつきが感じられ、収録曲の充実度という点では前作よりもやや劣るといった印象が無きにしも非ずといったところ。

ただし、以前に「Monster / モンスター ~ 地獄の獣神」の記事でも書いたことだが、このアルバム"Love Gun"は、レコードで言うA面とB面の1曲目にそれぞれ"I Stole Your Love"、"Love Gun"という強力な2曲が収録されているが故に、特別な存在感があるのだ。

自分がこのアルバムをレコードで買った当時は、サウンド以前にアルバムのジャケットで新たなコスチュームが披露されたことが大きな興味の対象でもあったわけだが、新たに"I Stole Your Love"と"Love Gun"という名曲が誕生したことに興奮すると同時に、こんなカッコいい曲を次々と作り出すポールはやっぱり凄いなと感心していたのだった。

と、その"Love Gun"と並んで、このアルバムの代表曲と言えるオープニングの"I Stole Your Love"について言えば、ギターソロのパートは、前半をポールが弾き、後半をエースが弾くという、前作"Rock and Roll Over"のオープニング曲「I Want You / いかすぜあの娘」でも見られた展開が継承されている。

ジーンの曲では、何処となく不気味な雰囲気が漂う"Almost Human"が当時から好きだった。ライヴでも演奏されないし、あまり目立たない曲ではあるが、ジーンのキャラクター・イメージに合った曲で、中盤と後半にある継ぎ接ぎ風の荒々しいギターソロのパートなんかはヘッドフォンで聴くと頭の中でギターの音がグルグルと回って中々面白い。

その他にも、エースが初めてリード・ヴォーカルをとる曲となった"Shock Me"や、キッスにとってはファースト・アルバムの"Kissin' Time"以来となるカヴァー曲"Then She Kissed Me"が取り上げられているなど、ファンの興味を引くようなサプライズ的要素も含まれている。

なお、そのカヴァー曲である"Then She Kissed Me"は、'60年代のガールズ・グループであるクリスタルズのヒット曲で、原題は"Then He Kissed Me"。キッスは男性のグループということもあり、キッスのヴァージョンでは"He"が"She"に変えられている。

ちなみに、アメリカのサーフ・ロック・グループであるビーチ・ボーイズもこの曲をカヴァーしているが、ビーチ・ボーイズのヴァージョンではタイトルが"Then I Kissed Her"になっている。

それと、ファースト・アルバムの"KISS"に収録されている「Love Theme from Kiss / キッスのテーマ」でも感じたことなんだが、このカヴァー曲"Then She Kissed Me"も又、レコード盤のラベルにカサブランカ・レコードのロゴと共に描かれている砂漠の中の宮殿やラクダ、ヤシの木といった絵柄と妙にマッチした印象が当時からあった。なお、この"Then She Kissed Me"、オーストラリアではシングルカットされて78位を記録している。

 

Album Cover (front): Love Gun / KISS

 

このアルバムでエースが初めてリード・ヴォーカルをとったことにより、全員が曲を書き、全員がヴォーカルをとるというバンドのスタイルが確立されたわけだが、バンド内ではエースとピーターがアルコールやドラッグに溺れ、バンドとしては最悪の状態だったようだ。後にジーンは、4輪駆動のバンドだったのが、いつしか2輪駆動になってしまったといったようなことを語っていた。

又、同様に、後にジーンが明かした"Christine Sixteen"と"Got Love For Sale"はデモ・セッションの段階ではエドワード、アレックスのヴァン・ヘイレン兄弟が演奏してたという事実も興味深いところで、そのジーン曰く、"Christine Sixteen"のソロ・パートはエドワード・ヴァン・ヘイレンが弾いていたフレーズをそのままエースが弾いているとのこと。

担当する楽器を見てみると、アルコールやドラッグに溺れていたエースがギターで、ピーターがドラムス。片や、ヴァン・ヘイレン兄弟の方は、エドワード・ヴァン・ヘイレンがギターで、アレックス・ヴァン・ヘイレンがドラムスといったように、もしも歯車が噛み合う事態に状況が流れていたならば、両バンドというか、アメリカン・ロックの歴史も変わっていたかもしれない。

その後、キッスが1982年に「Creatures of the Night / 暗黒の神話」をリリースした頃に、ジーンがエドワード・ヴァン・ヘイレンと会って食事をした際、バンド内のいざこざに飽き飽きしていたエドワード・ヴァン・ヘイレンの口から「キッスに加入したい。もうロスとは争いたくない。ウンザリだって言われた」と、ローリング・ストーン誌のインタビューでジーンが答えていることから、実際、エドワード・ヴァン・ヘイレンはキッスへの加入を望んでいたようだが、ジーンの「エディ、お前は自分が音楽的に主導権をとれるバンドに居た方がいい」という助言により、エドワード・ヴァン・ヘイレンがキッスへ加入という状況にはならなかったようだ。

まぁ、結果的には、その後にリリースされた"Diver Down"以降のヴァン・ヘイレンの活躍を見ても分かるように、エドワード・ヴァン・ヘイレンにとってはこれで良かったのではないかと思うところ。勿論、キッスにとっても。

 

※ 追記(2018年11月)
ただし、この件についてポールは、"Kiss Kruise"でのファンとの質疑応答に於いて尋ねられた際、「エディが"KISS"に加入しようとしていたなんて絶対になかったよ」と否定している。

2018.11.06 (MUSIC LIFE CLUB)
エディ・ヴァン・ヘイレンがKISSに加入しかけたという噂の真相は?
https://www.musiclifeclub.com/news/20181106_07.html

2018.11.07 (rockinon.com)
ヴァン・ヘイレンはキッスに加入寸前だった? ポール・スタンレーがジーン・シモンズによる噂を完全否定
https://rockinon.com/news/detail/181447

とは言え、ジーンが嘘を言っているとも思えず、真相はどうなんだろうね。

 

Album Cover (back): Love Gun / KISSで、キッスはと言えば、バンドは崩壊寸前の状態だったとはいえ、第二期と言われる「Destroyer / 地獄の軍団」、「Rock and Roll Over / 地獄のロック・ファイアー」、そして、この「Love Gun / ラヴ・ガン」の3作が最も勢いのあった時期ではないかと。

しかも、この"Love Gun"の後には、これら3作から抜粋された楽曲だけで構成されたライヴ・アルバム"KISS Alive II"がリリースされるといったように、ファンにとっては正にワクワク・ドキドキの連続だった。

最後に、この"Love Gun"のジャケットについて記しておくと、前作の"Rock and Roll Over"及び次作のスタジオ・アルバム"Dynasty"同様に、アルバムのバックカヴァーに記載されている曲目は実際の曲順とは一致していない。このことについては、以前に「Dynasty / 地獄からの脱出」の記事でも書いたことだが、自分自身は、アメリカ盤ではこの曲順で収録されているのだろうか? なんてことを当時は思ったりもしていた。

ただ、このことについては、あくまでも推測ではあるのだが、この時期は数か月に1枚というハイペースでアルバムをリリースしていたことから、曲順の変更があってもリリースに間に合うようにと、曲順が決まる前からジャケットの印刷を発注していたのではないかと。

 

KISS - BAND MEMBERS
• Paul Stanley (ポール・スタンレー) - Guitar, Vocals
• Gene Simmons (ジーン・シモンズ) - Bass, Vocals
• Ace Frehley (エース・フレーリー) - Guitar, Vocals
• Peter Criss (ピーター・クリス) - Drums, Vocals

 

Album Cover (back): Love Gun / KISSTRACKLIST
1. I Stole Your Love / 2. Christine Sixteen / 3. Got Love For Sale / 4. Shock Me / 5. Tomorrow And Tonight / 6. Love Gun / 7. Hooligan / 8. Almost Human / 9. Plaster Caster / 10. Then She Kissed Me 

1. 愛の謀略 / 2. クリスティーン・シックスティーン / 3. ゴット・ラヴ・フォー・セール / 4. ショック・ミー / 5. トゥモロー・アンド・トゥナイト / 6. ラヴ・ガン / 7. フーリガン / 8. オールモスト・ヒューマン / 9. プラスター・キャスター / 10. ゼン・シー・キスト・ミー

• Lead Vocals:  Paul Stanley (1, 5, 6, 10) / Gene Simmons (2, 3, 8, 9) / Ace Frehley (4) / Peter Criss (7)

NOTES
• CD発売日:1993/5/26(20周年記念再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 4位 (Platinum / 1977-RIAA)
• Singles: "Christine Sixteen" US 25位 / "Love Gun" US 61位

 

▼ KISS - Love Gun TV Commercial

https://www.youtube.com/watch?v=w-5C-yglTVE

 

▼ KISS - I Stole Your Love (Live 1977)

https://www.youtube.com/watch?v=0NK7X2DjxXs

 

▼ KISS - Love Gun (Live 1977)

https://www.youtube.com/watch?v=TWkLOrfDAo4