2017/01/26

ON AIR - THE COMPLETE BBC RADIO SESSIONS / QUEEN (2016)

CDの帯:オン・エア ~ BBC セッションズ / クイーンAlbum Cover (front): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen  CD (CD-1): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen  CD (CD-2): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen

BBCの放送用にスタジオでレコーディングされた「BBC セッションズ」と言われる音源では、過去に"At The Beeb"(アメリカでのタイトルは"At The BBC")という8曲入りのアルバムがリリースされてはいたものの、BBCに残された音源のコンプリート盤としてはこれが初のリリース。

BBCの放送用にレコーディングされたスタジオ・セッションは1973~77年に掛けて計6回行われており、先にリリースされていた"At The Beeb"では、その中の「セッション 1」(1973年2月5日録音)と、「セッション 3」(1973年12月3日録音)が収録されていたのだが、この「On Air - The Complete BBC Radio Sessions / オン・エア ~ BBC セッションズ」ではそれらを含めてBBCの放送用にレコーディングされた全ての曲が新たにリマスタリングされた音源として収録されている。

まぁ、これらの音源は以前からブートレッグ等でも出回っており、ファンの間では知られる音源ではあったのだが、いつかまとめてオフィシャルでリリースされないかなぁと思っていたので、こうしてリリースされたことはファンとしては嬉しい限りだね。きっと心待ちにしていたファンも多かったんじゃないかと。

 

Album Cover (inside): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen基本的にはオリジナルに忠実というか、聴けば分かるように、アルバムでの音源を使用してオーヴァーダビングされたレコーディングであったようだが、「セッション 1」に収録されている"Doing All Right"では間奏後のパートをロジャーがヴォーカルをとっていたり、「セッション 2」と「セッション 3」に収録されている"Son And Daughter"では、初期のライヴと同様にギターソロが曲間に挿入されているなど、曲によってはオリジナルとの違いが明確なものも含まれている。

ただし、「セッション 1」はファースト・アルバム「Queen / 戦慄の王女」がリリースされる約5か月前にレコーディングされた音源であり、「セッション 3」に収録されているセカンド・アルバム収録曲の"Ogre Battle"は、そのセカンド・アルバムがリリースされる約3か月前にレコーディングされた音源であるということは見逃せないポイントでもある。

個人的には「セッション 4」のピアノがフィーチャーされたライヴ・ヴァージョンに近い"White Queen (As It Began)"が特に好きで気に入っている。というか、元々、この"White Queen (As It Began)"は、ライヴ・ヴァージョンを聴いてから改めて魅力に気付いたような曲でもあったので、この当時のライヴ・ヴァージョンに近いこの"White Queen (As It Began)"にはほんと惹かれる。

又、3曲が収録されているこの「セッション 4」は、オリジナル・アルバムに収録されているヴァージョンとの違いも顕著で、先に述べた"White Queen (As It Began)"に加えて"Modern Times Rock'n'Roll"もどちらかというと、この当時のライヴでの演奏をスタジオで再現しているといった印象。ただし、この"Modern Times Rock'n'Roll"、ライヴではロジャーではなくフレディがヴォーカルをとっていたようだが。それに、恐らくはライヴでは演奏されたことがないであろう"Nevermore"もスタジオ・ヴァージョンに比べて幾分ラフで生々しくライヴのような雰囲気。

「セッション 5」では、オリジナルのスタジオ・アルバムではメドレー形式で収録されている"Flick Of The Wrist"と"Tenement Funster"がそれぞれ単体で収録されているのが特徴。ただ、オリジナルのスタジオ。ヴァージョンとは全く異なる"Flick Of The Wrist"のギターソロはちょっと微妙な感じではある(笑)。

そして、最後の「セッション 6」では、一時期のライヴではオープニング曲として演奏されていた"We Will Rock You"の高速ヴァージョンがスタジオ・テイクで収録されているなど、一連のセッションの中でも一際オリジナルのアルバム・ヴァージョンとの違いが明確で、個人的にも、この「セッション 6」が一番興味深い音源でもある。

又、この「セッション 6」で演奏されている「News of the World / 世界に捧ぐ」収録曲の"Spread Your Wings"、"It’s Late"、"My Melancholy Bluesといった曲もアルバム・ヴァージョンとは一味違った雰囲気があり興味深いところ。何しろこの「セッション 6」で演奏されている"News of the World"の収録曲はどれもが好きな曲なので、このようにアルバムとは多少違った形でレコーディングされた音源が残されていたのは嬉しい限り。

ということで、この"On Air - The Complete BBC Radio Sessions"、ライヴでの演奏に近い、多少ラフなスタジオ・テイク集として聴くと、ヴォーカルはもとより、コーラスやハーモニー、その他の楽器の演奏部分でもオリジナルのアルバム・ヴァージョンとは細かい部分での違いが垣間見れて、ファンにとっては中々興味深いアルバムなのではないかと思う。

 

Album Cover (inside): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen  Album Cover (back): On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen

 

QUEEN
• フレディ・マーキュリー (Freddie Mercury) - Vocals, Piano
• ブライアン・メイ (Brian May) - Guitar, Vocals
• ジョン・ディーコン (John Deacon) - Bass
• ロジャー・テイラー (Roger Taylor) - Drums, Vocals

 

TRACKLIST
[CD 1]
1.My Fairy King / 2.Keep Yourself Alive / 3.Doing All Right / 4.Liar / 5.See What A Fool I’ve Been / 6.Keep Yourself Alive / 7.Liar / 8.Son And Daughter / 9.Ogre Battle / 10.Modern Times Rock'n'Roll / 11.Great King Rat / 12.Son And Daughter

1. マイ・フェアリー・キング / 2. 炎のロックン・ロール / 3. ドゥーイング・オール・ライト / 4. ライアー / 5. シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン / 6. 炎のロックン・ロール / 7. ライアー / 8. サン・アンド・ドーター / 9. オウガ・バトル / 10. モダン・タイムス・ロックンロール / 11. グレイト・キング・ラット / 12. サン・アンド・ドーター

• Tracks 1-4: Session 1 (February 1973)
• Tracks 5-8: Session 2 (July 1973)
• Tracks 9-12: Session 3 (December 1973)

[CD 2]
1.Modern Times Rock'n'Roll / 2.Nevermore / 3.White Queen (As It Began) / 4.Now I’m Here / 5.Stone Cold Crazy / 6.Flick Of The Wrist / 7.Tenement Funster / 8.We Will Rock You / 9.We Will Rock You [Fast] / 10.Spread Your Wings / 11.It’s Late / 12.My Melancholy Blues

1. モダン・タイムス・ロックンロール / 2. ネヴァー・モア / 3. ホワイト・クイーン / 4. ナウ・アイム・ヒア / 5. ストーン・コールド・クレイジー / 6. フリック・オブ・ザ・リスト / 7. テニメント・ファンスター / 8. ウィ・ウィル・ロック・ユー / 9. ウィ・ウィル・ロック・ユー [ファスト・ヴァージョン] / 10. 永遠の翼 / 11. イッツ・レイト / 12. マイ・メランコリー・ブルース

• Tracks 1-3: Session 4 (April 1974)
• Tracks 4-7: Session 5 (October 1974)
• Tracks 8-12: Session 6 (October 1977)

 

CDの帯(裏面側):On Air - The Complete BBC Radio Sessions / Queen

 

NOTES
• SHM-CD
• 見開き6面デジパック仕様
• 最新デジタル・リマスター
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ Queen - We Will Rock You (Fast) [Official Lyric Video - Queen On Air]

https://www.youtube.com/watch?v=Ekm6WtKwQos

 

▼ Queen - Nevermore (BBC Session / April 3rd 1974, Langham 1 Studio)

https://www.youtube.com/watch?v=--T0ix2IiLs

 

▼ Queen - My Melancholy Blues (BBC Version)

https://www.youtube.com/watch?v=cufxjlHSNlw

 

 

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At The BBC (1995) / Queen

2017/01/20

VALENTINE 「ヴァレンタイン」 / VALENTINE (1995)

CDの帯:ヴァレンタイン / ヴァレンタインAlbum Cover (front): Valentine / Valentineこちらは、「Robby Valentine / ロビー・ヴァレンタイン」(1991年)、「The Magic Infinity / マジック・インフィニティ」(1993年)に続くロビー・ヴァレンタインの3作目となるアルバム。ただし、前2作は個人名義の"Robby Valentine"でリリースされたアルバムだったので、"Valentine"というバンド名義では初のアルバムということになる。

自他共に認める大のクイーン・ファンであることを惜しげもなく披露したかようなこのアルバムは、正にクイーン愛を貫き通して生まれたサウンドといっても過言ではないほどクイーン・ライクな作品となっているのが特徴。

特に"Bohemian Rhapsody"のオマージュ作品とも言えるようなオープニングの"God"は"圧巻で、単にオマージュやリスペクトというだけでなく、オリジナルの作品としてもヴァレンタイン美学の結晶とも呼べるような壮大でドラマティックな大作。

又、アルバム内にはクイーンで言うところの"Lazing On A Sunday Afternoon"のようなコミカルな小曲も含まれており、クイーンのアルバムで例えるなら「Sheer Heart Attack / シアー・ハート・アタック」や「A Night At The Opera / オペラ座の夜」のようなバラエティーに富んだ作品となっている。

ただ、クイーン・ライクなサウンドとは言っても、クイーンに比べるとよりシンフォニックなキーボード主体の音作りになっているので、この辺りがヴァレンタインならではのスタイルにもなっているといった印象。いや~、エアロスミスやヴァン・へイレンのようなロックも好きなのだが、一方では、こういったシンフォニックで旋律が美しい壮大なロックもまた好きなんだよね。

CD Case (front): Valentine / Valentine  CD Case (back): Valentine / Valentine  Booklet (back): Valentine / Valentine

実を言うと、この"Valentine"は、リリースされた当時にたまたまCDショップで見つけて、何の予備知識も無いまま購入したアルバムだったが、これがいたく気に入って、買った当時はそれこそ毎日のように聴きまくっていた。

しかしながら、それから時は流れて、暫く聴いていなかったアルバムではあったのだが、このアルバムをとりあげるにあたって再び聴いてみると、やっぱり良いんだよね。"God"には当時のようにゾクゾクさせられるし、できることなら、もっと多くの人に知ってもらえると同時に、このようなアルバムが日の目を見るようになって欲しいと改めて思うところもあった。

CD Case (inside): Valentine / Valentine  CD: Valentine / Valentine

日本盤にはボーナス・トラックとしてインストゥルメンタルの"Remi"が収録されているのだが、これがまた日本盤限定のボーナス・トラックにしておくのが惜しいくらいに素晴らしい曲。ほんと、叙情的で、日本的な風情をも感じさせられるような美しい曲。

 

CD Case (inside): Valentine / ValentineTRACKLIST
1. God / 2. Where Do We Go From Here / 3. Never Be Lonely / 4. Take May Hand / 5. In the Arms of Loneliness / 6. Eyes in the Mirror / 7. Morinezumi / 8. The Morning Minstrel / 9. All Messed Up and Nowhere to Go / 10. The Supernatural Sign / 11. Just for Fun / 12. Ma Cherie / 13. Dreams Never Die / 14. ! / 15. Remi (Japan Only Bonus Track)

1. ゴッド / 2. ホェア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア / 3. ネヴァー・ビー・ロンリー / 4. テイク・マイ・ハンド / 5. イン・ジ・アームズ・オブ・ロンリネス / 6. アイズ・イン・ザ・ミラー / 7. モ・リ・ネ・ズ・ミ / 8. モーニング・ミンストレル / 9. ノーホェア・トゥ・ゴー / 10. スーパーナチュラル・サイン / 11. ジャスト・フォー・ファン / 12. マ・シェリー / 13. ドリームズ・ネヴァー・ダイ / 14. ! / 15. レミ (日本盤のみのボーナス・トラック)

NOTES
• CD発売日:1995年10月25日(日本先行発売)
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ Valentine - God

https://www.youtube.com/watch?v=bTJndgdI0AA

 

▼ Valentine - Where Do We Go From Here

https://www.youtube.com/watch?v=SjcjTw04gYU

 

▼ Valentine - Remi

https://www.youtube.com/watch?v=-uvSZ7jBpII

 

▼ Robby Valentine - Queen Medley (Live at the Dutch Queen Convention 2011)

https://www.youtube.com/watch?v=JchL7k5dJ8o

2017/01/15

iTunes で全ての曲の再生回数をまとめて一括でリセットする方法

自分は日頃"iTunes"のライブラリを「アルバム」にして使用しているのですが、"iTunes"のヴァージョンが「12.5.4.42」では、メニューにある「全てを選択」が選択できないようになっているばかりか、複数のアルバム、もしくは複数の曲を選択すると「再生回数をリセット」をいう項目が上部のメニューバーにも右クリックで表示されるメニューにも表示されないんですよね。

毎年、新年には全ての再生回数をリセットしていたので、これは困ったと解決法を探すべくググってみたものの結局は見つからず・・・。1曲だけなら「情報を見る」で、再生回数の右側に「リセット」が表示されるものの、まさか大量の曲を1曲ずつリセットしていくようなわけにもいかないですからね。

これはもうヴァージョンアップで改善されことを期待してを待つしかないのかと諦めて暫くは前年の再生回数を引き継いだまま放置していたのですが、先日、左側のサイドバーにあるプレイリストの中の曲を複数選択したとき、右クリックのメニューに「再生回数をリセット」が表示されたことから、もしやと思い、ライブラリを「アルバム」から「曲」に変更してみたら、見事「全てを選択」の項目が表示され、上部のメニューバーにも、右クリックのメニューにも「再生回数をリセット」の項目が表示されるようになりました。いやーよかったよかった。

まぁ、ライブラリを「アルバム」にして使用していない人は直面しない問題なんでしょうが、できればライブラリを「アルバム」にしていても、「全てを選択」と「再生回数をリセット」は表示されるようにして欲しいところ。というか、以前はできてましたからね。

一応、自分と同じように困っている人がおられるかもしれないので、操作方法を記しておきます。

 

※ 手順が若干変更されており、ライブラリを「アルバム」にしていても、全てを選択して一括でリセットできるようになったので手順の内容を更新しました。

 

▼ 全ての曲の再生回数をリセットする方法 (iTunes for Mac 12.8.2.3)

1. iTunes の左側にあるサイドバー上部に表示されている「ライブラリ」の項目から「アルバム」もしくは「曲」をクリック。

2. Mac のデスクトップの上部にあるメニューバーから、「編集」をクリックして、表示される項目から「全てを選択」をクリック。

※ 「曲」を選択した場合で、全ての曲が選択されないときは、一度どれかの曲をクリックして、曲名の背景が青に変わったら、そのまま上部にあるメニューバーから、「編集」をクリックして、表示される項目から「全てを選択」をクリック。

3. 全てが選択されていることを確認したら(「アルバム」の場合は各アルバムに青い枠が表示され、「曲」の場合は曲名の背景が全て青に変わる)、引き続き上部にあるメニューバーから、「編集」をクリックして、表示される項目から「情報を見る」をクリック。

※ アルバムの場合は青い枠内の上部(「曲」の場合は背景が青に変わっている部分の上部)で右クリックして、表示されるメニューから「情報を見る」でもOK。

4. 「複数の項目の情報を編集してもよろしいですか?」のウィンドウが表示されたら「項目を編集」をクリック。(「次回から確認しない」に設定している場合はこの確認はスキップされます)

5. 「詳細」が表示されたら、下部の「再生回数」の右側にある「リセット」をクリックして、右下の「OK」をクリックで完了。これで全ての曲の再生回数が一括してリセットされます。

 


 

念のため、以前の記事も残しておきます。

▼ 全ての曲の再生回数をリセットする方法 (iTunes for Mac 12.5.4.42)

1. iTunes の左側にあるサイドバー上部に表示されている「ライブラリ」の項目から「曲」をクリック。

2. Mac のデスクトップの上部にあるメニューバーから、「編集」をクリックして、表示される項目から「全てを選択」をクリック。

※ 全ての曲が選択されない場合は、一度どれかの曲をクリックして、曲名の背景が青に変わったら、そのまま上部にあるメニューバーから、「編集」をクリックして、表示される項目から「全てを選択」をクリック。

3. 曲名の背景が全て青に変わったら、引き続き上部にあるメニューバーから、「曲」をクリックして、表示される項目から「再生回数をリセット」をクリック。

※ 背景が青に変わっている部分の上部で右クリックして、表示されるメニューから「再生回数をリセット」でもOK。

4. これで全ての曲の再生回数が一括してリセットされます。

 


 

ただ、ヴァージョンによってはこの方法でリセットできないこともあるようなので、最後の手段として、1曲ずつのリセットを素早く繰り返す方法(笑)を記しておきます。全ての曲をリセットしたいけど、どうしても一括でリセットできないという場合は試されてみてください。

 

▼ 再生回数のリセットを1曲ずつ素早く繰り返す方法

1. まずは、左側の「ライブラリ」から「曲」を選択し、右側に表示される曲名の上の欄に表示される「再生回数」をクリックして、曲を再生回数順に並び替えて表示させます。※ 曲を再生回数順に並び替えなくても可能ですが、再生回数が「0」の曲が途中に混ざってしまうと無駄な作業が増えるので、この方が効率が良くなります。

2. 次に、右側の欄の一番上に表示される最初の曲を右クリックして「情報を見る」を選択。

3. 情報ウインドウが開いたら、ウインドウ下部の再生回数の右側にある「リセット」をクリックすることで、文字通り、その曲の再生回数がリセットされます。

4. そして、その左下にある「<」「>」(左側が一つ前に戻るで、右側が次の曲に進むになります)で、次の曲に移動してリセットを繰り返していくわけですが、この場合、交互にクリックして進めていくよりも、キーボードのショートカットを利用して進めていった方がスピーディーに作業を進められます。

▼ で、そのショートカットがこれ
「Command」 + 「]」 右角かっこ (次のページに移動)

▼ 戻る場合はこちら
「Command」 + 「[」 左角かっこ (前のページに戻る)

つまりは、左手でキーボードのショートカットを利用して次の曲に移動し、右手でリセットをクリックするという手順で繰り返し進めていくという方法なんです。ちなみに、左手は「Command」を押しっぱなしにして、別の指で「]」のオンとオフを繰り返していけばOK。

これだと1分間に100曲程度は軽くリセットできると思うので、大抵はちょっと頑張れば全曲リセットできるのではないかと思います。実は自分自身、全曲をまとめてリセットする方法が分からず、これでリセットしたことが以前にありましたから(笑)。

※ "Windows"の場合は、「Ctrl」+「N」(次の曲に進む) / 「Ctrl」+「P」(前の曲に戻る)になります。

 

 

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2017/01/09

COMPLETE SINGLE COLLECTION 1968-1981 / JIGSAW (2013)

CDの帯:コンプリート・シングル・コレクション / ジグソーAlbum Cover (front): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw  Album Cover (back): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw

この「Complete Single Collection / コンプリート・シングル・コレクション」は、日本で独自に企画されたジグソーの3枚組コンピレーション・アルバムで、アルバム・タイトルからも分かるように、本国のイギリスに於いてリリースされた全てのシングル(A面とB面)が年代順に並べて収録されている。

又、それに加えて、日本でのみリリースされたシングルもボーナス・トラックとして収録されており、正にコンプリートと言える内容のシングル集であると同時に、シングル曲を通してジグソーの足跡を辿ることができるアルバムでもある。

自分自身は、ジグソーのコンピレーション・アルバムといえば、これ以外にも3枚持っているのだが、それでもこの「コンプリート・シングル・コレクション」には、それら3枚のコンピレーション・アルバムには収録されていない初期の曲が多く収録されていることもあって、リリースされる前から結構楽しみにしていたアルバムでもあった。

そんなことあって、「Disc 1」に収録されている中盤辺りまでの初期の曲は全曲が初めて聴く曲ばかりだったのだが、それにしても初期の曲の音質は凄いなと(笑)。一応、最新のリマスターだそうだだが、いや~、でも、ここまでくると、このレトロな音が初期のアヴァンギャルドな曲と相まって逆に楽しくもある。しかし、よくもまぁ、こんな曲がシングルとして次々とリリースされていたもんだと思えるような曲ばかり(笑)。

まぁ、デビュー時は、サックス奏者を内包する6人編成の一風変わったスタイルのバンドだったとはいえ、こんな売れなそうもない曲を次々とシングルでリリースしていた流れで"Mention My Name"が生まれ、更にはそれを足がかりに"Sky High"が誕生したことがほんと不思議に思える。しかも、大抵の場合は、A面の曲かB面の曲かは聴けば概ね分かるものなのだが、この「Disc 1」なんて、中盤あたりまでは、それこそ流して聴いていたらA面曲なのかB面曲なのか全く区別がつかないと思う。

とは言っても、ここまでやってくれると逆に癖になりそうな感さえある、考えれば、ある意味、自由奔放さが許容されていた良い時代だったのかもしれません。いや、ほんと「Disc 1」は相当ヤバイよ(笑)。

ただ、折角なら、3曲が収録されたシングルなんかもあるので、ブックレット内のトラックリストには分かり易くA面B面の表記をしてくれていたら良かったかも。「Disc 1」には19曲収録されているから、「Disc 2」の1曲目は「Disc 1」最後の曲のB面曲かと思ったら、そうじゃないからね。

 

Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw  CD Case (inside): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw

 

欲を言えば、これにシングルのジャケット写真もブックレット内に網羅されていたら良かったのだが、残念ながら、ジャケットの写真はブックレットの裏表紙に並べて掲載されている小さな写真だけになっている。

 

▼ ブックレットの表と裏

Booklet (front): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw  Booklet (back): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw

 

MEMBERS
• デス・ダイヤー (Des Dyer) - ヴォーカル・ドラムス
• クライヴ・スコット (Clive Scott) - ヴォーカル・キーボード
• バリー・バーナード (Barrie Bernard) - ベース
• トニー・キャンベル (Tony Campbell) - ギター

Former Members
• トニー・ブリトネル (Tony Britnell) - ヴォーカル・サックス
• ケヴィン・マホーン (Kevin Mahon) - サックス

 

CD (Disc 1): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw  CD (Disc 2): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw  CD (Disc 3): Complete Single Collection 1968-1981 / Jigsaw

 

TRACKLIST

[Disc 1]
1. Mr.Job /  2. A Great Idea /  3. Let Me Go Home /  4. Tumblin' /  5. One Way Street /  6. Then I Found You /  7. Lollipop And Goody Man /  8. Seven Fishes /  9. Confucious Confusion /  10. Jesu Joy Of Man's Desiring /  11. No Questions Asked /  12. Keeping My Head Above Water /  13. It's Nice But It's Wrong /  14. That's What It's All About /  15. And I Like You /  16. I've Seen The Film, I've Read The Book /  17. Mention My Name /  18. You're Not The Only Girl /  19.Face The Music

1. ミスター・ジョブ /  2. ア・グレイト・アイデア /  3. レット・ミー・ゴー・ホーム /  4. タンプリング /  5. ワン・ウェイ・ストリート /  6. ゼン・アイ・ファウンド・ユー /  7. ロリポップ・アンド・グッディ・マン /  8. セヴン・フィッシズ /  9. コンフューシャス・コンフュージョン /  10. 主よ人の望みの喜びよ /  11. ノー・クエスチョン・アスクド /  12. キーピング・マイ・ヘッド・アバヴ・ウォーター /  13. イッツ・ナイス・バット・イッツ・ロング /  14. 愛を信じて /  15. アンド・アイ・ライク・ユー /  16. 哀しみのシネマ /  17. メンション・マイ・ネーム /  18. 浮気なあの娘 /  19. フェイス・ザ・ミュージック

[Disc 2]
1. Baby Don't Do It /  2. Stand Next To Me /  3. Sky High /  4. Brand New Love Affair /  5. Love Fire /  6. Your Lips Are Close /  7. Mystic Harmony /  8. Brand New Love Affair /  9. Have You Heard The News /  10. Cry ('Til The Tears Run Dry) /  11. Low Life Love /  12. If I Have To Go Away /  13. One More Time For Love /  14. Only When I'm Lonely /  15. Handle With Care /  16. Everytime /  17. Afraid Of Love /  18. Lying

1. 涙の願い /  2. スタンド・ネクスト・トゥ・ミー /  3. スカイ・ハイ /  4. ブラン・ニュー・ラヴ・アフェア /  5. ラヴ・ファイア /  6. ユア・リップス・アー・クロース /  7. ミスティック・ハーモニー /  8. ブラン・ニュー・ラヴ・アフェア(US シングル・ヴァージョン) /  9. ニュースを聞いたかい /  10. クライ /  11. ロウ・ライヴ・ラヴ /  12. 君にさようなら /  13. 愛をもう一度 /  14. 寂しい時には /  15. ハンドル・ウイズ・ケア /  16. エヴリタイム /  17. アフレイド・オブ・ラヴ /  18. ライイング

[Disc 3]
1. Love Isn't At Home /  2. We Are Not Alone /  3. Looking For Me /  4. Every Move You Make /  5. No Love Songs /  6. Roll'n Rock Me /  7. I /  8. Inside Out /  9. Prize Fighter /  10. Winter In LA /  11. You Bring Out The Best In Me /  12. If I Lose Your Love
[Bonus Tracks]
13. My Summer Song /  14. Who Do You Think You Are? /  15. Baby's Lost Time /  16. Paint The Smile On /  17. Never Underestimate My Love /  18. Starmaker /  19. Sway /  20. Sky High (Main Title)

1. ラヴ・イズント・アット・ホーム /  2. ウィ・アー・ノット・アローン /  3. ルッキング・フォー・ミー /  4. エヴリ・ムーヴ・ユー・メイク /  5. ノー・ラヴ・ソング /  6. ロックン・ロール・ミー /  7. アイ /  8. インサイド・アウト /  9. プライズ・ファイター /  10. ウインター・イン・LA /  11. ベスト・イン・ミー /  12. イフ・アイ・ルーズ・ユア・ラヴ
(ボーナス・トラック)
13. 夏の歌をいつまでも /  14. 恋のあやまち /  15. ベイビーズ・ロスト・タイム /  16. 恋のクラウン /  17. とどかぬ想い /  18. スターメイカー /  19. スウェイ /  20. スカイ・ハイ(メイン・タイトル)

 

NOTES

• Released in Japan Only
• 最新デジタル・リマスタリング
• 解説・歌詞付(対訳無し)

 

▼ Jigsaw - Sky High

https://www.youtube.com/watch?v=QjtD8A-MWBc

 

▼ Jigsaw - Who Do You Think You Are?

https://www.youtube.com/watch?v=RjriWGxk7Ps

 

▼ Jigsaw - Everytime
https://www.youtube.com/watch?v=ZEDE0m7gsyk

▼ Jigsaw - Mention My Name
https://www.youtube.com/watch?v=GPmApm_bLD8

▼ Jigsaw - Starmaker
https://www.youtube.com/watch?v=RxsZQ7qiIN8

 

 

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2017/01/01

2016年度 プレイカウント・トップ 100

昨年は、キャロル・キングの半生を舞台化したミュージカル"Beautiful"のオリジナルキャストによるアルバム"Beautiful - The Carole King Musical"をとりわけ良く聴いていた感じで、その他では、サックス・プレイヤーの小林香織のアルバム"Spirit"や、ジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子の2枚のアルバム"HOT JAZZ...and Libertango 2015"、"Very cool"も結構聴いていたという一年だった。

 

▼ Show Clips: BEAUTIFUL: THE CAROLE KING MUSICAL on Broadway w/Chilina Kennedy
https://www.youtube.com/watch?v=KRGDRBkpIbY

 

  Top 100 - My iTunes Play Count (2016 Year End)
  1. Beautiful / Jessie Mueller & Beautiful Ensemble
  2. Shooting Star / Kaori Kobayashi
  3. Will You Love Me Tomorrow / Jessie Mueller
  4. Tango Pour Claude / Naoko Terai
  5. A Story Of Wind / Naoko Terai
  6. In The Velvet / Naoko Terai
  7. Will You Love Me Tomorrow / Ashley Blanchet, Alysha Deslorieux, Carly Hughes & Rashidra Scott
  8. I Love You / Heart
  9. Slow Dance Of Love / Naoko Terai
  10. 紫のゆかり、ふたたび / Rin'
  11. Love Kills / Little Boots
  12. Fragile / Naoko Terai
  13. GENJI / Rin'
  14. You Are Everything / Rod Stewart
  15. You're There / Agnetha Fältskog
  16. Blue Bossa / Naoko Terai
  17. Rhythm Of My Heart / Rod Stewart
  18. When A Man's In Love / Rod Stewart
  19. Black On Black II / Heart
  20. It's Too Late / Jessie Mueller, Douglas Lyons, E. Clayton Cornelious & Josh Davis
  21. Looking Forward / Kaori Kobayashi
  22. 夢花火 [Rin' Three Pieces] / Rin'
  23. 名もなき花 / Rin'
  24. 浅キ夢見シ / Rin'
  25. Fleurs Du Mal [Live] / Sarah Brightman
  26. That I Would Be Good / Alanis Morissette
  27. Tunnel Of Love / Dire Straits
  28. Secret / Heart
  29. Place In The Sun / Kaori Kobayashi
  30. Childhood's End / KISS
  31. Seduction Of The Innocent / KISS
  32. Spain / Naoko Terai
  33. 夢花火 / Rin'
  34. Symphony [Live] / Sarah Brightman
  35. Never Stop Loving You / Heart
  36. Tall, Dark Handsome Stranger / Heart
  37. The Will to Love / Heart
  38. Strangers of the Heart / Heart
  39. Happy Bird / Naoko Terai
  40. See You / Kaori Kobayashi
  41. Libertango (リベルタンゴ 2015) / Naoko Terai
  42. Sultans Of Swing / Dire Straits
  43. Love Over Gold / Dire Straits
  44. Skateaway / Dire Straits
  45. Private Investigations / Dire Straits
  46. So Far Away  / Dire Straits
  47. Money For Nothing / Dire Straits
  48. Under the Sky / Heart
  49. When I Was A Boy / Jeff Lynne's ELO
  50. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman / Jessie Mueller & Beautiful Female Ensemble
  1. Hate / KISS
  2. Rain / KISS
  3. Master & Slave / KISS
  4. I Will Be There / KISS
  5. November / Naoko Terai
  6. 乱華 / Rin'
  7. No Holding Back / Rod Stewart
  8. Canto Della Terra (Duet with Alessandro Safina) [Live] / Sarah Brightman
  9. Sarai Qui (Duet with Alessandro Safina) [Live] / Sarah Brightman
  10. First Time / Styx
  11. You Are The Girl / The Cars
  12. Romeo And Juliet / Dire Straits
  13. Your Latest Trick / Dire Straits
  14. Cruel Nights / Heart
  15. So Far Away / Jessie Mueller
  16. You've Got a Friend / Jessie Mueller, Jarrod Spector, Anika Larsen & Jeb Brown
  17. 夢花火 [Instrumental] / Rin'
  18. I Will Be With You (Where The Lost Ones Go) (Duet with Chris Thompson) [Live] / Sarah Brightman
  19. Pasion (Duet with Fernando Lima) [Live] / Sarah Brightman
  20. Running [Live] / Sarah Brightman
  21. Let It Rain [Live] / Sarah Brightman
  22. The Phantom Of The Opera (Duet with Chris Thompson) [Live] / Sarah Brightman
  23. Lights / Styx
  24. I Won't Let You Go / Agnetha Fältskog
  25. He's Sure the Boy I Love / Anika Larsen & Jarrod Spector
  26. I'm Not The One [Single Version] / The Cars
  27. Tonight She Comes / The Cars
  28. Leave Or Stay / The Cars
  29. Since I Held You / The Cars
  30. Double Trouble / The Cars
  31. It's All I Can Do / The Cars
  32. Don't Tell Me No / The Cars
  33. Fine Line / The Cars
  34. Everything You Say / The Cars
  35. Strap Me In / The Cars
  36. Calling Elvis / Dire Straits
  37. On Every Street / Dire Straits
  38. Joining A Fan Club / Jellyfish
  39. New Mistake / Jellyfish
  40. The Ghost At Number One / Jellyfish
  41. I Feel the Earth Move / Jessie Mueller & Beautiful Company
  42. I Walk Alone / KISS
  43. Going Home (Theme From The Local Hero) / Mark Knopfler
  44. Never Trust a Stranger [Live At The Budokan, Tokyo 1981] / The Michael Schenker Group
  45. Ariake Dawn / Naoko Terai
  46. Shenandoah / Naoko Terai
  47. Shot In the Dark / Ozzy Osbourne
  48. Flashback [Rin' Version] / Rin'
  49. Attesa [Live] / Sarah Brightman
  50. Storia D'Amore [Live] / Sarah Brightman