2013/08/29

入院のお見舞いにラジオを

子供の頃からずっとお世話になっている伯母が病気で入院されたので、お見舞いにラジオを買って届けてきました。本の場合は好みがあるので、こちらのラジオにしたのですが、価格は1,500円を切る程度と手ごろなお値段。

Panasonic FM/AM 2バンドラジオ RF-P150A-S (シルバー)写真だけ見ると、そこそこの大きさがあるように見えますが、実際のサイズは、幅が12cm、高さが6.8cm、奥行き3.1cmと、思いのほかコンパクトで、上着やズボンのポケットにも入るサイズ。

小型で軽量(約5g)なので、退院後も携帯用や、災害時の備品として使い道があるのではないかと思っています。ちなみに商品名はパナソニックの「FM/AM 2バンドラジオ RF-P150A-S (シルバー)」です。

本体は日本語表示で、スイッチ類も「電源のオンとオフを兼ねたヴォリューム・ダイヤル」と、チューニングを行う「選曲ダイヤル」、それにAMとFMの切り替えを行う「バンド切り替え」の三つだけというシンプルな造りで、ご年配の方に優しい製品といった印象。

それと、低価格の商品だと電池やイヤホンが別売りという場合もあるのですが、こちらのラジオは単3電池2本とイヤホンは付属品として付いているので、別途購入する必要もありません。

 

Panasonic FM/AM 2バンドラジオ RF-P150A-S (シルバー)

 

ちなみに、このラジオ、私がアマゾンのサイトで見たときに「よく一緒に購入されている商品」として掲載されていたのは「井村屋 えいようかん 5本 (\399)」でした(笑)。割と非常用に買う人が多いのかも知れませんね。

 

※ 追記(2017年6月11日)
現在は見分けが付かないくらいにほとんど同じデザインの新製品「パナソニック FM/AM 2バンドラジオ RF-P155-S (シルバー)」に切り替っているようです(実売価格は1,800円程度)。
http://panasonic.jp/radio/p-db/RF-P155.html

 


2013/08/24

FADE INTO LIGHT / BOZ SCAGGS (1996)

CDの帯(初回プレス盤):フェイド・イントゥ・ライト~ラヴ・バラード・アルバム / ボズ・スキャッグスAlbum Cover: Fade Into Light / Boz Scaggs  CD: Fade Into Light / Boz Scaggs  CD Case (back cover)

こちらは1996年に日本だけでリリースされたボズ・スキャッグスのアルバム「Fade Into Light / フェイド・イントゥ・ライト~ラヴ・バラード・アルこちらは1996年に日本だけでリリースされたボズ・スキャッグスのアルバム「Fade Into Light / フェイド・イントゥ・ライト~ラヴ・バラード・アルバム」。当時は、こんな素晴らしいアルバムが日本だけのリリースだなんてもったいないなと思ったりもしていたのだが、9年後の2005年にようやくアメリカを始め海外でもリリースされたのだった("Teddy Pendergrass"のカヴァー曲"Love T.K.O."が追加収録されている)。ただし、2005年にリリースされたものは再発の日本盤を含めて殆どが"CCCD"仕様となっているようなので中古等で購入される場合はご確認を。

なお、1996年に日本だけでリリースされた当時のジャケットはモノクロの写真をくすんだ淡い緑色で囲んだ配色だったが、2005年にワールドワイドでリリースされたものは同じデザインながらも、薄い模様が入った茶系統のカラーに変更されている。自分自身は、この当時の日本盤のジャケットの色の方が青磁のような品のあるディスクの色と相まって好きなんだけどね。

コンピレーション・アルバムとはいえ、3曲の新曲に加え、新たにレコーディングされたスタジオ・アンプラグド・ヴァージョンが4曲、それに再録音曲が1曲と、このアルバムで初めて聴ける曲が多く含まれていただけでなく、それらがまた素晴らしい出来であったこともあり、日本だけでリリースされていた当時、海外ではプレミア価格で取引されていたようだ。

またひとつ名曲が生まれたと感じさせられる新曲の"Fade Into Light"(映画「大統領のクリスマスツリー」のメインテーマとして提供された曲)は過去の名曲に匹敵する素晴らしい出来。又、ボズ・スキャッグスを代表する名曲"Harbor Lights"と"We're All Alone"のアンプラグド・ヴァージョンはオリジナルのイメージを保ちつつもジャジーで落ち着いた雰囲気のある曲に生まれ変わっており、個人的にはどちらもオリジナル・ヴァージョン以上に気に入っている。

ボズ・スキャッグスと言えば、ポップスというよりも「AOR」や「アダルト・コンテンポラリー」というジャンルで語られることが多いようだが、アルバム全体の印象としては更に渋味が加わった大人のアルバムといった印象で、夜がとっても似合うサウンドというか、夜に聴いてこそ雰囲気が味わえるように思うサウンドといったところ。別の言い方をすれば、小汚いバーでもこれらの曲が流れていれば、一転、雰囲気のあるバーに変わってしまうといった印象(笑)。

個人的には、新曲の"Fade Into Light"は勿論のこと、"Just Go"もそれに負けず劣らず好きな曲。又、"I'll Be The One (Remix)"もモダンなアレンジながらも無理がなく、ボズ・スキャッグスらしい雰囲気があって、こちらもまた気に入っている。

ちなみに、新曲を除く収録曲のオリジナル・ヴァージョンはどのアルバムに収録されていたかといえば、アンプラグド・ヴァージョンとして収録されている"Lowdown"、"Harbor Lights"、"We're All Alone"の3曲が、'76年の大ヒットアルバム「Silk Degrees」で、同じく、アンプラグド・ヴァージョンとして収録されている"Simone"が、'80年の「Middle Man」。そして再録音の"Lost It (Valley Version)"と"I'll Be The One (Remix)"のオリジナル・ヴァージョンは、'94年リリースの前作「Some Change」に収録。又、オリジナル・ヴァージョンがそのまま収録されている"Time"と"Sierra"も、共に「Some Change」からとなっている。なお、新曲の"Fade Into Light"は劇場公開された日本映画「大統領のクリスマスツリー」の主題歌としてサウンドトラックにも収録されているが、このアルバムに収録されているものは別ミックスで、サウンドトラックに収録されているヴァージョンに比べるとストリングスが控えめなっている。

 

Booklet: Fade Into Light / Boz ScaggsTRACKLIST
1. Lowdown (Unplugged) / 2. Some Things Happen / 3. Just Go / 4. Fade Into Light / 5. Harbor Lights (Unplugged) / 6. Lost It (Valley Version) / 7. Time / 8. Sierra / 9. We're All Alone (Unplugged) / 10. Simone (Unplugged) / 11. I'll Be The One (Remix)

1. ロウダウン(アンプラグド) / 2. サム・シングス・ハプン / 3. ジヤスト・ゴー / 4. フェイド・イントゥ・ライト / 5. ハーバー・ライツ(アンプラグド) / 6. 黄昏のメモリー(ヴァレー・ヴァージョン) / 7. タイム / 8. 天使のおりる谷 / 9. ウィ・アー・オール・アローン(アンプラグド) / 10. シモン(僕の心をもてあそぶ)(アンプラグド) / 11. アイル・ビー・ザ・ワン(リミックス)

NOTES
• Tracks 2, 3, 4 (新曲)
• Track 6 (再録音)

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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2013/08/14

Windows 7 の「エラーチェック」でエラーを検出して自動的に修復

これといった不具合は無かったものの、しばらくやっていなかったハードディスクのチェックを、"Windows 7"の「エラーチェック」を使ってやってみました。この「エラーチェック」は、ハードディスク等のドライブをチェックして、不具合があれば自動的に修復してくれるというツールで、"Windows 7"に標準で備わっています。一応、"Windows 7"のヘルプには、「ハードディスクをエラーがない状態にすると、コンピューターに発生するある種の問題を解決でき、また、コンピューターのパフォーマンスが向上します」と記されています。

 

▼ 操作法は以下の通りです。

1. 起動しているアプリケーションを全て終了します。

2. Windowsの [スタート] ボタンをクリックし、 [コンピューター] を選択します。

3. エラーチェックを行うハードディスク・ドライブ上で右クリックして、表示されるメニューの中から [プロパティ] を選択します。

4. [プロパティ] のウィンドウが開いたら [ツール] のタブを選択し、 [エラーチェック] にある [チェックする] をクリックします。

※設定によっては、管理者アカウントのユーザー名やパスワードの入力が求められるので、その場合はユーザー名やパスワードを入力し、 [はい] をクリックします。

6. [ディスクのチェック] のウィンドウが開いたら、 [開始] をクリックします。

※通常のエラーチェックは、 [ファイル システム エラーを自動的に修復する] だけにチェックを入れます(デフォルトではあらかじめこちらだけにチェックが入った状態になっています)。
ハードディスクのエラーチェックを完全に行う場合は、 [ファイル システム エラーを自動的に修復する] と [不良セクタをスキャンし、回復する] の両方にチェックを入れます(ただし時間がかかるので注意)。ちなみに、私の環境では両方にチェックを入れた場合だとチェックに1時間ちょっとかかりました。なお、[ファイル システム エラーを自動的に修復する] だけだと10分ちょっとといったところです。

簡単に違いを記しておくと、

○ ファイル システム エラーを自動的に修復する
検出されたファイルおよびフォルダーの状態をチェックし、エラーが発見された場合は自動的に修復されます。

○ 不良セクターをスキャンし、回復する
物理エラー(正常にデータの記録ができなくなった領域等の不良セクター)を含めたディスク全体の状態をチェックし、エラーが発見された場合は自動的に修復されます。

7. 対象ドライブを使用中の場合は、「ディスク使用中にそのディスクを検査できません」というメッセージと共に「次回コンピューターを起動時にハードディスクのエラーを検査しますか?」というメッセージが表示されるので、それで良ければ [ディスク検査のスケジュール] をクリックします。ただ、チェック対象のハードディスクがシステムドライブの場合だと大抵は何らかのプログラムがバックグラウンドで動いているので、ほとんんどというか確実にこの表示がされると思います。

※ドライブを使用中でない場合は、ハードディスクのエラーチェックが開始されます。

8. コンピュータを再起動します。 コンピュータの再起動中に黒い画面が表示され、エラーチェックが開始されます。

ハードディスクのエラーチェックが完了するとコンピュータが起動します。

なお、エラーチェックが正常にできたかどうかを確認するには以下に記したアドレス先を参考にされると良いかと思います。

 

[LIFEBOAT]
Q ディスクのエラーチェックを実行する方法を教えてください(Windows 7/Vista/Server 2008)。
▶ http://www.lifeboat.jp/support/db/011070417004.html

[JustSystems]
Q ハードディスクのエラーチェックを行う(Windows 7の場合)
▶ http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=046162

実を言うと、何かしらエラーが見つかって修復されていたら、起動時間が多少短縮されるかも知れないと思っていたのですが、これといったエラーはありませんでした。

 

 

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2013/08/13

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / BEATLEG MAGAZINE VOL. 135 (2011年10月号)

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / Beatleg Magazine Vol. 135(2011年10月号)前回の「Vol. 130 (2011年5月号)」は、ファースト・アルバム「Queen (戦慄の王女)」から5作目の「A Day at the Races (華麗なるレース)」に関連する未発表ライヴ音源の全網羅だったが、こちらはそれに続くもので、6作目の「News of the World (世界に捧ぐ)」から、スタジオアルバムとしては9作目となる「Hot Sace (ホット・スペース)」に関連する未発表ライヴ音源が網羅されたクイーンの特集号。

前回は45ページにわたってオフィシャル未発表ライヴ音源が網羅されていたが、今回はそれを上回る74ページというヴォリュームになっている。

• 1977年のライヴ音源 (5ページ)
• 1978年のライヴ音源 (11ページ)
• 1979年のライヴ音源 (16ページ)
• 1980年のライヴ音源 (12ページ)
• 1981年のライヴ音源 (11ページ)
• 1982年のライヴ音源 (19ページ)
• その他、モノクロとカラーの写真が数ページ有ります。

 

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / Beatleg Magazine Vol. 135(2011年10月号)ライヴ音源全網羅という表現になっているが、要するに、世に出回っているブートレッグが網羅されているわけなのだ。まぁ、このような情報が掲載された雑誌は中々無いので、こういったものをまとめて見て知れるという意味ではけっこう貴重だと思う。しかも、掲載されている情報が半端ないんだよね。雑誌のタイトルにもあるように、現在のところ確認されているこの時代の音源はほぼ網羅されているのは勿論のこと、一枚一枚の収録曲と1曲ごとの時間、それに会場と日時も全て記載されている。しかも、会場と日時の表記にミスがあるものに対してはきちんと指摘して訂正されているのだから、ほんと恐れ入る。

更には、音源ごとに、それがライン録りされたサウンドボード音源なのか、客席に録音機を持ち込んで録音されたオーディエンス音源なのかも記載されているし、録音状態や音質、それに欠損部分等も細かく記載されている。しかも演奏ミスの部分やフレディのMC、それに観客の様子などについても述べられているのだから、ほんと感心するばかり。

個人的にはこういったブートレッグにはあまり手を出さないのだが、それでも、どういった音源が残されているのかを知ることができるという点では興味深いし、年代ごとのセットリストを眺めるだけでもけっこう楽しかったりする。実際、自分は前回の「クイーン 1973~1977年ライヴ音源全網羅」(Vol. 130 - 2011年5月号)も読むだけで楽しめたこともあり、こちらの続編も購入したのだった。とにかく、非常に細かく紹介されているので読み応えがある。一方、こういった音源に興味のある人にとっては粗悪なものに手を出してしまうリスクを減らすことができるありがたい一冊なのではないかと思う。勿論、ブートレッグのタイトルは全て表記されているし、モノクロながらもジャケットの写真も漏れなく掲載されている。

まぁ、今ではこういったオフィシャル未発表のライヴ音源もネットにアップされていたりすることから、"YouTube"のような動画サイトでも、この雑誌を頼りに、アルバムのタイトルは勿論のこと、年月日や会場名で検索すれば、中には該当する音源を聴くことができる場合もあるので、そういったハンドブック的な役割にもなるのはありがたいところ。

 

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クイーン 1973~1977年ライヴ音源全網羅 / BEATLEG MAGAZINE Vol. 130 (2011年5月号)

別冊ヤングフォーク 「スーパーアイドルを探せ - ビッグ5 夢の競演!」 (1977)

ヤングロック 「ビッグ3大特集 - QUEEN, KISS, AEROSMITH」 (1978)

ミュージック・ライフ 4月臨時増刊号 栄光の4人クイーン (1981)

ミュージック・ライフ臨時増刊号 - クイーン特集号(復刻版) & 特別号(非売品) (1975 / 2011)

2013/08/10

ASIA 「詠時感~時へのロマン」 / ASIA (1982)

LPレコードの帯:詠時感~時へのロマン / エイジアAlbum Cover (front): Asia (1st Album) / Asia   Album Cover (back): Asia (1st Album) / Asia   Album Cover (with Obi): Asia (1st Album) / Asia

キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、U.K.といったバンドで活躍していたジョン・ウェットン(ヴォーカル & ベース)に、元イエスのスティーヴ・ハウ(ギター)と、元エマーソン・レイク・アンド・パーマーのカール・パーマー(ドラムス)、それに元バグルス~イエスのジェフリー・ダウンズ(キーボード)といった錚々たるメンバーで結成されたエイジアのファースト・アルバムが、こちらの「ASIA / 詠時感~時へのロマン」。

当時はファースト・アルバムがリリースされる前から既にスーパーバンド誕生として話題になっていたのだが、実際は、そのファースト・アルバムがリリースされてからの衝撃の方が遥かに大きなものであった。

 

Inner Sleeve: Asia (1st Album) / Asiaプログレッシヴ畑で名を馳せた4人が創り出したサウンドはといえば、プログレッシヴ・ロック色はあくまでもエッセンスとして留める程度で、ポップ色を前面に打ち出したものだったが、親しみやすいメロディーラインを持った曲がスケール感溢れるアレンジと演奏で展開される様は、ロジャー・ディーンが手がけたアルバム・ジャケットのアートワークと相まって、エイジアならではの世界観が表現されていたようにも感じられた。

アルバムはビルボード・チャートで9週間第1位となり、ファースト・シングルの"Heat Of the Moment"も同じくビルボード・チャートで4位を記録するヒットを記録。そして、アルバムは年間チャートでも1位となるなど商業的にも大成功を納めたのだった。

▼ ASIA - Heat Of The Moment
https://www.youtube.com/watch?v=nvdYll1euGU

 

レコード盤のラベル:Asia (1st Album) / Asia   レコード盤のラベル:Asia (1st Album) / Asia

 

個人的なことを言えば、収録曲の中ではセカンド・シングルとなった「Only Time Will Tell / 時へのロマン」が"Heat Of The Moment"以上に特に好きだったのだが、実を言うと、アルバムとしては次作の"Alpha"の方がより嵌って聴いていた記憶がある。

▼ ASIA - Only Time Will Tel
https://www.youtube.com/watch?v=IFLy_MrDQuE

 

TRACKLIST (LPレコード)
Side 1: 1. Heat Of The Moment (ヒート・オブ・ザ・モーメント) / 2. Only Time Will Tell (時へのロマン) / 3. Sole Sourvivor (孤独のサヴァイヴァー) / 4. One Step Closer (ワン・ステップ・クローサー) / 5. Time Again (タイム・アゲイン)
Side 2: 1. Wildest Dreams (この夢の果てまで) / 2. Without You (ウィズアウト・ユー) / 3. Cutting It Fine (流れのままに) / 4. Here Comes The Feeling (ときめきの面影)

ジャケットの模写:Asia (1st Album) / AsiaNOTES
• Album: US 1位 (4x Platinum / 1995-RIAA) / UK 11位
• Singles: "Heat of the Moment" US 4位、UK 46位 / "Only Time Will Tell" US 17位、UK 54位

ASIA - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover)
• Geoffrey Downes - Keyboards, Vocals
• Steve Howe - Guitars, Vocals
• Carl Palmer - Drums and Percussion
• John Wetton - Lead Vocal and Bass Guitar

 

 

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Alpha 「アルファ」 (1983) / Asia

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Omega 「オメガ」 (2010) / Asia

Gravitas 「グラヴィタス~荘厳なる刻(とき)」 (2014) / Asia

R.I.P. John Wetton / ASIA Official Website (2017)

Symfonia - Live in Bulgaria 2013 「シンフォニア~ライヴ・イン・ブルガリア 2013」 (2017) / Asia

エイジア結成以前にジョン・ウェットンが在籍していたバンド
Night After Night 「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」 (1979) / UK

ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した楽曲"We Move as One"を収録
Eyes Of A Woman (1985) / Agnetha Fältskog [ex-Abba]

2013/08/04

GREATEST HITS 「渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ」 / AIR SUPPLY (1983)

LPレコードの帯:渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ / エア・サプライAlbum Cover (front): Greatest Hits / Air Supply   Album Cover (back): Greatest Hits / Air Supply   Album Cover (with Obi): Greatest Hits / Air Supply

1983年にリリースされたこの「Greatest Hits / 渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ」は、自分が初めて買ったエア・サプライのアルバム(LPレコード)だった。

この"Greatest Hits"は、アルバムの邦題「渚の誓い」が示すように、先にシングルとしてリリースされ大ヒットしたこの曲が収録されたアルバムでもあったわけだが、当時は日本でもこの曲がテレビドラマの主題歌として使用されたことから、日頃は洋楽を聴かないような人達をも巻き込んでヒットしていた記憶がある。

澄み渡る空の下、海原にヨットが浮かんでいるという写真が使われたアルバムのジャケットは日本だけの仕様で、オリジナルは2人の顔がイラストで描かれているものだった。とは言っても、当時はそんなことなど知らずにいたわけだが、ハイトーンヴォイスと爽やかなハーモニーが清涼感溢れるサウンドと相まって、エア・サプライらしいイメージがあった。

エア・サプライのアルバム・ジャケットに関しては、他にも日本だけの仕様がいくつかあり(それも後になって知ることだったが)、今でもエア・サプライと言えば夏のイメージがあるのは、サウンドが持つ爽やかなイメージを具現化した当時の日本のレコード会社の的を得たイメージ戦略の賜物だったのかもしれない。ちなみに、この"Greatest Hits"に付属の歌詞カードの文字の色もペパーミント・グリーンになっている。

アメリカでは全9曲でリリースされていたが、日本では先にリリースされたシングル「Making Love Out of Nothing At All / 渚の誓い」のB面に収録されていたアルバム未収録の「Late Again (Live Version)」と、「渚の誓い」同様にテレビドラマの主題歌として使用されヒットした「I'll Never Get Enough Of You / あなたのいない朝」の2曲が追加された全11曲という形ででリリースされていた。なお、「あなたのいない朝」は、本国のオーストラリアやアメリカではシングルとしてはリリースされておらず、日本だけで独自にシングルカットされた曲だった。

 

LPレコードの帯:渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ / エア・サプライレコード盤がメインのフォーマットという時代にリリースされたこの"Greatest Hits"は、アメリカでは500万枚を超えるセールスを記録した大ヒットアルバムだったが、レコードからにCD代わって以降は全9曲というボリュームはいささか物足りない印象があり、現在に於いては、他にも数多くのベスト・アルバムがリリースされていることから、今はやや影の薄いアルバムになっている印象がある。

それでも、以下に記した収録曲のビルボードチャートに於ける順位を見ても分かるように、正にグレイテスト・ヒッツなんだよね。

• Lost in Love (3位)
• Even the Nights Are Better (5位)
• The One That You Love (1位)
• Every Woman in the World (5位)
• Making Love Out of Nothing At All (2位)
• All Out of Love (2位)
• Here I Am (5位)
• Sweet Dreams (5位)
※ なお、"Chances"だけはシングルカットされていないアルバム収録曲。

ただ、最近のベストに収録されている「Making Love Out Of Nothing At All / 渚の誓い」は、このアルバムに収録されているヴァージョン(時間表記は4:56)よりも長めのヴァージョン(時間表記は概ね5:40程度)がセレクトされていることが多いようだ。日本でもヒットした当時のヴァージョンに思い入れがある自分にとっては、やっぱり、このアルバムに収録されているヴァージョンの方がしっくりくるんだけどね。

レコード盤のラベル:Greatest Hits / Air Supply   レコード盤のラベル:Greatest Hits / Air Supply

それにしても、夏真っ盛りといった今の季節には、エア・サプライの清涼感溢れるサウンドが一服の清涼剤のようで心地良いなぁ。

 

TRACKLIST (LPレコード / Japan Edition)
[Side 1]
1. Lost In Love (ロスト・イン・ラブ) / 2. Even The Nights Are Better (さよならロンリー・ラブ) / 3. The One That You Love (シーサイド・ラブ) / 4. Making Love Out Of Nothing At All (渚の誓い) / 5. Sweet Dreams (スウィート・ドリームス)
[Side 2]
1. I'll Never Get Enough Of You (あなたのいない朝) / 2. All Out Of Love (オール・アウト・オブ・ラブ) / 3. Every Woman In The World (ときめきの愛を) / 4. Here I Am (ヒア・アイ・アム) / 5. Chances (チャンセズ) / 6. Late Again [Live Version] (レイト・アゲイン [ライヴ・ヴァージョン] )

NOTES
• US 7位 (5x Platinum / 1993-RIAA)
• "I'll Never Get Enough Of You"と"Late Again (Live Version)"の2曲は日本盤にのみ収録

 

▼ Air Supply - Making Love Out Of Nothing At All

https://www.youtube.com/watch?v=gQwco47UdQs

 

 

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