これまで、海産物の総称として「魚貝類」という漢字を何の疑いも無く使っていたのだが、先日、それが間違いであることを初めて知った。正しくは「魚介類」なんだね。「魚介類」は、魚、貝だけでなく、エビ・カニなどの甲殻類、イカ・タコなどの軟体動物の総称だが、「魚貝類」は、文字通り、魚と貝しか意味しないとのこと。全く疑う余地も無く正しいと思い込んでいたので、これまでずっと間違いであることに気付かないままだったわけだ。恥ずかしや。
実は、これまでにも似たような経験が他にもあって、たしか二十歳頃までは「台風一過」を「台風一家」と勘違いしていたんだよね。脳内では、勝手に、まるで一つの家族であるかのように大小の台風が集中して来ることだという意味付けをしていたのだった。又、同様に、二十歳頃までは、どこどこの国が今年何度目の「臨界前核実験」を行ったというニュースを聞いては、これまた勝手に「隣海前核実験」と脳内で漢字変換して、海の近くで行う核実験だと思い込んでいたし、ニュース関連では良く使われる「有識者」も「有志記者」と勘違いしていた。
他にも、数年前までは、ひとまとめにすることを意味する「一緒くた」を「一色たん」だと思っていたし、じっくりと思い出してみれば、多分、他にも色々と出てきそう。
と、そんなこともあって、物のついでに色々と調べてみたら、間違って使いそうな漢字がゾロゾロと出てくるではありませんか(笑)。
× 頭に乗る
○ 図に乗る
× ~の影に隠れる
○ ~の陰に隠れる
× 無しのつぶて
○ 梨のつぶて
× 掻き入れ時
○ 書き入れ時
× 一同に会する
○ 一堂に会する
× 上げ足を取る
○ 揚げ足を取る
× 自我自賛
○ 自画自賛
× 原価償却
○ 減価償却
× 感違い
○ 勘違い
× 価値感
○ 価値観
× 気転を利かせる
○ 機転を利かせる
× 心気一転
○ 心機一転
× 絶対絶命
○ 絶体絶命
その他、使い分けできていたかどうかあやふやなもの。
• 街頭でチラシを「配布」する・・・不特定多数に広く配る場合は「配布」
• 会議で資料を「配付」する・・・特定の人に配る場合は「配付」
• 伯父(おじ)・・・父母の兄
• 叔父(おじ)・・・父母の弟
だから、こちらも当然こうなります。
• 伯母(おば)・・・父母の姉
• 叔母(おば)・・・父母の妹
で、なぜこれを記事にしようかと思ったかといえば、なるほどと思っただけではきっと忘れるから(笑)。こうやって記事にする作業を行うことで少しは記憶として定着すればいいのだけれど。
それと調べている中で見つけたのが、漢字に点がいるかいらないかで悩んだときに知っておくと便利な法則。
ポイントは音読みで、点が付くのは「は行」と「ば行」の漢字。音読みにして「は行」と「ば行」になる漢字には点が付き、ならなければ点が付かないと覚えておけば迷わずに済むとのこと。
簡単な漢字でも、ふとした拍子に疑問に感じ始めたらドンドンと深みにはまり込み、何か違うように感じるときがあったりするのだが、少なくともこれを知っておけば、点がいるかいらないかで悩むことはなさそう。
いや~こんな法則があるなんて全然知らなかったなぁ。なお、点が付く漢字と、付かない漢字の判別法については以下のサイトに詳しく記してあります。
▼ 漢字の点の有無、判別できる?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1305/07/news001.html
0 件のコメント:
コメントを投稿