2018/02/23

HOT IN THE SHADE 「ホット・イン・ザ・シェイド」 / KISS (1989)

CDの帯(初回プレス盤):ホット・イン・ザ・シェイド / キッスAlbum Cover (front): Hot in the Shade / KISSこの「Hot in the Shade / ホット・イン・ザ・シェイド」は素顔での活動に踏み切ってからは5作目となるキッスのアルバムで、スタジオ・アルバムとしては通産15作目のアルバム。

アルバム・セールスでは前作に及ばなかったものの、シングルカットされた"Forever"はビルボード・チャートで8位となるヒットを記録した。

特徴としては、シンセサイザーを導入した前作のミリオンセラー・アルバム"Crazy Nights"からはやや路線を変更しながらも、ブルージーなアコースティック・スライド・ギターで始まるオープニングの"Rise to It"をはじめ、女性コーラスをフィーチャーした"Silver Spoon"や、ホーン・セクションを取り入れた"Cadillac Dreams"など彩りが見られ、全体的な印象としては前作に比べると幾分アメリカン・ロックに立ち返ったような雰囲気。

又、ファンにとっては、前年にリリースされたベスト・アルバム"Smashes, Thrashes & Hits"に収録されていた"Beth"に引き続き、エリック・カーがヴォーカルをとる曲"Little Caesar"が収録されているのも興味深いところ。

ただし、その"Smashes, Thrashes & Hits"でヴォーカルをとっていた"Beth"は元々ピーター・クリスがヴォーカルをとっていた曲なので、エリック・カーにとってはこの"Little Caesar"が、初めてヴォーカルをとるオリジナル曲ということになる。

しかしながら、在籍期間ではオリジナル・ドラマーのピーター・クリスを超えるほど長きにわたってバンドに貢献してきた二代目ドラマーのエリック・カーだったが、残念ながら1991年にガンのため死去したことから、この"Hot in the Shade"がエリック・カーがフルで参加した最後のアルバムとなった。

 

CD Case (inside): Hot in the Shade / KISSキッスのアルバムの中では比較的影の薄いアルバムとして捉えられているようにも思うが、キッスのスタジオ・アルバムとしては収録曲数が15曲と最多を誇る。しかしながら、曲数が多いことにより、多少散漫な印象も無きにしも非ずといったところで、逆にそれが仇となっている感もある。曲を絞って聴くと、意外と良いだけに、実際、収録曲数を絞ってリリースされていたならば、もっとアルバムの印象も良くなったのではないかとは思うとこるでもある。

実のところ、今ではアルバムを通して聴く機会も滅多に無いアルバムになっているのだが、アルバム自体は、シングルにもなった"Rise To It"、"Hide Your Heart"、"Forever"をはじめ、無視するにはもったいない曲もいくつか埋もれている。個人的には"Betrayed"、"Silver Spoon"、"Cadillac Dreams"、"King Of Hearts"といった曲は割と好きで、これらは今も時折聴いたりしている。

補足しておくと、ファースト・シングルにもなった"Hide Your Heart"は前年の1988年にボニー・タイラーが一足先に取り上げており、同タイトルのアルバムからシングルとしてもリリースされている。ちなみに、この曲の作曲者はポール・スタンレーと、ロックファンにはお馴染みのデズモンド・チャイルド、ホーリー・ナイトの3人。

なお、アルバムのプロデュースは前作の「Asylum / アサイラム」に引き続き、ジーン・シモンズとポール・スタンレーが行っている。

それはそうと、このCDの帯、実はこれ、こう見えて初回プレス盤の帯なんだよね。当時は旧譜とほぼ同じフォーマットのこのCDの帯を見て、メーカーのやる気の無さにがっかりしたことを覚えている。

 

Album Cover (back): Hot in the Shade / KISS

KISS - BAND MEMBERS
• Paul Stanley - Guitars, Vocals
• Gene Simmons - Bass, Vocals
• Eric Carr - Drums, Percussion, Vocals
• Bruce Kulick - Guitars

 

Album Cover (back): Hot in the Shade / KISSTRACKLIST
1. Rise To It / 2. Betrayed / 3. Hide Your Heart / 4. Prisoner Of Love / 5. Read My Body / 6. Love's A Slap In The Face / 7. Forever / 8. Silver Spoon / 9. Cadillac Dreams / 10. King Of Hearts / 11. Street Giveth And The Street Taketh Away / 12. You Love Me To Hate You / 13. Somewhere Between (Heaven And Hell) / 14. Little Caesar / 15. Boomerang

1. ライズ・トゥ・イット / 2. ビトレイド / 3. ハイド・ユア・ハート / 4. プリズナー・オブ・ラヴ / 5. リード・マイ・ボディ / 6. ラヴズ・ア・スラップ・イン・ザ・フェイス / 7. フォーエヴァー / 8. シルヴァー・スプーン / 9. キャデラック・ドリーム / 10. キング・オブ・ハーツ / 11. ザ・ストリート・ギヴス、ザ・ストリート・テイクス・アウェイ / 12. ユー・ラヴ・ミー・トゥ・ヘイト・ユー / 13. サムホエア・ビトウィーン(ヘヴン・アンド・ヘル) / 14. リトル・シーザー / 15. ブーメラン

NOTES
• Lead Vocals: Paul Stanley (1, 3, 5, 7, 8, 10, 12) / Gene Simmons (2, 4, 6, 9, 11, 13, 15) / Eric Carr (14)

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 29位 (Gold / 1989-RIAA) / UK 35位
• Singles from Hot in the Shade:
1. Hide Your Heart - US 66位 
2. Forever - US 8位 
3. Rise To It - US 81位

 

▼ KISS - Forever

 

[Official Audio]

▼ KISS - Silver Spoon
https://www.youtube.com/watch?v=C_NfsK15JOE

▼ KISS - Cadillac Dreams
https://www.youtube.com/watch?v=13kKcj51fpE

▼ KISS - King Of Hearts
https://www.youtube.com/watch?v=EmsBwifxBJA

2018/02/16

LICK IT UP 「リック・イット・アップ」 / KISS (1983)

CDの帯:リック・イット・アップ / キッスAlbum Cover (front): Lick it Up / KISS他のバンドとの違いを顕著に表すキッス最大の特徴とも言えるメイクを封印し、これまで公表していなかった素顔での活動に踏み切った第一弾アルバムがこの「Lick it Up / リック・イット・アップ」(発売当時の邦題は「地獄の回想」)。

当時は、最大の売りであるメイクを止めてどうするんだとか、これでキッスは終わったといった批判的な声も少なからずあったのだが、話題性も手伝ってか、アルバムはその後ミリオンセラーとなるプラチナムに認定されるヒットを記録。

面白いのは、この"Lick it Up"が、それまで振るわなかったイギリスのアルバム・チャートでもトップ10に入る7位を記録したということで、裏を返せば、イギリスでは逆にあのビジュアル・イメージを敬遠していた人が意外と多かったのかもしれない。又、それと同時に、キッスがビジュアル・イメージを抜きにしても十分通用する音楽性を持ったバンドだということがこのことにより実証されたとも言えるのではないかと。

ただ、ポール自身は、後に、アルバムとしてはメイク時代最後のアルバムとなった前作「Creatures of the Night / 暗黒の神話」の方が出来が良かったと発言しており、更には、多くの人が自分達の音楽を耳ではなく、目で聴いていることが分かったとも語っている。

この"Lick it Up"の日本盤が発売された当時は、「この下にあるのはキミ達が知ろうとして知り得なかった素顔だ!」と書かれているメイク時代の写真を配した全面を覆うカバーがジャケットの上に被せられていて、購入しないとジャケット写真の素顔が見れない仕様になっていた。

とは言え、これがもしエースとピーターを含むオリジナルメンバーの4人の素顔だったらもっとインパクトがあったかもしれない。

 

CD Case (inside): Lick it Up / KISSこのアルバムでは、脱退したエース・フレーリーに代わり、前作の"Creatures of the Night"にも部分的に参加していたヴィニー・ヴィンセントがギタリストとしてメンバーに加わっており、全10曲中8曲でコンポーザーとして他のメンバーと共にクレジットされているなど、アルバムの制作に大きく貢献していたようだが、結果的にはヴィニー・ヴィンセントがキッスのメンバーとして携わったアルバムはこの"Lick it Up"一枚だけということになってしまった。

アルバムからは、シングルにもなったタイトル・トラックの"Lick it Up"がその後もライヴで演奏される定番曲になっているが、でも、実を言うと、自分自身はこの"Lick it Up"や、次作の"Animalize"からのシングルとなった"Heaven's on Fire"のようなこの手のポールの曲はあんまり好きじゃないんだよね。

自分の場合は、このアルバム内だとやっぱり"A Million To One"が一番ポールらしくて好きな曲。ヴォーカル・スタイルも'70年代のポールっぽいしね。又、ジーンの曲もしかりで、この時期のライヴでは頻繁に演奏されていた"Young And Wasted"(ライヴではエリック・カーがヴォーカルをとっていた)や"Fit's Like A Glove"なんかよりも、"Not For The Innocent"と"And On The 8th Day"といった曲がジーンらしい雰囲気があって好きだった。

 

Album Cover (front): Lick it Up / KISS

KISS - BAND MEMBERS
• Paul Stanley - Rhythm Guitar, Lead and Backing Vocals
• Gene Simmons - Bass Guitar, Lead and Backing Vocals
• Eric Carr - Drums, Percussion, Backing Vocals
• Vinnie Vincent - Lead Guitar, Backing Vocals

 

Album Cover (back): Lick it Up / KISSTRACKLIST
1. Exciter / エクサイター
2. Not For The Innocent / ノット・フォー・ザ・イノセント
3. Lick It Up / リック・イット・アップ
4. Young And Wasted / ヤング・アンド・ウェイステッド
5. Gimme More / ギミー・モア
6. All Hell's Breakin' Loose / オール・ヘルズ・ブレイキン・ルーズ
7. A Million To One / ア・ミリオン・トゥ・ワン
8. Fits Like A Glove / フィッツ・ライク・ア・グローブ
9. Dance All Over Your Face / ダンス・オール・オーヴァー・ユア・フェイス
10. And On The 8th Day / アンド・オン・ザ・8th・デイ

なお、このCDでの邦題は全てカタカナ表記になっているが、リリース時のLPレコードでは「Not For The Innocent / 暴虐の炎」、「Lick It Up / 地獄の回想」、「Young And Wasted / 青い暴走」、「All Hell's Breakin' Loose / 地獄の饗宴」、「A Million To One / 至上の愛」、「Fits Like A Glove / 悪魔の欲情」、「And On The 8th Day / 8日目の新世界」といったタイトルが付けられていた。

NOTES
• Songwriters: Paul Stanley, Vinnie Vincent (1, 3. 5. 7) / Gene Simmons, Vinnie Vincent (2, 4, 10) / Eric Carr, Paul Stanley, Gene Simmons, Vinnie Vincent (6) / Gene Simmons (8, 9)

• Lead Vocals: Paul Stanley (1, 3, 5, 6, 7) / Gene Simmons (2, 4. 8, 9, 10)

• CD発売日:1990年2月21日(再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 24位 (Platinum / 1990-RIAA) / UK 7位
• Single: Lick it Up - US 66位 / UK 31位

 

▼ KISS - Lick It Up

https://www.youtube.com/watch?v=Gcj34XixuYg

 

[Official Audio]

▼ KISS - Exciter
https://www.youtube.com/watch?v=4e7QdsNEqrg

▼ KISS - Not For The Innocent
https://www.youtube.com/watch?v=DOIiVHCPMR8

▼ KISS - A Million To One
https://www.youtube.com/watch?v=uZ5pxPWvM88

2018/02/10

SESSION III - PROMOTIONAL RELEASE FROM YAMAHA (1981)

LPレコードの帯:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)Album Cover (front):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)なんと、2017年のアナログレコードの国内生産枚数が100万枚を超えたそうだ。

▼ アナログレコード国内生産が16年ぶり100万枚越え。音楽ソフト全体は微減 (2018/01/25)
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1103002.html

▼ アナログレコード国内生産、16年ぶり100万枚超 (2018/01/25)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/25/news083.html

2017年の国内生産枚数は106万枚で、前年度の2016年と比べると33%増、生産額は19憶円(前年比32%増)となり、4年連続の2桁増になったとのこと。

自分自身は殆どのレコードを処分しており、今は僅かに残っているといった程度で、レコードを聴く機会も全く無いといった状況だが、レコードの良いところは、聴くまでにレコード盤をジャケットから取り出して、盤を傷つけないよう注意しながらターンテーブルに乗せるといった、今だとちょっと煩わしいと思える一連の動作が伴うことにより、自然と「今から聴くぞ」といった意識が高まってくることにもあるように思う。それに、レコードの場合だと、何もせず、コーヒーでも飲みながら、ただその音楽だけを聴くといった、そんなまったりとした時間の使い方が不思議とできるような感じもするんだよなぁ。

又、レコードを聴くときというのは、必然的に毎回ジャケットを目にするわけだし、レコード盤をジャケットから取り出すときには、レコード特有の匂いを微かに感じながら、レコード盤を直接手に取ってプレーヤーにセットすることから、そういった意味では、デジタル・データで取り込んだものとは違い、聴覚だけではない五感を刺激する要素が含まれていることも、レコードならではといったところかと。デジタル・データだとアルバムに手を触れることも、匂いを感じることもないからね。

それと、レコードを持っている人、もしくは持っていた人は分かると思うのだが、日本国内で生産されたものと輸入盤では匂いも違うんだよね。正確には、レコード盤に加え、ジャケットに使われている紙及びインクの香りを含めた匂いなんだが、直接音楽とは関係無いものの、そういったものもまた音楽に付随する思い出のひとつとして心の奥底に残っていたりするのではないかと。

そういえば、レコード・プレーヤーのターン・テーブルからレコードのフチを両手で挟んで持ち上げて、指の動きだけでクルっとひっくり返して裏面をセットするというあの動作を今でも簡単にできるのだろうか? なんてことをふと思ったのだが、どうなんだろうね。しばらくやっていないとはいえ、何となくできそうな気はするが、自信は無いかな(笑)。

 

Album Cover (back):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)  Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

 

解説書:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)ということで、何か珍しいレコードを持ってなかったかなと思っていたところ、ふと思い出したのが、ずっと前にヤマハのスピーカーを買ったときに貰ったこのキャンペーン用の非売品レコード「SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)」。

ただ、自分としては、割とレアなものかと思っていたものの、ネットで検索したら結構沢山オークションに出ているばかりか、音楽好きなら、多くの人が一度は覗いたことがあるであろう音楽データベース・サイトの"Discogs"にも掲載されていたのでビックリ。

付属の6ページの解説書には、いかに音質に重点を置き、妥協せずにレコーディングが行われたかといったことが、こと細かに専門的な解説を交えて記されているのだが、実際のところ、そういった解説に目を通さなくても一聴して直ぐに分かるほど音の良さを実感できるのがこのレコード。

収録されているのは、ジャズやファンクといった要素を含んだフュージョン・サウンドといった印象だが、当時はさほど興味があったジャンルの音楽ではなかったものの、その音の良さ(特にベースの音)に惹かれて結構良く聴いていたんだよね。まぁ、知り合いにはお昼のドラマとかのバックで流れてそうなんてちゃかされてたけど(笑)。

 

▼ Yamaha Session III - Why Not?
https://www.youtube.com/watch?v=uTFnANbQiMs

▼ Yamaha Session III - Nice Talking To You
https://www.youtube.com/watch?v=YnmpVrWFK88

▼ Yamaha Session III - Pacific Dawn
https://www.youtube.com/watch?v=5pyefORMHQM

▼ Yamaha Session III - How Nice We Are!
https://www.youtube.com/watch?v=uZw_iJnH-W8

 

レコード盤のラベル:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)  レコード盤のラベル:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

 

解説書:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)MUSICIAN
• Keiko Doi (Keyboard)
• Yayoi Hirabe (Keyboard)
• Vince Colaiuta (Drum)
• Nathan East (Bass)
• Steve Forman (Percussion)

 

TRACKLIST
SIDE-A
1. Why Not? (written by Keiko Ota) / Solo on GS-1: Keiko Ota
2. Nice Talking To You (written by Keiko Ota) / Solo on GS-1: Keiko Doi & Yayoi Hirabe

SIDE-B
1. Pacific Dawn (written by Keiko Doi) / Solo on GS-1: Keiko Doi
2. Santa Ana Fwy. (written by Yayoi Hirabe) / Solo on GS-1: Yayoi Hirabe
3. How Nice We Are! (written by Keiko Ota) / Solo on YAMAHA Acoustic Piano: Yayoi Hirabe

 

NOTES
• ヤマハスピーカーフェアー記念キャンペーン用の非売品レコード
• 8ページの解説書つき(日本語 / 英語)
• 見開きジャケット
• Format: Vinyl LP

• Recorded at: Yamaha R&D Studio, Los Angeles, California
• Mastering at: JVC Cutting Center, Hollywood, California
• Digital Recording

• Producer: Keiko Ota

 


 

そして、こちらは後に市販されたそのCD版。

実を言うと、CDがリリースされていたことは、このLPの記事を書いているときに知り、探して購入したのだった。とは言っても、発売から既に30年以上も経っているということもあって、今では廃盤になっており、中古でしか手に入らなかったんだけどね。

それでも、CDがあることを知ってからは、CDで聴いてみたいとの思いがずっとあったので、数か月後にようやく見つけて手にすることができたときはやっぱり嬉しかったなぁ。ということで、このCDの部分は後から追記したもの。

Album Cover (back):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)  Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)  Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

CDの方はLPに収録されていた5曲に加え、新たに"Fortune Cookie"を追加した全6曲が収録されており、曲順も若干変更されています。

CD Case (inside):SESSION III (YAMAHA)TRACKLIST
1. Why Not? (written by Keiko Ota) / 2. Nice Talking To You (written by Keiko Ota) / 3. Santa Ana Fwy. (written by Yayoi Hirabe) / 4. How Nice We Are! (written by Keiko Ota) / 5. Pacific Dawn (written by Keiko Doi) / 6. Fortune Cookie (written by Keiko Doi)

NOTES
• 発売元:アルファエンタープライズ
• CD発売年:1983年
• 品番:YCD8301
• 解説付
• 発売時の価格:¥3,500

2018/02/04

R.I.P. JOHN WETTON / ASIA OFFICIAL WEBSITE (2017)

R.I.P. John Wetton / ASIA Official Website (2017)

 

R.I.P. John Wetton / ASIA Official Website (2017)上部と右側の画像は、昨年の2017年にジョン・ウェットンが亡くなられたときのエイジアのオフィシャル・ウェブ・サイトをキャプチャーしたもので、あれから1年を過ぎたこともあり、今回取り上げることにした。

昨年初めにジャーニーとのジョイント・ツアーへの参加をキャンセルして、病気治療に専念することをジョン・ウェットン自身が発表していたのでちょっぴり心配していたのだが、「ツアーに参加できないのはとても残念だ」としながらも、「年内には戻ってくる」というメッセージを残していたことから、自分自身はそれほど重く受け止めていなかったのだ・・・。

そんなこともあって、深刻に思っていなかった分、訃報を聞いたときは晴天の霹靂といった感じで、ショックというよりも呆然としたことを覚えている。

今は、最後までエイジアのメンバーだったということだけが自分にとっては慰めといった感じだが、でも、やっぱり心のどこかには漠然とした喪失感のようなものが何となく漂っているようではある。May you rest in Peace.

 

▼ ちなみに、こちらは、時間ごとに切り替わる私のパソコンの壁紙

Desktop Wallpaper: Asia / Asia  Desktop Wallpaper: Alpha / Asia  Desktop Wallpaper: Astra / Asia

 

ASIA OFFICIAL WEBSITE (2017)
• John Wetton 1949-2017

■ ASIA OFFICIAL WEBSITE
https://originalasia.com/

■ John Wetton 1949-2017
https://originalasia.com/john-wetton-1949-2017/

 

▼ Asia - The Smile Has Left Your Eyes (Live In Bulgaria 2013)

https://www.youtube.com/watch?v=oKZVcDAWl0c

 

▼ Asia - Open Your Eyes (Lyric Video)

https://www.youtube.com/watch?v=D3CIOYLevEs

 

 

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エイジア結成以前にジョン・ウェットンが在籍していたバンド
Night After Night 「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」 (1979) / UK

ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した楽曲"We Move as One"を収録
Eyes Of A Woman (1985) / Agnetha Fältskog [ex-Abba]