ラジオで聴いて、初めて知ったレッド・ツェッペリンの曲であり、その後に買ったのがこの「Immigrant Song / 移民の歌」のシングル・レコード盤。
野性味溢れる叫び声と、血湧き肉躍るような勇ましいギターのリフが印象的な2分半程度の短い曲なんだけど、一度聴いたら忘れないほど強烈なインパクトを持った曲なんだよね。このレコードを購入した当時でも、リリースから随分と月日が経った割と古い曲だったものの、なんてカッコ良い曲なんだろうと繰り返し聴いていたことを今でも覚えている。
冒頭のロバート・プラントによる「ア~アア~ア~」の叫び声も印象的なのだが、実は、エンディング近くで抑え気味に歌う「ウウ~ウ、ウウ~ウ、ウウ~ウ」の部分がこれまたカッコ良くて、当時はその部分に最も惹かれていたような所もあった。
振り返ってみると、このシングル「Immigrant Song / 移民の歌」と、この曲が収録されたアルバム「Led Zeppelin III / レッド・ツェッペリン III」がリリースされた1970年といえばビートルズが解散した年でもあるので、遡って考えると結構衝撃的なんだよね。
ジャケット裏面に記載されている解説には、「レッド・ツェッペリン、デビュー以来わずか2年で、ビートルズを上回る人気を得てしまったグループ」とか、「さてここに紹介する"移民の歌"は彼等の最新アルバム"III"からのシングル・カット」といった文言もあり、発売当時の状況が見て取れて興味深くもある。
ちなみに、このシングル盤では、出だしにあるノイジーなカウントはカットされている。そして、B面の「Hey, Hey, What Can I Do / ホワット・キャン・アイ・ドゥ」はオリジナル・アルバム未収録曲。
実を言うと、この"Immigrant Song"を知った後に、レッド・ツェッペリンの代表曲としてラジオ番組で紹介された「Whole Lotta Love / 胸いっぱいの愛を」を聴く機会があったのだけれど、今イチその曲に興味が持てず、代表曲がコレなら趣味に合わないかもと思い、結局はその後にアルバムを買うことはなかったんだよね・・・。しかも、アナログ・レコードの時代はレッド・ツェッペリンのベスト・アルバムなんてものは一枚もリリースされていなかったので、初心者には何となく取っ付き難かったような所もあったように思う。でも、あの時、"Whole Lotta Love"じゃなく「Stairway To Heaven / 天国への階段」がかかっていたらどうだったんだろう? と、ふと今、思ったりもする。
一応、補足しておくと、レッド・ツェッペリンのシングルで最もヒットしたのが米4位(ゴールド)を記録した「Whole Lotta Love / 胸いっぱいの愛を」で、代表曲のひとつとしてピックアップされることも多い「Stairway To Heaven / 天国への階段」はシングルにはなっていない。
LED ZEPPELIN - BAND MEMBERS
• Robert Plant (ロバート・プラント) - Lead Vocals
• Jimmy Page (ジミー・ペイジ) - Guitars
• John Paul Jones (ジョン・ポール・ジョーンズ) - Bass Guitar
• John Bonham (ジョン・ボーナム) - Drums
TRACKLIST
Side 1: Immigrant Song / 移民の歌
Side 2: Hey, Hey, What Can I Do / ホワット・キャン・アイ・ドゥ
NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付(対訳無し)
• Released in Japan
• 収録アルバム:Led Zeppelin III (レッド・ツェッペリン III)
• US 16位
▼ Led Zeppelin - Immigrant Song (Remastered)
https://www.youtube.com/watch?v=y8OtzJtp-EM
▼ レッド・ツェッペリン『移民の歌』 7歳女子ドラマーが叩いてみた
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