とは言っても、勿論、本物ではなく、ミニチュアのレプリカなんだけど、こんなものが欲しいなと小学生のころ密かに思っていたことはずっと覚えていたんだよね。
※ 補足
ウィキペディアによると、この「縄文土器」と「弥生土器」、以前は「縄文式土器」及び、「弥生式土器」の名称が定着していたものの、1975年(昭和50年)以降は共に名称から「式」が外されて、現在は、「縄文土器」、「弥生土器」の名称が一般化しているとのこと。
ただし、このミニチュアのレプリカには「縄文土器」は「火焔型土器(縄文土器の一種で、縄文土器の中でも特に装飾性豊かな土器)」、そして「弥生土器」の方は「弥生式土器」と記されていることから、「弥生土器」については、商品の説明文で表記されているとおり「弥生式土器」と記しています。
実を言うと、小学生の頃は、縄文土器と弥生土器に限らず、社会科の教科書に載っていた土器や青銅器、それに埴輪や土偶といったものに惹かれていて、小学校を卒業すると同時に、待ってましたとばかりに、教科書に掲載されていたこれらの土器や土偶の写真を切り取ってスクラップブックを作っていたりしていたほどだった。
まぁ、小学生の頃とは言っても、本物を手に入れるのは無理だと分かっていたので、小さくてもいいからレプリカのようなものがあれば欲しいなと思っていたのだけれど、まさか、欲しかったそれらをまとめて手に入れることができる夢のような未来が来ようとは(笑)。
▼ 歴史ミュージアム - 埴輪と土偶 + 土器&青銅器(全12種)
■ 歴史ミュージアム - 埴輪と土偶 + 土器&青銅器(全12種)
■ メーカー:エポック
■ 内容:1. 銅鐸 / 2. 三角縁神獣鏡 / 3. 踊る埴輪(男性) / 4. 踊る埴輪(女性) / 5. 火焔型土器 / 6. 弥生式土器 / 7. 遮光器土偶 / 8. 馬埴輪 / 9. 武人埴輪 / 10. ハート型土偶 / 11. ヴィーナス土偶 / 12. みみずく土偶
と、まぁ、値段を見ても分かるように、随分と安上がりな夢でもあったのだが(笑)、実はこれ、ガチャガチャとかガチャポンという俗称で知られるカプセルトイと言われる玩具で、小型の自動販売機に硬貨を入れてレバーを回すとカプセル入りの玩具が出てくるという販売方法で売られているもの。
でも、実際は何が出てくるかは分からないので、これらを全部揃えるのも大変なんだけど、ネットではこういった類のカプセルトイのシリーズ全種が揃ったものが販売されていて、アマゾンのような大手のオンラインショップからでも簡単に買えるんだよね。
ということで、定価よりやや高めだったものの、自分は、これら全12種がセットになったものをオンラインショップで買ったのだが、仮にこれを実際に自販機で買っていたら、多分、全部揃えるにはこれ以上の額になっていたのではないかとは思うところ。まぁ、自販機で全部揃えるまで買い続けるのも面倒だし、そもそも、このシリーズがどこに置いてあるかも分からないし、それに、いい年した大人がガチャガチャを占有してやり続けているというのもなんだし(笑)。
縄文土器(火焔型土器)と、弥生土器以外にも、遮光器土偶や馬埴輪なんかも小学生の頃は欲しかったもので、何気に銅鐸とか銅鏡(三角縁神獣鏡)などにも惹かれていたんだよね。
自分の場合は、いつでも手にとって眺められるように、これらを机の上に置いているのだが、これが思った以上に見てるだけで楽しいんだよね。パソコンでアレコレやってるときなど良い気分転換にもなるし、縄文式と弥生式の二つの土器なんかはスミレなどの小さい花の一輪挿(いちりんざし)にも活用できそう(笑)。
定価が1個200円とはいえ、結構精巧な作りで、体の一部が欠損していたり、切断された状態で発見されることが多い遮光器土偶(三体の写真の左側)なんかは、片足が取り付け式になっているので、実物の出土品(青森県亀ヶ岡遺跡出土)のように外した状態にもできるのだ。
※ 補足 1
遮光器土偶 (しゃこうきどぐう)の一部が欠損していたり、切断された状態で発見されることが多い理由としては、多産や豊穣を祈願するための儀式において土偶の体の一部を切断していたのではないかと考えられている。
※ 補足 2
遮光器土偶という名称については、土偶の目にあたる部分がイヌイットやエスキモーが雪中行動する際に着用する遮光器のような形をしていることから付けられたもので、実際は遮光器を付けた姿の表現ではなく、目の誇大表現と考えられている。
それでも、カナダ北部等の氷雪地帯に住む先住民族のエスキモー系諸民族のひとつで、エスキモー最大の民族であるイヌイットが人種的には日本人と同じモンゴロイドであるのは興味深いところ。
▼ ウィキペディア~木の板に薄い覗き穴が空いているイヌイットが用いた遮光器(ゴーグル)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/cd/Eskimo_snowgoggles.jpg
「歴史ミュージアム - 埴輪と土偶 + 土器&青銅器」シリーズ全12種 |
▼ 銅鐸 / どうたく
▼ 三角縁神獣鏡 / さんかくぶちしんじゅうきょう
▼ 踊る埴輪 / おどるはにわ(男性)
▼ 踊る埴輪 / おどるはにわ(女性)
▼ 火焔型土器 / かえんがたどき
火焔型土器(または火焔土器)は縄文時代中期を代表する縄文土器の一種で、燃え上がる炎を象ったかのような形状の土器を指す。
燃え上がる炎を象ったかのような形状の火焔型土器(または火焔土器)は縄文時代中期を代表する縄文土器の一種で、縄文土器といえば多くの人がこの土器を思い浮かべるのではないだろうか。
▼ 弥生式土器 / やよいしきどき
▼ 遮光器土偶 / しゃこうきどぐう
▼ 馬埴輪 / うまはにわ
▼ 武人埴輪 / ぶじんはにわ
▼ ハート型土偶 / ハートがたどぐう
▼ ヴィーナス土偶 / ヴィーナスどぐう
▼ みみずく土偶 / みみずくどぐう
個人的には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火台は、是非ともこの火焔型土器(縄文土器)をベースにしたデザインにして欲しいなとは思うところ。
なんたって、火焔型土器というのは、先にも記したように、燃え上がる炎を象ったかのような形状の土器を指す名称でもあるのだから。
まぁ、でも、その聖火台のミニチュア・レプリカが公式グッズとして販売されたりしたら間違いなく欲しくなると思うなぁ(笑)。というか、プレート付きで販売したら結構売れるんじゃないだろうか。
ちなみに、世界最古の土器はというと、青森県外ヶ浜町にある縄文時代草創期の遺跡である大平山元遺跡(おおだいやまもといせき)で発掘された約16,500年前のものとされる土器とされています。次に古いとされるのが、ロシアのグロマトゥーハ(グロマトゥハ)遺跡で発掘された約15,000年前の土器なので、それよりも更に約1,500年古い土器ということになりますね。
▶ 大平山元I遺跡(ウィキペディア)
▶ 縄文土器(ウィキペディア)
▶ 弥生土器(ウィキペディア)
追記
▼ 日本から見たサピエンス全史#5◉田中英道◉縄文時代の日本は世界最初の文明国家だった!
https://www.youtube.com/watch?v=150dtK9Y5QY
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▶ 子供の頃に欲しかった三葉虫の化石を手に入れる - (2016年5月14日)
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