"Paradise Theatre"に続き、やる気の無い帯の第二段(笑)。まぁ、前回の"Paradise Theatre"の記事でも書いたことだが、いやー、ほんと、せめてフォントくらいは気を使って欲しいところ。
LP時代は「Paradise Theatre / パラダイス・シアター」に続いて購入したスティクスのアルバムが、その"Paradise Theatre"の前作にあたるこの「Cornerstone / コーナーストーン」だった。
アルバムの収録曲ではシングルにもなった「Babe / ベイブ」と「Boat On The River / ボート・オン・ザ・リヴァー」は購入する前から知っていた曲ではあったが、当時はこの2曲以上に惹かれた曲でもあった「First Time / 愛の始まり」のような「The Best Of Times / ザ・ベスト・オブ・タイムズ」にも通じるようなドラマティックなバラード曲が収録されているなんてことは想像だにしていなかったことから、この曲を知ることができただけでも買って良かったと思ったアルバムでもあった。
他にも、比較的ポップで親しみ易い"Lights"や"Why Me"、それに、プログレ時代の面影が垣間見れるような"Love In The Midnight"なども好きで良く聴いていたし、又、"Lights"や、先に述べた"First Time"なんかは、きちんとプロモーションさえされればシングルでヒットしてもおかしくない曲だったと今でも思っている。なお、アルバムのオープニング曲でもあるその"Lights"は、一部の国ではシングルとしてリリースされたようだが、次作の"Paradise Theatre"からのファーストシングル曲"The Best Of Times"のB面にも収録された曲でもあった。
でも、実際のところは、"Babe"や"Boat On The River"のような曲が収録されてはいるものの、物語性を感じさせられるような謎めいた雰囲気のジャケットからして、"Paradise Theatre"よりもプログレ色が強いアルバムなのではないかと想像していたこともあり、思いのほかポップな展開に多少肩透かしを食らったようなところも当時はあった。それでも、繰り返し聴いていくうちに、比較的ポップな"Lights"や、"Why Me"にしても、間奏部分はプログレっぽい雰囲気が垣間見れたりと、単にポップなだけじゃない部分に気付いたりして、徐々に印象も変わっていったところもあった。
ちなみに「Cornerstone / コーナーストーン」とは、建造物の柱などを支える礎石(そせき)のことで、比喩的には物事の土台や基礎、第一歩といった意味もある。又、その他にも、重要な拠点や地域を指すときなどにも使われるようで、特にアメリカの政治家の発言の中には時折この"Cornerstone"という単語が含まれることがある。
※ 補足
礎石とは、建造物の柱などを支える土台(礎)となる石のこと。
こちらはアメリカでNo.1ヒットを記録した"Babe"
▼ Styx - Babe
しかし、日本とヨーロッパの一部の国では"Babe"ではなく、こちらの"Boat On The River"がヒット
▼ Styx - Boat On The River
それでも、自分自身は、先にも述べたように"Babe"や"Boat On The River"以上に好きな曲がこちらの"First Time"
▼ Styx - First Time
又、こちらの"Lights"も先にも述べたようにシングルでヒットしてもおかしくないような曲
▼ Styx - Lights
STYX - BAND MEMBERS (As Listed in CD Booklet)
• Dennis DeYoung (デニス・デ・ヤング) - Keyboards, Vocals
• Chuck Panozzo (チャック・パノッツォ) - Bass, Vocals
• John Panozzo (ジョン・パノッツォ) - Drums, Percussion, Vocals
• Tommy Shaw (トミー・ショウ) - Guitars, Vocals
• James Young (ジェイムス・ヤング) - Guitars, Vocals
TRACKLIST
1. Lights / 2. Why Me / 3. Babe / 4. Never Say Never / 5. Boat On The River / 6. Borrowed Time / 7. First Time / 8. Eddie / 9. Love In The Midnight
1. ライツ / 2. ホワイ・ミー / 3. ベイブ / 4. ネヴァー・セイ・ネヴァー / 5. ボート・オン・ザ・リヴァー / 6. 虚飾の時 / 7. 愛の始まり / 8. エディー / 9. ラヴ・イン・ザ・ミッドナイト
NOTES
• Lead vocals: Dennis DeYoung (2, 3, 6, 7) / Tommy Shaw (1, 4, 5, 9) / James Young (8)
• Album: US 2位 (2x Platinum / 1984-RIAA) 、UK 36位
• Singles: "Babe" US 1位、UK 6位 / "Why Me" US 26位 / "Borrowed Time" US 63位
• CD発売日:2011年10月12日(再発盤)
• SHM-CD
• 解説・歌詞・対訳付
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▶ Paradise Theatre 「パラダイス・シアター」 (1981) / Styx
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