前回のジャーニーのカセットテープに引き続き、今回も手持ちのカセットテープを取り上げることにした。ジャーニーのカセットテープの方は貰い物だったこともあり、処分せずにいたのだが、こちらは自分で購入した物ながらも、恐らくはCD化されても買い換えることはないだろうという思いもあって何となく残しておいたもの。
まぁ、ジャーニーの記事の方でも書いたが、今回も同じく、CDならまだしも、多分、この時代にこのカセットテープを記事として取り上げる人なんて恐らくいないのではないかと(笑)。
ちなみに、スネークマンショーというのは、桑原茂一と小林克也によるラジオ番組の中の曲間で行われていたコントから始まったプロジェクトで、後に伊武雅之(現・伊武雅刀)が加入。その後、イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) とのコラボレーションを通じて一躍全国区のブームになった。
で、アルバムの内容はと言えば、ラジオ番組のように曲間にコントが挟み込まれているような構成になっており、音楽の方は「YMO」の他、「サンディー」、「シーナ&ザ・ロケッツ」といった「YMO」と親交のあるミュージシャンを中心に、当時のテクノ・ポップ及びニュー・ウェイヴ系の曲が収録されている。
▼ シンナーに気をつけろ!
https://www.youtube.com/watch?v=IQhGgmkk0rM
▼ 咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー
https://www.youtube.com/watch?v=rZa6IHtxtCg
▼ ストップ・ザ・ニューウェイヴ(伊武雅刀 と THE SPOIL と お友だち)
https://www.youtube.com/watch?v=4RfZvMywSiQ
▼ Sandii & The Sunsetz - Jimmy Mack
https://www.youtube.com/watch?v=afK2UQo034w
▼ FUJI カセットテープ CM(開け心 / Y.M.O.)
https://www.youtube.com/watch?v=tnV_yK97DGE
なお、元祖日本語ラップとも言われ、シングルとしてもリリースされた「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」は、ラップを取り入れた楽曲として最初にビルボード・チャートで No.1 になった曲と言われるブロンディの"Rapture"が元ネタだそうだ。
以下のインタビュー記事でも小林克也さんが「細野さんの作った曲「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」(作詞:スネークマンショー / 作曲:細野晴臣)が"Blondie"の「ラプチュアー」まんまでびっくりしたんですけど(笑)」。と語っている。
▼ 小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド「最後の晩餐」に至るまで(音楽ナタリー)
https://natalie.mu/music/pp/kobayashikatsuya
当時はその「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」にある宇宙戦艦ヤマトに登場するデスラー総統の台詞「ヤマトの諸君久しぶりだね。また会えてうれしいよ」のモノマネをそれほど似てないなぁと思っていたのだが、実はコレ本人だったのだ(伊武雅刀がデスラーの声優を務めていた)。
[こちらの記事も中々興味深い内容]
▼ コンピレーションの傑作『スネークマン・ショー』、お聴きになりますか? ……まさか!? (OKMusic)
https://okmusic.jp/news/124061
TRACKLIST
[SIDE 1]
1. 盗聴エディ P-1 / 2. 開け心(Y.M.O.) / 3. 盗聴エディ P-2 / 4. レモン・ティー(シーナ&ザ・ロケット) / 5. はい、菊地です / 6. 盗聴エディ P-3 / 7. オール・スルー・ザ・ナイト(ザ・ロカッツ) / 8. ストップ・ザ・ニューウェイヴ(伊武雅刀 と THE SPOIL と お友だち) / 9. ジミー・マック(サンディー)
[SIDE 2]
1. 急いで口で吸え / 2. 黄金のクラップヘッズ(ザ・クラップヘッズ) / 3. シンナーに気をつけろ / 4. メケメケ(Dr.ケスラー) / 5. 正義と真実 / 6. コールド・ソング(クラウス・ノミ) / 7. 咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー(ユー・アンド・ミー・オルガスムス・オーケストラ) / 8. これはなんですか / 9. ごきげんいかが アゲイン
NOTES
• Format: Cassette
• 歌詞カード付
• 発売時の価格:¥2,800
[関連記事]
▶ Murdered By The Music 「音楽殺人」 (1980) / Yukihiro Takahashi 「高橋ユキヒロ」
▶ Sealed 「シールド」 (1984) / Y.M.O.
▶ Zero Landmine (2001) / N.M.L. (No More Landmine)
▶ WORLD CITIZEN - i won't be disappointed (2003) / Ryuichi Sakamoto + David Silvian
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