この「Exposed / エクスポーズド - キッス・ベスト」は、エリック・カー加入後のノーメイク時代を中心としたビデオ・クリップ(1982~1986年)に、'70年代~'80年代初期のメイク時代のライヴ映像を加えたキッスのビデオ作品(レーザー・ディスク)で、曲間にはこのビデオ作品用に収録されたメンバーへのインタビューと寸劇(笑)が加えられている。そして、自分にとっては、多分これが初めて買ったキッスの映像作品だったと思う。
今となってはミュージックビデオで観られるノーメイク時代の煌びやかでカラフルなラメ入りコスチュームが懐かしくもあるのだが、当時はまだ見慣れていない素顔の動くキッスの映像が新鮮でもあり、これが現在進行形のキッスなのだと改めて確認させられたようなところがあった。まぁ、それでもやっぱりメイク時代の映像の方に目が行くことが多かったんだけどね。
後にジーンは、この時代(アルバム"Asylum"をリリースした頃)のミュージックビデオを観て、自分のことを「まるで不機嫌なおばさんみたいだ」と語っていたが、それでもこの時代があったからこそ、今のキッスも存在しているとも言えるわけで、そう考えるとキッスの歴史も紆余曲折があったのだと改めて思うところでもある。
いや、ほんと、知らない人が観たら、カラフルな蛍光色コスチュームをまとって素顔で活動していたこの時代のキッスと、メイク時代のキッスが同じバンドとは絶対に思わないのではないかと。
そして、今は亡きエリック・カーと、長きに渡り素顔時代のキッスのリード・ギタリストを務めたブルース・キューリックの姿が数多く観れるのもファンにとっては嬉しくもあり、感慨深いところ。
▼ KISS - Who Wants To Be Lonely
https://www.youtube.com/watch?v=_XMU_3o5RRs
▼ KISS - Tears Are Falling
https://www.youtube.com/watch?v=lEwnfhuPJGs
TRACKLIST
[Side 1 Chapter]
1. Who Wants To Be Lonely ('86) / 2. Uh! All Night ('86) / 3. I Love It Loud (Live Rio de Janeiro '83) / 4. Deuce (Live San Francisco '75) / 5. Strutter (Live Detroit '76) / 6. Beth (Live Houston '77) / 7. Detroit Rock City (Live Australia '80)
[Side 2 Chapter]
1. Tears Are Falling ('85) / 2. Lick It Up ('83) / 3. All Hell's Breaking Loose ('84) / 4. I Love It Loud ('82) / 5. I Stole Your Love (Live Houston '77) / 6. Heaven's On Fire ('84) / 7. Ladies Room (Live Houston '77) / 8. Rock And Roll All Nite (Live Australia '80)
NOTES
• Format: Laser Disc
• Digital Sound / 長時間ディスク/CLV / 2面/90min. / カラー/NTSC / 日本語字幕 / STEREO
• 解説・歌詞付
• 品番:SM068-3171
• 発売時の価格:¥6,800
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