2023/01/26

2022年 - アメリカでは前年に引き続きアナログレコードの売り上げ枚数がCDを上回る

Image of Vinyl Record

昨年は、ちょっと驚いた出来事という意味で、アメリカの2021年の統計ではアナログレコードの売り上げ枚数がCDを上回ったことを取り上げて記事を書いていたのだが、成長率は幾分鈍化しているものの、2022年も同様の結果であったことを米ビルボード誌が報じた。

ただ、この現象について言えば、2021年度はアデルとテイラー・スウィフトのアルバムがヒットしたことが要因の一つとしてあったようで、2022年度もまた引き続きテイラー・スウィフトのアルバムのヒットが全体の売り上げを引き上げることに貢献したようだ。

ちなみに、アナログレコードのアルバムの販売枚数は前年比4.2%増で4,346万枚。このうち、テイラー・スウィフトのアルバムはトータルで169万5,000枚を売り上げている。

 

▼ 2022年の米国 2年連続でレコード売上額がCDを上回る (amass.jp - 2023/01/13)
https://amass.jp/163790/

▼ U.S. Vinyl Album Sales Rise for 17th Straight Year — But Growth Is Slowing (billboard pro - 2023/01/11)
https://www.billboard.com/pro/vinyl-album-sales-rise-growth-slowing/

 

■ 2022年 - 米国レコード・アルバム売上トップ10

1. Midnights / Taylor Swift (945,000)
2. Harry's House / Harry Styles (480,000)
3. Sour / Olivia Rodrigo (263,000)
4. good kid, m.A.A.d city / Kendrick Lamar (254,000)
5. Rumours / Fleetwood Mac (243,000)
6. Call Me If You Get Lost / Tyler, The Creator (211,000)
7. Folklore / Taylor Swift (174,000)
8. Igor / Tyler, The Creator (172,000)
9. Thriller / Michael Jackson (168,000)
10. Abbey Road / The Beatles (160,000)

 

見ての通り、トップにランクされたテイラー・スウィフトの10作目となるアルバム「Midnights / ミッドナイツ」はレコードだけでミリオンに迫る売り上げを記録している。しかもリリースされたのが年末の10月21日ということから、累計で100万枚を超えることはほぼ確実で、2023年も引き続き売上枚数を伸ばすと思われる。

なお、2022年に5万枚以上売れたアナログレコードのアルバムは88枚で、2021年の87枚から1枚増加した。一方で、5万枚以上売れたCDのアルバムは56枚で、2021年の67枚から11枚減少している。

 

最後に、自身のことについて触れておくと、実のところ、自分はテイラー・スウィフトのアルバムを1枚も持っていないのだが、デフ・レパードと共演した"CMT Crossroads"のDVDを購入して所持していることから、そこに収録されている曲については割と観聴しており、それについては2020年に取り上げて記事にもしている。

▼ CMT Crossroads [DVD] (2009) / Taylor Swift & Def Leppard
https://jihirog.blogspot.com/2020/07/cmt-crossroads-taylor-swift-def-leppard.html

 

▼ CMT Crossroads with Taylor Swift & Def Leppard

https://www.youtube.com/watch?v=SgPO4dnt3xE

 

[補足 1]

レコードほどの規模ではないものの、カセットテープの売り上げも伸びているようだ。

▼ 米国では2022年、アルバムのカセットテープが28%増の44万本販売 (amass.jp - 2023/01/13)
https://amass.jp/163756/

▼ U.S. Cassette Tape Album Sales Grew 28% in 2022 (billboard pro - 2023/01/11)
https://www.billboard.com/pro/cassette-tape-album-sales-grew-taylor-swift-guardians/

 

[補足 2]

アメリカと同じく、日本に於いてもアナログレコードの売り上げは伸びているようで、2022年の販売数は1999年以来の200万枚超えとなる213万3,000枚を記録したそうだ。

▼ 2022年の日本 アナログレコードが23年ぶりに200万枚超え&33年ぶりに40億円超え (amass.jp - 2023/01/26)
https://amass.jp/164074/

 


 

[追記:2023/03/10]

アメリカレコード協会 (RIAA) の調べでは、アメリカに於いてアナログレコードの販売枚数がCDを上回ったのは1987年以降では2022年が初めてだと発表されている。

※ RIAA (Recording Industry Association of America) とは、アメリカ合衆国における音楽関連のライセンスやロイヤルティの管理業務及びゴールドディスク等の認定を行なっている業界団体。

▼ 2022年の米国 アナログレコードの販売枚数がCDを上回る 1987年以来初めて (amass.jp - 2023/03/10)
https://amass.jp/165130/

▼ アナログレコード、販売枚数でもCD上回る 35年ぶり 米 (AFP=時事 / Yahoo!ニュース - 2023/03/10)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee2e5a0b77ebb35062f6f16b5ae64a9998732917

 

 

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2023/01/20

検索結果のトップに出てきたのは、なんと・・・

自分は"Mac"をパーティションで区切って、そこに"Windows"を入れてデュアルブートの環境でパソコンを使っているのだけれど、昨年末に突如パーティションが消えてしまって"Windows"が使えなくなってしまったことがあった。

そんなこともあって、年が明けた今月初旬には、外付けのストレージにはバックアップのファイルだけではなく、"Windows"のOSもインストールして、イザというときには、そこからでも"Windows"を起動できるようにした。

で、今回の話は、そういったことではなくて、ここからが本題。

そして、そっいった作業の中で、ついでに"Google Chrome"もダウンロードしておこうと、"Windows"に標準で搭載されているブラウザの"Microsoft Edge"から"Microsoft Bing"を使って「chrome ダウンロード」と検索したところ、1ページ目に出てきたのがコレ。なんと、真っ先にこの広告が表示されるのだ(笑)。

Microsoft Bing - 「chrome ダウンロード」の検索結果

いやぁ、当然"Google Chrome"のページが最初に表示されると思っていたものだから、最初に目にしたときは、間違って"Edge"の方を検索したかなと思ったほどだった。

とかくアメリカは昔から比較広告が多いとされていたが、こういったライバル企業の検索結果のトップに自社の広告を出すという手法も検索サイトを持つ企業ならではのなせる業なのかもしれない。

▼ 比較広告(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E8%BC%83%E5%BA%83%E5%91%8A

ちなみに、"Google"で「chrome ダウンロード」と検索すると、一番上には"Google Chrome"の広告が表示される。別に広告を出さなくても"Google Chrome"のページが最初に表示されるだろうにとも思ったが、もしかしたら、ライバル企業に広告を出させないための予防手段なのだろうか?

一応、補足しておくと、世界のデスクトップブラウザ市場のシェアでは"Google Chrome"が他を圧倒している。

▼ 世界のデスクトップブラウザ市場シェア2023年版
https://kinsta.com/jp/browser-market-share/

 

 

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2023/01/18

ブログを始めて13年目

このブログ自体は2019年に始めたので、今年で4年目ということになるのだが、それ以前の記事については2010年に始めた旧ブログから引き継いで転載していることから、通算では13年目ということになる。そして、これとは別に運営しているウェブサイトの方は区切りの20年目を迎える。

20年目を迎えるウェブサイトの方でも同じようなことを記しているのだが、日記や時事ネタといったものではなく、自分の好きなことや興味があることをベースに記事を作れたのが長続きの秘訣かなと自分では思っている。

ただそうは言っても、自分自身は元々文章を書くのが苦手だということもあり(思ったことを文章にするのに凄く時間がかかるのだ)、当初から、できる限り簡潔な少ない文章で記事をアップしようと心がけていた(笑)。

それでも、記事にする前には考えていなかったことが、文脈の流れから掘り起こされて書けたりすると嬉しかったし、そこに楽しさを感じられることもあった。書き始めてみて思い起こすことが多々あったのだ(一通り文体が整った後からも、新たに思いつく事柄が色々と出てきたりして、そのたびに文脈を組み直すことも結構多い)。

なので、下書きの段階では、とりあえずは、文脈とは関係なく思いついたことも、適当にスペースを確保し、羅列した文言を書き記したりしている。まぁ、たまに、その部分を削除し忘れて記事をアップしてしまうこともあるのだが(笑)。

ということで、先も述べているように、書き進める中で、新たな考えが浮かんでくることは日常茶飯事なので、それらを忘れないように、大雑把な文章で書き残して、後から本文に取り込んでいくというのが自分の記事の書き方。いやほんと、流れの中で思い浮かんできたものって、その場で書き残しておかないと直ぐに忘れるのだ(後からでいいやと思って思い出せなくなってしまったことが何度あったか・・・)。と、そういったことを繰り返して日々記事を書いている。他人から見るとなんてことはない短い文章だったとしても、実は推敲の産物だったりもする。

でも、苦手意識が強かった文章を書くという行為(今でも苦手意識は持っている)も、興味のあることを表現する手段になっていることが今もこうして続けていられる要因でもあるのだろう。全ては自分の判断でこれまで継続してやってきているのだから。又、そういった意味では、苦手意識のある文章を書くという行為も、実際は楽しさという大枠の中に含まれているのだと思う。

本当は10年目の節目にこういった記事を書いていればよかったのだけれど、10年目のときは10年目ということをすっかり忘れていて気付かなかったので(笑)、今回、ウェブサイトの方が区切りの20年目を迎えるということもあり、改めてこちらのブログの方にもこうして記した。

2023/01/07

Jihirog - 2022年の年間アクセス・ランキング

▼ 2022年 - アクセスが多かった記事のトップ20

Jihirog - アクセスが多かった記事のトップ20(2022年)

 


 

▼ 2022年 - アクセスが多かった国のトップ10

Jihirog - アクセスが多かった国のトップ10(2022年)

 

なお、昨年(2022年)の総アクセス数は113,083で、一昨年(2021年)の107,551からは僅かに伸びてはいるものの、個人的にはこの辺りがもうマックスのような気もする。ただ、旧ブログに比べるとまだまだ少ないものの、日本国内からのアクセスは2021年の3,496から8,947へと伸びているのは嬉しいところ。ちなみに、移転前の旧ブログでは、日本国内からのアクセスだけで月に1万を超えていたので、全然及ばないんだけどね。まぁ、あの頃はバブルだったのかもしれない(笑)。

 

 

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2023/01/01

2022年度 プレイカウント・トップ 100

  Top 100 - My iTunes Play Count (2022 Year End)
  1. まひるの星 / Chisato Moritaka
  2. STAY WITH ME (日本語バージョン) / Mariko Tone
  3. 銀色の夢 / Chisato Moritaka
  4. 夜からの旅立ち (フライディナイト・ファンタジー) / Mariko Tone
  5. Cris D'amour / Pierre Porte Orchestra
  6. Comprends Moi / Pierre Porte Orchestra
  7. DISSENSION / NEMOPHILA
  8. 鬼灯 / NEMOPHILA
  9. 雷霆 -RAITEI- / NEMOPHILA
  10. Wasted Time / Eagles
  11. All By Myself / Jamie O'Neal
  12. ワインな想い出 / Mariko Tone
  13. L'hymne A L'amour / Pierre Porte Orchestra
  14. 君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY- / THE ALFEE
  15. King Of Might Have Been / Chicago
  16. There You'll Be / Faith Hill
  17. Shooting Star / Kaori Kobayashi
  18. 足音 / KOKIA
  19. EXEC_REBIRTHIA=PROTOCOL/. / KOKIA
  20. 夢の途中 / KOKIA
  21. REVIVE / NEMOPHILA
  22. HYPNOSIS / NEMOPHILA
  23. Life [REVIVE Ver.] / NEMOPHILA
  24. Life [Live] / NEMOPHILA
  25. 雷霆 -RAITEI- [Live] / NEMOPHILA
  26. T'en Va Pas / Pierre Porte Orchestra
  27. La Vie En Rose / Pierre Porte Orchestra
  28. Sortilege / Pierre Porte Orchestra
  29. Sometimes / Alan Parsons
  30. I Can't Get There From Here / Alan Parsons
  31. When Love & Hate Collide [CMT Crossroads] / Taylor swift & Def leppard
  32. Love [CMT Crossroads] / Taylor swift & Def leppard
  33. SORAI - DISSENSION [Live] / NEMOPHILA
  34. If Love is Real / Olivia Newton-John
  35. Love is a Gift / Olivia Newton-John
  36. Tender Troubled Thought / Pierre Porte Orchestra
  37. Soleil Blanc / Pierre Porte Orchestra
  38. La Fin Du Film / Pierre Porte Orchestra
  39. Passionnement / Pierre Porte Orchestra
  40. Brother Up in Heaven / Alan Parsons
  41. One Day to Fly / Alan Parsons
  42. If I Could Change Your Mind / The Alan Parsons Project
  43. RODKDOM -風に吹かれて- / THE ALFEE
  44. Photograph [CMT Crossroads] / Taylor swift & Def leppard
  45. Hysteria [CMT Crossroads] / Taylor swift & Def leppard
  46. ILyin' Eyes / Eagles
  47. Wasted Time [Hell Freezes Over] / Eagles
  48. The Last Resort [Hell Freezes Over] / Eagles
  49. Desperado [Hell Freezes Over] / Eagles
  50. Still She Cries / Journey
  1. Ave Maria / KOKIA
  2. EXEC_COSMOFLIPS/. / KOKIA
  3. 僕の街へ / Mariya Takeuchi
  4. プラスティック・ラヴ / Mariya Takeuchi
  5. いのちの歌 / Mariya Takeuchi
  6. It's All Coming Back to Me Now (Featuring Marion Raven) / Meat Loaf
  7. Symmetry / Mew
  8. Une Simple Mélodie / Michel Polnareff
  9. GAME OVER / NEMOPHILA
  10. Mon Piano Romantique / Pierre Porte Orchestra
  11. So Far Away / Alan Parsons
  12. Press Rewind / Alan Parsons
  13. Ignorance is Bliss / Alan Parsons
  14. Blue Blue Sky / Alan Parsons
  15. Something That You Said / The Bangles
  16. How Deep Is Your Love / Bee Gees
  17. Hard Habit To Break / Chicago
  18. Feel [Hot Single Mix] / Chicago
  19. Pour Some Sugar On Me [CMT Crossroads] / Taylor swift & Def leppard
  20. The Final Countdown / Europe
  21. Etude E Major Op.10-3 (Chopin) / Hiroko Nakamura
  22. Nocturne E-Flat Major Op.9-2 (Chopin) / Hiroko Nakamura
  23. When You Love A Woman / Journey
  24. Suite bergamasque: III. Clair de lune (Debussy) / Monique Haas
  25. SORAI [Remastered] / NEMOPHILA
  26. OIRAN [REVIVE Ver.] / NEMOPHILA
  27. OIRAN [Live] / NEMOPHILA
  28. Take the Money and Run / Alan Parsons
  29. Siren Song / Alan Parsons
  30. Two Steps Behind [CMT Crossroads - Exclusive Bonus Footage] / Taylor swift & Def leppard
  31. Heartbreaker / Dionne Warwick
  32. Take It To The Limit​ / Eagles
  33. Hotel California [Hell Freezes Over] / Eagles
  34. Pretty Maids All In A Row [Hell Freezes Over] / Eagles
  35. New York Minute [Hell Freezes Over] / Eagles
  36. I Can't Tell You Why [Hell Freezes Over] / Eagles
  37. I Don't Want To Hear Any More / Eagles
  38. Turn to Stone / E.L.O.
  39. Nothing's Gonna Change My Love for You [Live at STB139, 2006] / Kaori Kobayashi
  40. 色・ホワイトブレンド / Mariya Takeuchi
  41. 縁(えにし)の糸 / Mariya Takeuchi
  42. 輝く女性よ! / Mariya Takeuchi
  43. Ave Maria (Giulio Caccini) / Naoko Terai
  44. Rollin' Rollin' / NEMOPHILA
  45. Change the world / NEMOPHILA
  46. Rest Your Love on Me (Duet with Andy Gibb)/ Olivia Newton-John
  47. Face to Face (Duet with Barry Gibb) / Olivia Newton-John
  48. Right Here with You (with Delta Goodrem) / Olivia Newton-John
  49. Isn't it Amazing (with Sun) / Olivia Newton-John
  50. Never Enough / Olivia Newton-John