2014/09/09

BACK TO THE LIGHT 「バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~」 / BRIAN MAY (1992)

CDの帯:バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ / ブライアン・メイAlbum Cover (front): Back to the Light / Brian May Album Cover (back): Back to the Light / Brian May CD Case (Back Cover): Back to the Light / Brian May

クイーンのギタリストであるブライアン・メイが、フレディ亡き後にリリースした初のフルレンス・ソロ・アルバムがこちらの「Back to the Light / バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~」。

1992年に行われたフレディ・マーキュリー追悼コンサートで一足先に披露された「Too Much Love Will Kill You / 愛の結末」や、アルバムに先駆けてリリースされヒットした「Driven By You / ドリヴィン・バイ・ユー」(英6位)が含まれているなど話題性も手伝ってか、アルバムは英6位のヒットを記録。

その後は、"Too Much Love Will Kill You"もシングルカットされ、英5位を記録。更には、「Back to the Light / バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~」(英19位)、「Resurrection / 華麗なる復活」(英23位)、「Last Horizon / 地平線の彼方へ」(英51位)といった曲もシングルとしてリリースされた。

CD (inside): Back to the Light / Brian May補足しておくと、"Too Much Love Will Kill You"は、このアルバムがリリースされる前に行われた「Freddie Mercury Tribute Concert / フレディ・マーキュリー追悼コンサート」に於いて初披露された曲でもあった。

しかしながら、恐らくは自分を含めて多くのファンが更に驚かされたのは、その後(約3年後の1995年)、フレディが残した音源を元にクイーン名義で制作されたアルバム"Made in Heaven"にフレディがヴォーカルをとったこの曲のヴァージョンが収録されたことだった。それにより、この曲が元々はクイーンの楽曲として書かれたものだという事実を多くのファンが知る事になったのだ。

アルバム全体の印象としては、比較的クイーンに近いイメージがあり、ギタリストということで、フレディやロジャーのソロ作品に比べると、よりギターに比重を置いたハードロック寄りのサウンドといった感じ。

又、加えて、ゲストミュージシャンが豪華で、同じくクイーンのメンバーだったジョン・ディーコンをはじめ、コージー・パウエル、ニール・マーレイ、ドン・エイリーなど、ハードロックファンにはお馴染みの面子が顔を揃えている。

そして、バンドのギタリストのソロアルバムというと、インストゥルメンタル曲中心か、もしくは、ヴォーカル入りの曲であっても、ヴォーカルはゲストヴォーカリストによるものといった場合もあったりもするのだが、ブライアンの場合はクイーンでも時折ヴォーカルをとっていたように、クイーン・ファンにとってはお馴染みの声ということもあり、どこか安心感みたいなものがある。ちなみに、インストゥルメンタル曲は、ボーナストラックを除けば「Last Horizon / 地平線の彼方へ」の1曲のみで、他の曲は全てブライアンがヴォーカルをとっている。

 

TRACKLIST (Japanese Edition)
1. The Dark / 2. Back To The Light / 3. Love Token / 4. Resurrection / 5. Too Much Love Will Kill You / 6. Driven By You / 7. Nothin' But Blue / 8. I'm Scared / 9. Last Horizon / 10. Let Your Heart Rule Your Head / 11. Just One Life / 12. Rollin' Over
[Japanese Bonus Tracks]
13. 1Just One Life (Guitar Version) / 14. Too Much Love Will Kill You (Guitar Version)

1. ザ・ダーク / 2. バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ / 3. ラヴ・トークン / 4. 華麗なる復活 / 5. 愛の結末 / 6. ドリヴィン・バイ・ユー / 7. ブルーな気持ち / 8. アイム・スケアード / 9. 地平線の彼方へ / 10. 想いのままに / 11. ジャスト・ワン・ライフ / 12. ローリン・オーヴァー
[日本盤ボーナス・トラック]
13. ジャスト・ワン・ライフ(ギター・ヴァージョン) / 14. 愛の結末(ギター・ヴァージョン)

 

NOTES
• Cozy Powell - Drums (2, 3, 4, 7, 8)
• Neil Murray - Bass (3, 8)
• Don Airey - Keyboards (4, 7)
• John Deacon - Bass (7)

• "My Special Thaks Also"のクレジットの最後には次の一文が記されている。
This album is dedicated to Harold May, Alfred Dobson and Freddie Mercury. And to all those loved ones we have lost too soon.

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付
• Japanese edition includes two exclusive bonus tracks
日本盤は、オリジナル盤未収録のボーナストラック2曲「Just One Life (Guitar Version)」、「Too Much Love Will Kill You (Guitar Version)」を収録。

• Album: 6位 (UK)、159位 (US)
• Singles: "Driven by You" 6位 (UK) / "Too Much Love Will Kill You" 5位 (UK) / "Back to the Light" 19位 (UK) / "Resurrection" 23位 (UK) / "Last Horizon" 51位 (UK)

 

▼ Brian May - Driven By You

https://www.youtube.com/watch?v=qGDwug_OXxg

 

▼ Brian May - Back To The Light (Live At The Brixton Academy 1993)

https://www.youtube.com/watch?v=qJuOxeMNqik

 

▼ Brian May - Charity Auction / Too Much Love Will Kill You

https://www.youtube.com/watch?v=0vreHbQwONc

 

▼ こちらはアルバムとは直接関係ないのだが、白血病により38歳という若さで亡くなられた本田美奈子さんとの交流とエピソードが綴られた記事。なかなか興味深い内容なので、この場でご紹介。

ブライアン・メイ(クイーン)が1986年に作曲、本田美奈子さんのロックとバラード2曲の秘密
http://diamond.jp/articles/-/33651

 

 

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