2021/04/10

軍用機のミニチュアモデル大集合~ファントム他、手持ちのコレクションを紹介

特段、集めているというわけではないのだが、軍用機のミニチュア・モデルをいくつか持っており、時折、手に取って、様々な角度で眺めたりしている。子供の頃から軍用機のフォルムに惹かれていたようなところがあって、なんか今でも好きなんだよね。

 

• 記事上段:ダイキャスト製ミニチュアモデル(3機種)
• 記事中段:ダイキャスト製ミニチュアモデル(4機種)
• 記事下段:プラスチック製ミニチュアモデル(8機種)

 

■ 1/200スケールモデル(全長約10cm) / ダイキャスト製(一部プラスチック)

ミニチュア軍用機(1/200スケール3機種)

 

左から、F-4E ファントム II、F-14 トムキャット、F-117 ナイトホーク

 

ミニチュア軍用機(1/200スケール3機種)

 

3機種共に手の平に乗るサイズながらも結構精巧な作り

 

ミニチュア軍用機(1/200スケール3機種)

 

▼ F-4E ファントム II

F-4E Phantom II (1/200)

 

実は、子供の頃から一番好きな軍用機がこのファントム。音速を超える軍用機にしてはちょっぴりグラマラスなフォルムなんだが、そこがまた好きなところで、垂れ下がった形状の尾翼もけっこうツボ。子供の頃は単に全体像がカッコイイと感じていただけだったんだけどね。

改めて言っておくと、これ、約10センチの手の平に乗るサイズのミニチュアモデルだからね。この写真を見れば、これを手に取って、様々な角度で眺めたりする気持ちも少しは分かってもらえるのではないかと(笑)。

 

F-4E Phantom II (1/200)

 

このファントム、アメリカでは既に全機退役していたものの、日本では一部運用が続いていたが、今年の2021年3月17日には、日本の航空自衛隊に於ける運用も全て終了している。

 

[参考資料]

▼ F-4 (戦闘機) - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-4_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

▼ 初代「ファントム」戦闘機 知ってる?「F-4 ファントムII」でなく 知名度段違いのワケ - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/91270

 

▼ F-14 トムキャット

F-14 Tomcat (1/200)

 

ファントムに次いで好きな軍用機と言えば、イーグルと、このトムキャットの2機種。それにしても、改めて写真で見ると、約10センチの手の平に乗るサイズのミニチュアモデルとは思えないほどのディテールの再現性。

ちなみに、このトムキャット、元々は空母艦載機として開発された性格上、同盟国でも購入に至る国は無く、保有国はアメリカとイランの2か国のみだった。しかも、アメリカのトムキャットは既に全機退役しているので、現在の運用国がイランのみというのは今となっては皮肉なところ。

 

F-14 Tomcat (1/200)

 

トムキャットの目に見る部分での特徴と言えば、速度に応じて主翼形状が変化するこの可変ウイング。又、翼を閉じれば空母の甲板上でも効率よく並べられる(前後を逆にした機体を横へ交互に並べる)ようにも設計されている。

 

F-14 Tomcat (1/200)

 

それにしても、何かのヒーローものにでも出てくるようなこのフォルムも、今では過去のものになっていることに時の流れを感じるなぁ。それでも、やっぱりカッコイイなぁと思う自分自身の気持ちに変わりはないんだけどね。

 

F-14 Tomcat (1/200)

 

[参考資料]

▼ F-14 (戦闘機) - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-14_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

▼ F-14、トーネード…「可変翼」はなぜ衰退した? そもそも可変翼が目指したものとは - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/78345

 

▼ F-117 ナイトホーク

F-117 Nighthawk (1/200)

 

ニュース映像で初めてその姿を目にしたときは、けっこう衝撃的だったなぁ。元祖ステルス機とも言えるこのナイトホーク、今も最新鋭の軍用機と思われがちだが、運用開始から20年以上が過ぎた2008年に全機の運用を終えている。

しかしながら、2018年と2019年に飛行しているところを目撃されていることから、米空軍はいまだなんらかの用途で飛行可能な"F-117"を数機保存していると思われるとウィキペディアには記されている。

ちなみに、"F-117"の英語読みは「エフ・ワン・セブンティーン」。なお、ステルス機能に特化したこのナイトホークは技術流出を防ぐため、他国への輸出は行わていない。

 

F-117 Nighthawk (1/200)

 

多面体で構成された特異なこのフォルムも、様々な角度から眺めてみると、造形的にはけっこう美しく感じる。

 

F-117 Nighthawk (1/200)

 

ただ、フォルムは元より、全身黒ずくめのカラーも相まって、どことなく虫っぽいイメージもあるので、虫類が苦手な人はちょっと顔を背けたくなる姿かも?(笑)。

 

F-117 Nighthawk (1/200)

 

[参考資料]

▼ F-117 (航空機) - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-117_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

▼ ステルス機はなぜ見えないのか? 実は少し見えてる、レーダーをあざむく技術の基本 - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/81410

 


 

■ そして、こちらは、やや大きめの1/100スケールモデル(全長約17~19cm) / ダイキャスト製(一部プラスチック)4機種。

• F-4J ファントム II
• F-14 トムキャット
• F-117 ナイトホーク
• F-15J イーグル

 

ミニチュア軍用機(1/100スケール3機種)

 

左から、F-4J ファントム II、F-14 トムキャット、F-117 ナイトホーク

 

ミニチュア軍用機(1/100スケール3機種)

 

▼ F-4J ファントム II

F-4J Phantom II (1/100)

 

こちらはアメリカ海軍のファントム。先に挙げた1/200スケールの迷彩色の空軍機との造形上の大きな違いはノーズの長さで、空軍機に比べて海軍機の方が短くなっている。

どちらが好きかと言えば、個人的には子供の頃から写真で見慣れたロングノーズの空軍機なのだが、後に知ったショートノーズの海軍機もまた違った魅力があって良いんだよね。空軍機よりノーズが短い分、幾分グラマラス感が強調されたフォルムも捨て難しといったところ。まぁ、結局のところ、大きな括りではどっちも好きということなんだけどね。

 

F-4J Phantom II (1/100)

 

トムキャットやイーグルなどは、見るからに高速で飛べそうなフォルムをしているが、最高速度を比べてみると、実はこのグラマラスなファントムもこれらの2機とさほど遜色ないスピードが出せるんだよね。

最高速度の比較
• ファントム(マッハ2.23)
• トムキャット(マッハ2.34)
• イーグル(マッハ2.5)

ただ、マッハ3を超えると他の性能面での影響が大きいこともあり、現在の戦闘機のほとんどがマッハ2台の最高速に設計されているようだ。

とは言え、実の所、自分の中ではこんな大きな鉄類の塊が音が伝わる速度よりも早く飛べるということに、未だ現実味を感じ得ない部分がある。いったいどれ位のスピードで上空を駆け抜けていくのか、一度地上から見てみたいとは思うところ。

[参考資料]

▼ 熱の壁 - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E3%81%AE%E5%A3%81

• 熱の壁(ねつのかべ)とは、航空機にとって、マッハ3付近の速度で飛行が困難となる状況を表す。

▼ 超音速機 - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%9F%B3%E9%80%9F%E6%A9%9F

• マッハ3を超えると大気の断熱圧縮によって加速度的に機体表面温度が上昇する(熱の壁)ため、最高速度がマッハ3以上の超音速機も極僅かである。

• 現在ほとんどの超音速機の最高速度はマッハ2級である。

 

F-4J Phantom II (1/100)

 

このファントムを見ていると、畳の上に仰向けで寝転がり、手に持ったおもちゃの飛行機を飛んでいるように動かして遊んでいた子供の頃を思い出す。そういえば、擬音を発しながら、両手に持った戦闘機を戦わせていたような記憶も微かにあるなぁ。もしかしたら、あの頃は天井の壁も、青い大空に見えていたのかもしれない・・・。

 

▼ F-15J イーグル

ミニチュア軍用機(1/100スケール1機種)

 

こちらの航空自衛隊のイーグル、今も比較的新しい戦闘機といった印象があるのだが、調べてみたら、日本で運用開始されたのが1981年12月7日ということで、今年で運用開始から40年を迎えるんだよね。ちなみに、アメリカで運用開始されたのは1976年。

1976年と言えば、世界中を席巻した映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開される前年だから、そう考えると意外と古いと言うか、あの「フィーバーする」という言葉が流行った時代にアメリカでは既にこの戦闘機が登場していたということには今更ながらもちょっとビックリといった感じ。

 

F-15J Eagle (1/100)

 

ちなみに、日本の航空自衛隊が運用するイーグルは、このミニチュアモデルの単座型(乗員1名)とは別に、複座型(乗員2名)もあり、内訳としては単座型 (F-15J) 165機と、複座型 (F-15DJ) 48機の計213機を保有している。

 

F-15J Eagle (1/100)

F-15J Eagle (1/100)

 

[参考資料]

▼ F-15 (戦闘機) - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-15_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

▼ F-15J (航空機) - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-15J_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

▼ 「ファントムII」は死なず 退役間近、空自F-4EJ改がF-15Jをバンバン墜としているワケ - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/79658

▼ 空自F-15J、約半数はファミコン並み? 同じF-15でも性能に大きく差がつくワケ - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/79264

▼ 旧型機が新型機を強くする? ボーイングが示すF-15戦闘機、その未来 - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/43528

▼ 名前は「イーグルII」世界最強と呼ばれたF-15戦闘機シリーズの最新型 米空軍 - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/106392

 


 

■ 最後は、缶コーヒーのおまけに付いていた軍用機のミニチュアモデル8機種

 

▼ UCCコーヒー「日米共演!最速の翼コレクション」プラスチック製(全長約8~9cm)

ミニチュア軍用機(UCCコーヒー最速の翼コレクション全8種)

ミニチュア軍用機(UCCコーヒー最速の翼コレクション全8種)

 

ということで、缶コーヒーのおまけに付いていたこれら8機種のミニチュアモデルは、コンビニでたまたま見つけて買い揃えたもの。しかしながら、これ、百数十円の缶コーヒーのおまけとは思えないクオリティーで、これだけでも缶コーヒーの値段以上の価値があるのではないかと思えるような代物。全8種を揃えるためコンビニをハシゴする羽目になったのも今は思い出(笑)。

 

▼ 航空自衛隊機4種とアメリカ軍機4種の全8種(F-14は可変翼が可動する)

ミニチュア軍用機(UCCコーヒー最速の翼コレクション全8種)

 

(上段左~)
• F-4EJ戦闘機 / ファントム(航空自衛隊)
• F-2戦闘機(航空自衛隊)
• RF-4EJ偵察機 / ファントム(航空自衛隊)
• F-15戦闘機 / イーグル(飛行教導隊)(航空自衛隊)

(下段左~)
• F-16戦闘機 / ファイティング・ファルコン(アメリカ空軍)
• F-14戦闘機 / トムキャット(アメリカ海軍)
• F-117ステルス攻撃機 / ナイトホーク(アメリカ空軍)
• F-22ステルス戦闘機 / ラプター(アメリカ空軍)

 

[参考資料]

▼ F-2 (航空機) - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-2_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

▼ 平成の「零戦」から「烈風」へ 進化する三菱F-2 - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/41065

▼ F-16 (戦闘機) - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-16_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

▼ 安い+強い=最強! F-16が世界中で売れまくるワケ F-15との比較で見えるその実力とは - 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/98306

▼ F-22 (戦闘機) - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-22_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

 

▼ F-2 / F-16 / F-22

UCCコーヒー最速の翼コレクション(F-2 / F-16 / F-22)

 

 

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