2022/04/24

人生初の証券口座を開設

先日申し込みをしていた証券口座開設の本人確認審査が終わって、取引開始案内の連絡メールが届いた。

▼ メール:本人確認書類審査完了のお知らせ/お取引開始のご連絡

メール:本人確認書類審査完了のお知らせ / お取引開始のご連絡

株式投資なんてこれまで全く興味が無かったのだけれど、将来の年金受給後の生活に何かしらちょっとした刺激になればということで、今からやり方や仕組みに慣れておこうかなと。

正直、これで儲けようとかいう気はあまりなくて、大きなマイナスにならなければいいかなといった感じなので、特に意気込みとかもなく軽い気持ちで申し込んだ。老後の生活のことを考えると、運用状況をチェックするという日々の楽しみがあるのもなんかいいかなと。

 


 

それと、SBI証券の別のページには広告を載せるアフィリエイトの会社の案内があったので、ついでに申し込んだ。

▼ メール:審査結果とサービスご利用についてのご案内

メール:審査結果とサービスご利用についてのご案内

 


 

ということで、広告を取り扱うアフィリエイトの会社の審査は通ったようなので、「SBI証券」の広告掲載を申し込んだら・・・。

▼ メール:提携拒否のお知らせ

メール:提携拒否のお知らせ

なんだそれは(笑)。これから始めて、その状況をブログの記事としてアップしていこうと思っていたのになぁ。まぁ、広告を掲載するのが目的ではなかったので、別にいいんだけど、なんかモチベーションはちょっと下がった感じなので、今後どうするかはもうちょっと考えてみようかなと(笑)。

でも、「禍(わざわい)を転じて福と為す」とまでは言わないが、過去の経験からすると、こういったことがきっかけで、後々良かったと思える選択になったことも意外と多いので、これも何かの思し召しと捉えてどうするかを考えていこうとは思うところ。

 

 

[関連記事]

今年の春に開設した証券口座のその後 - (2022年10月4日)

2022/04/20

ED WOOD (ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING) / HOWARD SHORE (1994)

Album Cover (front): Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore

これは1994年に公開(日本では翌年の1995年に公開)されたティム・バートン監督の映画「Ed Wood / エド・ウッド」のサウンドトラック。30年近く前に公開されたこの映画のサントラを今どき取り上げて記事にする人は中々いないとは思うけど、むしろ、だからこそ取り上げておきたいなと。

で、この「エド・ウッド」は「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」でも知られるティム・バートン監督と主演俳優のジョニー・デップのコンビで制作された、実在の映画監督で「エド・ウッド」として知られる「エドワード・D・ウッド・ジュニア / Edward Davis Wood Jr.」をテーマにした物語。

ただ、その実在の映画監督であるエド・ウッドとは、「史上最低の映画監督」と言われた、俗にいうB級映画の監督なのだ(笑)。

しかしながら、ティム・バートンは長年このエド・ウッドのファンであったらしく、以前からずっとこのエド・ウッドをテーマにした映画を作りたかったそうだ。もしかしたら、巨額の費用が掛かる映画製作に於いては、ヒット性を持った題材の映画じゃないと、中々スポンサーを集めることもままならないため、いくつかのヒット作を手掛けて実績を積んだことでようやく制作にこぎつけることができたのかもしれない。

それでも、全編モノクロのこの映画が大ヒットするとも思えず、こうした映画を制作できたのは、これまでのキャリアに加えて、それまでに関係を培ってきたスポンサーの協力があったからなのではないだろうかと自分自身は推測する。

映画の方は、ティム・バートンのエド・ウッドに対する愛情と敬意がひしひしと伝ってくるような内容だったが、映画内で使われている音楽もまたエド・ウッドへのリスペクトが感じられるようなB級感溢れる魅力的なサウンドで(笑)、この愛情に満ちたチープ感がまた何とも言えず良いのだ。ちなみに、サントラは全編インストゥルメンタルとなっており、一部では映画内のセリフが含まれている。

Album Cover (back): Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore  CD Case (back cover): Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore  CD: Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore

ただ、このサントラを欲しいと思ったときは時すでに遅しで、日本盤、輸入盤共に既に廃盤になっていたため購入できず、しばらくはどこか購入できるところがないかと時折ネットでチェックしていたのだった。

できれば帯付きの日本盤を欲しかったのだけれど、中古を含めて全くといっていいほど見つからず、ようやく見つけたこの輸入盤の方を購入したのだけれど、でも、実際に聴いてみると、やっぱり輸入盤でも手に入れることができて良かったなぁと思ったね。きっと映画を観た人なら、このサントラに収録されている音楽の魅力を分かってもらえるのではないかと。まだ観たことがないという人は是非観て欲しいなぁ。ほんと良い映画なんで。

 

▼ Ed Wood - Main Title

 

TRACKLIST
1 Main Title / 2 Backlot / 3 Mr. Lugosi/Hypno Theme / 4 Beware / 5 Glen or Glenda / 6 Eddie, Help Me / 7 Elmogambo / 8 Bride Of The Monster / 9 I Have No Home / 10 Kuba Mambo / 11 Nautch Dance / 12 Angora / 13 Sanitarium / 14 Ed & Kathy / 15 Elysium / 16 "Grave Robbers" Begins / 17 Lurk Him / 18 Ed Takes Control / 19 Eddie Takes A Bow / 20 This Is The One / 21 Ed Wood (Video)

NOTES
• Music by Howard Shore

• Label: Hallywood Records (Catalog No. HR-62002-2)
• Printed in the U.S.A. (Import)
• Jewel case packaging with 4-page booklet

 


 

[DVD]

DVD Cover (front): Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore

そして、こちらは映画のDVD。実は、サントラより先にこのDVDを買っていたのだが、映画を観るたびにサントラを欲しくなっていったことからサントラ購入に至ったのだった。

エド・ウッド (映画)(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
『エド・ウッド』(Ed Wood)は、「史上最低の映画監督」と言われた映画監督エド・ウッドを題材にした1994年の白黒映画。監督はエド・ウッドのファンであるというティム・バートン。

[DVDのパッケージ裏面に記載されている紹介文]

史上最低の映画監督と呼ばれたエド・ウッド。彼の作品の評価は悲惨なものだったが、それを遥かに上回る映画への情熱と楽観的な要領の良さで、B級映画を撮りつづけた。オーソン・ウェルズに憧れ、ハリウッドでの成功を夢見て映画に賭ける彼の純真な姿を現代ハリウッド最高の映画監督の一人ティム・バートンが愛情たっぷりに、そしてユーモラスに描いた最高傑作。

ちなみに、エド・ウッドのかつての恋人で、エド・ウッドが手掛けた映画にも女優として出演していたドロレス・フラーは、エド・ウッドと別れた後は、エルビス・プレスリーの曲を手掛けるなど、ソングライターとして成功を収めた。

又、そのドロレス・フラー役で映画「エド・ウッド」に出演している女優のサラ・ジェシカ・パーカー(DVDのパッケージにエド・ウッド役のジョニー・デップと共に上部の写真に写っている女性)は、2010年に米経済誌「フォーブス」が発表した「ハリウッドで最も稼ぎのいい女優」で5位にランクインした(稼いだ額は日本円で約22億5,000万円)。そして、2011年の「フォーブス電子版」が発表した2010年5月~2011年5月までの収入を元に調査したという「ハリウッド女優の所得番付」では、日本円で約24億円の収入を得たサラ・ジェシカ・パーカーが1位となっている。

 

■ Ed Wood / エド・ウッド(映画)
• 監督:ティム・バートン
• 主演:ジョニー・デップ
• 脚本:スコット・アレクサンダー / ラリー・カラツェウスキー
• 音楽:ハワード・ショア

[劇場公開日]
• アメリカ:1994年9月28日
• 日本:1995年9月2日

DVD: Ed Wood (Original Soundtrack Recording) / Howard Shore

NOTES
• Format: DVD
• 126min.
• 片面2層ディスク
• モノクロ
• 音声:日本語(5.1ch サラウンド) / 英語(2ch サラウンド)
• DOLBY DIGITAL
• 字幕:日本語 / 英語
• NTSC 日本国内向 (2)

 


 

[販促用ポストカード3枚セット]

Ed Wood:販促用ポストカード

更に続いて、こちらはエド・ウッドのビデオ・レンタル開始に伴い製作された販促用のポストカード3枚セット。ただし、3枚のうちの1枚はポストカードではなく販促用のプロモ・カードになっている。ちなみに、これはネットで買ったもの。なんか見つけたら欲しくなって買ったんだよね。買った後はしまったままになっているんだけどさ(笑)。でも、こうやってブログにアップしておくと、小さい画像ながらも雰囲気を楽しむことはできるのでので、自分にとってもいいんじゃないかと。

2022/04/02

年金制度はどう変わったのか? - 2022年4月からの新制度を分かりやすく解説した動画&サイトをピックアップ

年金手帳

今月から開始された年金の新制度。これから先、自分も関わってくることから、変更点を調べてみた。

要点をまとめると。

新制度(2022年4月以降に60歳になる人が対象)では、新たに繰り下げ受給の年齢が70歳から75歳まで拡大し、その分、受給額もアップする。

例えば、65歳で年間100万円受給する人の場合だと、75歳からに繰り下げすると184万円の受給となる。ちなみに、この場合だと、75歳から受給する人が65歳で受給する人に受給総額で追いつくのは12年後の87歳となる。

ただし、65歳より遅く受け取る繰り下げ受給の場合、受給額の増額により、年収も増えるということになるので、税金や社会保険料も同様に増える。したがって、増額分がまるまる自分の実入りになるというわけではない。

税金等を抜いた実収入については他の収入にもよるので一概には言えないが、およそ1割から2割ぐらいは税金等で減少すると見ておいたほうがいいようだ。

また、65歳より早く繰り上げて受給する人の場合に於いても、繰り上げ取得の減額率が0.5%から0.4%へと変更されることから、現行よりも受給額がアップする。例えば、60歳で1か月5万円受給する人の場合だと新制度では5万3900円となり3900円増える(2022年4月以降に60歳になる人が対象)。

ただし、繰り上げ受給についてはデメリットもあるので注意が必要。例えば、前述のとおり、年金は1か月繰り上げるごとに減額(2022年4月以前は0.5% / 2022年4月以降は0.4%)となるため、もし最長5年早めて60歳から受給開始すると減額(2022年4月以前は30% / 2022年4月以降は24%)になる。そしてこの減額された支給額は生涯続くので、長生きすればするほど、65歳から通常に受給した場合との差はどんどん開いていく。

加えて、障害年金が受給できなくなるというのも大きなデメリット。病気やケガなどで障害の状態になって、生活や仕事に制限が出た場合、給付要件を満たせば障害基礎年金が受給できるが、年金を繰り上げて受給していると、障害基礎年金は請求できない。障害基礎年金は受給額が手厚いし、高齢になるとケガや病気になる確率が高まるので、注意が必要。他にも、寡婦年金(かふねんきん)についても、繰り上げて受給している場合は支給されなくなる。

補足:寡婦年金(かふねんきん)
老齢基礎年金の受給資格期間を満たした夫が年金の支給を受けずに死亡した場合において、その妻が60歳から65歳になるまでの間支給される年金のこと。

[手続きについて]

年金の受給を繰り下げるのに特別な手続きは必要ない。65歳になる3か月前に日本年金機構から「年金請求書」が送られてくるので、ここで何も手続きをしなければ自動的に受給時期は繰り下げとなる。つまりは「いつまで繰り下げる」ということを事前に決めて申請、手続きする必要はなく、66歳でも70歳でも、自分の好きなときに受給の手続きをすれば良い。

また、それまで繰り下げてきた期間の分をまとめて受け取るということもできる。

例えば、68歳まで3年間繰り下げしてきたとして、その時点で何らかの事情でまとまったお金が必要になった場合、所定の手続きをすれば、それまで受け取っていなかった3年分の年金をまとめて受け取るということができるのだ。

仮に65歳時点での給付額が月額で15万円だった場合、繰り下げ分の総額は15万円×12か月×3年=540万円となり、この金額をまとめて受け取ることが可能。ただし、その場合は以後の受取額についての割り増しはない。

当初は70歳まで繰り下げる予定だったのが、途中で何らかの事情によりまとまったお金が必要になったときなどは、こういった手段もあるということを知っていてればイザというときの助けになるかもしれない。勿論、これもあらかじめ時期を決めておく必要はなく、そういう事態が起きた場合にどうするかを選択し、必要なら申請をすれば良いだけ。

■ 以上は、以下の動画及びサイト(FNNプライムオンライン / ANNnewsCH / ダイヤモンド・オンライン)より参照・引用し、抜粋・編集したもの。

 

▼ 年金いくらもらってる?4月から新制度【しらべてみたら】 (2022/02/16) - FNNプライムオンライン

https://www.youtube.com/watch?v=VuSG7vG5SE0

 

▼ 受給額が2倍に!?年金の新制度を徹底検証! (2022年2月10日) - ANNnewsCH

https://www.youtube.com/watch?v=5IYyWYM3YVw

 

▼ 年金受給は何歳からがお得?来年4月の新制度を解説(2021年10月28日) - ANNnewsCH

https://www.youtube.com/watch?v=5a6xIGwy0Gw

 

▼ 年金の受け取り方で絶対に注意すべきこと、変更不可の受給申請で大損も! - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/288399

● 年金は受け取り方を一度決めたら変更不可 - 注意しないと損をする

最近は65歳以上も働く人が増えつつあること、そして繰り下げすることで年金受取額が増えることなどから、繰り下げを選ぶ人が増えてきている。

ただし、いくつか注意しておくべき点がある。それは以下の3点である。

(1)繰り下げ中は加給年金等を受け取れない

(2)42%がまるまる増えるわけではない

(3)遺族厚生年金は増えない

 


 

[その他の関連動画]

▼ 辞めるたびに何度でももらえる「高年齢求職者給付金」【老後の資金作り】【シニアライフ】
https://www.youtube.com/watch?v=7pQr2caw2_k

高年齢求職者給付金とは、65歳以上の方が失業したときにもらえる雇用保険の給付金です。 基本手当とは違い、一時金として給付され、年金とも同時にもらうことができます。 いままでは一度しかもらえませんでしたが、2017年1月の雇用保険法改正によって、雇用保険の被保険者の年齢制限がなくなったことで、条件さえ満たせば何度でももらえるようになりました。 パートでもアルバイトでも、雇用保険に加入さえしていれば、失業しても高年齢求職者給付金がもらえる可能性があります。 その詳しい要件について確認していきましょう。

 


 

[追記-1]

▼ 年金から天引きされる所得税と住民税の計算方法とは? - All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/487563/

老齢年金は雑所得として扱われ、一定以上の金額になると所得税と住民税が課されます。

●公的年金等控除の金額は、65歳未満の人と65歳以上の人では違います
65歳未満は60万円、65歳以上は110万円です。

●老齢年金の所得税(雑所得)は以下の計算式で計算します
老齢年金の所得税(復興特別所得税(※)を含む)=(年金収入-公的年金等控除(110万円)-基礎控除、配偶者控除等の所得控除)×5%×102.1%

※復興特別所得税は、所得税の額の2.1%相当額。令和19年12月まで。復興特別所得税を含む所得税の額は、所得税率×102.1%と計算する。所得税率5%の場合、復興特別所得税を含む5.105%が徴収される

 

[追記-2]

▼ 10年もらえば「元が取れる」厚生年金、高齢者が加入しても損はしない? - NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20220417_1746026.html?DETAIL

▼ 必要な資格期間が25年から10年に短縮されました - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/20170801.html

▼ 年金を受けとるために必要な期間が10年になりました - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000143356.html

 

[追記-3]

▼ 繰上げ受給したほうが「オトク」は大間違い!制度改正後の「もっとも得する年金の受け取り方」教えます - 婦人公論.jp(2022年06月01日)
https://fujinkoron.jp/articles/-/5887

厚生労働省の発表によれば、2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳であり、女性の多くは「おひとり様」になる可能性が高いと言えるのかもしれません。

繰下げ受給のデメリットを教えて

たしかに最初のうちは年金を受け取らないため損になります。

しかし、受給がはじまれば、増額された年金を受け取ることができます。これがずっと続くのですから、長い目で見れば得をするのです。

損益分岐点は11年11か月。70歳まで繰り下げると、81歳11か月以降は得になります。

繰下げ受給をしている途中で死亡したら、「未支給年金」として遺族が受け取れます。

その場合は生命保険と同じように「みなし相続財産」になるので、相続税の優遇制度が使えます。

 

[追記-4]

▼ 年金の繰下げ受給で注意したい4つのポイント「税金が増える」「加給年金がもらえない」 - dmenu マネー(2022年06月7日)
https://money.smt.docomo.ne.jp/column-detail/419774.html

● その3 加給年金がもらえない

加給年金は、厚生年金保険に加入している人が65歳になった時点で扶養する家族がいる場合に、厚生年金に加算される年金だ。厚生年金を繰り下げていると加給年金はもらえない。

ただ、年金の繰り下げは厚生年金と基礎年金の両方を繰り下げるほかに、どちらか一方のみを繰り下げることも可能だ。

厚生年金は65歳から受け取り、基礎年金だけを繰り下げれば加給年金を受け取りながら月々の受給額が増えることになる。

● その4 遺族年金の受給額は増えない

遺族年金とは、国民年金や厚生年金に加入していた人が亡くなり、亡くなった人が生活を維持していたときに遺族が受け取れる年金だ。

例えば、繰り下げ期間中に本人が死亡して遺族年金が支給されることになった場合、その時点で支給額が固定される。

将来の生活を考え、遺族年金を繰り下げて受給額を増やそうと思うかもしれないが、受給額は変わらない点を把握しておきたい。

 

[追記-5]

▼ 年金は繰上げも繰下げもせず65歳で受け取る予定。それでも必要な手続きはある?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース(2022年06月19日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a4d0371b5aa6fe08840024af8ae4c35e697ccb8

65歳になって受給権(年金を受け取る権利)を得ても、老齢基礎年金や老齢厚生年金は自動的に口座に振り込まれるわけではありません。年金を受け取るには、請求手続きが必要になります。

請求手続きをしてから実際に年金を受け取るまでに、多少の時間がかかります。そのため、年金の受給開始時期を決めている場合は、逆算してスケジュールを立て、請求手続きをするようにしましょう。

 

[追記-6]

▼ 公的年金の繰下げは、安全で確実な「金融商品」といえる?(All About マネー) - Yahoo!ニュース(2022年06月21日)
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/3c09da2511992c64e78a03a13864f3897be21fce

公的年金の支給は、原則として65歳からですが、65歳を待たずに60歳から65歳になるまでの間に年金の受給を開始することもでき、これを「年金の繰上げ受給」といいます。

ただし、繰上げにより、65歳よりも前に年金をもらい始めたときには、年金受給額は最大で24%減額(昭和37年4月1日以前生まれの人の減額率は最大30%)されることになっています。65歳を迎えた後も、減額率は一生涯変わりません。

一方、65歳で年金をもらわない場合は、最長で75歳になるまで年金を繰下げすることができます。75歳まで繰り下げた場合は、もらえる年金額が最大で84%増額されることになります。この増額率も生涯続きます。

増額率とは、0.7%×65歳に達した月から繰下げ申し出月の前月までの月数で計算できます。

単純に、65歳でもらえる年金額が10万円の人が10年繰下げ受給を選んだ場合の年金受給額は、18万4000円となります。

もし、65歳以降も定期的に収入があり、65歳の時点で公的年金をもらわなくてもよいのなら、繰下げ受給を選ぶだけで、一生涯、年金の増額率をアップすることができます。ある意味で確実な金融商品と、とらえることもできます。

ただし、昭和27年4月1日以前生まれ、もしくは平成29年3月31日以前に老齢基礎年金・老齢厚生年金を受け取る権利が発生している人の場合は、繰下げの上限年齢が70歳までのため、増額率は最大で42%ですので注意してください。

 

[追記-7]

▼ 年金繰り下げ受給、何歳から受け取るのが得? - All About マネー(2021年05月10日)
https://allabout.co.jp/gm/gc/13500/

現在、老齢基礎年金は当然のこと、老齢厚生年金も月単位での繰り下げが可能です。繰り下げた場合の増額率については、1カ月繰り下げるごとに0.7%増額されます。

大まかな増額率を見てみましょう。
・1年(12カ月)繰り下げで   8.4%
・2年(24カ月)繰り下げで  16.8%
・3年(36カ月)繰り下げで  25.2%
・4年(48カ月)繰り下げで  33.6%
・5年(60カ月)繰り下げで  42.0%

 

▼ 年金の繰下げ受給、何歳から受け取るのが得?(All About) - マイナビニュース(2022/07/05)
https://news.mynavi.jp/article/20220705-2389405/

◆年金を繰下げするといくらになる?

よくある質問が「いつから年金を受け取ればいい?」というものです。答えは「どのくらい長生きできるかによって違う」ということになります。自分の寿命はわかりません。家系的に長生きしそうか、繰下げをしている期間の生活費に困らないか等を考えて、年金受給時期を決めましょう。

例えば65歳で老齢基礎年金77万7800円(令和4年度)、老齢厚生年金100万円を受け取る権利のある人が、両方同時に繰下げする場合を考えてみましょう。

66歳で繰下げ受給すれば、老齢基礎年金84万3135円、老齢厚生年金108万4000円に増えます(0.7%×12カ月=8.4%増額)。合計192万7135円が毎年支給され、65歳からもらった場合の年金受給総額を追い抜くのは、約78歳です。

70歳で繰下げ受給すれば老齢基礎年金110万4476円、老齢厚生年金が142万円に増えます(0.7%×60カ月=42%増額)。合計252万4476円が毎年支給され、65歳からもらった場合の年金受給総額を追い抜くのは約82歳です。

75歳で繰下げ受給すれば老齢基礎年金143万1152円、老齢厚生年金が184万円に増えます(0.7%×120カ月=84%増額)。合計327万1152円が毎年支給されますが、65歳からもらった場合の年金受給総額を追い抜くのは、約87歳です。

老齢基礎年金と老齢厚生年金を別々の時期に繰り下げしたり、配偶者がいる場合等、個別に異なるのですが、概算で計算すると繰下げ受給した年齢から12年経つと65歳から年金を受給するより受給総額が多くなります。「繰下げ年齢プラス12歳」がおよその損益分岐点と言えるでしょう。

◆加給年金をもらえる人の損益分岐点は?

65歳から繰下げ受給するまでの期間は、年金版の家族手当に相当する加給年金や振替加算が出ないので、もらえる人は要注意です。

加給年金は、令和4年度38万8800円(例年約39万円)なので、年金を繰り下げた人が65歳から年金をもらった人を、総受給額で追いつく年齢(損益分岐点)が高くなります。

例えば、65歳から5年間加給年金をもらえる人が、66歳に繰下げした場合は約84歳、70歳に繰下げした場合は88歳、75歳に繰下げした場合は91歳まで長生きしないと、65歳から加給年金込みで年金をもらっている人に受給総額で追いつくことはできません。

 


 

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