2013/08/13

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / BEATLEG MAGAZINE VOL. 135 (2011年10月号)

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / Beatleg Magazine Vol. 135(2011年10月号)前回の「Vol. 130 (2011年5月号)」は、ファースト・アルバム「Queen (戦慄の王女)」から5作目の「A Day at the Races (華麗なるレース)」に関連する未発表ライヴ音源の全網羅だったが、こちらはそれに続くもので、6作目の「News of the World (世界に捧ぐ)」から、スタジオアルバムとしては9作目となる「Hot Sace (ホット・スペース)」に関連する未発表ライヴ音源が網羅されたクイーンの特集号。

前回は45ページにわたってオフィシャル未発表ライヴ音源が網羅されていたが、今回はそれを上回る74ページというヴォリュームになっている。

• 1977年のライヴ音源 (5ページ)
• 1978年のライヴ音源 (11ページ)
• 1979年のライヴ音源 (16ページ)
• 1980年のライヴ音源 (12ページ)
• 1981年のライヴ音源 (11ページ)
• 1982年のライヴ音源 (19ページ)
• その他、モノクロとカラーの写真が数ページ有ります。

 

クイーン 1977~1982年ライヴ音源全網羅 / Beatleg Magazine Vol. 135(2011年10月号)ライヴ音源全網羅という表現になっているが、要するに、世に出回っているブートレッグが網羅されているわけなのだ。まぁ、このような情報が掲載された雑誌は中々無いので、こういったものをまとめて見て知れるという意味ではけっこう貴重だと思う。しかも、掲載されている情報が半端ないんだよね。雑誌のタイトルにもあるように、現在のところ確認されているこの時代の音源はほぼ網羅されているのは勿論のこと、一枚一枚の収録曲と1曲ごとの時間、それに会場と日時も全て記載されている。しかも、会場と日時の表記にミスがあるものに対してはきちんと指摘して訂正されているのだから、ほんと恐れ入る。

更には、音源ごとに、それがライン録りされたサウンドボード音源なのか、客席に録音機を持ち込んで録音されたオーディエンス音源なのかも記載されているし、録音状態や音質、それに欠損部分等も細かく記載されている。しかも演奏ミスの部分やフレディのMC、それに観客の様子などについても述べられているのだから、ほんと感心するばかり。

個人的にはこういったブートレッグにはあまり手を出さないのだが、それでも、どういった音源が残されているのかを知ることができるという点では興味深いし、年代ごとのセットリストを眺めるだけでもけっこう楽しかったりする。実際、自分は前回の「クイーン 1973~1977年ライヴ音源全網羅」(Vol. 130 - 2011年5月号)も読むだけで楽しめたこともあり、こちらの続編も購入したのだった。とにかく、非常に細かく紹介されているので読み応えがある。一方、こういった音源に興味のある人にとっては粗悪なものに手を出してしまうリスクを減らすことができるありがたい一冊なのではないかと思う。勿論、ブートレッグのタイトルは全て表記されているし、モノクロながらもジャケットの写真も漏れなく掲載されている。

まぁ、今ではこういったオフィシャル未発表のライヴ音源もネットにアップされていたりすることから、"YouTube"のような動画サイトでも、この雑誌を頼りに、アルバムのタイトルは勿論のこと、年月日や会場名で検索すれば、中には該当する音源を聴くことができる場合もあるので、そういったハンドブック的な役割にもなるのはありがたいところ。

 

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