1990年にリリースされたこの「Past to Present 1977-1990 / グレイテスト・ヒッツ ~Past to Present 1977-1990~」は、これまでのヒット曲が集約された"TOTO"初のグレイテスト・ヒッツといえるアルバムだが、過去の名曲に加えて、新加入のジャン・ミッシェル・バイロンがヴォーカルをとる新曲が4曲含まれているという点でもファンには見逃せないアルバムなのだ。しかも、ジャン・ミッシェル・バイロンはこの後グループを離れてしまったので、結果的にはこのアルバムだけの参加というかたちになってしまったからね。
アルバムは、1978年のファースト・アルバム「TOTO / 宇宙の騎士」から1988年リリースの7作目「The Seventh One / ザ・セブンス・ワン~第7の剣~」より選曲されており、それに加えて、先に述べたように、新曲が4曲という構成になっている。ただし、1981年リリースのサード・アルバム「Turn Back / ターン・バック」と、1984年リリースの5作目「Isolation / アイソレーション」からは1曲も選曲されていない。
当時は新曲目当てで買ったようなアルバムであったものの、どちらかといえばロック系のサウンドが好きだったこともあり、ソウルやファンクといった要素が強い1曲目の"Love Has The Power"や、ラストの"Animal"をはじめ、新曲の4曲にはこれといって惹かれることもなく、繰り返して聴くようなこともなかった。
それでも、久しぶりに聴いてみると、これらの新曲も当時抱いていた印象ほど悪くはない感じ。しかも、これら4曲の新曲は他のアルバムには収録されていないので、今となっては貴重だしね。とは言っても、当時は、今後はこのようなスタイルのサウンドになるのかと思うと、なんだか興味が失せてしまい、その後の"TOTO"から離れてしまうきっかけとなったアルバムでもあったのだった。
※ 補足
2002年にリリース(日本盤は2003年にリリース)された3枚組のコンピレーションアルバム"Greatest Hits ...And More"には、"Love Has The Power"と"Out Of Love"のリミックスヴァージョンが収録されている。
アルバムはビルボードチャートでの最高位が153位と、初のグレイテスト・ヒッツにしては少々寂しい結果に終わったものの、その後もじわじわと売り上げを伸ばしていたようで、6年後の1996年には100万枚のセールスに到達し、プラチナムに認定されている。
TRACKLIST
1. Love Has The Power (New Song) / 2. Africa / 3. Hold The Line / 4. Out Of Love (New Song) / 5. Georgy Porgy / 6. I'll Be Over You / 7. Can't You Hear What I'm Saying (New Song) / 8. Rosanna / 9. I Won't Hold You Back / 10. Stop Loving You / 11. 99 / 12. Pamela / 13. Animal (New Song)
1. ラヴ・ハズ・ザ・パワー(新曲) / 2. アフリカ / 3. ホールド・ザ・ライン / 4. アウト・オブ・ラヴ(新曲) / 5. ジョージー・ポージー / 6. アイル・ビー・オーヴァー・ユー / 7. キャン・ユー・ヒア・ホワット・アイム・セイイング(新曲) / 8. ロザーナ / 9. ホールド・ユー・バック / 10. ストップ・ラヴィング・ユー / 11. 99 / 12. パメラ / 13. アニマル(新曲)
NOTES
• US 153位 (Platinum / 1996-RIAA)
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付
▼ TOTO - Out Of Love (Music Video)
▼ TOTO - Can You Hear What I'm Saying (Music Video)
▼ TOTO - Out Of Love (German TV-Show)
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▶ Turn Back 「ターン・バック」 (1981) / TOTO
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