'80年代には数々のヒット曲と共に人気を博し、ビルボードチャートでナンバーワン・ソングを生み出した史上初の自ら演奏もする女性だけのグループとしてもその名を歴史に残すバングルス。しかしながら活動期間は短く、メジャーデビューしてから解散までに残したアルバムは僅かに3枚。それでも、一気に時代を駆け抜けた割には忘れ得ぬ存在となっているのは、人気絶頂の中でバンド活動に終止符を打ったが故に、良いイメージがそのまま残っているというのも理由のひとつなのかもしれない。
しかし、バングルスは帰ってきたのだ。とは言っても、あの当時のキュートな女の子達もこのアルバムのリリース時は皆40代。正直、あまりにも変わった姿を見せられるくらいなら、良いイメージのまま、想い出の中に閉まっておきたいという思いもあって、暫くはこのアルバムを買うのをためらっていた。ただ、ジャケットのアートワークが凄く良いので、ずっと気になってはいたのだが・・・。
それから数年、バングルスの過去の楽曲を聴く日々を過ごしていたが、ある日、彼女達のインタビュー記事を目にしたことで、一気に再結成後のアルバムを聴いてみたい衝動に駆られて購入したのが、リリースから7年経った今年だった。
ちなみに、実際にアルバムを買って聴いてみる気になったそのインタビュー記事には、メジャーレーベルからのオファーもあったが、レコーディング費用は自分達で用立ててアルバムを制作したことなどが語られていた。
と言うのも、そういった決断の背景には、メジャーレーベルと契約したが為に失うような状況は避けたかったということや、自分達でコントロールするという部分を大切にしたかったという思いがあったらしく、それらの言葉は、何よりも自分達がやりたい音楽を納得するかたちで作りたかったということが伝わってくるものでもあった。
実は'80年代に人気絶頂の中でバンド活動に終止符を打った理由がこの言葉の中にも隠されているのではないかという気もするのだが、それはさて置き、こんな話を聞かされたら、そのサウンドを受け止めてみようと思うと同時に、少しでも売り上げに協力したくなるじゃありませんか。ということで、再結成後のライヴDVDもこのアルバム"Dolll Revolution"と一緒に購入。

さて、この"Dolll Revolution"、何はともあれ、パッケージを開けてブックレットにある4人の写真を最初に見て、ちょっと安心(笑)。実際にアルバムを聴いた感想としては、キュートで愛くるしいスザンナ・ホフスの声が全く変わってなかったことには正直驚くと共に、嬉しかったね。
ただ、残念なのは、そのスザンナ・ホフスが単独でリードヴォーカルをとる曲が全15曲中、4曲、ヴィッキーと二人でヴォーカルをとる"Riide the Ride"の1曲を足しても5曲と、いかんせん少なすぎるという点。ビートルズやキッスなどと同様、バングルスはメンバー全員がリードヴォーカルをとるバンドというのは分かるけど、もっとスザンナを全面に出しても良かったのではないかという気もする。この辺りはレコーディング費用を自分達で出してアルバムを制作したということからも分かるように、自分達で多くを決めたことで、必然的に平等という意識が強く出てしまった結果ではないかと推測するのだが、どうなんだろうね。
最後に、冒頭でもちょっと触れたジャケットについて話すと、アルバムのタイトルともシンクロしたアートワークがバングルスの音楽性を見事に象徴しているようで、とても良いんだよね。バングルス・サウンドの魅力と言えば、水と油とも言えるようなカラフルポップとガレージロックが渾然と同居するところにもあるのだが、その辺りの雰囲気がピンクとモノクロームを使ったカラーで上手く表現されている感じで、久しぶりに良いジャケットに出会えた気がする。又、CDラベル等を含め、パッケージ全体も統一したイメージできちんとデザインされており、ファンとしては、こういった点も嬉しいところ(こういったところで、周りのやっつけ仕事的なものを見せられてガッカリといったこともあるんでね)。

THE BANGLES - BAND MEMBERS
• Susanna Hoffs - Acoustic & Electric Guitar, Vocals
• Debbi Peterson - Drums, Acoustic Guitar, Percussion, Vocals
• Vicki Peterson - Lead Guitar, Acoustic & Electric Guitar, Mandolin, Vocals
• Michael Steele - Bass, Acoustic & Electric Guitar, Vocals
TRACKLIST
1. Tear Off Your Own Head (it's a doll revolution) / 2. Stealing Rosemary / 3. Something That You Said / 4. Ask Me No Questions / 5. The Rain Song / 6. Nickel Romeo / 7. Ride the Ride / 8. I Will Take Care Of You / 9. Here Right Now / 10. Single By Choice / 11. Lost At Sea / 12. Song for A Good Son / 13. Mixed Messages / 14. Between The Two / 15. Grateful
Bonus DVD featuring:
• A Day In The Life Of The Bangles
• Music Video - Something That You Said
• Audio Tracks - Getting Out Of Hand / Call On Me / Something That You Said (Brad Wood Mix)
• Photo Gallery
• Album Lyrics
▼ The Bangles- Something That You Said (tv France)
▼ The Bangles - Tear Off Your Own Head (It's a Doll Revolution)
[Audio]
▼ The Bangles - Ask Me No Questions
https://www.youtube.com/watch?v=OK0SAqb3FlE
▼ The Bangles - Lost At Sea
https://www.youtube.com/watch?v=U_h18PPURro
▼ The Bangles - I Will Take Care Of You
https://www.youtube.com/watch?v=Jb0hkF-wa0k
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▶ Eternal Flame - Perfect Best (2009) & Star Box (1993) / Bangles
▶ Under The Covers Vol. 2 (2009) / Matthew Sweet and Susanna Hoffs
▶ Someday (2012) / Susanna Hoffs
▶ Some Summer Days (2012) / Susanna Hoffs

今回取り上げたアルバムは"KOKIA"の"trip trip"。実は日本人ミュージシャンのアルバムについて書くのは初めてになるのだが、最初に言っておきたいのは「ポップなジャケットに騙されてはいけませんよ」ということ。
とにかく洋楽しか聴かないという人にも一度聴いてもらいたいと思える1枚で、このようなアルバムこそがもっと評価されていいのではという気もする。個人的には、彼女の声を重ねたコーラスやハーモニーの付け方がとても好きで、主旋律の歌メロとは違ったコーラスやハーモニーがポンポンと飛び出してくるのが、楽曲の世界観も広がる感じで楽しくもある。


メンバー4人が同時にソロアルバムをリリースという前代未聞の行動に出た"KISS"。お小遣いの中からやり繰りしてレコードを買ってた少年には、とてもじゃないけど4枚まとめて買えるわけもなく、どうしたかと言うと・・・。
一応、それぞれのメンバーのアルバムを日米のチャート上で比較してみると、"Gene Simmons"(米22位、日24位)、"Ace Frehley"(米26位、日30位)、"Peter Criss"(米43位、日40位)、"Paul Stanley"(米40位、日18位)といったように、アメリカではジーンのアルバムが最上位にランクされていたが、日本ではポールのアルバムが最上位にランクという結果だった。ちなみにシングルの方ではエースの"New York Groove"がビルボードチャートで13位まで上がるヒットを記録している。補足しておくと、日本でのチャート順位は邦楽と洋楽が混ざったオリコンでの総合チャートなので、この当時の日本における"KISS"人気の凄さが分かるのではないかと思う。
全員が同時にソロアルバムをリリースした経緯については、内紛を収める目的があったと後に明かされた訳だが、結果的に全員のアルバムが100万枚以上のセールスに贈られるプラチナディスクを獲得したのだから、ヴォーカリストやギタリストだけが目立って、あとは誰だか分からないというバンドではなく、メンバーそれぞれにファンがいて、全員が曲を書き、歌も歌うというバンドを目指した"KISS"だからこそ成し得たことかも知れない。


クイーンの13作目(ライヴアルバムの"Live Killers"とサウンドトラックの"Flash Gordon"を含む)となるこのアルバム「A Kind of Magic / カインド・オブ・マジック」は、フォーマットがレコードからCDへと移行する転換期にリリースされたことから、この時期にリリースされたアルバムの多くがそうであったように、このアルバムもまた然りで、レコードとCDの両方のフォーマットでリリースされていた。
ただ、このアルバムに関しては、良く聴く曲と、そうでない曲が極端なんだよね。これは、あくまでも個人的な嗜好によるものなんだろうけど。ということで、上に挙げた"Friends Will Be Friends"と"Pain is So Close to Pleasure"(どちらも作曲者クレジットは"Mercury & Deacon")はかなりの頻度で聴いていたが、6曲目以降の曲(レコードでいうところのB面)は未だに苦手な感じ。その中では幾分聴く機会もあるのが"Who Wants to Live Forever"だが、それでも後半の終わりそうで終わらないモヤモヤした部分をカットした自作のトラックを作成して聴いていた(ミュージック・ビデオでもこの部分はカットされている)。

そして、もう一つ買ったのが、6分を超えるエクステンデッド・ヴァージョンが収録された"A Kind of Magic"の12インチ・シングル。ちなみに、B面には、アルバム未収録で、"Don't Lose Your Head"の変形とも言えるような曲、"A Doze Red Roses for My Darling"(インストゥルメンタル)が収められている。




