いやいや、それにしても丸々一冊"ELO"の本なんてものがこの時代に出るとは思ってもみなかったなぁ。しかも、ニューアルバムの"Alone In The Universe"をリリースした後のジェフ・リンの最新インタビューは元より、復刻掲載された'70年代のインタビュー記事も満載で、ファンとしては嬉しい限り。
個人的には、やはり、ジェフや他のメンバーのインタビュー記事が興味を惹かれた。例えば、1977年のインタビュー記事では、リリースされたばかりの2枚組アルバム「Our of the Blue / アウト・オブ・ザ・ブルー」の収録曲(全曲)についてべヴ・ベヴァンが語るレコーディング時の話を交えた解説は興味深いものだった。
それでも、アルバム「Discovery / ディスカバリー」を発表したばかりの2年後(1979年)のべヴ・ベヴァンへのインタビュー記事では、「二度と2枚組アルバムは作りたくないね。この前のアウト・オブ・ザ・ブルーでこりごりさ」、「今回はシングル・アルバムだったので楽だった」などと語っていることから、2枚組アルバム"Our of the Blue"の制作には我々が考えている以上に相当な労力が費やされたんだなぁと思ってみたり・・・。とは言え、ジェフ・リン自身は2015年の新作試聴会での質疑応答で、「キャリアで最高の瞬間は?」との問いに「"Our of the Blue"かな」と答えていたりするのが面白いところ。
アルバムはUK 2位 (Platinum)、US 10位 (Platinum) を記録。なお、アルバムには4曲のヒット・シングル("It Takes Two (duet with Tina Turner)" - UK 5位、"Rhythm of My Heart" - UK 3位 / US 5位、"The Motown Song" - UK 10位 / US 10位、"Broken Arrow" - UK 54位 / US 20位)が含まれているが、シングルとしてはリリースされなかった"Have I Told You Lately"も、その後の1993年にリリースされたライヴ・アルバム"Unplugged...and Seated"からシングル・カットされ、UK 5位 / US 5位 (Gold) のヒットを記録している。
自分の場合、初めて聴いたロッド・スチュワートのアルバムは友人に借りて聴いた1978年リリースの「Blondes Have More Fun / スーパースターはブロンドがお好き」(LPレコード)で、当時はこのアルバムからのシングル「Da Ya Think I'm Sexy? / アイム・セクシー」が日本でもヒットしていた。
数あるスタジオ・アルバムの中からこのアルバムを選んだ理由としては、先に購入したベスト・アルバムの"The Best Of Rod Stewart"が気に入ったこともあって、その2年後にリリースされたこのスタジオ・アルバムの"Vagabond Heart"にも興味を持ったことが第一にあったのだが、ただ、実際はそう思ってからずいぶんと時が経ったことから、既に日本盤は廃盤になっていた為、結局は、ここで取り上げている輸入盤の方を購入したのだった。
なお、自分が購入した1991年リリースのこのアメリカ盤には収録されていないが、日本盤及び、ヨーロッパ盤には"The Best Of Rod Stewart"に新曲として収録され、シングルとしてもヒットした"Downtown Train"(UK 10位 / US 3位)が収録されているようだ。
アルバム内で個人的に好きな曲はと言えば、"Rhythm Of My Heart"、"Rebel Heart"、"When A Man's In Love"、"You Are Everything"、"Have I Told You Lately"といった曲で、当時は"The Best Of Rod Stewart"にこれらの曲を組み込んで良く聴いていた。
TRACKLIST 1. Rhythm Of My Heart / 2. Rebel Heart / 3. Broken Arrow / 4. It Takes Two (duet with Tina Turner) / 5. When A Man's In Love / 6. You Are Everything / 7. The Motown Song / 8. Go Out Dancing / 9. No Holding Back / 10. Have I Told You Lately / 11. Moment Of Glory / 12. If Only
NOTES • Label: Warner Bros. Records • Made in U.S.A. (Import) • Released: 1991
• Album: UK 2位 (Platinum) / US 10位 (Platinum / 1991-RIAA) • Singles: Takes Two (duet with Tina Turner) - UK 5位 Rhythm of My Heart - UK 3位 / US 5位 The Motown Song - UK 10位 / US 10位 Broken Arrow - UK 54位 / US 20位
▼ David Sylvian [with Steve Jansen] - World Citizen / Jean the Birdman (Live in Japan 2004)
TRACKLIST 1. WORLD CITIZEN - i won't be disappointed (short version) / 2. WORLD CITIZEN (short version) / 3. WORLD CITIZEN - i won't be disappointed (long version) / 4. WORLD CITIZEN (long version) / 5. WORLD CITIZEN (remix)
前回取り上げたボズ・スキャッグスのブルース・アルバム「Come On Home / カム・オン・ホーム」でも触れていたように、1990年代の半ば過ぎ頃はブルージーなものやジャジーなものにちょっと嵌っていたのだが、ジャジーな曲が含まれているアルバムはいくつか持っていたものの、ジャズのアルバムというのは持ってなかったので、何か良いものがないかと思っていたのだった。
ただ、ジャズとは言っても、まったりとしたものではなく、なんかこうエッジの効いたシャープなサウンドのものが聴きたいなと漠然と思っていたのだが、そんな中、CDショップのジャズのコーナーで見つけたのが、当時リリースされたばかりだったこのハービー・ハンコックのアルバム「he New Standard / ザ・ニュー・スタンダード」だった。
帯とバックカヴァーに書かれた曲目を見て、ポップスやロック、或いはリズム&ブルースといったジャンルの曲をジャズ・サウンドにアレンジしたカヴァーアルバムだということは分かったものの、勿論、実際どんなサウンドなのかなんてことは全く知らないまま、曲目の中にドン・ヘンリーの"New York Minute"が記されていたことと、帯に書かれた紹介文を頼りに買ったわけなのだが、一応、ハービー・ハンコックの名前と"Rockit"の1曲だけは知っていたということも、購入を決めた理由のひとつだった。ただ、自分はこのとき初めてハービー・ハンコックがジャズ・ミュージシャンだということを知ったのだ。
カヴァーとは言っても、オープニング曲の"New York Minute"を筆頭に、曲の中に出てくるのは一部のフレーズだけで、曲の大半は独自の解釈による演奏といったように、原曲を知っていても、その曲のカヴァーだとは中々気付かないようなものもあるので、自分がそうであったように、原曲が好きだからという理由で購入すると面食らうんじゃないかと思う。まぁ、聴き手の判断次第ではあるが、果たして、これを斬新と捉えるか、はたまた破壊と捉えるか・・・。
TRACKLIST 1. New York Minute / ニューヨーク・ミニット - Don Henley 2. Mercy Street / マーシー・ストリート - Peter Gabriel 3. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) / ノルウェーの森 - The Beatles 4. When Can I See You / ホエン・キャン・アイ・シー・ユー - Babyface 5. You've Got It Bad Girl / バッド・ガール - Stevie Wonder 6. Love Is Stronger Than Pride / ストロンガー・ザン・プライド - Sade 7. Scarborough Fair / スカボロ・フェア - Simon & Garfunkel 8. Thieves In The Temple / シーヴス・イン・ザ・テンプル - Prince 9. All Apologies / オール・アポロジーズ - Nirvana 10. Manhattan (Island Of Lights And Love) / マンハッタン - Written by Herbie Hancock, Jean Hancock 11. Your Gold Teeth Ⅱ / ユア・ゴールド・ティース II - Steely Dan [Bonus Track]
NOTES • Herbie Hancock (ハービー・ハンコック) - Piano • Michael Brecker (マイケル・ブレッカー) - Tenor and Soprano Saxophone • John Scofield (ジョン・スコフィールド) - Acoustic and Electric Guitar, Electric Sitar • Dave Holland (デイヴ・ホランド) - Acoustic Bass • Jack DeJohnette (ジャック・ディジョネット) - Drums, Electric Percussion • Don Alias (ドン・アライアス) - Percussion