2013/02/06

RAISED ON RADIO 「レイズド・オン・レイディオ~時を駆けて」 / JOURNEY (1986)

CDの帯:Raised on Radio~時を駆けて / ジャーニーAlbum Cover (front): Raised on Radio / Journey自分自身は、前作の"Frontiers"も、前々作の"Escape"も、リリースと同時に購入していたので、当然この「Raised on Radio / Raised on Radio~時を駆けて」もリリース前から期待していたアルバムだったのだが、結果的に、当時は購入を見送っていた。というのも、脱退したロス・ヴァロリー(Base)と、スティーヴ・スミス(Drums)に代わって演奏していた2人の姿をアルバム・リリースの直前にテレビで見て落胆したからなのだ。それでも一応はレコード店でアルバムを手に取ってはみたものの、ジャケットのアートワークにも今ひとつ惹かれなかったこともあり、結局はその後もLPレコードとしてこのアルバムを買うことはなかった。

結果的にはベースとドラムスの2人はサポートメンバーで、ジャーニーとしての正式なメンバーはスティーヴ・ペリー、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインの3人になっていたことは後に知ったのだが、ただ、そうは言っても、ジャーニーを一応はロックバンドとして捉えていた当時のの自分は、やはり小太りの2人が加わった映像はルックス的にも中々受け入れることができなかった。しかも、ベーシストの全身水玉模様というコスチューム姿に愕然としたことは今でも覚えているくらいの衝撃だったからね。

ということで、自分がこのアルバムを手にしたのは"CD"になってからのことだったのだが、"Escape"や、"Frontiers"に比べて収録曲にメリハリが少ないため、全体的に小粒な印象があるものの、印象としては思っていたよりも随分と良かった。実際、楽曲のクオリティーは決して悪くはないと思う。ただ、プロデュースがヴォーカルのスティーヴ・ペリーということが影響しているのか、ニール・ショーンのギターが"Escape"や"Frontiers"に比べるとやや控えめといった印象で、ロック色はやや薄れたようには思う。

結局は、このアルバムでバンドとしてのジャーニーは活動を停止してしまったこともあり、やや影の薄いアルバムという印象もあるのだが、それでもアルバムからは複数のヒット曲も生まれており、アルバム自体も米4位を記録し、1989年には"RIAA"より「2x Multi Platinum」(200万枚のセールス)の認定を受けている。

Album Cover (back): Raised on Radio / Journeyなおアメリカでシングルカットされたのは以下の5曲。
• Be Good To Yourself (US 9位)
• Suzanne (US 7位)
• Girl Can't Help It (US 17位)
• I'll Be Alright Without You (US 14位)
• Why Can't This Night Go On Forever (US 60位)

個人的には"The Eyes Of A Woman"もこれらのシングルカット曲に引けを取らないクオリティーを持った曲(というか、この曲もシングルになっていると思い込んでいた)だと思うのだが、流石に6曲目のシングルカットというのは難しかったのだろうか。

 

CD Case (front): Raised on Radio / Journey TRACKLIST
1. Girl Can't Help It / 2. Positive Touch / 3. Suzanne / 4. Be Good To Yourself / 5. Once You Love Somebody / 6. Happy To Give / 7. Raised On Radio / 8. I'll Be Alright Without You / 9. It Could Have Been You / 10. The Eyes Of A Woman / 11. Why Can't This Night Go On Forever

1. ガール・キャント・ヘルプ・イット / 2. ポジティヴ・タッチ / 3. スザンヌ / 4. トゥ・ユアセルフ / 5. ラヴ・サムバディ / 6. 愛の贈り物 / 7. レイズド・オン・レイディオ / 8. アイル・ビー・オールライト / 9. 過ぎ去りし想い / 10. アイズ・オブ・ウーマン / 11. 永遠への誓い

ちなみに、脱退したスティーヴ・スミス (Drums) も、"Positive Touch"、"The Eyes Of A Woman"、"Why Can't This Night Go On Forever"の3曲に参加している。

NOTES
• CD発売日:2004年05月19日(再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 4位 (2x Platinum / 1989-RIAA) / UK 22位

 

▼ Journey - Girl Can't Help It (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=NSAo5kCp72g

 

▼ Journey - I'll Be Alright Without You (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=hjOEgDppd6k

 

▼ Journey - Why Can't This Night Go On Forever

https://www.youtube.com/watch?v=J9vuGWjAIzQ

 

 

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