これといった不具合は無かったものの、しばらくやっていなかったハードディスクのチェックを、"Windows 7"の「エラーチェック」を使ってやってみました。この「エラーチェック」は、ハードディスク等のドライブをチェックして、不具合があれば自動的に修復してくれるというツールで、"Windows 7"に標準で備わっています。一応、"Windows 7"のヘルプには、「ハードディスクをエラーがない状態にすると、コンピューターに発生するある種の問題を解決でき、また、コンピューターのパフォーマンスが向上します」と記されています。
▼ 操作法は以下の通りです。
1. 起動しているアプリケーションを全て終了します。
2. Windowsの [スタート] ボタンをクリックし、 [コンピューター] を選択します。
3. エラーチェックを行うハードディスク・ドライブ上で右クリックして、表示されるメニューの中から [プロパティ] を選択します。
4. [プロパティ] のウィンドウが開いたら [ツール] のタブを選択し、 [エラーチェック] にある [チェックする] をクリックします。
※設定によっては、管理者アカウントのユーザー名やパスワードの入力が求められるので、その場合はユーザー名やパスワードを入力し、 [はい] をクリックします。
6. [ディスクのチェック] のウィンドウが開いたら、 [開始] をクリックします。
※通常のエラーチェックは、 [ファイル システム エラーを自動的に修復する] だけにチェックを入れます(デフォルトではあらかじめこちらだけにチェックが入った状態になっています)。
ハードディスクのエラーチェックを完全に行う場合は、 [ファイル システム エラーを自動的に修復する] と [不良セクタをスキャンし、回復する] の両方にチェックを入れます(ただし時間がかかるので注意)。ちなみに、私の環境では両方にチェックを入れた場合だとチェックに1時間ちょっとかかりました。なお、[ファイル システム エラーを自動的に修復する] だけだと10分ちょっとといったところです。
簡単に違いを記しておくと、
○ ファイル システム エラーを自動的に修復する
検出されたファイルおよびフォルダーの状態をチェックし、エラーが発見された場合は自動的に修復されます。
○ 不良セクターをスキャンし、回復する
物理エラー(正常にデータの記録ができなくなった領域等の不良セクター)を含めたディスク全体の状態をチェックし、エラーが発見された場合は自動的に修復されます。
7. 対象ドライブを使用中の場合は、「ディスク使用中にそのディスクを検査できません」というメッセージと共に「次回コンピューターを起動時にハードディスクのエラーを検査しますか?」というメッセージが表示されるので、それで良ければ [ディスク検査のスケジュール] をクリックします。ただ、チェック対象のハードディスクがシステムドライブの場合だと大抵は何らかのプログラムがバックグラウンドで動いているので、ほとんんどというか確実にこの表示がされると思います。
※ドライブを使用中でない場合は、ハードディスクのエラーチェックが開始されます。
8. コンピュータを再起動します。 コンピュータの再起動中に黒い画面が表示され、エラーチェックが開始されます。
ハードディスクのエラーチェックが完了するとコンピュータが起動します。
なお、エラーチェックが正常にできたかどうかを確認するには以下に記したアドレス先を参考にされると良いかと思います。
[LIFEBOAT]
Q ディスクのエラーチェックを実行する方法を教えてください(Windows 7/Vista/Server 2008)。
▶ http://www.lifeboat.jp/support/db/011070417004.html
[JustSystems]
Q ハードディスクのエラーチェックを行う(Windows 7の場合)
▶ http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=046162
実を言うと、何かしらエラーが見つかって修復されていたら、起動時間が多少短縮されるかも知れないと思っていたのですが、これといったエラーはありませんでした。
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