なお、アルバムの最後には1stアルバムの"Blizzard of Ozz"に収録されていたアコースティックギターによるインストゥルメンタル曲"Dee"のスタジオ・アウトテイクスがランディ・ローズの肉声入りで収録されている。
ところで、このCD、ジャケットの上部には「2 RECORD SET ON 1 COMPACT DISC」と、2枚のレコードを1枚のCDにしたことが記されているのだが、しかしながら、だから価格も4,200円ですよというのは、当時、ちょっと納得いかなかったことを覚えている。何となく価格を正当化させるための表記だったようにも思えるのだが、2枚組のレコードを1枚のCDにしたから価格も2枚組相当の4,200円だなんて商売は今では考えられないよね(笑)。ただ、そうは言っても、仮にあの時の価格が5,000円だったとしても恐らくは買っていただろうし、はたまた2,000円だったとしても、今現在自分の財布の中にお金が2,200円多く入っているわけではないだろうから、まぁ、今はコレはコレで思い出のひとつにもなっている。
ということで、価格については、今はもうどうでもいいことなんだけど、残念なのは、何故か、7曲目の"Steal Away (The Night) ~ Drum Solo"の後のMCと、その後に続く8曲目の"Suicide Solution ~ Guitar Solo"のイントロ部分が重複していること。解りやすく言うと、"Steal Away (The Night) ~ Drum Solo"が終わって、オジーのMCが入り、"Suicide Solution"が始まるものの、イントロ部分でフェードアウトして、再び前のMCが繰り返されて"Suicide Solution"が再び始まるといった流れになっているのだ。
TRACKLIST
1. I Don't Know / 2. Crazy Train / 3. Believer / 4. Mr. Crowley / 5. Flying High Again / 6. Revelation (Mother
Earth) / 7. Steal Away (The Night) - Drum Solo / 8. Suicide Solution - Guitar Solo / 9. Iron Man / 10. Children Of The Grave / 11. Paranoid / 12. Goodbye To Romance / 13. No Bone Movies / 14. Dee (Randy Rhoads Studio Out-Takes)
MEMBERS
• Ozzy Osbourne (Vocals)
• Randy Rhoads (Guitar)
• Rudy Sarzo (Bass)
• Tommy Aldridge (Drums)
NOTES
• ジャケットの裏には次の一文が記されている。
DEDICATED WITH MUCH LOVE AND RESPECT TO DELORES RHOADS.
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD] • 解説・歌詞付(対訳無し)
大ヒットアルバム「Whitesnake (サーペンス・アルバス / 白蛇の紋章)」の前作となるこの「Slide It In / スライド・イット・イン」、実はコレが自分が初めて買ったホワイトスネイクのアルバム(LPレコード)だったんだよね。ということで、自分にとっては、一際思い入れのあるアルバムでもある。
なお、アルバムは(英9位)、(米40位 / 2x Platinum)。そして、シングルは"Guilty of Love"(英31位)、"Standing in the Shadow"(英62位)、"Give Me More Time"(英29位)、"Love Ain't No Stranger"(英44位)をそれぞれ記録している。
念のため補足しておくと、アメリカに於いては200万枚を売り上げ、ホワイトスネイク初のヒット・アルバムとなったこの"Slide It In"だが、実は、売り上げを大きく伸ばしたのは1987年にリリースされた次作の「Whitesnake (サーペンス・アルバス / 白蛇の紋章)」が大ヒットしたことが影響しており、当初はリリースから2年後の1986年にようやくゴールドに認定される程度だった。ちなみに、プラチナムに認定されたのが1987年で、ダブルプラチナムには1992年に認定されている。勿論、売り上げが伸びたのは、それだけのクオリティーを持ったアルバムであったからこそだとは思うけどね。
TRACKLIST
[UK ORIGINAL VERSION] 1. Gambler / 2. Slide It In / 3. Standing In The Shadow / 4. Give Me More Time / 5. Love Ain't No Stranger / 6. Slow An' Easy / 7. Spit It Out / 8. All Over Nothing / 9. Hungry For Love / 10. Guilty Of Love
Members David Coverdale - Lead Vocals / Mel Galley - Guitars, Backing Vocals / Micky Moody - Guitars / Colin Hodgkinson - Bass / Jon Lord - Keyboards / Cozy Powell - Drums
[US REMIX VERSION] 1. Slide It In / 2. Slow An' Easy / 3. Love Ain't No Stranger / 4. All Or Nothing / 5. Gambler / 6. Guilty Of Love / 7. Hungry For Love / 8. Give Me More Time / 9. Spit It Out / 10. Standing In The Shadow
Members David Coverdale - Lead Vocals / Mel Galley - Guitars, Backing Vocals / John Sykes - Guitars / Neil Murrey - Bass / Jon Lord - Keyboards / Cozy Powell - Drums
当時は、この1曲を聴くためだけにレコードプレーヤーにいちいちレコード盤をセットするのが面倒だったので、テープに録音した"Slide it In"のアルバムの最後にこの曲を入れて聴いていたんだよね。と、そんな経緯もあり、自分の中では"Slide it In"と言えば、この「フール・フォー・ユア・ラヴィング」もセットになった思い出となっている。
25周年記念盤は"UK Original Version"と"US Remix Version"の両方が収録されていたものの、一部の曲が収録されていなかったり、曲順が変えられていたりといったことがあってスルーしていたのだが、今回は両ヴァージョン共に全曲が収録されているようだね(通常盤以外)。でも、今回もまた曲順が変更されているようで悩ましいところではある。
収録曲はスティーヴ・ペリーが加入した1978年の"Infinity"から、事実上のラスト・アルバムといえる1986年の"Raised On Radio"の中から選曲されている。 なお、オリジナル・アルバムの"Infinity"に収録されていた"Patiently"はイントロ部分が前の曲と繋がっていたが、ここではイントロから被り無しの単体で収録されている。又、同様に"Opened The Door"もオリジナルアルバムの"Infinity"では僅かながら微妙に前の曲と繋がっているが、こちらもきちんと被り無しで収録されている。
TRACKLIST
1. Open Arms / 2. Lights / 3. Too Late / 4. Faithfully / 5. I'll Be Alright Without You / 6. Patiently / 7. Who's Crying Now / 8. After The Fall / 9. Eyes Of A Woman / 10. Opened The Door / 11. Good
Morning Girl / 12. Stay Awhile / 13. Still They Ride / 14. Send Her My Love / 15. Why Can't This Night Go On Forever