2011/01/17

さよなら、ミック・カーン

Mick Karn and Japan

"Japan"のベーシストだったミック・カーン氏が、1月4日にがんのためロンドンの自宅で亡くなられたそうだ。享年52歳。

訃報を知ってからというもの、タメ息ばかりが出てくる・・・。でも、52歳って、まだまだ若すぎだよ。

十代の頃からずっと好きなバンドであり続けた"Japan"。バンドのリーダー格であったデヴィッド・シルヴィアンが"Japan"を過去のものとして完全に封印しているようなところもあったので、再結成は限りなく無いに等しいという状況ではあったものの、個人的には「それでも何か状況が変わればもしかしたら・・」という淡い期待を持ち続けていたんだよね。でも、残念ながら、これでもう"Japan"というバンドは完全に伝説になってしまった。

デビュー当時は、アマチュアレベルの演奏力とか言われていた"Japan"だったが(個人的には言われるほど酷いものではないと思っている)、その後は、そんな声も全く聞こえなくなった背景には、メンバー各自が相当な努力を積んだ結果であろうことは想像に難くないところ。中でもミック・カーンは、ブイブイと唸るように弾くその個性的な奏法から、別名「ゾウさんベース」とも呼ばれ、誰が弾いているのかが音だけで分かるという稀なベーシストとして名を馳せると共に、名ベーシストの一人として数えられる程にまでなっていたのだ。

又、"Quiet Life"以降の"Japan"に於いては、サックスが多くの場面で使われるようになり、それが"Japan"サウンドの特徴の一つにもなっていくのだが、そのサックス奏者はこのミック・カーンでもあった。

そして、元祖赤毛男とも呼べるその奇抜な風貌は、その後のビジュアル系と呼ばれる多くのミュージシャン達にも大きな影響を与えたであろうことは、現在ではさほど珍しくもなくなったことからも明らかだ。しかしながら、'70年代に初めてその姿を写真で見たときは「男性」と「赤毛」が結びつくイメージが頭の中に無かったこともあり、強烈なインパクトがあった。

今はただ、その姿とサウンドに生で触れることもできなかったことが悔やまれる。

謹んでお悔やみ申し上げます。そして、素晴らしい音楽をありがとう。

 

 

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