
こちらはキッスのオリジナルギタリストであるエース・フレーリーへ捧げられたトリビュートアルバム「Spacewalk - A Tribute To Ace Frehley / スペースウォーク」。トリビュート・アルバムでありながらもエース自らも参加し、新曲を披露している点が面白いところであり、そういった意味ではエース公認のトリビュート・アルバムとも言えるのではないかと思う。
又、この手の企画アルバムにしてはアートワークも凝っており、参加メンバーもロックファンにとってはお馴染みのメンツが揃っているという点では比較的力の入ったアルバムといった印象。
エースのトリビュートアルバムなのに、ジーン作の"Deuce"と、ポール作の"Hard Luck Woman"が収録されているのは多少疑問に思うところではあるが、その他はエース関連の作品で占められているので、そういった点ではキッス関連の企画アルバムとは趣の異なったマニアックな雰囲気がある。個人的にはエース初のシングル曲となった"Rocket Ride"でスタートしてくれていたら嬉しかったんだけど、アルバムにこの曲は収録されておらず、その点だけがちょっと残念かな。
収録曲はどの曲も比較的オリジナルに沿ったカヴァーなので、聴いていて安心感はあるのだが、反面、やや面白みには欠けるといった印象も無きにしも非ずといったところ。聴き所は、やはりエースの"Take Me To The City"。エースらしいフレーズ満載のこの曲、けっこう好きで、個人的にはキッス時代の"Rocket Ride"と"Talk to Me"に肩を並べる出来だと思う。何せ、キッスのリユニオン・アルバム"Psycho Circus"がリリースされると知ったときも、この曲が再録音で収録されてないかと密かに期待してたほどだったからね。
なお、日本盤には、"Sebastian Bach (Skid Row)"による"Save Your Love"がボーナス・トラックとして収録されている。
TRACKLIST (Japan Edition)
01. Deuce [Marty Friedman (Megadeth)]
02. Shock Me [Gilby Clarke (Guns 'N Roses)]
03. Rip It Out [Scott Ian (Anthrax)]
04. Hard Luck Woman [Ron Young & Jeff Watson (Night Ranger)]
05. Snowblind [Snake Sabo (Skid Row)]
06. Rock Bottom [Sebastian Bach (Skid Row)]
07. Parasite [Tracii Guns (L.A.Guns)]
08. Cold Gin [John Norum (Europe)]
09. New York Groove [Bruce Bouillet (Racer X)]
10. Fractured Mirror [Dimebag Darrell (Pantera)]
11. Take Me To The City [Ace Frehley]
12. Save Your Love [Sebastian Bach (Skid Row)]
• Tracks 12: Bonus Track on Japanese Version Only
• 品番:VICP-5679
• 解説・歌詞・対訳付
• 発売日:1996/3/1
[おまけ]
以下の動画はアルバムとは無関係だが、このトリビュート・アルバムにも参加しているギルビー・クラーク(元ガンズ・アンド・ローゼズ)とスコット・イアン(アンスラックス)の2人を含む一夜限りのスーパーグループによるキッス・トリビュート・ライヴ。
メンバーはヴォーカルにロブ・ゾンビ、ギターがスラッシュとギルビー・クラークの元ガンズ・アンド・ローゼズの2人、ベースはジーン・シモンズ愛用の斧型ベースで演奏するアンスラックスのスコット・イアン(本来はギタリスト)、ドラムがトミー・リー(モトリー・クルー)、そしてサプライズゲストとしてエース・フレーリーも参加という豪華な顔ぶれ。
▼ God of Thunder - VH1 Rock Honors 2006
[関連記事]
▶ KISS - Ace Frehley (Solo Album) (1978) / Ace Frehley
▶ Kiss My Ass - Classic Kiss Regrooved 「KISS トリビュート」 (1994) / Various Artists

フレディが亡くなった翌年にリリースされたこの「Bohemian Symphony / ボヘミアン・シンフォニー」は、日本で企画されたフレディ・マーキュリーへのトリビュート・アルバムで、タイトルからも分かるように、収録されているのは、どれもがシンフォニックなアレンジがされたクイーンのインストゥルメンタル・カヴァー。
そして、再び手を出したクイーンのオーケストラものがこの「オーケストラ・オン・ザ・ロック - クイーン編」。ただ、残念ながら、こちらもドラムとエレキギターが"Love Of My Life"を除く全曲で使用されている。やっぱり、この種のアルバムだとシンフォニックなサウンドに期待して買うわけだから、どうしてもドラムやエレキの音が邪魔に感じてしまうんだよね。
この「Queen Dance Traxx I / クイーン・ダンス・トラックス I」は、タイトルからも分かるように、アルバムに収録されているのは全てダンスチューンにアレンジされたクイーンのカヴァー曲で、参加しているミュージシャンはヨーロッパを中心に活動するダンス系ミュージックのユニットやプロデューサー、DJ等といったところ。
ということで、クイーンの音源が使用されている楽曲をピックアップしてみると(もしかしたらこれ以外にもあるのかもしれないが、自分が気付いた部分ということで)。



この「Very Best Of / ザ・ヴェリー・ベスト・オブ」は、7曲のビデオ・クリップと、'82年に行われたハマースミス・オデオン(イギリス)でのライヴ映像12曲が収録された"Japan"のDVD。なお、ライヴ映像の方は 、バンド解散後に"Oil On Canvas"のタイトルでリリースされたライヴ・アルバムと同一音源の映像版だが、数曲はカットされており、曲順も多少異なる。
