2010/08/31

DON'T LOOK BACK 「ドント・ルック・バック(新惑星着陸)」 / BOSTON (1978)

CDの帯:ドント・ルック・バック(新惑星着陸) / ボストンAlbum Cover (front): Don't Look Back / Bostonボストンのセカンド・アルバムとなるこの「Don't Look Back / ドント・ルック・バック(新惑星着陸)」は、制作の大半をトム・ショルツが自宅の地下室に造ったレコーディング・スタジオで行ったらしく、制作については、レコーディングそのものよりも、その後のミックスダウン等のスタジオワークに相当の時間を費やしたとも言われている。

そんなトム・ショルツのことなので、このアルバム"Don't Look Back"は、半分程完成した時点でレコード会社が痺れを切らし、半ば強引に発売してしまったという驚くべき逸話もあるくらいで、後にトム・ショルツ自身が「A面は納得しているが、B面はもっと手を加えたかった」と発言していることから、あながち嘘とも言えないようなところもある。

実際、文句なしに素晴らしいA面(CDでは4曲目まで)に比べて、B面は、やはりちょっと見劣りがするかな?といった感じも無きにしも非ずといったところだが、それでも、個人的には、唯一コンポーザーにトム・ショルツの名が無いブラッド・デルプ作詞作曲の"Used To Bad News"を含めて、B面の4曲のどれもが好きだし、そのB面の4曲についても、かなり手の込んだ音作りがされているという事はヘッドフォンで聴くとよく分かる。

例えば"Party"では左右のギターが中央で交差し、反転して別れていくとか、"Don't Be Afraid"ではひとつの声だと思っていたヴォーカルが実は左右に分けられていたり、"Feelin' Satified"ではハンドクラップの音も微妙に定位が移動したりといったように、トム・ショルツの拘りが伝わってくるようで、こういう部分も聴いていて中々面白いところ。

アルバムの中ではタイトルトラックの"Don't Look Back"も然る事ながら、"A Man I'll Never Be"が個人的には大のお気に入り曲だったが、アルバムがリリースされてから30数年の年月が流れても、この曲は今も自分の心の中でその美しさを失うことなく輝き続けている。

Album Cover (front & back): Don't Look Back / Bostonセールス面では、2005年現在で1,700万枚を売り上げ、アメリカの歴代セールス記録でも10位に入る程のベストセラーとなったファースト・アルバムには及ばないものの、それでも、セカンド・アルバムであるこのこの"Don't Look Back"も毎年確実に売れ続けているようで、2005年現在までに700万枚のセールスを記録している。

なお、米ビルボードチャートに於いては見事1位(ファースト・アルバムは最高3位)となり、ファースト・シングルのタイトルトラック"Don't Look Back"も、ファースト・アルバムからのヒット曲"More Than a Feeling"の5位を上回る4位を記録している。個人的にはファースト・アルバムよりこっちかな。

 

BOSTON - BAND MEMBERS (Listed in Booklet)
• Tom Scholz (トム・ショルツ) - Acoustic and Electric Rhythm Guitar, 12 Strings Guitar,  Bass, Piano, Organs, Special Effects Guitar
• Brad Delp (ブラッド・デルプ) - Vocals
• Barry Goudreau (バリー・グドロー) - Lead and Slide Guitar, Percussion
• Fran Sheehan (フラン・シーハン) - Bass, Percussion
• Sib Hashian (シブ・ハッシャン) - Drums, Percussion

 

TRACKLIST
1. Don't Look Back / 2. The Journey / 3. It's Easy / 4. A Man I'll Never Be / 5. Feelin' Satified / 6. Party / 7. Used To Bad News / 8. Don't Be Afraid

1. ドント・ルック・バック / 2. ザ・ジャーニー / 3. イッツ・イージー / 4. ア・マン・アイル・ネバー・ビー / 5. フィーリン・サティスファイド / 6. パーティ / 7. ユースト・トゥ・バッド・ニュース / 8. ドント・ビー・アフレイド

 

NOTES
• No Synthesizers Used / No Computers Used

• CD発売日:1990年12月21日(再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 1位 - 7x Platinum (1996-RIAA) / UK 9位
• Singles from Don't Look Back
1. Don't Look Back -  US 4位 / UK 43位
2. A Man I'll Never Be - US 31位
3. Feelin' Satisfied - US 46位

 

▼ Boston - Don't Look Back

https://www.youtube.com/watch?v=2HuiH-0R6a0

 

▼ Boston - A Man I'll Never Be

https://www.youtube.com/watch?v=gZxP3bMn0as

 

[Official Audio]

▼ Boston - It's Easy
https://www.youtube.com/watch?v=rdxZCarkVG0

▼ Boston - Feelin' Satisfied
https://www.youtube.com/watch?v=MjS7Egg49_k

▼ Boston - Used to Bad News
https://www.youtube.com/watch?v=PqwMbHAMAX8

 

 

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2010/08/30

EXPLORER SUITE 「果てしなき冒険」 / NEW ENGLAND (1980)

CDの帯(世界初CD化盤):果てしなき冒険 / ニュー・イングランドAlbum Cover (front): Explorer Suite / New England彼らのファースト・アルバム「New England / 失われし魂」に心奪われた当時の自分は、とにもかくにもこのセカンド・アルバムを何よりも心待ちにしていたのだった。

しかしながら、ファースト・アルバムをリリースした後に、所属レコード会社の倒産というアクシデントに見舞われたことなど当時はつゆ知らず、音楽雑誌等でも彼らに関するニュースを目にすることもなかった。

そういったことから、当時の自分はといえば、暇さえあればレコード店で「ナ行」の棚をチェックしていた。そして、そんなことを繰り返していた甲斐もあってか、ついに、このアルバム「Explorer Suite / 果てしなき冒険」を見つける日が訪れたのだ。このときは、あまりの驚きに、当初は、いや待て、もしかしたら"Explorer Suite"という名のバンドの"New England"というタイトルのアルバムかもしれないぞと疑心暗鬼でもいたのだが、裏ジャケットにプリントされた彼ら4人の写真と名前を確認して、ようやく安心して喜べたことを覚えている。

ただ、所属レコード会社の倒産という不運があったにもかかわらず、先にリリースされていたファースト・アルバムは米ビルボードチャートでも50位を記録し、新人としてはまずまずのセールスを記録していたこともあってか、新たなレコード会社との契約にもそれほど時間を要することもなかったようで、結果的に、ファースト・アルバムがリリースされた翌年には、このセカンド・アルバムとなる「Explorer Suite / 果てしなき冒険」はリリースされたのだった。

曲によっては多少ポップ過ぎる感があり、その点ではファースト・アルバムのように嫌いな曲が無いとまでは言えなかったものの、よりプログレッシヴ色が増した幻想的で魅力のある曲が含まれていたこともあって、当時の自分はますますニュー・イングランドというバンドに夢中になっていた。ただ、アルバムを通して聴くとなれば、やはり、2曲目の"Livin' In The Eighties"でガクンとなるのは否めないところ。別にポップだから悪いとかいう意味ではなく、あくまでも個人的な好みによるものではあるのだが、ポップ感覚にも受け入れられるものと、受け入れにくいものとがあるということ。まぁ、その点ではファースト・アルバムに於けるポップ感覚は自分の好みに合っていたということかな。

と、曲による好みのバラつきは多少あるものの、好きなアルバムということに変わりはなく、"Honey Money"、"Explorer Suite"、"Seal It With A Kiss"、"No Place To Go"、"Searchin'"、"Hope"と、これまたファースト・アルバム同様に夢中にさせられた楽曲も多く含まれていたこともあり、なんだかんだ言っても、このセカンド・アルバムもファースト・アルバムに引き続き、熱中して聴いていた。

Album Cover (back): Explorer Suite / New Englandしかし、更なる進化を見せた意欲作であったものの、このアルバムではファースト・アルバムからのようなヒット曲が生まれることもなく、セールス的にはパッとしなかったようで、その事がレコード会社との確執を生む結果にもなったらしい。

その後、いつしか彼らのアルバムは廃盤となり、流通量がそれほど多くなかった事もあってか、熱心なロックファンの間で中古レコードが幻の名盤として高価なプレミア価格で取り引きされるようになっていた。ファースト・アルバムがそこそこヒットしたにもかかわらず、何故にこのアルバムがチャートインすら果たせなかったのか、今でも不思議でならないところだが、何が足りなかったのかを敢えて探すとすれば、それは「運」としか言いようがないのでないかと思う。彼らにもうちょっとその運があったなら・・・。

 

TRACKLIST
1. Honey Money / 2. Livin' In The Eighties / 3. Conversation / 4. It's Never Too Late / 5. Explorer Suite / 6. Seal It With A Kiss / 7. Hey You're On The Run / 8. No Place To Go / 9. Searchin' / 10. Hope / 11. You'll Be Born Again

1. ハニー・マネー / 2. リヴィン・イン・ジ・エイティーズ / 3. カンヴァセーション / 4. イッツ・ネヴァー・トゥー・レイト / 5. エクスプローラー・スイート / 6. シール・イット・ウィズ・ア・キッス / 7. ヘイ・ユーアー・オン・ザ・ラン / 8. ノー・プレイス・トゥ・ゴー / 9. サーチン / 10. ホープ / 11. ユール・ビー・ボーン・アゲイン

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(世界初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

NEW ENGLAND - BAND MEMBERS
• John Fannon (ジョン・ファノン) - Vocals, Guitar
• Hirsh Gardner (ハーシュ・ガードナー) - Drums, Vocals
• Gary Shea (ゲイリー・シェア) - Bass
• Jimmy Waldo (ジミー・ウォルドー) - Keyboards, Vocals

 

▼ New England - Honey Money
https://www.youtube.com/watch?v=YyNkBm05usk

▼ New England - Explorer Suite
https://www.youtube.com/watch?v=YfXQqrnWEn4

▼ New England - It's Never Too Late
https://www.youtube.com/watch?v=q6tismzETUc

▼ New England - No Place To Go
https://www.youtube.com/watch?v=fRMAiaz2Ywc

▼ New England - Searchin'
https://www.youtube.com/watch?v=1jqUIqm-J0s

▼ New England - Hope
https://www.youtube.com/watch?v=KKhd6hOjnwU

 

 

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2010/08/29

NEW ENGLAND 「失われし魂」 / NEW ENGLAND (1979)

CDの帯(世界初CD化盤):失われし魂 / ニュー・イングランドAlbum Cover (front): New England (1st Album) / New England当時は、このニュー・イングランドのファースト・アルバム「New England / 失われし魂」を、プロデューサーにキッスのポール・スタンレーを迎えて制作されたアルバムだということに釣られて購入したようなところもあったのだが(実際はキッスのポール・スタンレーと、クイーンのレコーディングエンジニアをしていたマイク・ストーンの共同プロデュース)、実際にレコードを聴いてみると、これがなんと、そんな触込みや、米英を代表する2大バンドとの関わりといったことなどは吹き飛んでしまう程の圧倒的な素晴らしさで、自分の予想をはるかに超えるサウンド・クオリティーに驚かされると同時に、又ひとつ大好きなバンドができたことをとても喜んでいたのだった。そういえば、当時はことあるごとに「凄いバンドが現れた」と、友人などには話していたなぁ。

キーボードとコーラス・ハーモニーを前面に打ち出したダイナミックでスケール感溢れるサウンドは、これが新人バンドなのかと思わせられる程の完成度を誇っており、"John Fannon"の卓越したソングライティング力によって生み出される楽曲の数々は、1曲1曲がそれぞれに独自の輝きを放っているかのようでもある。とにかく当時は、大好きな曲が目白押しであると同時に、嫌いな曲が1曲も見当たらなかったこともあって、アルバムを通して聴きまくっていたんだよね。特に1曲目から6曲目までブリリアントな楽曲が続く様は圧巻で、ここまで粒揃いなアルバムにはそうそうお目にかかれるものではないと思う。ちなみに、このアルバムからは、"Don't Ever Wanna Lose Ya"(米40位)、"Hello, Hello, Hello"(米69位)と、2曲のヒット曲も生まれている。

Album Cover (back): New England (1st Album) / New Englandサウンドの方向性としては「Kiss+Queen」と言うよりも、どちらかと言うと「Boston+Journey」、或いは"Raspberries"をよりダイナミックでメロディックにしたといった感じかな。個人的には、マイク・ストーンが後にプロデュースしたジャーニーの"Escape"や、エイジアの"Alpha"に匹敵するクオリティーを持つアルバムだと思うし、そういった点ではポール・スタンレーというよりも、むしろマイク・ストーンの仕事ぶりが発揮されたアルバムといった印象ではある。

セカンド・アルバムの"Explorer Suite"が割と高く評価されている為に見落とされぎみなこのファースト・アルバムだが、個人的には"New England"と言えば、やはりこのアルバムになるんだよね。セカンド・アルバムでは比較的タイトな処理がなされているドラムスやキーボードの音も悪くはないのだが、それでも、より透明感と広がりのあるこちらのサウンドがどちらかと言えば好み。このアルバムと出会っていなければ、セカンド・アルバムに手を出していたかどうか・・・。

 

NEW ENGLAND - BAND MEMBERS
• John Fannon (ジョン・ファノン) - Vocals, Guitar
• Hirsh Gardner (ハーシュ・ガードナー) - Drums, Vocals
• Gary Shea (ゲイリー・シェア) - Bass
• Jimmy Waldo (ジミー・ウォルドー) - Keyboards, Vocals

 

TRACKLIST
1. Hello, Hello, Hello / 2. Don't Ever Wanna Lose Ya / 3. P.U.N.K. (Puny Undernouriished Kid) / 4. Shall I Run Away / 5. Alone Tonight / 6. Nothing To Fear / 7. Shoot / 8. Turn Out the Light / 9. The Last Show / 10. Encore

1. ハロー・ハロー・ハロー / 2. 失われし魂 / 3. P.U.N.K. / 4. シャル・アイ・ラン・アウェイ / 5. アローン・トゥナイト / 6. ナッシング・トゥ・フィアー / 7. シュート / 8. 灯を消せ / 9. ザ・ラスト・ショウ / 10. アンコール

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(世界初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞付 / 対訳無し

• Album: US 50位

 

▼ New England - Hello, Hello, Hello
https://www.youtube.com/watch?v=9ibnNp8YyyY

▼ New England - Don't Ever Wanna Lose Ya
https://www.youtube.com/watch?v=oCwzRV0UMhA

▼ New England - P.U.N.K.
https://www.youtube.com/watch?v=RF0I5DRFobE

▼ New England - Alone Tonight
https://www.youtube.com/watch?v=y7wCHahZadg

▼ New England - Nothing To Fear
https://www.youtube.com/watch?v=opayVeb89Fk

 

 

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2010/08/28

OUT OF THE BLUE 「アウト・オブ・ザ・ブルー」 / E.L.O. (1977)

CDの帯(初CD化盤):アウト・オブ・ザ・ブルー / E.L.O.Album Cover (front): Out of the Blue / E.L.O."E.L.O."のアルバム中で最も好きな1枚と言えば、やはり、この「Out of the Blue / アウト・オブ・ザ・ブルー」になるのかなぁとは思う。

サウンドの方向性が多少変わっても、"E.L.O."はその後もずっと好きなバンドであり続けたのだが、振り返ってみると、やっぱり、バイオリン奏者とチェロ奏者を内包するこの7人編成時代のサウンドが一番好きだったとは改めて思うところ。

そして、そのバイオリンやチェロを含むストリングスが厚みのあるコーラスと絡み合うポップでシンフォニックな広がりのある音の世界は、イラストレーターの長岡秀星氏が手掛けたこのアルバム・ジャケットのイメージとも相まって、当時はスペーシー・サウンドとも称されていた。

Album Cover (back): Out of the Blue / E.L.O.アルバムを重ねる毎にポップ化が進行し、次作の"Discovery"以降は完全に捨て去られたプログレッシヴ色も、このアルバムでは、まだその面影も残っており、特に組曲として構成されている中間部の「雨のコンチェルト」と題された4曲は、これぞ"Electric Light Orchestra"という看板に偽り無しという感じでもある。

アルバムは英米共に最高4位を記録。又、アルバムからは英米でそれぞれ4曲がシングルカットされた(シングルカットされた曲は一部異なる)。

ちなみに、この"Out of the Blue"、当時は2枚組のLPレコード (\4,000) としてリリースされており、そこに大作感もあり、相応の対価を払うことで、心して聴くようなところもあったのだが、現在は一枚にまとめられたCDで\2,000を切る価格で販売されているんだよね。う~ん、どうなんだか・・・。

 

▼ Album Cover (front & back / inside)

Album Cover (front & back): Out of the Blue / E.L.O.   Album Cover (inside): Out of the Blue / E.L.O.

▼ こちらはLPレコードにおまけとして封入されていたペーパークラフト (30×60cm)

Paper Spaceship: Out of the Blue / E.L.O.   Paper Spaceship: Out of the Blue / E.L.O.

 

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA - BAND MEMBERS
• Jeff Lynne (ジェフ・リン) - Lead and Backing Vocals, Lead Guitar, Rhythm Guitar, Slide Guitar, Electric Piano, Minimoog
• Bev Bevan (ベヴ・ベヴァン) - Drums, Various Percussion, Backing Vocals
• Richard Tandy (リチャード・タンディ) - Polymoog, Minimoog, Electric Piano, Piano, Moog, Guitar, Clavinet
• Kelly Groucutt (ケリー・グロウカット) - Bass, Percussion, Vocals and Backing Vocals
• Mik Kaminski (ミック・カミンスキー) - Violin
• Melvyn Gale (メルヴィン・ゲイル) - Cello, Piano
• Hugh McDowell (ヒュー・マクドウェル) - Cello

 

TRACKLIST
1. Turn to Stone (ターン・トゥ・ストーン) / 2. It's Over (哀愁の果て) / 3. Sweet Talkin' Woman (スウィート・トーキン・ウーマン) / 4. Across the Border (国境の彼方) / 5. Night in the City (ナイト・イン・ザ・シティ) / 6. Starlight (スターライト) / 7. Jungle (ジャングル) / 8. Believe Me Now (ビリーヴ・ミー・ナウ) / 9. Steppin' Out (ステッピン・アウト) / 10. Standin' in the Rain (雨にうたれて) / 11. Big Wheels (ビッグ・ウィールズ) / 12. Summer and Lightning (サマー・アンド・ライトニング)  / 13. Mr. Blue Sky (ミスター・ブルー・スカイ) / 14. Sweet Is the Night (スウィート・イズ・ザ・ナイト) / 15. The Whale (ザ・ホエール) / 16. Birmingham Blues (バーミンガム・ブルース) / 17. Wild West Hero (ワイルド・ウェスト・ヒーロー)

• Tracks 10-13 「Concerto For A Rainny Day / 雨の日のコンチェルト」

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: UK 4位 (Platinum) / US 4位 (Platinum / 1977-RIAA)
• Singles from Out of the Blue
1. Turn to Stone - UK 18位 / US 13位
2. Mr. Blue Sky - UK 6位 / US 35位
3. Sweet Talkin' Woman - UK 6位 / US 17位
4. Wild West Hero - UK 6位
5. It's Over - US 75位

 

▼ ELO - Turn to Stone (Music Video)

 

▼ ELO - It's Over (Music Video)

 

▼ ELO - Sweet Talkin' Woman (Music Video)

 

▼ ELO - Mr. Blue Sky (Music Video)

 

▼ ELO - Wild West Hero (Music Video)

 

 

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2010/08/27

FACE THE MUSIC 「フェイス・ザ・ミュージック」 / E.L.O. (1975)

CDの帯(初CD化盤):フェイス・ザ・ミュージック / E.L.O.Album Cover (front): Face the Music / E.L.O.未だ見ぬ強豪はいないかとレコード店で物色するのが楽しみだった十代の頃に、"Electric Light Orchestra"というグループ名と、アルバム・タイトル(※下記の補足を参照)、それに電気椅子をあしらった何やら怪しげなジャケットの雰囲気に惹かれ、どんなバンドなのかは勿論のこと、どんなサウンドかも知らないまま、インスピレーションに賭けて買ったのがこのアルバム「Face The Music / フェイス・ザ・ミュージック」で、勿論、自分にとってはこのアルバムが"E.L.O."との最初の出会いだった。

レコードに針を落とすまでは、どんなサウンドが飛び出してくるのかと期待する一方、お小遣いが無駄になってしまうかもしれないという不安も抱えていたのだが、1曲目の"Fire on High"と、2曲目の"Waterfall"を聴いた時点で、この賭けが当たりだと確信したことは今でも何となく覚えている。でも、実際は、お小遣いをはたいて買ったものが無駄にならなくて良かったと胸を撫で下ろすようなところも多分にあったのかもしれない。

それでも、結果的に、またひとつ独自の音の世界を構築するバンドに出会えた事に当時は喜んだものだった。その後のきらびやかなサウンドに比べると多少地味な印象を受けるが、骨格となる楽曲のクオリティーは高く、今でも良く聴くアルバムのひとつでもある。全体を通して何となく穏やかな雰囲気があるところが好きなんだよね。

アルバムは米ビルボードチャートで8位を記録し、シングルカットされた2曲も、"Evil Woman"が10位、"Strange Magic"が14位と、それぞれに上位に入るヒットを記録しているが、個人的には"Fire On High"、"Waterfall"、"Nightrider"、"One Summer Dream"といった曲もシングルカット曲に負けず劣らず好き。と言うか、当時は、むしろ、これらの曲の方を良く聴いていた記憶がある。

※ 補足 (Face The Music)
「報いを受ける」とか「自分の不始末にけじめをつける」といった意味。
当時は"Face"と"Music"の単語の意味だけを繋ぎ合わせて、そんな感じの意味だと勝手に捉えていたのだけれど、随分と後に本当の意味を知って、ようやくジャケット写真(表と裏)との関連性に気付いたのだった。

 

Album Cover (back): Face The Music / E.L.O.世の中の主流がレコードからCDへと変わった後も、権利関係の問題からか、中々CD化されずにいた"E.L.O."のアルバムがCDとして全て出揃ったのは'90年代に入ってからだった。そういったことから、しばらくの間は'87年にポツンとCD化された、この"Face The Music"が、"E.L.O."のアルバムとしては唯一CD化されたアルバムという状況だった(最初からCDとしてリリースされた'86年の「Balance of Power / バランス・オブ・パワー」を除く)。

ということで、'80年代後半と言えば、CDも出たばかりで、まだまだ値段も高く、旧作と言えども殆んどが3,000円以上していたことから、この時に買ったCDの帯には「\2,800 / 特別価格」と、そういった時代背景を垣間見れるような記載がされている。つまりは、\2,800という価格がお買い得と認識されるような時代だったということなのだ。

ただし、このCD、LP時代にはあった"Fire On High"、"Waterfall"、"Evil Woman"、"Strange Magic"といった曲の序曲的なイントロ部分は全てカットされていたのだ("Down Home Town"もイントロ部分のヴォーカルがカットされている)。ということもあり、当時はその点で多少違和感があったものの、今では、他のアルバムの曲と混ぜて聴くような場合だと、このCDにあるヴァージョンもいいんじゃないかと思っている。それに、今となってはこれらのヴァージョンで占められたアルバムというのも貴重だしね。

ちなみに、自分が持っているこの"Face The Music"以降のアルバムも、その後、全てのアルバムがCD化された際に購入した初版(初CD化版)になるので、ボーナストラックなどは勿論のこと、リマスターなどもされていないが、そのサウンドは心の中にある様々な思い出へとリンクされている感じでもある。

 

TRACKLIST
1. Fire On High / 2. Waterfall / 3. Evil Woman / 4. Nightrider / 5. Poker / 6. Strange Magic / 7. Down Home Town / 8. One Summer Dream

1. ファイアー・オン・ハイ / 2. 滝 / 3. イヴィル・ウーマン / 4. ナイトライダー / 5. ポーカー / 6. ストレンジ・マジック(不思議な魔術) / 7. ダウン・ホーム・タウン / 8. 夏の日

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• CD発売日:1987年11月21日
• 解説・歌詞・対訳付
• 以下の5曲はイントロ部分をカットしたヴァージョンが収録されている
"Fire On High" (4:02) / "Waterfall" (3:54) / "Evil Woman" (4:14) / "Strange Magic" (4:08) / "Down Home Town" (3:44)

 

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA - BAND MEMBERS
• Jeff Lynne (ジェフ・リン) - Guitar, Vocals, Backing Vocals
• Bev Bevan (ベヴ・ベヴァン) - Drums, Percussion, Backing Vocals
• Richard Tandy (リチャード・タンディ) - Piano, Moog, Guitar, Clavinet
• Kelly Groucutt (ケリー・グロウカット) - Bass, Vocals, Backing Vocals
• Mik Kaminski (ミック・カミンスキー) - Violin
• Melvyn Gale (メルヴィン・ゲイル) - Cello
• Hugh McDowell (ヒュー・マクドウェル) - Cello

 

▼ Electric Light Orchestra - Nightrider

https://www.youtube.com/watch?v=EtT3pC01pc4

 

▼ Electric Light Orchestra - Fire On High (radio edit)
https://www.youtube.com/watch?v=kOCQU_X5KV0

▼ Electric Light Orchestra - Waterfall
https://www.youtube.com/watch?v=EQRaK9L1nlk

▼ Electric Light Orchestra - One Summer Dream
https://www.youtube.com/watch?v=mgCKpGejC0A

 

■ このCDでは、このイントロ部分はカットされているが、実はオリジナル・ヴァージョンの"Fire On High"のイントロ部分を逆回転で再生するとこうなるのだ。

▼ ELO "Fire On High" Backwards Message Reversed
https://www.youtube.com/watch?v=nSq_OfENFMo

 

 

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Zoom (2001) / E.L.O.

E.L.O. - ZOOM / 雑誌広告 (2001)

レコード・コレクターズ 7 / E.L.O. 特集号 (2001)

Out Of The Blue Tour - Live at Wembley [DVD] (2002) / E.L.O.

Access All Areas - Live in Australia [DVD] (2003) / E.L.O. Part 2

One Night in Australia (2007) / E.L.O. Part 2

The Classic Albums Collection [11CD Box Set] (2011) / E.L.O.

Mr. Blue Sky - The Very Best Of Electric Light Orchestr (2012) / E.L.O.

Alone In The Universe (2015) / Jeff Lynne's ELO

ELO - 祝・新作発売!! ELOとジェフ・リンの全軌跡を徹底研究 (2015)

Alone In The Universe Tour - Live At Wembley Stadium, 24 June 2017 / Jeff Lynne's ELO

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Alone in the Universe Tour 2017 / Jeff Lynne's ELO

Wembley Or Bust [2CD+DVD Limited Edition] (2017) / Jeff Lynne's ELO

ネットでプレイできる ELO のジグソーパズル

その他の E.L.O. 関連記事

(ジェフ・リンが提供した楽曲"One Way Love"を収録)
Eyes Of A Woman (1985) / Agnetha Fältskog [ex-ABBA]

2010/08/25

A DAY AT THE RACES 「華麗なるレース」 / QUEEN (1976)

CDの帯(初CD化盤):華麗なるレース / クイーンAlbum Cover (front): A Day at the Races / Queenクイーンのアルバムの中でも取り分け良く聴いていた思い出がある一枚がこの「A DAY AT THE RACES / 華麗なるレース」。アルバムのタイトルは、前作の"A Night at the Opera"同様、マルクス・ブラザーズの映画からとられたもので、ジャケットのデザインからも伺われるように前作と対を成す格好になっている。

収められた楽曲のクオリティーは傑作アルバムと言われた前作に勝るとも劣らず、こちらも又、大変素晴らしいアルバムだと思うのだが、一般的にはその「A Night at the Opera / オペラ座の夜」に隠れた感じで、評価される事が少ないように見受けられる点は残念に思うところである。

大成功の後だけに、彼ら自身も、この"A Day at the Races"を制作するにあたっては、相当な意気込みがあったであろうことは想像に難くないが、アナログテープに多重録音を繰り返して構築された重厚なサウンドは、そんな意気込みが随所に感じられ、個人的には、今でもこのアルバムが彼らの音作りの頂点に位置する出来だと思っている(誇らしげにクレジットされたいた"No Synths!"の文字が見れるのもこのアルバムが最後)。

言い方を変えれば。手抜きしている部分が見えないということにもなるのだが、中でもコーラス・ハーモニーの美しさは"Queen"史上最高と言える程に素晴らしく、リードヴォーカルとの絡みも実に見事で、それは、その集大成とも言えるゴスペル的要素が取り入れられた名曲、"Somebody to Love"で頂点に達した感もある。

又、一部日本語で歌われる"Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"は、そういった話題を抜きに、楽曲としての完成度も高く、"Queen"以外の誰がやるであろう、ロックにワルツのリズムを取り入れた"The Millionaire Waltz"も実は隠れた名曲。

 

Album Cover (back): A Day at the Races / Queenそして、恐らくは"Bohemian Rhapsody"以上に聴いたであろう曲が、このアルバムからのファースト・シングルにもなった"Somebody to Love"。この曲はシングルとしてはちょっと長めの曲なので、ヒットしている時でもラジオでは曲の最後まで流されることが滅多になく、毎回残念がっていたことを覚えている。大抵は後半のハンドクラップスが入るコーラス部分でフェードアウトされていたんだよね。当時は"Bohemian Rhapsody"を作った後に、よくもまぁこんなスゴイ曲を作れるもんだと、いたく感心していたことを覚えている。

それと、突然ハマる曲が次々と出てきたのもこのアルバムならではの思い出。当初は、"Somebody to Love"、"Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"、"Long Away"、"You And I"、"Good Old Fashioned Lover Boy"といった曲がとりわけ好きでよく聴いていたのだが、その後は、"You Take My Breath Away" → "The Millionaire Waltz" → "Drowse"といった順で次々とハマっていったことは今でも覚えている。又、アルバムを買う前は、先に購入したシングル「Somebody to Love / 愛にすべてを」のB面に収録されている"White Man"が突然好きになったこともあった。

 

TRACKLIST
01. Tie Your Mother Down / タイ・ユア・マザー・ダウン
(Writer: B. May / Lead Vocal: F. Mercury)
02. You Take My Breath Away / テイク・マイ・ブレス・アウェイ
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
03. Long Away / ロング・アウェイ
(Writer: B. May / Lead Vocal: B. May)
04. The Millionaire Waltz / ミリオネア・ワルツ
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
05. You And I / ユー・アンド・アイ
(Writer: J. Deacon / Lead Vocal: F. Mercury / Acoustic Guitar: Jhon Deacon)
06. Somebody To Love / 愛にすべてを
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury / Gospel Choir: F. Mercury, B. May, R. Taylor)
07. White Man / ホワイト・マン
(Writer: B. May / Lead Vocal: F. Mercury)
08. Good Old Fashioned Lover Boy / 懐かしのラヴァー・ボーイ
(Writer: F. Mercury / Lead Vocal: F. Mercury)
09. Drowse / さまよい
(Writer: R. Taylor / Lead Vocal R. Taylor / Electric Rhythm Guitar: R. Taylor)
10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together) / 手をとりあって
(Writer: B. May / Lead Vocal: F. Mercury / Harmonium Piano & Plastic Piano: B. May

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞付 / 対訳無し

 


 

■ 追記
こちらは、40周年を記念して2011年にリリースされた2枚組の"40th Anniversary Limited Edition" (2011 Digital Remaster)。

"A Night at the Opera"もそうだったが、こちらもジャケット中央部にある絵柄の大きさが、上の初CD化版に比べて、よりLPレコードに近い比率になっている。それと、意図的なのかミスなのかは分からないが、ブックレットのバックカヴァーに描かれた枠内に曲目が表記されていない。

A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen

TRACKLIST
Disc 1: A Day At The Races

Disc 2: A Day At The Races - Bonus EP
1. Tie Your Mother Down [Backing Track Mix 2011]
2. Somebody To Love [Live at Milton Keynes Bowl, June 1982]
3. You Take My Breath Away [Live in Hyde Park, September 1976]
4. Good Old-Fashioned Lover Boy [Top Of The Pops, July 1977] [Mono]
5. Teo Torriarte (Let Us Cling Together) [HD Mix]

※ "Bonus EP"に収録されている"Teo Torriarte (Let Us Cling Together) [HD Mix]"は、日本で企画された2005年リリースのベスト・アルバム「Jewels II / ジュエルズ II - ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン」に収録されていた"High Definition Mix (2005)"と、恐らくは同じ音源だと思う。ちなみに、このヴァージョンはオリジナルにある逆回転のようなエンディングのインストゥルメンタル・パートがそっくりカットされているので、曲の時間は「4:47」と、オリジナル・ヴァージョンの「5:56」に比べて1分以上短くなっている。

A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen  A Day at the Races (Queen 40th Anniversary Limited Edition) / Queen

 

▼ Queen - Queen - Somebody To Love (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=kijpcUv-b8M

 

▼ Queen - Good Old Fashioned Lover Boy (Top Of The Pops, 1977) - Queen Official

https://www.youtube.com/watch?v=PI3LAgGBxqU

 

▼ Queen - Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (2005 Video) - Queen Official

https://www.youtube.com/watch?v=n_1oZwOe0z8

 

 

関連記事

手をとりあって (Queen) のカヴァー色々

2010/08/14

ブログデビュー + A NIGHT AT THE OPERA 「オペラ座の夜」 / QUEEN (1975)

ウェブサイトを立ち上げてから7年、遅まきながらブログデビュー。

簡単なテキストであれば、ウェブサイト上にアップするよりも楽そうだからと思って始めてみたのだが、不慣れなこともあって、思いのほかてこずってしまった。

CDの帯:オペラ座の夜 / クイーンAlbum Cover: A Night at the Opera / Queenさて、最初の記事はというと、一応、画像とレイアウトのテストも兼ねて、大好きなこのクイーンのアルバム「Night at the Opera / オペラ座の夜」について書いてみようと思う。

自分が初めてこのアルバムを手にした時はレコード盤だったのだが、その後、時代は変わり、フォーマットがレコードからCDへと移り行く中、過去にリリースされたクイーンのアルバムも初めてCD化されるということになったのが'80年代後半だった。

ちなみに、自分が持っている"Sheer Heart Attack"から"Hot Space"までのCDは、全てその時に購入した、俗に言う「初版」というものなので、リマスターなどされている訳でもなく、現在リリースされている再発版に比べると音質的にはショボいのかもしれない。それでも、マスターテープからそのまま落とされただけの音が何となくレコード盤に近い感じがして親しみがあるんだよね。なお、価格は全アルバム3,008円だった。

ただ、初CD化された初版ということもあって、トラック割りにミスがあるんだよね。例えば、"Death on Two Legs"から"I'm in Love With My Car"まで間髪空けずに曲が続くところは、曲の最後がちょっぴり欠ける所為で、次の曲の頭には前の曲の終わりがちょっぴり入るし、"Good Company"に至っては、エンディングのヒュルルルル・・・という部分が丸々切れているので、次の"Bohemian Rhapsody"はそのヒュルルルル・・・の音から曲が始まるのだ。アルバムを通して聴く分には問題ないのだが、曲単位で聴く場合は困りもので、パソコンやデジタルデバイスなどに取り込んで聴く場合は、音楽編集ソフトを使って編集し直さないといけないという代物。

ところで、何故にファーストとセカンドは初版を手にしていないかというと、実は行きつけのレコード店には、この2枚だけが置いてなかったからというのがその理由。その後、行きつけのレコード店でこの2枚を見つけたときは、再販されたものに代わっていたたので、自分が持っているファーストとセカンドだけは、その再販されたものになるんだよね。できれば初版で揃えたかったのだけど。

それでも、何だかんだ言っても、こうしてアルバムを買ったことで様々な思い出も付随しているのだから、やっぱり音楽っていいなとは思うところ。

 

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(続) A Night At The Opera 「オペラ座の夜」 (1975)