2010/09/10

BAT OUT OF HELL II - BACK INTO HELL / MEAT LOAF (1993)

CDの帯(初回プレス限定盤):地獄のロック・ライダー II ~ 地獄への帰還 / ミート・ローフAlbum Cover: Bat Out of Hell 2 / Meat LoafBat Out Of Hell II / 地獄のロック・ライダー II ~ 地獄への帰還(スリップケース付き生産限定盤)

ミート・ローフと言えば、欧米での実績に反して、日本での認知度が極めて低いミュージシャンの一人だが、そのサウンドを一言で表現すると、ミュージカルロックとでも言ったらいいのだろううか。劇的な場面構成や、全編を支配するコーラス・ハーモニーといったミュージカル的要素とハードロックが融合したサウンドは比較的アクが強く、好き嫌いが分かれるところかもしれないが、これはあくまでも個人的な見解で、欧米では総じてロックオペラと称されているようだ。

この「Bat Out of Hell II / 地獄のロック・ライダーII~地獄への帰還」は、米英で大成功を収めた'77年発表の"Bat Out of Hell"(アメリカでは2005年現在までに1.400万枚以上のセールスを記録し、イギリスに於いては7年半に亘ってナショナルチャートに居続けるという快挙を成し遂げたアルバム)の続編というかたちで制作されたもので、前作までとはいかないまでも、こちらも又、ベストセラーを記録し、2005年現在までにアメリカだけで500万枚以上のセールスを記録している。

ジャケットのアートワークは多少チープな印象があるが、全米No.1となったファース・トシングルの"I'd Do Anything for Love"を始め、このアルバムもまた起伏に富んだ魅力的な楽曲が多く収められている。ちなみに、"Good Girls Go to Heaven (Bad Girls Go Everywhere)"は、後にチープ・トリックがカヴァーしている。

なお、"Wasted Youth"は、'81年にリリースされた、盟友ジム・スタインマンのソロアルバム"Bad for Good"に"Love and Death and an American Guitar"というタイトルで収録されていた曲というかミュージカル風な語りのトラックをタイトルを変えて収録されたもので、又、他にもこのアルバムには"Rock And Roll Dreams Come Through"、"Out Of The Frying Pan (And Into The Fire)"、"Lost Boys And Golden Girls"といった曲がジム・スタインマンのソロアルバム"Bad for Good"から取り上げられて収録されている。

これらのジム・スタインマンのソロアルバムからの曲については、概ねオリジナルのイメージを踏襲したスタイルでリメイクされているものの、"Rock and Roll Dreams Come Through"だけは、オリジナルに比べるとテンポアップされたアレンジの所為か、随分と軽快になった印象がある。

補足しておくと、"Rock and Roll Dreams Come Through"は、ジム・スタインマンのソロアルバム"Bad for Good"のLPレコードに同封されていたシングル盤(写真下)の中に、アルバムのエピローグというかたちで収録されていた曲で、そのシングル盤のA面にはアルバムのプロローグというかたちで"The Storm"という曲が収録されていた。LPレコードだと収録時間の関係でこうせざるを得なかったのだろうか?

 

ジム・スタインマンのソロアルバム「Bad for Good」に同封されていたシングルレコード盤   Rock and Roll Dreams Come Through (Epilogue to the album - BAD FOR GOOD) / Jim Steinman

 

アルバムには10分を超える曲が2曲、そして、7分台の曲が4曲といった具合に尺長の曲が割と多いのだが、好きな人にとっては、これもまた魅力のひとつなのかも知れない。

一時は音楽活動に挫折し、駐車場係の仕事をしながら、その後、ミュージカル「ヘアー」のオーディションでの合格を機にミュージカルの道を歩んでいたという異色の経歴を持つ彼。カッコイイぞ。

 

スリップケース付き初回盤:Bat Out of Hell II / Meat LoafTRACKLIST
1. I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That) / 2. Life Is A Lemon And I Want My Money Back / 3. Rock And Roll Dreams Come Through / 4. It Just Won't Quit / 5. Out Of The Frying Pan (And Into The Fire) / 6. Objects In The Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are / 7. Wasted Youth / 8. Everything Louder Than Everything Else / 9. Good Girls Go To Heaven (Bad Girls Go Everywhere) / 10. Back Into Hell / 11. Lost Boys And Golden Girls

1. 愛にすべてを捧ぐ / 2. ひどい人生だ、金返せ! / 3. ロックンロール・ドリームス / 4. もう誰にも止められない / 5. 焼け焦げたフライパンの中から(そして炎の中へ) / 6. バック・ミラーに映るオブジェクト達 / 7. 無為の輩 / 8. 何よりも高らかに / 9. お嬢ちゃんは天国に(不良少女はどこへだって行ける) / 10. 地獄への帰還 / 11. さまよえる少年達と輝ける少女達

NOTES
• 日本盤初回プレスCD(限定盤) [Japanese First Pressing CD / Limited Edition]
• 品番:VJCP-17518
• 帯一体型スリップケース付き
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ Meat Loaf - Rock And Roll Dreams Come Through (Live in Cardiff, Wales 1993)

 

▼ Meat Loaf - Objects In The Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are (Live)

 

▼ Meat Loaf - Meat Loaf - I'd Do Anything For Love (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=2VUAP6vCO3g

▼ Meat Loaf - Life Is A Lemon And I Want My Money Back (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=8cAWGjbLvXU

▼ Meat Loaf - Out Of The Frying Pan (And Into The Fire) (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=41FP4vCHOsY

 

 

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2010/09/09

ZOOM / E.L.O. (2001)

CDの帯(初回プレス盤):Zoom / エレクトリック・ライト・オーケストラAlbum Cover: Zoom / E.L.O.復活"E.L.O."の第一弾アルバムであるこの"Zoom"、きらびやかでゴージャスな"Discovery"時代のサウンドとは違い、どちらかと言えば"Secret Messages"の頃のギターを中心としたノスタルジックな雰囲気に近いサウンドなのだが、流石に第二の"Lennon. McCartney"とまで言われたメロディーメーカー、ジェフ・リンが作り出す楽曲は素晴らしいの一言。

ただ、復活とは言っても、黄金期を支えたかつてのメンバーであるベヴ、リチャード、ケリーの3人は加わっておらず(リチャードは1曲のみ参加)、そういった意味ではジェフ・リンのソロプロジェクトといった感はあるが、それでも、ジェフ・リンのソロアルバムとしてではなく、"E.L.O."名義でリリースされたということにこそ意義があるのではないかとは思うところ。当然"E.L.O."という冠を付ける以上、ある程度は"E.L.O."というブランドを意識して制作されたであろうからね。

Album Cover (back): Zoom / E.L.O.

でも、かつての"E.L.O."を知る者にとっては、正直、やっぱり物足りなさを感じてしまう部分もある。ここにバタバタとした特徴的なベヴのドラムスと、きらびやかなリチャードのキーボード、それにベーシストであると同時にコーラス・ハーモニーの要であったケリーのファルセットヴォイスがあったなら・・・。そして、更には、そこにストリングスの3人が加わっていれば・・・。などと、ついつい幻想を抱いてしまうんだよね。実際、良い曲が揃っているだけに、尚更この点を残念には思うところ。

なお、アルバムには、リンゴ・スターと、今は亡きジョージ・ハリスンの元ビートルズの2人が、ゲストミュージシャンとして参加している。

そういえば、ジャケットに描かれている彼らのトレードマークとも言える宇宙船"E.L.O."号もカラフルな外装が無くなっており、装飾的な音やアレンジを必要最低限に留めたサウンドを象徴しているかのようでもある。

ちなみに、この"Zoom"の日本盤には、14曲目に"Long Back Road"がボーナストラックとして収録されている。

 

Album Cover: Zoom / E.L.O.

 

▼ Electric Light Orchestra - Moment In Paradise
https://www.youtube.com/watch?v=zaTE-tuEDgg

▼ Electric Light Orchestra - Just For Love
https://www.youtube.com/watch?v=NLl9UrBnZeo

▼ Electric Light Orchestra - Stranger On A Quiet Street
https://www.youtube.com/watch?v=Xb6ZTppJmyk

▼ Electric Light Orchestra - Ordinary Dream
https://www.youtube.com/watch?v=uGFGgnoaY0M

 

CD: Zoom / E.L.O.TRACKLIST
1. Alright / 2. Moment In Paradise / 3. State Of Mind / 4. Just For Love / 5. Stranger On A Quiet Street / 6. In My Own Time / 7. Easy Money / 8. It Really Doesn't Matter / 9. Ordinary Dream / 10. A Long Time Gone / 11. Melting In The Sun / 12. All She Wanted / 13. Lonesome Lullaby / 14. Long Back Road  [Japan Only Bonus Track]

1. オールライト / 2. モーメント・イン・パラダイス / 3. ステイト・オブ・マインド / 4. ジャスト・フォー・ラヴ / 5. ストレンジャー・オン・ア・クワイエット・ストリート / 6. イン・マイ・オウン・タイム / 7. イージー・マネー / 8. イット・リアリー・ダズント・マター / 9. オーディナリー・ドリーム / 10. ア・ロング・タイム・ゴーン / 11. メルティング・イン・ザ・サン / 12. オール・シー・ウォンテッド / 13. ロンサム・ララバイ / 14. ロング・ブラック・ロード [日本盤ボーナストラック]

[Special Guest]
Tracks 2, 7: Ringo Starr (Drums) / Tracks 10, 12: George Harrison (Slide Guitar)

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 品番:SRCS-2466
• オリジナル英文ブックレット+日本語ブックレット(モノクロ)
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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(ジェフ・リンが提供した楽曲"One Way Love"を収録)
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2010/09/08

QUIET LIFE 「クワイエット・ライフ」 / JAPAN (1979)

CDの帯:クワイエット・ライフ / JapanAlbum Cover (Front): Quiet Life / Japanヴィジュアルイメージが先行してしまい、音楽性について正当に評価される事が少なかったジャパンの3作目がこの「Quiet Life / クワイエット・ライフ」。

当時はそんな感じだったので、音楽好きの友人達に批判されながらも、ひとり聴き込んでいた。とにかく、前作までのグラム・ファンク的サウンドから、一気にヨーロピアン・モダンとも呼べるサウンドへと変貌した事に当時は驚かされたのだった。普通はこんなに変わってしまうと戸惑うものだが、前作までのサウンドを気に入っていたにもかかわらず、不思議と一発で気に入った事を覚えている。

しかし、大胆なまでに進化を遂げたそのサウンドも、パンクロック全盛という時代の中にあっては、異質な存在に映ってしまったのか、本国イギリスでは相変わらず批判の矢面に立たされ、今度はロキシー・ミュージックの二番煎じなどと酷評されてたようだ。

結果的にはクオリティーの高い充実したアルバムでありながらもヒットと呼ぶには至らなかったのだが、最高53位ながらも初のチャートインを果たしたのだった。その後、音楽性の面で対立していたアリオラ・ハンザからヴァージン・レコードに移籍して制作された次作の"Gentlemen Take Polaroids"から徐々に評価も高まってくると、アリオラハンザはそんな状況を目ざとく察知したかのように、このアルバムから、'81年に"Quiet Life"(英19位)と、'83年に"All Tomorrow's Parties"(英38位)を後追いでシングルカットしたことにより、これらの曲もそれぞれ時を経てチャートに登場することになった。

 

CD: Quiet Life / Japanちなみに"All Tomorrow's Parties"は、かのアンディ・ウォーホルが関わった伝説的バンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァーで、原曲の持つ雰囲気に加え、"Japan"らしさをも併せ持つ仕上がりとなったそのサウンドは、アルバム中においても、オリジナル曲と同一線上に違和感無く収まっており、こういった曲を取り上げ、更にはそれを自分たちのものにしているあたりにも彼らのセンスが感じられるところではある。

当時はこのアルバムに収められた1曲1曲がそれぞれに好きだったわけだが、改めてアルバム全体を通して聴いてみると、あたかも前衛芸術的シネマを見ているかのような感じでもある。一見シュールに見えながらも抽象的ともとれるその歌詞に於いては人それぞれに解釈も違ってくるのかも知れないが、これだけ充実した作品が正当に評価されなかった当時が残念ではある。個人的には独創性に富んだ傑作だと思うし、実は"Japan"のアルバムの中で最ものめり込んで聴いたのは、間違いなく、この"Quiet Life"なのだ。

デヴィッド・シルヴィアンとは、現在も数々のコラボレーションを行う仲で、親交も厚い坂本龍一氏は、自身のアルバムのブックレット内のコメントでは、彼を指して「宗教的なまでに聖人な彼」と語っていたが、自分の中ではそんなイメージがピッタリとくるのがこのアルバムでのデヴィッド・シルヴィアンなんだよね。

 

Album Cover (Back): Quiet Life / Japan   Album Cover (inside): Quiet Life / Japan

 

TRACKLIST
1. Quiet Life / 2. Fall In Love With Me / 3. Despair / 4. In Vogue / 5. Halloween / 6. All Tomorrow's Parties / 7. Alien / 8. The Other Side Of Life

1. クワイエット・ライフ / 2. フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー / 3. 絶望 / 4. イン・ヴォーグ / 5. ハローウィーン / 6. オール・トゥモロウズ・パーティズ / 7. 異国人 / 8. ジ・アザー・サイド・オブ・ライフ

NOTES
• CD発売日:1995年03月24日
• 解説・歌詞・対訳付

JAPAN - BAND MEMBERS (Listed on Inside Cover)
• David Sylvian (デヴィッド・シルヴィアン) - Vocals, Occasional Guitar
• Mick Karn (ミック・カーン) - Bass, Saxophone
• Steve Jansen (スティーヴ・ジャンセン) - Drums, Percussion
• Richard Barbieri (リチャード・バルビエリ) - Synthesizers, Keyboards
• Rob Dean (ロブ・ディーン) - Guitars

 

▼ Japan - Quiet Life (Music Video)

 

[Audio]

▼ Japan - Fall In Love With Me (2020 - Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=6mtDe0V5pc0

▼ Japan - In Vogue (2020 - Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=zLpRqPrZo1c

▼ Japan - Halloween (2020 - Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=8ONjgjgaY4s

▼ Japan - All Tomorrow's Parties (2020 - Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=jOipeqngolc

 

 

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2010/09/07

APPLE VENUS VOLUME 1 / XTC (1999)

CDの帯(初回プレス盤):アップル・ヴィーナス Volume 1 / XTCAlbum Cover: Apple Venus Volume 1 / XTC長年所属していた大手のヴァージン・レコードと決別して、自分達でレーベルを設立したアンディとコリン。"Nonsuch"から数えて実に7年振りとなるこの「Apple Venus Volume 1 / アップル・ヴィーナス Volume 1」は、そのレーベル「アイディア・レコーズ」からリリースされた"XTC"のアルバム。それにしても、なんともアコースティックで、牧歌的で、美しいアルバムだこと。

多くのミュージシャン達に愛されながらも、一般的には何故か思ったほど受け入れられていない印象がある"XTC"。それなのにマイナーレーベルから発売して大丈夫なのだろうか? と、いらぬ心配をしていたのだが(アルバム解説にも堂々と売り上げが心配と誰かが書いておられたし)、こうして日本版がリリースされたことだけでも、日本のファンにとってはありがたいことだった。

ただ、そうは言っても、普通はあまり1曲目にはもってこないような風変わりな曲をもってくるし、マイナーレーベルだから広告宣伝も大手並とはいかないだろうしで、先のことを考えると、やっぱり心配なところではあった。同じ曲を何回も演奏するのは創造性に欠けると言って殆んどライヴもやらないし・・・。

でもそういう所が案外好きだったりして。

アルバムについては、のっけからいきなり、「タンポポがピカデリーサーカスでわめいているのが聞こえた」と、英語の歌詞は元より、訳された歌詞カードを見ても何のことだかサッパリ分からないフレーズが飛び出してくるのだが、もはや自分にとってはそれが"XTC"なのだという認識が出来上がっているので、意味不明で逆に嬉しくもあった(笑)。前作"Nonsuch"も「かぼちゃ頭のピーター・・・」からのスタートだったし、そこがまた"XTC"らしいところでもあるからね。それにしても、前作とは趣きも違って、森の中から湧き出る透き通った水のような雰囲気。もちろん、歌詞は別として。

そして、ブックレットとは別に差し込まれているこのクジャクの羽をあしらったジャケット、実は、光沢のあるインクで印刷されているので、実物は光に反射して本物のクジャクの羽のように光って見えるというもの。CDケースも通常のものよりやや厚めのものが使われており、パッケージもちょっぴり豪華な雰囲気。

 

Booklet (front): Apple Venus Volume 1 / XTC   Booklet (back): Apple Venus Volume 1 / XTC   CD: Apple Venus Volume 1 / XTC

 

TRACKLIST
1. River Of Orchids / 2. I'd Like That / 3. Easter Theatre / 4. Knights In Shining Karma / 5. Frivolous Tonight / 6. Greenman / 7. Your Dictionary / 8. Fruit Nut / 9. I Can't Own Her / 10. Harvest Festival / 11. The Last Balloon

1. リヴァー・オブ・オーキッズ / 2. アイド・ライク・ザット / 3. イースター・シアター / 4. ナイツ・イン・シャイニング・カルマ / 5. フリヴォラス・トゥナイト / 6. グリーンマン / 7. ユア・ディクショナリー / 8. フルーツ・ナッツ / 9. アイ・キャント・オウン・ハー / 10. ハーヴェスト・フェスティヴァル / 11. ザ・ラスト・バルーン

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 品番:PCCY 01341
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ XTC - Easter Theatre

 

▼ XTC - Green Man

 

▼ XTC - Your Dictionary

 

 

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2010/09/06

NONSUCH 「ノンサッチ」 / XTC (1992)

CDの帯(初回プレス盤):ノンサッチ / XTCAlbum Cover (front): Nonsuch / XTCこの「Nonsuch / ノンサッチ」、個人的にはとても好きなアルバムなのだが、残念ながらこのアルバムが好きと言う人は"XTC"ファンの中でも少数派になるようだ。

"XTC"のサウンドには自分の琴線と同調する部分が所々にあって、そこに惹かれるようなところもあるのだが、ただ、それらはほんのワンフレーズといった場合が多く、「この部分の何々の音がいいな」とか「このパートのアンサンブルが好きだな」と言った感じ。でも、そんなくすぐるような感じが逆に良いのかもしれない。

勿論、ヒネクレ感漂う歌詞も大好きで、歌詞を読むだけでも楽しめるグループ、もしくはミュージシャンというのは、自分の中では貴重な存在。とは言っても、実際は比喩的表現や抽象的表現が多くて何を言っているのか分からない部分も多々あるのだが、何となく抽象画を見ている感じで面白いのだ。

しかしながら、この"Nonsuch"、全17曲とボリューム満点ながらも散漫なイメージは全く感じられず、バラエティー豊かで、ポップでありながらも適度に毒気もある素晴らしいアルバムだと思うのだが、何故前作より売れなかったんだろう?

そして、この後、XTCはレコード会社との対立から長期のストライキに入り、結局次作まで実に7年もの歳月を費やす事になるのだった。一口に7年と言っても、小学校に入学した子供が卒業してしまっているくらいの年月だからね・・・。この間に、あと2、3枚でもアルバムをリリースしてほしかったなぁと、今となっては思うところ。

 

Album Cover (back): Nonsuch / XTC   CD Case (back cover): Nonsuch / XTC   CD: Nonsuch / XTC

 

TRACKLIST
1. Ballad Of Peter Pumpkinhead / 2. My Bird Performs / 3. Dear Madam Barnum / 4. Humble Daisy / 5. The Smartest Monkeys / 6. The Disappointed / 7. Holly Up On Poppy / 8. Crocodile / 9. Rook / 10. Omnibus / 11. That Wave / 12. Then She Appeared / 13. War Dance / 14. Wrapped In Grey / 15. The Ugly Underneath / 16. Bungalow / 17. Books Are Burning

1. ザ・バラッド・オブ・ピーター・パンプキンヘッド / 2. マイ・バード・パフォームズ / 3. ディア・マダム・バーナム / 4. ハンブル・デイジー / 5. ザ・スマーテスト・モンキーズ / 6. ザ・ディスアポインテッド / 7. ホリー・アップ・オン・ポピー / 8. クロコダイル / 9. ルック / 10. オムニバス / 11. ザット・ウェイヴ / 12. ゼン・シー・アピアード / 13. ウォー・ダンス / 14. ラップト・イン・グレイ / 15. ジ・アグリー・アンダーニース / 16. バンガロウ / 17. ブックス・アー・バーニング

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 品番:VJCP 28100
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ XTC - The Ballad Of Peter Pumpkinhead (Music Video)

 

▼ XTC - The Disappointed (Music Video)

 

[Audio]

▼ XTC - My Bird Performs
https://www.youtube.com/watch?v=-fx8D1ixbys

▼ XTC - Then She Appeared
https://www.youtube.com/watch?v=J33GAxtmKxU

▼ XTC - The Ugly Underneath
https://www.youtube.com/watch?v=yXBZMXmdJkA

▼ XTC - Books Are Burning
https://www.youtube.com/watch?v=1lVxbcgk1mg

 

 

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