
これは2006年6月28日に東京六本木STB139で行われた小林香織のライヴを収録したDVD。価格は少々高めながらも、値段に見合うだけのライヴ映像とサウンドを堪能できたので、自分としては購入して良かったと思っている。それに、彼女の演奏は勿論のことながら、各楽器のアンサンブルがとても良いのでサウンドだけでも十分楽しめるのだ。
そもそもは"YouTube"にあった"Nothing's Gonna Change My Love For You"の動画をたまたま観たのがこのDVDを購入したきっかけだったわけだが、実のところ、それまでは彼女の存在さえ知らなかったのだった。
ということで、自分自身、今はまだサックス奏者である彼女についての知識をあまり持ち合わせていないということもあり、語りたくても語れないというのが実情ではあるのだが、これは彼女にとって初の"Live DVD"となるそうだ。
個人的な感想という部分で述べると、これまで"YouTube"等で観聴した範囲では、スタジオ録音よりもライヴでの演奏の方がより魅力を発揮する人といった印象。
普段はあまりこの手のジャンルの音楽をそれほど聴いているわけではないのだが、それでも、そんな自分がこのDVDを買ってからは繰り返し観て聴いているのだから、それだけ自分の心に響いているのだと思う。実際のところ、普段はDVDから抽出したサウンドの方を聴いて楽しんでいるのだが、ただ、このDVDだけは、直ぐにセットして見れるようにとラックには入れずに、DVDプレイヤーの上に置いている。

ハイライトはと言えば、はやはり10曲目の"Nothing's Gonna Change My Love For You"になるかと思うが、それでも、1曲目からラストの13曲目まで全体を通して十分に楽しめるライヴ作品だと思う。
当初は"Nothing's Gonna Change My Love For You"ばかりを観聴していたが、最近は気分によって全体から満遍なく選んで聴いているといった感じ。アップテンポなメロディーに躍動感と高揚感がある"Bird Island"、"Sunset Ocean"、"Energy"といった曲もまたいいんだよね、これが。これだけ素晴らしいサウンドなら、音源だけのCDを加えて欲しかったところ。いや、ほんと、音源だけのライヴ・アルバムとしてもリリースして欲しいなぁとは思うところである。
TRACKLIST
01. Solar / ソーラー
02. Bird Island / バード・アイランド
03. Lovely Blossom / ラヴリー・ブラッサム
04. Smoky / スモーキー
05. Grace / グレース
06. Sunset Ocean / サンセット・オーシャン
07. Kira-Kira / キラキラ
08. Free / フリー
09. Moment Of Loneliness / モーメント・オブ・ロンリネス
10. Nothing's Gonna Change My Love For You / 変わらぬ想い
11. Energy / エナジー
12. Sunshine / サンシャイン
13. Solar (Minor Version) / ソーラー(マイナー・ヴァージョン)
• Bonus Features: Reheasal & Backstage, Slide Show
• ボーナス映像:リハーサル&バック・ステージ風景、スライド・ショー
NOTES
• フォーマット:DVD
• リニアPCM / ドルビーデジタル / 5.1ch サラウンド
• リージョン:ALL
• 品番:VIBJ-12
• 発売日:2006.10.25
▼ Kaori Kobayashi Live - Nothing's Gonna Change My Love For You
▼ Kaori Kobayashi Live - Sunset Ocean
▼ Kaori Kobayashi Live - Energy
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ということで、このファースト・アルバムを購入したのは、実はつい最近のこと。どうせもう日本盤は無いだろうとの勝手な思い込みから、ろくに調べもせず、トム・ショルツ自身がリマスタリングしたこの輸入盤(2006年リリース)を購入したのだが、実は今も日本盤はあったんだね。
個人的にはジョン・ウェットンがグループを去ってからはエイジアに対する興味を失くしてしまったのだが、そんな自分が久しぶりに惹かれて購入したアルバムが20周年アニヴァーサリーとして2002年にリリースされたこのコンピレーション・アルバム「Anthologia / アンソロジア~20th アニヴァーサリー・コレクション」。
で、通して聴いてみると、やはり"Alpha"と"Astra"は過小評価されていると感じるのだが、個人的には何故この2枚がファースト・アルバムと比較して売れなかったのか今でも不思議に思う。


バングルスのメインヴォーカリストであるスザンナ・ホフスのソロアルバムがリリースされたことを突然知って、ちょっと驚いたものの、残念ながら国内盤はリリースされないようなので、早速輸入盤を購入。

とにかく、刺激的でない分、繰り返し聴けるアルバムといった印象。アルバムにブックレットが含まれていないのはちょっと残念だが(勿論、歌詞の記載もない)、こうしてアルバムを届けてくれたことに感謝。