2014/01/29

アメリカにおける対日世論調査 (2013年度調査)

昨年末に外務省のウェブサイトに於いてアメリカにおける対日世論調査の結果が報告されていました。

 

以下、外務省のウェブサイトより抜粋引用

平成25年(2013年)7月から8月まで、外務省は、ハリス・インタラクティブ社に委託して、米国における対日世論調査を行いました。本件世論調査は1960年以来ほぼ毎年実施しており、18歳以上の1000名を対象とした「一般の部」と、各界(政官財、学術、マスコミ、宗教、労働関係等)で指導的立場にある201名を対象とした「有識者の部」に分けて電話調査を行いました。

1. 対日信頼度は一般の部で76%、有識者の部で93%。

日米協力関係を「極めて良好」ないし「良好」と回答する割合は、一般の部で58%、有識者の部では86%。

2. 日米安保条約は日本及び極東の平和と安定へ「非常に貢献している」及び「ある程度貢献している」との回答は、一般の部では81%、有識者の部では87%。

日米安保条約は米国自身の安全保障にとって「極めて重要である」及び「ある程度重要である」と回答した割合は、一般の部及び有識者の部いずれも88%。

日本は防衛力を増強すべきと考えるかとの質問については、「増強すべき」との回答が一般の部で64%、有識者の部で72%。

3. 日本に対するイメージに関する質問(複数回答、「一般の部」のみ実施)については、「豊かな伝統と文化を持つ国」(97%)、「経済力・技術力の高い国」(92%)、「自然の美しい国」(90%)、「アニメ、ファッション、料理など新しい文化を発信する国」(82%)が上位を占めました。また、日本文化について関心のある分野については、「日本食」(73%)、「相撲、武道(空手、柔道、剣道他)」(53%)、「生け花」(52%)、「盆栽」(49%)が上位を占めました。

4. 日米間で経済関係をより深化するために、日本が特に進めるべきと考える政策(「有識者の部」のみ実施)は、「クリーンエネルギーや高速鉄道などの技術協力などの促進」が95%、「TPPへの参加」が92%。

引用終了。

 

この中で興味深かったのが、3. の日本に対するイメージに関する質問。

まずは、日本に対してどのようなイメージをもっているか。

これは、用意された項目について、それに同意できるか否かで回答を得る質問方式によるもので、「豊かな伝統と文化を持つ国」(97%)、「経済力・技術力の高い国」(92%)、「自然の美しい国」(92%)、「アニメ、ファッション、料理など新しい文化を発信する国」(82%)といった比較的好意的なイメージが上位を占める結果になっています。

 

▼ 日本に対するイメージ(一般の部のみの調査)

アメリカにおける対日世論調査

 

で、興味深かったのが、次からの設問。

 

▼ 日本の伝統文化またはポップカルチャーのどちらにより興味があるか。

アメリカにおける対日世論調査

 

伝統文化と答えた人が28%だったのに比べ、ポップカルチャーと答えた人は2%しかおらず、巷で言われるほどポップカルチャーに対する関心は高くないという結果に。

ただ、これを「両方興味がある」という答えと合算すると、「伝統文化に興味がある」が56%で、「ポップカルチャーに興味がある」が30%となることから、日本のポップカルチャーに関しては、実のところ、関心を持たれるのは、日本の伝統文化という要素が背景にあるからこそとの見方ができるのではないでしょうか。

一方で、「どちらでもない」との意見が42%もあり、意外と大きな割合を占めています。ただ、この答えに対しては、他に興味があるということなのか、どちらにも興味がないということなのか、判断が付きにくいのですが、どちらにしても、気になるところではあります。

 

ということで、これに繋がるのが次の設問。

 

▼ 以下のうち、どれに最も関心があるか。

アメリカにおける対日世論調査

これは、日本の文化に関する上記の項目を挙げ、どれについて最も関心があるかを聞いたもの。ただ、数字を見ても分かるように、合計が100%を遥かに超えることから、複数回答が多くあったことがうかがい知れます。トップは「日本食」。

そして、先の「日本の伝統文化またはポップカルチャーのどちらにより興味があるか」との設問での回答結果を示すように、ここでの設問に於いても、アニメ 41%、漫画 21%、ゲーム 38%、といったポップカルチャーよりも、相撲、武道(空手、柔道、剣道他) 53%、生け花 52%、盆栽 49%、などの伝統文化の方がより関心が高いという結果が表れています。

ただし、これは、あくまでもアメリカでの調査結果であり、これを即、海外の認識として、諸外国全てに当てはめるわけにはいきませんが、それでも海外からの視点という意味ではひとつの指標にはなるわけですから、日本を対外的に紹介したり、アピールする場合は、ポップカルチャーだけに重点を置いたようなプレゼンテーションだと、意外と反応が鈍いというケースも大いに考えられることかもしれませんね。

それと、ひとつ付け加えておかなければならないのが、外務省の調査委託先がそれまでのギャラップ社から2013年度はハリス・インタラクティブ社に代わったこと。そういったことから、前年や前々年の数字を比較する場合は、その点を踏まえて見る必要があります。調査会社が変われば調査方法等も当然違いますからね。

 


 

と、個人的に興味深かった「日本に対してどのようなイメージをもっているか」の設問を取り上げてみましたが、折角ですから、ここからは外交に関する設問をいくつか取り上げてみたいと思います。

ただし、こちらも同様に、2013年度は調査委託先が変更されていることから、前年や前々年と数字を比較して見る場合は、その点をご留意ください。

なお、外交に関しては、それぞれの設問への回答が「一般の部」と「有識者の部」に分けてあります。

 

▼ アジア地域の中でどの国が米国・地域にとり最も重要なパートナーであるか。(一般の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

▼ アジア地域の中でどの国が米国・地域にとり最も重要なパートナーであるか。(有識者の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

一般の部、有識者の部、共に中国をパートナーに挙げる回答が最も多いという結果に。

では、そのパートナーという言葉にどういった意味合いがあるのかといえば、それを垣間見ることができるのが次の設問。

 

▼ なぜその国・地域を最も重要なパートナーとみなしているか。(一般の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

▼ なぜその国・地域を最も重要なパートナーとみなしているか。(有識者の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

こちらの設問は自由回答方式とのことですが、「日本」と回答した理由と、「中国」と回答した理由ではあきらかに違いが見て取れます。「日本」と回答した理由のトップが「政治的な結びつき」なのに対し、「中国」と回答した理由のトップは「貿易・経済関係」。ただし、こちらの設問は2013年調査の数字だけが合算値で100%を超えているので、2013年の調査に関しては複数回答での結果ということになりそうです。

では、アジア地域の中で最も重要なパートナーとして、中国の名を最も多く挙げたそのアメリカ人は、どの程度が日本を信頼できる友邦であると考えているかを示したのが次の設問。

 

▼ 日本は信頼できる友邦であると考えるか。(一般の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

▼ 日本は信頼できる友邦であると考えるか。(有識者の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

一般の部、有識者の部、共に、「信頼できる」の回答が、かなり高い割合を示しています。

ちなみに下のグラフは「信頼できる友邦か否か」の設問に対する「信頼できる」と答えた割合を長期のスパンで示したもの。ブルーが一般の部で、オレンジが有識者の部。

 

アメリカにおける対日世論調査

 

まぁ、この結果を見る限りでは、一部で言われる「アメリカの日本離れ」は感じられません。

そして、最後は国防に関する調査結果を2つ。

最初は日米同盟に対する設問。

 

▼ 米国は現在の日米安全保障条約を維持すべきと考えるか。(一般の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

▼ 米国は現在の日米安全保障条約を維持すべきと考えるか。(有識者の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

一般の部、有識者の部、共に、「維持すべき」の回答が、「そうは思わない」の回答に大差をつける結果となっています。

続いての国防に関する設問は日本の軍備に対するもの。

 

▼ 日本は防衛力を増強すべきと考えるか。(一般の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

▼ 日本は防衛力を増強すべきと考えるか。(有識者の部)

アメリカにおける対日世論調査

 

こちらも、一般の部、有識者の部、共に、「増強すべき」が「そうは思わない」を大きく上回っています。

以上のことから、日米同盟は堅持しつつも、日本及びアジアという視点では、日本の役割増を求めているというのがアメリカ人の多くが持つ意見なのかなといった印象。

 

■ 参照・引用・出典:外務省ホームページ

▼ 外務省 - 米国における対日世論調査(結果概要)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000456.html

▼ 外務省 - 詳細結果データ (PDF) / 平成25年度「米国における対日世論調査」結果
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000022800.pdf

 

 

■ 追記

翌年の2014年度の調査では「アジアにおける米国の最も重要なパートナーはどの国か」との質問において、一般の部と有識者の部で共に「日本」とした回答が最も多い結果となっています。

一般の部では「日本」と回答した割合が46%(昨年35%)と最も多く、ついで「中国」が26%(昨年は39%)。又、有識者の部では「日本」と回答した割合は58%(昨年39%)で、次いで「中国」が24%(昨年43%)となっています。

▼ 外務省 - 米国における対日世論調査(平成26年度)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/pds/page4_000838.html

 

 

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2014/01/24

LIFE, LOVE & HOPE 「ライフ、ラヴ & ホープ」 / BOSTON (2013)

CDの帯(初回プレス限定盤):ライフ、ラヴ & ホープ / ボストンAlbum Cover (front): Life, Love & Hope / Boston

11年ぶりとなるこのボストンのアルバム「Life, Love & Hope / ライフ、ラヴ & ホープ」、実を言うと、前作の"Corporate America"に収録されていた曲が3曲も含まれていることから、リリース前の時点で期待感を多少削がれたようなところもあったが、アルバム全体としては前作よりは良い感じ。ただ、やはり全曲を新曲でリリースして欲しかったなというのが正直なところ。

それと、何となく全体的に音がスカスカしている印象。特に1曲目の"Heaven on Earth"でその印象が強く、例えば、これを前作1曲目の"I Had A Good Time"と比較して聴いてみると、その差を歴然と感じる。"Heaven on Earth"と"I Had A Good Time"では体感的な音圧が全然違うのだ。アルバムとしては今ひとつ好きになれなかった前作だが、"I Had A Good Time"では、これぞボストンといった迫力の有るサウンドが聴けたことから、この1曲のためにだけでもアルバムを買って良かったと思えたほどだったんだけどね・・・。

それに加えて、これまでの作品と比べると、コーラス・ハーモニーが美しくないんだよなぁ。ややザラついた印象のあるコーラス・ハーモニーが以前のように透明感のあるものであったならもっと印象も良くなったのでは?と、多少残念に思うところでもある。

と、出だしから多少愚痴っぽくなったが、あともうひつだけ言わせてもらえれば、曲のエンディング部分が多少淡白な印象。特に、ピアノの残音がプッツリとカットされた感じで終わってしまうラストの"The Way You Look Tonight"については、もうちょっと余韻部分を残すとかして欲しかったなと思うところでもあった。

それでも、ブラッド・デルプの遺作ともいえる"Sail Away"では、"Walk On"を彷彿するようなギターサウンドとブラッドの声には興奮させられたし、今回のキンバリー・ダームのヴォーカル曲も、前作よりは良い印象で、前作では女性ヴォーカル曲なんてボストンには要らないと思っていたのが、今回はこれはこれで有りかなと思える出来。

それに、冒頭でも述べたように、アルバム全体の印象も前作と比べると良い感じで、実際、アルバムを購入してからは、けっこう頻繁に繰り返し聴いている。ただ、個人的な位置付けでは、初期の3枚は別格として、前作よりは上ながらも、前々作の"Walk On"よりは下かなといった印象。ヴォーカリストのブラッド・デルプが抜けていた時期のアルバムとはいえ、"Walk On"もけっこう良い曲が揃っていたのでね。

 

   Album Cover (inside): Life, Love & Hope / Boston   CD: Life, Love & Hope / Boston   Booklet: Life, Love & Hope / Boston

 

購入したのは紙ジャケット仕様の初回限定盤で、封入特典として2014年のポスターカレンダーが付いている。又、販売店の特典なのか、パッケージとは別途に、ジャケットと同じデザインでブックレットサイズのステッカーが入れてあった。

 

▼ ステッカーとポスターカレンダー

Sticker: Life, Love & Hope / Boston   Sticker: Life, Love & Hope / Boston   Poster Calendar: Life, Love & Hope / Boston

 

▼ こちらがパッケージに含まれる封入物一式

Life, Love & Hope / Boston   Life, Love & Hope / Boston

 

▼ 左から、ステッカー、紙ジャケット、ブックレット

Life, Love & Hope / Boston

 

アルバムは米ビルボードチャートで初登場37位と、前作"Corporate America"の42位よりは若干良かったものの、翌週には急激に順位を落として、3週間後にはチャートから姿を消している。

なお、アメリカのアマゾンにも既に200を超えるレビューが寄せられているが、一番多いのが星ひとつの評価といったように、やや厳しい評価ながらも、次いで多いのが五つ星の評価と、意見は多少分かれているような印象。

 

Booklet (front & back): Life, Love & Hope / Boston   CDの帯:Life, Love & Hope / Boston

 

紙ジャケット仕様の初回限定盤は、通常のCDに比べると一回り大きなサイズのジャケットになっているが、横幅は通常のCDケースとほぼ同じサイズなのでラックに収納しても、このCDだけが前面に飛び出るということはないのは良いところ。ただ、自分の場合だと、手持ちのCDラックでは縦幅が足りずに収納できなかった為、このアルバムだけ仲間外れのようなかたちで別個にDVDラックの方に収納している。

 

All Albums / Boston

 

TRACKLIST (Japanese Limited Edition)
1. Heaven on Earth /  2. Didn't Mean to Fall in Love /  3. Last Day of School /   4. Sail Away /  5. Life Love and Hope /  6. If You Were in Love /  7. Someday /  8. Love Got Away /  9. Someone (2.0) /  10. You Gave Up on Love (2.0) /  11. The Way You Look Tonight 12. Someday (Tom Scholz vocal version) [Bonus Track]

1. ヘヴン・オン・アース / 2. ディドゥント・ミーン・トゥ・フォール・イン・ラヴ(2013 リマスター・ヴァージョン) / 3. ラスト・デイ・オヴ・スクール / 4. セイル・アウェイ / 5. ライフ、ラヴ&ホープ / 6. イフ・ユー・ワー・イン・ラヴ / 7. サムデイ / 8. ラヴ・ゴット・アウェイ / 9. サムワン(リ・レコーディング・ヴァージョン) / 10. ユー・ゲイヴ・アップ・オン・ラヴ(リ・レコーディング・ヴァージョン) / 11. ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト / 12. サムデイ(トム・ショルツ・ヴォーカル・ヴァージョン)[ボーナス・トラック]

 

NOTES
• Tracks 2: Remastered Version from "Corporate America"
• Tracks 9, 10: Re-arrangement and Re-recorded Version from "Corporate America"
• Tracks 12: Japan Bonus Track

• 日本盤初回プレスCD(見開き紙ジャケット仕様 / 初回限定盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• US 37位

 

▼ Boston - Sail Away

https://www.youtube.com/watch?v=2Lk482uszCc

 

▼ Boston - If You Were In Love

https://www.youtube.com/watch?v=sA4Q3y-FnqU

 

▼ Boston - Love Got Away

https://www.youtube.com/watch?v=boxtrwZzRrA

 

 

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Boston (1st Album) (1976) / Boston

Don't Look Back 「ドント・ルック・バック(新惑星着陸)」 (1978) / Boston

Third Stage 「サード・ステージ」 (1986) / Boston

Walk On 「ウォーク・オン」 (1994) / Boston

Greatest Hits 「グレイテスト・ヒッツ」 (1997) / Boston

Corporate America 「コーポレイト・アメリカ」 (2002) / Boston

Heaven On Earth Tour 2014 in Japan - Sticker Sheet (2014) / Boston

あれから10年 ~ R.I.P. Brad Delp / Boston Official Website (2007 / 2017)

2014/01/18

Mac を OS X Mavericks にアップグレードして感じたことアレコレ

先月末に"OS X Snow Leopard"から"OS X Mavericks"にアップグレードしたので、感じたことを羅列してみた。

これまで使っていた"OS X Snow Leopard (10.6.8)"には、これといった不満も無く、動作も非常に安定していたので、ある意味、快適ともいえるその環境をわざわざ変えるということに多少の不安もあったのだが、無料でアップグレードできるということもあり、しばらく使ってみてダメなら"Time Machine"で元の環境に戻せばいいことなので、思い立ってからは、好奇心も手伝って、トントン拍子で事を進めていった。

その後は、周辺機器の対応状況を確認した上で、とりあえずは"Snow Leopard"での最終的な状態を"Time Machine"に記録してから、"Mavericks"のダウンロードに取り掛かったのだが、実は思わぬところでつまずいてしまい、ダウンロードを始めるまでに半日あまりを費やしたものの、それでも何とか無事にダウンロードを終えることが出来た。

 

Mac - OS X Mavericks - ダウンロード中アップグレードに際しては、"Snow Leopard (10.6.8)"もアップグレード対象となっているとはいえ、"Lion (10.7)"と"Mountain Lion (10.8)"の二段階を飛ばしてということになるので、内心、スンナリとはいかないかもと思っていたものの、ダウンロードから"Mavericks (10.9.1)"の立ち上げまで、以外にも、何のトラブルも無く完了した。まぁ、これが普通なんだろうけど。

ということで、アップグレードで感じたことや気付いたことをいくつか挙げてみたいと思う。ただ、自分の場合は"Snow Leopard"からのアップグレードなので、"Mavericks"になってからということだけではなく、"Lion"と"Mountain Lion"で既に変更されていた点なども含んでいる。なお、ダウンロードしたヴァージョンは「OS X Mavericks (10.9.1)」。

まず最初は、ダウンロードプログラムをインストールして"Mavericks"を立ち上げた直後だと、下にある画像のように"Doc"にある"iPhoto"のアイコンが使用不可の状態になっていたが、直後に"iPhoto"を含むアップデート・プログラムの数を知らせる数字が"App Store"に表示されたので、アップデートを行ったら、新たなアイコンと共に、再び新しいヴァージョンになった"iPhoto"が使えるようになった。

Mac - iPhoto

"Snow Leopard"では"Doc"内のアイコンがピョンピョン跳ねて、該当するアプリケーションのアップデートを知らせてくれていたのだが、今後のアップデートは全て"App Store"からになるようだ。これまでのアイコンがピョンピョン跳ねる動的表示に慣れている所為か、"App Store"のアイコンに数字が表示されるだけだと何となくそっけない感じも。

Mac icon - App Store   Mac アプリケーションフォルダー (ダウンドード中の表示)

そして、直後のアップデートにより、"iPhoto"と共にヴァージョンアップしたのが"iMovie"で、アイコンのカラーもパープルに変更されている。

Mac - iPhoto Mac - iMovie

また、それに加えて、「iBooks」と「マップ」のアプリケーションが新たに加わり、デフォルトの状態の"Doc"では以下のアイコンが新規もしくは新たな装いで並ぶようになる。

Mac icon - iPhoto    Mac icon - iMovie    Mac icon - iBooks    Mac icon - マップ

その他では、ちょっと残念だったのが、メニューバーにある"Time Machine"のアイコンがバックアップ中にクルクルと回転しなくなったこと。今後は"Time Machine"のバックアップ中にうっかりシャットダウンしないように気をつけないといけないように思った。

そして、とまどったのが、ファインダーやブラウザー、アプリケーション等のウィンドウを開いても、通常の状態ではスクロールバーが表示されないこと。これは"Lion"から加えられた機能らしいが、しばらく使ってみたものの、いちいちマジックマウスの表面を撫でてスクロールバーを表示させる操作が煩わしいので、数日でスクロールバーを常に表示するように設定を変更した。

そもそも、スクロールバーが表示されていないと、ページのおおよその分量を見ただけで把握できないし、一見して、これで全部なのか、下や右に隠れている部分があるのかが分からないんだよね。

まぁ、恐らくは"iPhone"や"iPad"といった"iOS"と共通性を持たせようとする流れなんだろうけど、デスクトップだとこういった操作は煩わしく感じる。

▼ スクロールバーを常に表示するには

1. 「システム環境設定」から「一般」を選択。

2. 「スクロールバーの表示」の項目にある「常に表示」を選択で完了。

それと、スクロールに関しては、これも同じく"Lion"から変更されていたようだが、マジックマウスの表面をトラックパッドの操作と同じように指で操作するジェスチャを使用した場合、"Snow Leopard"とはスクロールの方向が逆になったんだよね。こちらは慣れればどうってことなさそうだが、多分、これも"iOS"の流れなんだろうね。一応、こちらも設定は変更できるようになってはいる。

▼ 逆スクロールを従来の方向に戻す方法

1. 「システム環境設定」から「マウス」を選択。

2. 「スクロールの方向:ナチュラル」に入っているチェックマークを外して完了。

その他、設定を変えたのは、一見して見づらくなったと感じた「メール」の表示で、こちらは「メール」を開く → 上部のメニューバーにある「メール」をクリック → 「環境設定」を選択 → 「表示」のタブを選択 → 「クラシックレイアウトを使用」をクリックしてチェックマークを入れる。で、元の環境と同じレイアウトに変更した。

そういえば、カレンダーに祝日が表記されるようにもなっていた。それと、アプリケーションに含まれる辞書セットのメーカーが小学館から三省堂に変更されていたんだね。とは言っても、これは"Mountain Lion"から既に変更されていたようだが、どちらも定評のある辞書なので、国語辞典にしても、英和、和英辞典にしても、さほど影響は無いように思う。ただ、類語例解辞典が無くなってるのがちょっと残念なところ。

それでも、"Snow Leopard"や"Lion"からのアップグレードだと、"Time Machine"にそれらの"OS"のファイルが残っていれば、「Macintosh HD / ライブラリ / Dictionaries」に含まれる「Shogakukan Ruigo Reikai Jiten.dictionary」を、"Mavericks"の、「Macintosh HD / ライブラリ / Dictionaries」の場所に復元すれば、そのまま使えるようだ。

といった具合に、アップグレードした当初は、何となく使い辛そうな印象があったものの、環境設定をいじるなどしてカスタマイズしていくうちに、違和感も徐々になくなってきた感じ。まぁ、カスタマイズといっても、結果的には、いつの間にやら"Snow Leopard"時代の環境と同じような設定になっていたといったところなんだけどね。ちなみに、"Mavericks"では200を超える新機能が搭載されているとのこと。

▼ アップル - OS X Mavericks - 新しいアプリケーション、機能、テクノロジー。
http://www.apple.com/jp/osx/whats-new/

▼ アップル - OS X Mavericks - 新しいOS Xにできることをすべて紹介します。
http://www.apple.com/jp/osx/whats-new/features.html

 

「OS X Mavericks インストール」アイコンなお、インストール後は、インストールに使用したアプリケーションフォルダー内の「OS X Mavericks インストール」というパッケージファイルは消えてしまうので、必要な場合には、ダウンロード後(インストールに進む前)に、外付けハードディスクやUSBメモリーにコピーしておくか、"Time Machine"にその時点の状態をバックアップしておくと良いかもしれない。ファイルのサイズは5GBちょっとといったところ。ちなみに、"Time Machine"にバックアップを作成した場合だと、"Mavericks"をインストールした後は「OS X Mavericks インストール」のアイコンを右クリックをしても「パッケージの内容を表示」という項目が表示されなくなるが、コピーして外付けハードディスクやUSBメモリーに等にペーストすれば、再び表示されるようになる。

(追記)しばらく気づかずにいたのだが、テキストエディットは、更新後にファイルを閉じても、保存するかどうかを確認するダイアログが表示されずに、何事もなかったかのように自動保存されるようになっていた。つまりは、ファイルメニューから「別名で保存」が無くなっているのだ。ただし、これは"Lion"から既に備わっていた機能らしいが。

テキストエディットで作成した文章を後から修正したりすることがけっこうあるので、文章を修正したものの、やっぱり元の方が良かったといった場合は、そのまま閉じて、確認のダイアログが表示されたら「保存しない」を選択して終了するといった手順に慣れっこになっていたので、最初はちょっとビックリした。ただし、失敗して上書きしてしまったような場合でも、メニューバーにある「ファイル」→「バージョンを戻す」で元に戻せるようになっている。変更した場合は履歴としてアーカイブされるようだ。

過去にさかのぼって元に戻す場合はタイムマシーンと同じような背景になるが、タイムマシーンと連動しているわけではなく、データは本体のハードディスクに保存されているようだ。変更履歴は、メニューバーにある「ファイル」→「バージョンを戻す」→「すべてのバージョンをブラウズ...」で確認できる。なお、画面上に「閉じる」のようなボタンは無いが、何も変更せずに画面を閉じる場合は「完了」をクリック。

それでも自分としては、やっぱり以前のように、変更した場合はファイルを閉じるときに確認のダイアログが表示される方が良いので、以前と同じ設定に変更した。

▼ 書類を閉じるときに確認のダイアログを表示させる方法

「システム環境設定」→「一般」→「書類を閉じるときに変更内容を保持するかどうかを確認」にチェックマークを入れる。

2014/01/09

世界の面白動画いろいろ

2013年に見た面白動画をまとめて記事にしようと昨年末に思っていたのですが、コロッと忘れていたので、年始の初笑い企画で記事にしようと予定を変更したものの、これまた忘れてしまっていたんだよなぁ。

ということで、もし初笑いをコロッと忘れている方がいらしたら、クスッとでもしていただければ幸いです。

動画に関しては、あくまでも昨年に自分が見たものということであり、動画自体は昨年に投稿されたものの限りではありませんのであしからず。

 

▼ まず最初は、透明なテープを使ったいたずら動画

■ HILARIOUS TAPE PRANK - #2
http://www.youtube.com/watch?v=WgmyxD_RPDY

 

▼ 続いては、おい、絶対に押すなよ

■ Kitten Gets Thrown Down a Loft Ladder (Cat Pushes Another Cat down the Stairs) 
http://www.youtube.com/watch?v=V3GJycgu-cs

 

▼ あきらかに在籍バンドを間違えているように思えるドラマーに注目

■ this drummer is at the wrong gig
http://www.youtube.com/watch?v=ItZyaOlrb7E

 

最後は実写版とアニメ版がある2つの微笑ましい動画を。

▼ こちらは実写版、水溜りに張った氷の上を初めて歩いてみた女の子

■ The first walk on ice
http://www.youtube.com/watch?v=qByJ4H6fHNw

 

▼ そしてこちらは、その動画を元に制作されたアニメ版

■ The first walk on the ice - Minecraft Animation verison
http://www.youtube.com/watch?v=PlTYBOOUyIk

 

 

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2014/01/01

2013年度 プレイカウント・トップ 100

昨年は”Susanna Hoffs”のソロアルバム"Someday"を年間を通して良く聴いていた感じで、それを物語るように、プレイカウントのトップ100でも、このアルバムの収録曲は全曲が上位にカウントされるという一年だった。

その他では先月の初めに買った”Mew”のミニアルバム”She Came Home for Christmas”も、ほぼ毎日聴いていたこともあり、こちらの収録曲も全曲が上位にカウントされる結果に。

でも、曲目を書き出していて気付いたのは、プレイカウントのトップ100に最も多く入っていたのは”KOKIA”の曲だったということ。

 

▼ KOKIA - Remember the kiss (Live in Paris)
http://www.youtube.com/watch?v=27yUjUE7rM4

▼ KOKIA - Ave Maria (Live)
http://www.youtube.com/watch?v=1APCZalfVSo

 

  Top 100 - My iTunes Play Count (2013 Year End)
  1. Holding My Breath / Susanna Hoffs
  2. EXEC_REBIRTHIA=PROTOCOL/. / KOKIA
  3. She Came Home for Christmas / Mew
  4. King Christian / Mew
  5. She Came Home for Christmas [Acoustic Version] / Mew
  6. EXEC_COSMOFLIPS/. / KOKIA
  7. Something That You Said / The Bangles
  8. I Had a Good Time / Boston
  9. All I Need / Susanna Hoffs
  10. True / Susanna Hoffs
  11. Mica / Mew
  12. Watch This Space / Mew
  13. Raining / Susanna Hoffs
  14. This Is the Place / Susanna Hoffs
  15. Ask Me No Questions / The Bangles
  16. November Sun / Susanna Hoffs
  17. Always Enough / Susanna Hoffs
  18. Regret / Susanna Hoffs
  19. Thinking of You / Naoko Terai
  20. Picture Me / Susanna Hoffs
  21. One Day / Susanna Hoffs
  22. Hold On / Air Supply
  23. You Haven't Seen the Last of Me / Cher
  24. 光の中に / KOKIA
  25. All for You / Naoko Terai
  26. Zero Landmine [Short Version] / No More Landmine
  27. I Won't Let It Get in the Way / Air Supply
  28. Go / Asia
  29. Wishing / Asia
  30. After the War / Asia
  31. Blown Away / Jeff Lynne
  32. Fate / KOKIA
  33. Unconditional Love / Susanna Hoffs
  34. petite chanson / Susanna Hoffs
  35. Why / Air Supply
  36. Rock and Roll Dream / Asia
  37. Lost at Sea / The Bangles
  38. Now You're Gone / Jeff Lynne
  39. I believe ~海の底から~ / KOKIA
  40. KARMA / KOKIA
  41. Until / Air Supply
  42. Voice of America / Asia
  43. Lotus Intro / Christina Aguilera
  44. Army of Me / Christina Aguilera
  45. Lovely Blossom (Live at STB139, 2006) / Kaori Kobayashi
  46. a gift / KOKIA
  47. かわらないこと ~since 1976~ / KOKIA
  48. Ave Maria / KOKIA
  49. A Little Bit of Everything / Air Supply
  50. Yours Truly / Air Supply
  1. Can I Be Your Lover / Air Supply
  2. Suspicion / Asia
  3. You're All I Am / Foreigner
  4. Back Where You Belong / Foreigner
  5. Why Can't This Night Go on Forever / Journey
  6. 花 / KOKIA
  7. 足音 / KOKIA
  8. 言の葉 / KOKIA
  9. Right Here with You (with Delta Goodrem) / Olivia Newton-John
  10. Boats Against the Current / Olivia Newton-John
  11. さよならの向こう側 / Momoe Yamaguchi
  12. Thank You for the Music / ABBA
  13. That's Me / ABBA
  14. Dance with Me / Air Supply
  15. Faith in Love / Air Supply
  16. Open Your Eyes / Asia
  17. Around the World / Christina Aguilera / KOKIA
  18. Blue Morning, Blue Day / Foreigner
  19. Double Vision / Foreigner
  20. Love on the Telephone / Foreigner
  21. The Eyes of a Woman / Journey
  22. Bird Island (Live at STB139, 2006) / Kaori Kobayashi
  23. dandelion / KOKIA
  24. tomoni / KOKIA
  25. 調和 oto~with reflection~ / KOKIA
  26. 夢の途中 / KOKIA
  27. Face to Face (Duet with Barry Gibb) / Olivia Newton-John
  28. Love is a Gift / Olivia Newton-John
  29. Find a Little Faith (with Cliff Richard) / Olivia Newton-John
  30. Everything Love Is (with Jimmy Barnes) / Olivia Newton-John
  31. Canto della Terra [Duet with Andrea Bocelli] / Sarah Brightman
  32. One of Us / ABBA
  33. Our Last Summer / ABBA
  34. The Earth Is / Air Supply
  35. Love Conquers Time / Air Supply
  36. Alternate Ending / Air Supply
  37. Never Again / Asia
  38. I Will Take Care of You / The Bangles
  39. Anna Lee (Sweetheart of the Sun) / The Bangles
  40. Red Hot Kinda Love / Christina Aguilera
  41. Etude E Major Op.10-3 (Chopin) / Hiroko Nakamura
  42. Every Little Thing / Jeff Lynne
  43. Don't Say Goodbye / Jeff Lynne
  44. September Song / Jeff Lynne
  45. Sunset Ocean (Live at STB139, 2006) / Kaori Kobayashi
  46. Yes I know / KOKIA
  47. もくじ / KOKIA
  48. Dance with the wind / KOKIA
  49. Isn't it Amazing (with Sun) / Olivia Newton-John
  50. Someone Who Believes in You / Russell Hitchcock