2015/06/25

自分が使っているパソコンや家電品の電気料金を簡単に知ることができるシミュレーター

これからの季節、エアコンをはじめ、様々な電化製品の使用頻度が増えてくると思いますが、案外、自分が使っている製品は1時間当たりでどれくらいの電気料金がかかるか知らなかったりもします。

ということで、以下に記したのはカタログや説明書に記載されている消費電力を入力して簡単に電気料金を知ることができるというサイト。勿論全て無料で利用できます。

自分が使っている製品の1時間当たりの電気料金を知ることで、自然と節電意識も芽生えるかも?

 

▼ 電気代計算シミュレーターで電気代を計算してみましょう
http://www.ienakama.com/tips/page/?tid=353

▼ 電気代計算君
http://kunisan.jp/denki/index.html

▼ 電気代・電気料金の計算(電気代計算ツール)
https://testpage.jp/tool/denkidai.php

 

自宅で使っている主な電化製品の1時間当たりの電気料金を一覧表にしてみるのも、何かしら発見があったりして面白いかもしれませんね。

 

補足記事

▼ 普段使っている家電の電気料金って一体いくらなの? - 電気使用量の大きい家電製品ランキング
http://kakaku.com/energy/article/?en_article=15

 

 

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2015/06/17

ACTUAL MILES - HENLEY'S GREATEST HITS / DON HENLEY (1995) & SOLO COLLECTION / GLENN FREY (1995)

CDの帯(初回プレス盤):アクチュアル・マイルス - ドン・ヘンリー・グレイテスト・ヒッツ / ドン・ヘンリーAlbum Cover (front): Actual Miles - Henley's Greatest Hits / Don Henley   CD Case (back cover): Actual Miles - Henley's Greatest Hits / Don Henley

Actual Miles - Henley's Greatest Hits / Don Henley (1995)

イーグルスのメンバーであり、「Hotel California / ホテル・カリフォルニア」や、「Desperado / ならず者」、「One of These Nights / 呪われた夜」といったイーグルスを代表する曲でリード・ヴォーカルをとっていたドン・ヘンリーのソロ作品を集めた初のベストアルバムが、1995年にリリースされたこちらの「Actual Miles - Henley's Greatest Hits / アクチュアル・マイルス - ドン・ヘンリー・グレイテスト・ヒッツ」だった。

奇しくもと言っていいのか、いみじくもグレン・フライのベストアルバムともいえる「ソロ・コレクション」と同年にリリースされたベストアルバムだったわけだが、リリースされたのはグレン・フライの方が先で、リリース日はグレン・フライの「ソロ・コレクション」が1995年3月28日。そして、ドン・ヘンリーの「グレイテスト・ヒッツ」が1995年11月21日のリリースとなっている。

収録曲は、過去にリリースされた3枚のソロアルバムから主に選曲されているものの、その他にも2曲の新曲と、レナード・コーエンのトリビュート・アルバム「Tower of Song - The Songs of Leonard Cohen / タワー・オブ・ソング~レナード・コーエンの唄」に収録されていたレナード・コーエンのカヴァー曲「Everybody Knows / エヴリバディ・ノウズ」が収録されている。

前年の1994年にはイーグルスの復活アルバム「Hell Freezes Over / ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」がリリースされ、イーグルスとしての活動が再開されたばかりにもかかわらず、グレン・フライのベストと同様にドン・ヘンリーのベストにも新曲が収録されているというのが何とも興味深いところ。

グレイテスト・ヒッツにしては「Actual Miles(実際の走行距離)」と、意味深なタイトルが付けられており、アルバムタイトルとシンクロしたアルバムカヴァーも、パッと見ではグレイテスト・ヒッツだとは分からないような雰囲気。自分自身は、ここに収録されている曲は「紛れもなく実際の足跡なのだ」だといったことを表現しているのではないかと勝手に解釈して捉えているのだが、どうなんだろうね。

このアルバムの購入動機としては、先に購入したイーグルスの復活アルバム「Hell Freezes Over / ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」にもライヴで収録されていた「New York Minute / ニュ-ヨ-ク・ミニット」のスタジオ・ヴァージョンを聴いてみたいなと思っていたところに良いタイミングでこのアルバムがリリースされたというのが理由のひとつでもあったわけだが、購入後はその"New York Minute"だけでなく、新曲のヘヴィーな「You Don't Know Me At All / ユー・ドント・ノウ・ミー・アット・オール」をはじめ、イーグルス的な雰囲気もある軽快な「The Last Worthless Evening / 最後の無駄な夜」や、「The Heart of the Matter / ハート・オブ・ザ・マター」といった曲も結構気に入って、頻繁に聴いていたアルバムだった。このアルバムを買うまでは、ソロ作品についてはほとんど知らなかったしね。

そして、収録曲の中で驚かされたのが、米9位のヒットを記録した「All She Wants to Do Is Dance / オール・シー・ウォンツ・トゥ・ドゥ・イズ・ダンス」。ヒット曲だったこともあり、この曲が何かの映画で使用されている曲だということは知っていたのだが、まさか、これがドン・ヘンリーの曲だとはこのアルバムを買うまで知らなかったので、結構意外な感じだった。このダンサブルな曲、確かにドン・ヘンリーの声なんだが、曲の雰囲気が全然ドン・ヘンリーっぽくないからねぇ。

 

CD Case (inside): Actual Miles - Henley's Greatest Hits / Don Henleyちなみに、収録曲のチャートポジションは以下の通り。

• Dirty Laundry (米3位 / 英59位)
• The Boys of Summer (米5位 / 英12位)
• All She Wants to Do Is Dance(米9位)
• Not Enough Love in the World(米34位)
• Sunset Grill(米22位)
• The End of the Innocence(米8位 / 英48位)
• The Last Worthless Evening(米21位)
• New York Minute(米48位 / 英97位)
• The Heart of the Matter(米21位)

なお、このアルバム"Actual Miles: Henley's Greatest Hits"はビルボードチャートで48位を記録している。

 

▼ DON HENLEY - You Don't Know me At All LIVE TV performance !
https://www.youtube.com/watch?v=u-sw5PtSgjw

▼ Don Henley - The Garden Of Allah (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=DlWqxTpsrnk

▼ Don Henley - The Last Worthless Evening (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=j7kjHDKZpSw

▼ Don Henley - The Heart Of The Matter (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=rRrT37ruAtE

▼ Don Henley - All She Wants To Do Is Dance (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=eud5AurOxm0

 

CDの帯(裏):Actual Miles - Henley's Greatest Hits / Don HenleyTRACKLIST
1. Dirty Laundry / 2. The Boys Of Summer / 3. All She Wants To Do Is Dance / 4. Not Enough Love In The World / 5. Sunset Grill / 6. The End Of The Innocence / 7. The Last Worthless Evening / 8. New York Minute / 9. I Will Not Go Quietly / 10. The Heart Of The Matter / 11. The Garden Of Allah (New Studio Track) / 12. You Don't Know Me At All (New Studio Track) / 13. Everybody Knows

1. ダーティ・ラウンドリィ / 2. ボーイズ・オブ・サマー / 3. オール・シー・ウォンツ・トゥ・ドゥ・イズ・ダンス / 4. ノット・イナフ・ラヴ・イン・ザ・ワールド / 5. サンセット・グリル / 6. エンド・オブ・ザ・イノセンス / 7. 最後の無駄な夜 / 8. ニューヨーク・ミニット / 9. ゴー・クワイエットリィ / 10. ハート・オブ・ザ・マター / 11. ガーデン・オブ・アラー(新曲) / 12. ユー・ドント・ノウ・ミー・アット・オール(新曲) / 13. エヴリバディ・ノウズ

NOTES
• Track 1: from the Album "I Can't Stand Still" (1982) / Tracks 2-5: from the Album "Building the Perfect Beast" (1984) / Tracks 6-10: from the Album "The End of the Innocence" (1989) / Tracks 11, 12: New Studio Tracks - "Actual Miles - Henley's Greatest Hits" (1995) / Track 13: from the Album "Tower of Song - The Songs of Leonard Cohen" (1995)

• US 48位

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付(12曲目と13曲目は「アーティストの意向により・・・」という理由で歌詞と対訳は省略されている)

 


 

CDの帯(初回プレス盤):ソロ・コレクション / グレン・フライAlbum Cover (front): Solo Collection / Glenn Frey   CD Case (back cover): Solo Collection / Glenn Frey

Solo Collection / Glenn Frey (1995)

そして、こちらは、ドン・ヘンリーのグレイテスト・ヒッツ"Actual Miles - Henley's Greatest Hits"より8か月程前にリリースされたグレン・フライのベストアルバムともいえる「Solo Collection / ソロ・コレクション」で、こちらもまた、ドン・ヘンリーのグレイテスト・ヒッツと同様に、イーグルス解散後のソロ作品の中から選曲されたグレン・フライ初のベストアルバムとなる。

ちなみに、イーグルスでは「Take it Easy / テイク・イット・イージー」や、「Lyin' Eyes / いつわりの瞳」、「New Kid in Town / ニュー・キッド・イン・タウン」といった曲でリード・ヴォーカルをとっていたのが、このグレン・フライ。

ドン・ヘンリーのグレイテスト・ヒッツでは"All She Wants to Do Is Dance"がドン・ヘンリーの曲だということを知って当時は驚いたのだが、こちらのグレン・フライのソロ・コレクションでも同様に、グレン・フライの曲だったのかと驚いた曲があって、それが「The Heat Is On / ヒート・イズ・オン」と、「You Belong To The City / ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」の2曲。

"The Heat Is On"は、1984年公開の映画「ビバリーヒルズ・コップ」の挿入歌で、"You Belong To The City"は、1984年から1989年にかけてアメリカで放映されていたテレビドラマシリーズ「マイアミ・バイス」で使用されていた曲。どちらも米2位のヒットを記録した曲だったこともあり、曲自体は聴き覚えがあったんだよね。なお、1984年にリリースされた「ビバリーヒルズ・コップ」のサウンドトラック盤と、1985年にリリースされた「マイアミ・バイス」のサウンドトラック盤(2006年に劇場公開された映画「マイアミ・バイス」のサウンドトラックとは別物)は共に米1位を記録している。

補足しておくと、この2曲はグレン・フライのオリジナルアルバムには収録されていない。又、1984年リリースのセカンド・ソロアルバム「The Allnighter / オールナイター」収録曲で、その後にシングルとしてリリースされた「Smuggler's Blues / スマグラーズ・ブルース」も、"You Belong To The City"と共に「マイアミ・バイス」のサウンドトラック盤に収録されている。

それと、「Part Of Me, Part Of You / パート・オブ・ミー、パート・オブ・ユー」は1991年に公開された映画「Thelma & Louise / テルマ&ルイーズ」の主題歌としてサウンドトラック盤に収録されていた曲だが、こちらは翌年の1992年にリリースされたオリジナルアルバム「Strange Weather / ストレンジ・ウェザー」にも収録されている。

ということで、グレン・フライのソロワークスを集約したアルバムという以外にも、新曲が4曲収録されている他、サウンドトラック盤にしか収録されていないヒット曲"The Heat Is On"と、"You Belong To The City"が収録されているといったように、このアルバムならではの価値を持ったベスト・アルバムでもある。

そして、日本盤にはボーナストラックとして、1993年リリースのライヴ・アルバム「Live / ライヴ」から「Strange Weather (Live) / ストレンジ・ウェザー (ライヴ)」が収録されている。ボーナストラックというと、アルバムの趣旨に沿っていないような曲が収録されていることもしばしばあるのだが、これは冒頭の新曲以降は年代順に並べられた流れにも沿っており、良い選曲だと思う。お洒落な雰囲気の良い曲だしね。ただ、この"Strange Weather (Live)"、自分の場合は、曲の始めのMCは無くて、そのまま曲が始まった方が流れ的に良いように感じたので、冒頭のMC部分は編集でカットしたものを聴いている。

 

CD Case (inside): Solo Collection / Glenn Frey収録曲のチャートポジションは以下の通りです。

• The One You Love (米15位)
• Sexy Girl (米20位)
• Smuggler's Blues (米12位 / 英22位)
• The Heat Is On (米2位 / 英12位)
• You Belong To The City (米2位)
• True Love (米13位)
• Part Of Me, Part Of You (米55位)
• I've Got Mine (米91位)

実を言うと、このアルバム"Solo Collection"は、ドン・ヘンリーのグレイテスト・ヒッツを買おうとしたときに、たまたま見つけて、折角だからと一緒に買ったもので、それまではこのアルバムの存在を知らずにいたんだよね。その後は、同時に買ったアルバムということもあり、この2枚からセレクトした曲をいつも一緒に聴いていたといった感じだった。

アルバムの中では"Strange Weather"収録曲の「I've Got Mine / アイヴ・ゴット・マイン」と、「Brave New World / ブレイヴ・ニュー・ワールド」が特に好きで、良く聴いていた記憶がある。

なお、ブックレットは厚手のマットな紙が使用されており、帯もそれに合わせた紙が使用されている。

 

▼ Glenn Frey - The Heat is On (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=uZD8HKVKneI

▼ Glenn Frey - You Belong To The City (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=jXO33p_4vso

▼ Glenn Frey - I've Got Mine (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=U5CkbmFX-TY

▼ Glenn Frey - Brave New World (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=XYpVsT3-cIQ

▼ Glenn Frey - Strange Weather (Live) (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=mlXeTbTx8uc

 

CDの帯(裏):Solo Collection / Glenn FreyTRACKLIST
1. This Way To Happiness (New Studio Track) / 2. Who's Been Sleeping In My Bed (New Studio Track) / 3. Common Ground (New Studio Track) / 4. Call On Me (New Studio Track) / 5. The One You Love / 6. Sexy Girl / 7. Smuggler's Blues / 8. The Heat Is On / 9. You Belong To The City / 10. True Love / 11. Soul Searchin' / 12. Part Of Me, Part Of You / 13. I've Got Mine / 14. River Of Dreams / 15. Rising Sun / 16. Brave New World / 17. Strange Weather (Live) [Japanese Bonus Track]

1. ハッピネス(新曲) / 2. フーズ・ビーン・スリーピン(新曲) / 3. コモン・グラウンド(新曲) / 4. コール・オン・ミー(新曲) / 5. 恋人 / 6. セクシー・ガール / 7. スマグラーズ・ブルース / 8. ヒート・イズ・オン / 9. ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ / 10. トゥルー・ラヴ / 11. ソウル・サーチン / 12. パート・オブ・ミー、パート・オブ・ユー / 13. アイヴ・ゴット・マイン / 14. リヴァー・オブ・ドリームス / 15. ライジング・サン / 16. ブレイヴ・ニュー・ワールド / 17. ストレンジ・ウェザー(ライヴ) [日本盤ボーナス・トラック]

NOTES
• Tracks 1-4: New Studio Tracks - "Solo Collection" (1995) / Track 5: from the Album "No Fun Aloud" (1982) / Tracks 6, 7: from the Album "The Allnighter" (1984) / Track 8: from the Album "Beverly Hills Cop [Music From The Motion Picture Soundtrack]" (1984) / Track 9: from the Album "Miami Vice [TV Soundtrack]" (1985) / Tracks 10, 11: from the Album "Soul Searchin'" (1986) / Tracks 12-16: from the Album "Strange Weather" (1992) / Track 17: from the Album "Live" (1993)

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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HELL FREEZES OVER 「ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」 / EAGLES (1994)

CDの帯(初回プレス盤):ヘル・フリーゼズ・オーヴァー / イーグルスAlbum Cover (Slip Case - front): Hell Freezes Over / Eagles   Album Cover (Slip Case - front): Hell Freezes Over / Eagles   Album Cover (Jewel Case - front): Hell Freezes Over / Eagles

名作「Hotel California / ホテル・カリフォルニア」に続く3年ぶりのスタジオ・アルバム「The Long Run / ロング・ラン」を1979年にリリースしたイーグルス。この間にオリジナルメンバーのベーシストであるランディ・マイズナーがバンドを脱退し、後任にティモシー・B・シュミットが加入。そして、翌年の1980年にはイーグルス初のライヴ・アルバム「Eagles Live / イーグルス・ライヴ」をリリースするも、1982年には正式にバンドの解散が伝えられることに・・・。

それから十数年の歳月が流れた1994年、イーグルスは遂に再結成を果たし、MTVスペシャルでライヴを披露。そして、同年にはそのMTVのライヴでも披露された4曲の新曲(スタジオ・ヴァージョン)と、MTVでのライヴを収録したこのアルバム「Hell Freezes Over / ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」を発表。

と、このアルバムがリリースされるまでの流れを簡単に記したのだが、やっぱり、この"Hell Freezes Over"は、それまでの経緯をおさらいしてからでないと語れないアルバムなのだ。まぁ、解散から復活までのこの間にはランドセルをしょっていた子供が成人している位の年月が流れているのだけれど。

過去の楽曲のライヴだけでなく、新曲が4曲含まれていることから、この復活劇が単なる懐古主義的なものではなく、新たなる幕開けを示唆しているようなアルバムでもあったわけだが、エレキが使用されているとはいえ、ストリングスを交えたアコースティックな雰囲気漂うライヴの方もこれまた素晴らしい演奏で、ライヴ・アルバムとしても申し分ない出来。

しかも、ライヴの方は、比較的スタジオ・ヴァージョンに忠実な演奏がされているので、聴いていて安心感のようなものもがある。とは言え、ゆったりとしたボンゴのリズムとフラメンコのような雰囲気で始まる"Hotel California"を初めて聴いたときはゾクゾクしたなぁ。

個人的には"Hotel California"のアルバムに収録されていた大好きな2曲「Wasted Time / 時は流れて」と「The Last Resort / ラスト・リゾ-ト」が演奏されているのが特に嬉しかったし、同様に"Hotel California"のアルバム収録曲であり、ジョー・ウォルシュがヴォーカルをとる「Pretty Maids All in a Row / お前を夢みて」も、改めて曲の魅力に気付いたようなところもあった。

それと、ライヴではドン・ヘンリーのソロアルバムから「New York Minute / ニュ-ヨ-ク・ミニット」が演奏されているのだが、これが、他のイーグルスの曲に混じっていても全く違和感の無い雰囲気というか、これもがまるでイーグルスの曲であるかのように聴こえるのだ。自分の場合はこのアルバムで初めて知った曲だったので、新鮮でもあり興味深かったのだが、当時はこの曲がドン・ヘンリーのソロ作品だとは知らなかったことから、イーグルスの曲のひとつとして聴いていたようなところがあった(新曲もしくは未発表曲だと思っていた)。

それにしても、ほんと素晴らしいライヴだこと。演奏のみならず、アンサンブルも素晴らしいし、加えて、オリジナルのスタジオ・ヴァージョンにあるコーラス・ハーモニーも見事に再現されているので、ライヴとはいえ、スタジオ・ヴァージョン並みに聴きごたえがあるんだよね。できれば、この時のテンションと結束力で、これに続くニューアルバムをリリースして欲しかったところだが、次作がリリースされたのは、なんとこれから13年後の2007年のことだった・・・。

Jewel Case + Slip Case: Hell Freezes Over / Eagles   Jewel Case + Slip Case: Hell Freezes Over / Eagles

 

TRACKLIST
1. Get Over It / 2. Love Will Keep Us Alive / 3. The Girl from Yesterday / 4. Learn to Be Still / 5. Tequila Sunrise / 6. Hotel California / 7. Wasted Time / 8. Pretty Maids All in a Row / 9. I Can't Tell You Why / 10. New York Minute / 11. The Last Resort / 12. Take It Easy / 13. In the City / 14. Life in the Fast Lane / 15. Desperado

1. ゲット・オ-ヴァ-・イット / 2. ラヴ・ウィル・キ-プ・アス・アライヴ / 3. ザ・ガ-ル・フロム・イエスタデイ / 4. ラ-ン・トゥ・ビ-・スティル / 5. テキ-ラ・サンライズ / 6. ホテル・カリフォルニア / 7. 時は流れて / 8. お前を夢みて / 9. 言いだせなくて / 10. ニュ-ヨ-ク・ミニット / 11. ラスト・リゾ-ト / 12. テイク・イット・イ-ジ- / 13. イン・ザ・シティ / 14. 駆け足の人生 / 15. ならず者

 

NOTES
• The album contains four new studio tracks and eleven tracks recorded live for an MTV special.
• Tracks 1-4: New Studio Tracks / Tracks 5-15: MTV Live (1994)

• Album: US 1位 (9x Platinum / 2014-RIAA)
• Single: "Get Over It" US 31位

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付
• This release came with a cardboard slipcover over a standard jewel case.

 

EAGLES - BAND MEMBERS (Listed in Booklet)
• Don Felder (ドン・フェルダー) - Guitars, Vocals
• Glenn Frey (グレン・フライ) - Guitars, Piano, Keyboards, Vocals
• Don Henley (ドン・ヘンリー) - Drums, Percussion, Vocals
• Timothy B. Schmit (ティモシー・B・シュミット) - Bass, Vocals
• Joe Walsh (ジョー・ウォルシュ) - Guitars, Organ, Vocals

 

▼ Eagles - Hotel California (Acoustic 1994)

 

 

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2015/06/04

アメリカで行われた各国に対する好感度調査 (2015年調査)

アメリカの世論調査会社「ギャラップ」が毎年行っている各国に対する好感度調査が今年も2月に行われており、その調査結果が発表されています。

※ ギャラップ (The Gallup Organization) は、アメリカに本社を置く世論調査及びコンサルティングを行っている企業で、民間企業による世論調査の先駆け的存在としても知られ、日本を含め、世界の30近くの国に拠点を設けている。又、その世論調査はギャラップ調査 (Gallup Poll) と呼ばれて、高い信頼を得ており、ウィキペディアでも「世論調査」のページには「ギャラップ調査」の項目と共に、「代表的世論調査としてギャラップ調査が挙げられる」と記述されています。

今回の調査対象国の中でアメリカ人が好感を持っている国のトップとなった国はカナダ(92%)で、続いてイギリス(90%)、フランス(82%)、ドイツ(81%)、日本(80%)の順になっています。
※ カッコ内の数字は好ましいとした割合。

調査結果の見出しには大きく「Canada, Great Britain Are Americans' Most Favored Nations」と書かれているように、カナダとイギリスに対する好意的な評価が共に90%を超えており、この2か国への好感度が頭一つ抜き出ているといった印象。

なお、この調査の評価対象とされた国は以下の22か国で、今回も良し悪しに関わらず、国の動向がアメリカの情勢に対して少なからず影響を及ぼしそうな国が選ばれているようです。 

92% カナダ
90% イギリス
82% フランス
81% ドイツ
80% 日本
71% インド
70% イスラエル
57% ヨルダン
55% メキシコ
52% ウクライナ
49% エジプト
46% キューバ
44% 中国
38% サウジアラビア
24% ロシア
17% パレスチナ自治政府
15% パキスタン
15% イラク
14% シリア
14% アフガニスタン
11% イラン
9% 北朝鮮

上位の国々はいつもと変わらずといった感じですが、その他ではロシアが3年前の50%から今回は24%と大きく評価を落としている点や、3年前は37%だったキューバが今回は46%と評価を上げているといった点。それに、最も否定的な評価が多かった国が中東の国ではなく、今回も前年に引き続き北朝鮮となっているのが特徴。

 

▼ 「favorable (好ましい)」と「unfavorable (好ましくない)」の比率を示した表

アメリカで行われた各国に対する好感度調査 (2015年調査)

 

▼ 対象国を評価割合により四つのグループに分類した表

アメリカで行われた各国に対する好感度調査 (2015年調査)

 

▼ 日本に対する評価の年度別数値と推移(1989年~2015年)

アメリカで行われた各国に対する好感度調査 (2015年調査) - 日本に対する評価の推移

 

■ 参照・引用・出典:Gallup.com / ギャラップ

▼ ギャラップの調査結果 - Country Ratings
http://www.gallup.com/poll/1624/perceptions-foreign-countries.aspx

▼ ギャラップの調査結果 - Canada, Great Britain Are Americans' Most Favored Nations
http://www.gallup.com/poll/181961/canada-great-britain-americans-favored-nations.aspx

※ 調査結果を記したページの右側部分の下側にある「View complete question responses and trends.」をクリックすると「ギャラップの調査結果 - Country Ratings」にあるデータがPDFファイルで開きます。

▼ 2014年の調査結果 - North Korea Least Favorable Among Nations
http://www.gallup.com/poll/167489/north-korea-least-favorable-among-nations.aspx

▼ 2013年の調査結果 - Americans Least Favorable Toward Iran
http://www.gallup.com/poll/161159/americans-least-favorable-toward-iran.aspx

 

 

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アメリカにおける対日世論調査 (2013年度調査) - (2014年1月19日)

OECD調査 - 大人の学力(成人のスキル)で、日本は3項目中2項目で世界一 - (2013年11月11日)

英BBC世界世論調査 2013 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本は4位 - (2013年5月27日)

英BBC世界世論調査 2012 - 「世界に良い影響を与えている国」で日本が1位 - (2012年5月16日)

アメリカで行われた各国に対する好感度調査 - アメリカ人の最近の動向 - (2012年5月14日)

最もクリエイティヴな国は? - 米Adobe社による調査 - (2012年4月26日)

2015/06/03

Queen のピアノ・カヴァー曲 (Part 2)

2年半ほど前に、"YouTube"にアップロードされている"Queen"のピアノ・カヴァー曲の中から、個人的に気に入っている演奏をいくつかご紹介したことがあったのですが、今回はそのパート2。今回も前回同様に多少マニアックな選曲になるとは思うのだけれど、これらもまた素敵な演奏ばかり。

 

まずは、アルバム"The Woeks"のラストに収録されていたフレディとブライアンの共作曲「Is This The World We Created...? / 悲しい世界」。

▼ Queen - Is This The World We Created...? (Piano cover)

http://www.youtube.com/watch?v=BHeUtWXAUF8

 

続いては、5thアルバムの"A Day at the Races"に収録されている「Good Old Fashioned Lover Boy / 懐かしのラヴァー・ボーイ」。

▼ Queen - Good Old Fashioned Lover Boy - piano cover

http://www.youtube.com/watch?v=nNP0f0QxMFM

 

こちらは、2ndアルバムの"Queen II"から「Nevermore / ネヴァー・モア」。

▼ Queen - Nevermore (Piano Cover - Rob Hughes)

https://www.youtube.com/watch?v=qx490LqTipg

 

最後は、昨年の2014年にリリースされたベスト・アルバム"Queen Forever"に、フレディ初のソロシングル曲をバラードにアレンジし、新曲として収録されていた「Love Kills - the ballad / ラヴ・キルズ(バラード)」。

▼ Queen - Love Kills the Ballad - Piano Cover

https://www.youtube.com/watch?v=oZLwfBjU6Bk

 

本当は他にも紹介したい演奏が沢山あって、どれをピックアップしようかと迷ったのだが、それらは、いずれ近いうちにご紹介しようと思っている。

 

 

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手をとりあって (Queen) のカヴァー色々

Bohemian Symphony (Bohemian Symphonic Project) (1992) / Orchestra On The Rock Queen (London Symphony Orchestra & London Pop Choir) (1993)

2015/06/02

アゲハチョウの蛹(さなぎ)

実は、先月下旬にアゲハチョウの蛹をたまたま見つけて、それ以降、毎日観察していたんだよね。本当は羽化するところを捉えて、このブログに載せようと目論んでいたのだけれど、今日見たら既に抜け殻になっていた(笑)。

昨日見たときは、まだ全体が緑色だったので、もう暫くはかかるだろうと油断していたのが間違いだったようだ。でも、外敵に捕食されることなく無事に羽化することを願いながら見守っていたようなところもあったので、何だかホッとした気分。

 

▼ 2015/5/21

アゲハチョウの蛹

▼ 2015/5/31

アゲハチョウの蛹

▼ 2015/6/2

アゲハチョウの蛹

 

ちなみに、蛹(さなぎ)の内部は、一部の神経や呼吸器系を除いた組織がドロドロに溶解して、液状化した状態になっているらしく、そこから成虫の形体が形成されていくそうだ。

この状態から、幼虫のときとは摂取するものも違えば、足の数も違うし、地を這っていたものが空を飛ぶようになるのだから、ほんと不思議だ。

 

 

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