2012/04/26

最もクリエイティヴな国は? - 米Adobe社による調査

イラストレーターやフォトショップなどのデザインツールでお馴染みの米"Adobe Systems"が今年3月から4月にかけて、クリエイティヴィティー(創造性)に関する調査を行い、その調査結果が公表されています。

なお、調査は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人5,000人を対象にオンラインで実施されています。

 

Country Flags - 最もクリエイティヴな国は?

 

質問と回答は以下の通り

Q:
Which one of the following countries do you feel is most creative?
(以下に挙げる国の中で、どの国が最も創造的だと思いますか?)

A:
• Japan (36%)
• US (26%)
• Germany (12%)
• France (11%)
• UK (9%)
• Other (6%)

調査結果では、最もクリエイティヴな国に日本を挙げた人が最も多く、次いでアメリカ、ドイツ、フランス、イギリスという順になっています。

 

回答結果を国別で見てみると

Japan Most Creative Country, within Japan (日本)

• US (39%)
• Japan (26%)
• France (16%)
• Germany (12%)
• UK (3%)
• Other (4%)

US Most Creative Country, within US (アメリカ)

• US (47%)
• Japan (34%)
• Germany (5%)
• France (5%)
• UK (1%)
• Other (8%)

Germany Most Creative Country, within Germany (ドイツ)

• Japan (40%)
• Germany (27%)
• US (15%)
• France (7%)
• UK (3%)
• Other (8%)

France Most Creative Country, within France (フランス)

• Japan (37%)
• France (25%)
• US (20%)
• Germany (8%)
• UK (5%)
• Other (5%)

UK Most Creative Country, within UK (イギリス)

• Japan (40%)
• UK (35%)
• US (10%)
• Germany (6%)
• France (3%)
• Other (6%)

 

5か国共に、自国を最もクリエイティヴな国に挙げる人の割合が比較的高い結果になっていますが、それでも日本ではアメリカを挙げた人が最も多く、ドイツ、フランス、イギリスでは日本を挙げた人が最も多いという調査結果になっています。

 

■ 参照・引用・出典:adobe.com

Adobe State of Create Study - April 2012 (PDF)

アドビ システムズ - 2012年4月24日 (PDF)

 

 

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2012/04/21

イギリスのアルバムセールス歴代ランキング

Freddie Mercury / Queen Greatest Hits 1 & 2

今月初めにイギリスで最も売れたアルバムの歴代ランキングをイギリスの音楽セールス調査会社"The Official Charts Company"が発表しました。集計期間は全英アルバム・チャートが始まってから2012年3月31日まで。

 

UK's Top 10 Biggest Selling Albums of All-Time (歴代トップ10)

01. GREATEST HITS (1981) - QUEEN
02. SGT PEPPER’S LONELY HEART’S CLUB BAND (1967) - THE BEATLES
03. GOLD - GREATEST HITS (1992) - ABBA
04. WHAT’S THE STORY MORNING GLORY (1995) - OASIS
05. THRILLER (1982) - MICHAEL JACKSON
06. 21 (2011) - ADELE
07. BROTHERS IN ARMS (1985) - DIRE STRAITS
08. THE DARK SIDE OF THE MOON (1973) - PINK FLOYD
09. BAD (1987) - MICHAEL JACKSON
10. GREATEST HITS II (1991) - QUEEN

 

それにしても、昨年の2011年にリリースされた"Adele"の「21」は凄いですね。アルバムが売れないと言われる昨今にもかかわらず、発売からわずか1年余りでマイケル・ジャクソンの「スリラー」に次ぐ歴代ランキングの6位ですからね。ちなみに、2月に同社の記事で発表されたランキングでは、この「21」は8位でしたから、まだまだ勢いは止まらずといった様子。

 

こちらが今年の2月28日の記事で発表されていたランキング

01. GREATEST HITS (1981) - QUEEN (5,863,000枚)
02. SGT PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND (1967) - THE BEATLES (5,044,000枚)
03. GOLD: GREATEST HITS (1992) - ABBA (4,989,000枚)
04. WHAT'S THE STORY MORNING GLORY (1995) - OASIS (4,517,000枚)
05. THRILLER (1982) - MICHAEL JACKSON (4,248,000枚)
06. BROTHERS IN ARMS (1985) - DIRE STRAITS (4,152,000枚)
07. THE DARK SIDE OF THE MOON (1973) - PINK FLOYD (4,114,000枚)
08. 21 (2011) - ADELE (4,020,000枚)
09. BAD (1987) - MICHAEL JACKSON (3,959,000枚)
10. GREATEST HITS II (1991) - QUEEN (3,887,000枚)

 

■ Official Charts Company のランキング記事はこちら

▼ The Official Top 40 biggest selling albums of all-time (2012/4/10)
http://www.officialcharts.com/chart-news/the-official-top-40-biggest-selling-albums-of-all-time__4820/

▼ Adele overtakes Michael Jackson in all-time biggest selling albums chart (2012/2/28)
http://www.officialcharts.com/chart-news/adele-overtakes-michael-jackson-in-all-time-biggest-selling-albums-chart907/

 


 

※追記:"Adele"の「21」が更に売り上げを伸ばし、"Michael Jackson"の「Thriller」を抜いて5位に浮上したとのこと。

▼ Adele 21's outsells Michael Jackson's Thriller and Bad (2012/5/3)
http://www.officialcharts.com/chart-news/adele-is-now-officially-bigger-than-michael-jackson-1374/

※再追記:最新のランキングはこちら("Adele"の「21」が更に売り上げを伸ばし4位に浮上)

▼ List of best-selling albums in the United Kingdom
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_best-selling_albums_in_the_United_Kingdom

 

 

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2012/04/17

GREATEST HITS II 「グレイテスト・ヒッツ Vol. 2」 / QUEEN (1991)

CDの帯(初回プレス盤):グレイテスト・ヒッツ VOL. 2/クイーンAlbum Cover (front): Greatest Hits II / Queen  Album Cover (back): Greatest Hits II / Queen  CD: Greatest Hits II / Queens

1991年に発売されたこの"Greatest Hits II"(アメリカ未発売)はフレディが亡くなる約1か月前にリリースされたものだったこともあり、、自分がリリース当時に購入したこのCDの帯や解説にもフレディの死については当然のことながら記されていない。今となってはそこがまたひとつの思い出にもなっている感じだが、当時はまさか翌月にあんなことが起きるとは勿論、想像だにしていなかったので、このグレイテスト・ヒッツを区切りにして、今後は音楽的方向性が多少変わったりすることもあるのだろうかと、この先の展開に思いを馳せていたりもしていた。

ちなみに、先の1981年にリリースされた"Greatest Hits"の方はイギリスで最も売れたアルバムとされているが、実は、この"Greatest Hits II"もイギリスのベストセラーランキングのトップ10に記録されている(2012年3月末時点で388万枚の売り上げを記録して第10位)。

そして、この"Greatest Hits II"は、ヨーロッパや南米を中心とした多くの国々に於いてもベストセラーを記録しており、スイス、オランダ、フィンランド、スペインで、それぞれ"5 platinum awards"。ドイツ、オーストリアで、それぞれ"4 platinum awards"。スウェーデンで、"Platinum award"。ブラジルで、"2 platinum awards"。更には、フランスとアルゼンチンでは共に"Diamond award"と、こちらも又、物凄い数字を残している。これらの国々の売り上げを見れば、サッカーの競技場でクイーンの楽曲が頻繁に使われるのも頷けるところではある。

当時は、収録されている曲は全てオリジナルのアルバムで持っていたので、特別これを買う必要性も無かったのだが、実際は"I Want it All"、"I Want to Break Free"、"Hammer to Fall"、"One Vision"といった曲はシングル・ヴァージョンで収録されていた為、持っていない音源が手に入って嬉しかったことを覚えている。

補足しておくと、"Under Pressure"もデヴィッド・ボウイが2回繰り返して歌う後半の"This is our last dance"の部分が1回に短縮されているので、もしかしたらこれもシングル・ヴァージョンなのかも?と思ったのだが、ただ上記のシングル・ヴァージョンの4曲はミュージックビデオも音源は同じシングル・ミックスになっているのに対し、この"Under Pressure"のミュージックビデオは、アルバムの"Hot Space"に収録されているものと同じく2回繰り返す方のヴァージョンなのだ。ということで、"Under Pressure"もシングル・ヴァージョンなのかは不明なところではあるのだが、"Hot Space"に収録されているアルバム・ヴァージョンとは違うことは確かである。

ということで、意外と購入しないと分からないような発見もあって、コンピレーション・アルバムにしては割と興味深いアルバムだったのだが、ただ、曲順に関しては、"Friends Will Be Friends"~"The Show Must Go On"と、同タイプの2曲が続いているなど多少違和感があったし、何かしらの意図があるにしても、"One Vision"がラストというのはどうも締まりが悪いなと思ったりもしていた。

なお、付属の20ページのオールカラーブックレットには、収録曲それぞれのシングル盤ジャケット写真と併せて楽曲の解説が記載されている。

 

TRACKLIST
1. A Kind Of Magic / 2. Under Pressure / 3. Radio Ga Ga / 4. I Want It All / 5. I Want To Break Free / 6. Innuendo / 7. It's A Hard Life / 8. Breakthru / 9. Who Wants To Live Forever / 10. Headlong / 11. The Miracle / 12. I'm Going Slightly Mad / 13. The Invisible Man / 14. Hammer To Fall / 15. Friends Will Be Friends / 16. The Show Must Go On / 17. One Vision

1. カインド・オブ・マジック / 2. アンダー・プレッシャー / 3. RADIO GA GA (ラジオ) / 4. アイ・ウォント・イット・オール / 5. ブレイク・フリー(自由への旅立ち) / 6. イニュエンドウ / 7. 永遠の誓い / 8. ブレイクスルー / 9. リヴ・フォーエヴァー / 10. ヘッドロング / 11. ザ・ミラクル / 12. 狂気への序曲 / 13. インヴィジブル・マン / 14. ハマー・トゥ・フォール / 15. 心の絆 / 16. ショウ・マスト・ゴー・オン / 17. ONE VISION -ひとつだけの世界-

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞付 / 対訳無し

 

 

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2012/04/13

GREATEST HITS 「グレイテスト・ヒッツ」 / QUEEN (1981)

Album Cover (front): Greatest Hits / Queen1981年にクイーン初のベスト・アルバムとしてリリースされたこの"Greatest Hits"は現在のところイギリス国内で最も売れたアルバムとされており、2012年3月末時点で586万枚のセールスを記録している。又、UKチャートにおいてはトータルで400週間以上チャートインしていたという、とてつもないロングセラー記録をも残している。イギリスの人口が約6千万人ということを考えると、この売り上げ枚数が如何に凄いものであるかが分かるというもの。ちなみに、アメリカ国内でも2006年に"RIAA"より800万枚のセールスを示す"8x Platinum Awards"の認定を受けている。

1981年にアナログ・レコードとして発売された当時は、"Greatest Hits"のリリースに先立って発売された先行シングル"Under Pressure (with David Bowie)"がA面のラスト("Save Me"の後)に収録されており、実のところ自分自身もその"Under Pressure"目的でこの"Greatest Hits"の日本盤LPレコードを買った記憶があるのだが、イギリス盤にはこの"Under Pressure"が含まれていなかったことを知るのはずっと後のことだった。

ただ、この"Under Pressure"は、次作の"Hot Space"にも収録されることとなり、クイーンのアルバムがCD化された際には日本でも"Under Pressure"はこの"Greatest Hits"からは外されて、"Greatest Hits II"の方に収録されるようになっている。又、"Greatest Hits II"がリリースされて以降は、こちらのアルバムについては"Greatest Hits I"と呼ばれることも多くなったようだ。

ということで、現行の"Greatest Hits"に収録されているのは、前年の1980年にリリースされたサウンドトラック盤の"Flash Gordon"までの期間にリリースされたアルバムからの曲となっている。ただし、ファースト・アルバムの「Queen / 戦慄の王女」からは1曲も選曲されておらず、又、"Fat Bottomed Girls"のみシングル・ヴァージョンが収録されている。

Album Cover (back): Greatest Hits / Queenちなみに、自分が持っているこのCDは、CD化された初期に買ったものなので、現在日本でリリースされているアルバムにボーナス・トラックとして収録されている"Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"は収録されておらず、全17曲という構成になっている。そして、CDの裏には3,200円という当時の発売価格も表示されている。当時は新譜、旧譜を問わず、CDの価格は概ねコレくらいが普通だったので、今は随分と安くなったもんだと感じさせられるところでもある。

なお、この"Greatest Hits"は、英(1位)、米(14位)を記録しているが、アメリカではフレディが亡くなった翌年の1992年にリリースされた再発盤(11位)が、大きく売り上げを伸ばしたようで、その再発盤だけで150週以上もの間チャートインしていたとのこと。

 

TRACKLIST
1. Bohemian Rhapsody / 2. Another One Bites The Dust / 3. Killer Queen / 4. Fat Bottomed Girls 5. Bicycle Race / 6. You're My Best Friend / 7. Don't Stop Me Now / 8. Save Me 9. Crazy Little Thing Called Love / 10. Somebody To Love / 11. Now I'm Here / 12. Good Old-Fashioned Lover Boy / 13. Play The Game / 14. Flash / 15. Seven Seas Of Rhye / 16. We Will Rock You / 17. We Are The Champions

1. ボヘミアン・ラプソディ / 2. 地獄へ道づれ / 3. キラー・クイーン / 4. ファット・ボトムド・ガールズ / 5. バイシクル・レース / 6. マイ・ベスト・フレンド / 7. ドント・ストップ・ミー・ナウ / 8. セイヴ・ミー / 9. 愛という名の欲望 / 10. 愛にすべてを / 11. 誘惑のロックン・ロール / 12. 懐かしのラヴァー・ボーイ / 13. プレイ・ザ・ゲーム / 14. フラッシュのテーマ / 15. 輝ける7つの海 / 16. ウィ・ウィル・ロック・ユー / 17. 伝説のチャンピオン

NOTES
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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JAPAN & SELF EXISTENCE - ミック・カーン自伝 [日本語版] / MICK KARN (2011)

Japan & Self Existence - ミック・カーン自伝 / Mick Karn先日購入したのがこのミック・カーン本人の手による自伝。これが、なんと500ページを超えるヴォリュームで、今はまだ100ページほどしか読んでいないのだが、出だしからけっこう赤裸々に語られており、この先が楽しみな反面、衝撃的なことが書かれているのではないかと、ちょっぴり不安でもある。ということで、一気に読んでしまうことを多少ためらいながら、今はチビチビと恐る恐る読んでいる。

実は、この本を買って読み始めるまで誤解していたことがあった。それは、ミック・カーンが亡くなったのが2011年1月4日で、この自伝の日本語版が出版されたのが同年の7月ということから、てっきり彼の死が日本語版が出版された最大の理由なんだろうと勘繰っていたこと。でも、実際は、この本の翻訳者であり、中学生でジャパンの洗礼を受けたと語る中山美樹さんがミックの病気を知り、治療費を援助するために何かをしたいと始められたのが、2009年に英語版で出版されたこの自伝の日本語版を出版することだったとのこと。ということで、この日本語版は彼が亡くなる前から企画され進められていたものだったのだ。ただ、原著で、387ページもあるこの自伝の翻訳は1年がかりの作業であったらしく、残念ながらその間にミックは亡くなってしまったというのが本当のところだったんだね。

 

Japan & Self Existence - ミック・カーン自伝 / Mick Karn

 

Japan & Self Existence - ミック・カーン自伝 / Mick Karnそれにしても、思い立って直ぐに、出版社へ企画を持ち込み、こうして実際に出版まで漕ぎ着けられたのだから、この方のその行動力には頭が下がるし、そのおかげでこの本が読めることになったのだから、ほんと感謝したい。

又、この本には翻訳者のあとがきの他にも、特別に編集担当者のあとがきも加えられており、そこにはこの本が出版されることになった内情と経緯が紹介されている。これがけっこう興味深い内容で、例えば翻訳者の中山さんが最初にこの企画を持ち込まれたときは、同社の他部署で一度断られていたそうで、実際、この手の本はそれほど売れるものではないとのこと。

ただ、無事に出版されたこの本の編集担当者の方はジャパンとミックのファンだと文章内で自ら語られていることから、そういった経緯で再度この方のところへ中山さんから話が来たのかとも思ったのだが、経緯については語られていないので実際のところは分からない。それでも、昨今は何事も数字優先の感情のないロボットのような企業ばかりといった印象もあるから、こういったところから物事が始まったのであれば、まだまだ日本の企業も捨てたもんじゃないなと思えるのだが、実はこの話にはまだ続きがある。

編集担当者の文を引用すると、「彼のためにもファンのためにもこの企画はぜひ実現したいと思いたが、やはり制作費や利益を考えると、通常の方法では会社が許可しないのは目に見えている」。ということで、この編集担当者が出向いた先は、いきなり社長のところだったそうで、結果はその場で応援を約束してくれたそうだ。実は、この編集担当者はそれまで知らなかったらしいだが、なんと社長も青春時代ジャパンに染まった一人だったとのこと。そして、次の根回しに向かった先が取締役のところだったそうで、この取締役は社内の年末ライヴでメイクしてジャパンの曲を編集担当者と一緒に演奏した間柄(しかも、ミック役がこの取締役だった)とのことで、もちろん企画には賛成してくれたとのこと。ということで、採算性を考えると通常ではありえないこの企画が会議を通って出版。おまけに予算の中から可能な限りの金額が版権使用料として支払われたこと(多分遺族の方へ)も異例のことだったそうだ。

といった日本語版が出版されるまでの経緯を踏まえつつも、冒頭でも述べたように、本文はまだ5分の1程度しか読んでいないのだが、翻訳者の「この本の中にミックはしっかりと生きている」という言葉が何となく実感できるような気がする。"Japan"のメンバーの中では一番陽気に見えたミック・カーンだが、実は、とても繊細な心の持ち主だったのかもしれない。

 

Japan & Self Existence - ミック・カーン自伝 / Mick KarnCONTENTS
● はじめに ● 幼年期 ● 邂逅 ● 始動 ● 契約 ● クリスチャンの隣人たち ● トゥースマザーツアー ● 銀行の支店長 ● 『トゥース・マザー』 ● 謎のパイ ● 二〇〇五年九月の日記 ● セッション ● 幸運 ● ベース ● 一九七八年 ● 一九七九年 ● ライフ・イン・トウキョウ ● 厄介なオランダ人 ● ニューヨークの休日 ● アートについて 1 ● 不思議な一致 ● ブレインストーム ● 一九八〇年 ● 『孤独な影』 ● ミセスT ● 『ベスチャル・クラスター』 ● ロッシーナ ● ゲームプレイ ● デヴィッド・トーン ● 二〇〇五年十二月の日記 ● カシミール ● CMP対ミディアム ● ベスチャルクラスターツアー ● ガラパフォーマンス ● さらばイギリス ● 音楽仲間 ● サンフランシスコ ● 『心のスケッチ』 ● アートについて 2 ● 『ウェイキング・アワー』&『ドリームス・オブ・リーズン』 ● 五番目の男 ● フィナーレ ● 『イーチ・アイ・ア・パス』 ● 『レイン・トゥリー・クロウ』 ● 僕たちは今どこにいる?

 

NOTES
• 単行本(544ページ)
• 出版社:リットーミュージック
• 発売日:2011年7月25日(日本語版)
• 寸法:18 x 18 x 2.8cm (B5変形判)
• 価格:¥2,800+税(税込み¥3,024)

 

 

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2012/04/04

THE VERY BEST LIVE 「ザ・ベリー・ベスト・ライブ」 / ALAN PARSONS (1995)

CDの帯(初回プレス盤):ザ・ベリー・ベスト・ライブ / アラン・パーソンズAlbum Cover (front): The Very Best Live / Alan Parsonsこの「The Very Best Live / ザ・ベリー・ベスト・ライブ」はアラン・パーソンズ初のライヴ・アルバム。残念ながら、アラン・パーソンズ・プロジェクトとしてではなく、アラン・パーソンズのソロ名義でのライヴではあるが、収録曲は全てがアラン・パーソンズ・プロジェクト時代の代表曲を中心とした楽曲で占められており、ファンにとっては嬉しいところ。何たって、オープニングは"Sirius ~ Eye in the Sky"だからね。

とは言っても、スタジオワーク・オンリーのユニットとも言えるアラン・パーソンズ・プロジェクト時代からライヴを殆んどやらないことで有名なアラン・パーソンズだったこともあり、実際のところ、まさかライヴ・アルバムがリリースされようとは思ってもみなかったので、当時、CDショップでたまたまこのアルバムを見つけた時には、驚くというよりも、意表を突かれた感じだった。

収録されているのは、1994年の5月に行われたヨーロッパ・ツアーだとブックレットに記載されているが、流石プロデューサーとしても名を馳せるアラン・パーソンズだけあって、音質がとても良くて、ライヴ・アルバムとは言え、スタジオ盤並みにしっかりとプロデュースされているといった印象。

正直なところ、アラン・パーソンズのライヴと言われてもイメージ的にピンとこない部分もあったのだが、実際に聴いてみると、これが又、実に良い感じなのだ。ハードロックバンドの熱く熱狂的なライヴも良いのだが、このように安定感のある落ち着いたライヴも良いなと改めて思った次第。

残念ながら、エリック・ウルフソン亡き今となっては、アラン・パーソンズ・プロジェクトの再始動も夢物語に終わってしまったが、それでも、こうしてエリック・ウルフソンとのコンビで生み出された作品(楽曲)を聴いていると、あたかも、そこにエリック・ウルフソンの姿があるかのようにも思えるし、ファンにとってはアラン・パーソンズ・プロジェクトのアルバムでお馴染みのイアン・ベアンソン(ギター)とスチュワート・エリオット(ドラムス)が参加しているライヴ・アルバムというのも嬉しいところ。

Album Cover (back): The Very Best Live / Alan Parsons   CD Case (back cover): The Very Best Live / Alan Parsons   Booklet: The Very Best Live / Alan Parsons

それにしても、まさか、"Eye In The Sky"や"Old And Wise"、"Prime Time"、"Limelight"、"Don't Answer Me"といった個人的に好きなこれらの楽曲のライヴ・ヴァージョンをこうして聴ける時がこようとはアラン・パーソンズ・プロジェクトのレコード盤を買ってた頃には想像だにしなかったこともあり、なんか不思議な感じでもある。

曲ごとにヴォーカリストを選んでいたアラン・パーソンズ・プロジェクトなので、当然のことながらスタジオ盤とはヴォーカリストが違うという点があるものの、思いのほか違和感はなかった。でも、これだけ素晴らしいサウンドを聴かされると、できることなら2枚組にしてもらって、もっと色んな曲を聴いてみたかったと、更なる欲が出てきたりもする。

なお、アルバムの最後にはスタジオ録音による新曲が3曲収録されている(個人的には"Take The Money And Run"が割と好き)。

 

TRACKLIST
1. Sirius / 2. Eye In The Sky / 3. Psychobabble / 4. The Raven / 5. Time / 6. Luciferama / 7. Old And Wise / 8. You're Gonna Get Your Fingers Burned / 9. Prime Time / 10. Limelight / 11. Don't Answer Me / 12. Standing On Higher Ground / 13. When (Previously Unreleased) / 14. Take The Money And Run (Previously Unreleased) / 15. You're The Voice (Previously Unreleased)

1. 狼星(シリウス) / 2. アイ・イン・ザ・スカイ / 3. サイコバブル / 4. 大鴉 / 5. 時は川の流れに / 6. ルシフェラマー(ルシファー~ママガンマ) / 7. オールド・アンド・ワイズ / 8. 火傷 / 9. プライム・タイム / 10. ライムライト / 11. ドント・アンサー・ミー / 12. 真実をみつめて / 13. ホエン(新曲) / 14. テイク・ザ・マネー・アンド・ラン(新曲) / 15. ユーアー・ザ・ヴォイス(新曲)

• Tracks 1-12: Recorded on Tour in Europe May 1994
• Tracks 13-15: Previously Unreleased Studio Recordings

NOTES
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ こちらはライヴ・レコーディングの翌年に行われたアルバムとは別音源のライヴ

Alan Parsons - Sirius / Eye in the Sky (Live 1995)

https://www.youtube.com/watch?v=4R0NWL0Ff_k

 

 

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